朝美絢の2番手フラグ

 

オリンピック閉会式への宝塚歌劇団の出演、

さりげなく、それでいて印象的な出方で良かったですね。

出演できたスターたちも、良い思い出になっただろうなぁ。

 

 

さて『CITY HUNTER/Fire Fever!』で2番手羽根を背負い、

いわゆる正2番手となった朝美絢。

 

その行方がギリギリまで心配されていたようですが、

実は私たちは、個人的にそんな心配しておらず、

むしろ絶対に2番手羽根を背負うだろうなと確信していました。

 

それは大きな出来事が理由ではなく、

一つ一つは小さな事象が積み重なり、総合すると…という感じ。

 

本日はそんな、私たちが勝手に感じていた

朝美絢の2番手フラグについてまとめてみます。

 

朝美絢の2番手フラグ・まとめ

ブリネク朝美絢編・最終回の内容

 

実は一番最初にピンと来たのは、

Brilliant Dreams +NEXT「朝美絢」編の最終回を見たとき。

 

本作は皆さんご存知、朝美絢演じる堕天使Jをめぐるミニドラマで、

最終回は彩風咲奈が天界でのライバルSとして登場。

 

2人は直接対決するわけですが、内容はお互いを褒め合ったり、

今何時→お前にマジ、キャプテンネモ、といった、

お互いの代表作(?)を弄ったりするといったもの。

 

私にはですねー、これが完全に、

「次期雪組ワンツーはこの2人で行くんでヨロシクね」という

顔見世的番組(コンビ売り宣言)にしか見えなかったんですよね。

 

というかここまで2人が和気あいあいとじゃれ合ってて、

この後誰かが降って来るんで朝美絢は2番手じゃありませんなんて鬼の所業、

さすがに劇団もやらねーだろっと思ったわけです。

 

そもそもトップが2番手の番組に出てあげるのって、

ブリネク彩風咲奈編のゲスト望海風斗と全く同じ流れなわけですが、

いわば彩風は「自分がして貰ったのをそのまましてあげている」状態であり、

そう考えると、次期2番手じゃなきゃ出ないでしょ、と言えるかなと。

 

ちなみに、Sって咲奈のSでありつつトップスターのSにも掛かってて、

そうなると朝美絢はAだから2番手で、という暗示だったりするのかな?

なんて思ったりしたのも懐かしい思い出です。考え過ぎだった気もしますが。笑

 

稲葉太地というレビュー作家

 

階段降り一つとっても、レビュー作家のクセが出るものですが

『Fire Fever!』の稲葉太地先生は、

階段降りの人数をとにかく絞るという特徴があります。

(例:『カルーセル輪舞曲』『アナスタシア』など)

 

その一方で、体制をボカさず、

どんな状況でもバシっと羽根を背負わせる印象が個人的にはありました。

 

芹香斗亜が研9で2番手羽根を背負った『宝塚幻想曲』も、

珠城りょうが美弥&凪七を抜いて2番手羽根を背負った『GOLDEN JAZZ』も、

実はどちらも稲葉太地作品。

 

ですので『Fire Fever!』も体制をボカさず、

2番手にしっかり羽根を背負わせるだろうなと予想していました。

なので組替えで誰も上に降って来なければ、

朝美絢が2番手羽根を背負うはず、と思ったというわけです。

 

蛇足ですが、稲葉先生は退団する娘役

階段で降ろしてあげる優しさがあるのも特徴です。

 

『クラシカルビジュー』伶美うらら、『シャルム!』城妃美伶がその例で、

『Fire Fever!』で珍しく雪組の娘役がガンガン降りるのは、

雪組3人娘の解体への配慮なのかもしれません。

 

『ほんものの魔法使』円盤発売決定

 

このあたりからどんどん確信に近づいていきますが、

『ほんものの魔法使』の円盤発売決定の報は、

まさに決定打と言って違いないものでした。

 

なぜなら東上作品の円盤化は2番手スターの証だから。

付箋が出てない?チケットが安い?

知 ら ん が な 。円盤が出るなら2番手でしょ、という感じ。

 

確か配信放送を見ていたら朝美絢の口から円盤発売の報を聞いて、

管理人と「はいこれで絶対2番手確定」って言い合ってたのを、

つい昨日のことのように覚えています。笑

 

和希そらの雪組への組替え

 

さらにダメ押し。

誰かが来る来ると言われ続けて幾数年。

ついに起きた組替えで雪組にやって来たのは、和希そらでした。

 

朝美絢は東上主演済み、和希そらはバウ主演済み、

当然、和希そらは朝美絢の下に来ますので、

2番手朝美絢、3番「目」和希そら、となります。

 

そして朝美絢の上に降って来れる人が、理論上居なくなったわけですから、

これで2番手確定、というわけですね。

 

「期内序列」の考え方

 

ところで、期内序列について、

妙な捉え方をしている人が多い気がするので書きますが、

序列は大まかな順番が崩れていないだけで、

組やトップの事情によって前後が入れ替わることは多々あると思っています。

 

例えば桜木みなとが宙組4番手で足踏みしていた時代、

朝美絢は『ファントム』で役替わりをし、

水美舞斗は全ツ2番手でブイブイ言わせてました。

 

そして今、桜木みなとは3番手で、

水美舞斗と瀬央ゆりあは2番手(目)に辿り着けるかもという瞬間なわけですが、

長い目で見た時、誰がトップの座に近いかと言われたら、

桜木みなとですよね。なぜってトップが同期じゃないから。

 

現在、朝美絢が先に2番手に上がりましたけれど、

長い歴史で見た時、桜木が2番手に上がる時と1年くらいの差であれば

ほぼほぼ誤差だと私は思います。

 

というわけで朝美絢2番手フラグネタでした。

他にもあった気がしたんですが、忘れちゃったので、これくらいで。笑

 

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コメント

  1. 五條 より:

    なるほど確かに!
    ディスク発売は決定的でしたよね。付箋や値段については、少なくともあの時点では2番手ではない(2番手と発表できない)のだからそりゃそうだろ、と思ってました。

    桜木ブリネクのすぐ後に朝美にブリネクやらせた事で、劇団は「この2人はほぼ同格と見ています」と言いたかったのではないでしょうか。東上もしましたし。今後の昇格のタイミングは組次第で。
    桜木が以前、新聞社のインタビューにて、「周りと比べて焦るのはやめた。自分には自分のやり方やペースがある(意訳)」というような事を言っていたようでして。劇団からなんか言われたっぽい?今後の方向性やだいたいの年数提示された?とか騒がれてましたが…。
    もし桜木朝美どちらもトップになれるとしたら、先になるのは朝美かもしれませんね。

    ちなみに私、東京民ですが今新大阪におります。これから見てまいります!

  2. MS より:

    仕事から帰った途端、家族が見ていたテレビの閉会式から宝塚歌劇団のアナウンス。
    美しかったですね。色々な声があったようですが、トップ就任直後からコロナで休演を余儀なくされた2人のレイちゃんにとっても、素敵なご褒美になったと私は思います。こんな経験なかなか出来ませんから。
    さて、ご贔屓さんの2番手昇格おめでとうございます!嬉しいですね。
    劇団は、やはり、チケットを捌けるかどうかをトップ就任の判断材料にしていますから、朝美人気が劇団をプッシュしているのは間違いないですよね。ダンサートップにイケメン2番手。トムさんと明日海さんを思い出しました。
    2番手といえば、悲しい噂があるキキちゃん。どうか、劇団さん、ファンの夢を壊さないで下さいね。みやるりや、愛ちゃんとは違います。チケットを捌ける云々をもはや超えてると思うので、ファンの当たり前を崩さないでほしいです。

  3. ゆいまーる より:

    いつも楽しく読ませていただいています。
    早速2番手フラグについての考察をありがとうございます!

    すべてにおいて納得&同感です。
    確かにブリネク最終回の2人のやり取り(じゃれ合い・笑)では、
    「これで次期ワンツーでなかったら、おかしいでしょ?」と言える
    くらいバディ感を見せつけられた感じでしたし、その後も正2番手を
    暗示させる展開が相次いでましたよね。

    それでもあーさファン(というか非御曹司ファン)の宿命?として、
    「期待し過ぎて裏切られるのがツラい」という気持ちが残っていた
    ので、画像や映像を通してですが無事に初日の晴れ姿が見られて、
    本当に感無量です!!

    8月の大劇チケットに〇や△が付いているのを見ると、ついポチ
    したくなってしまいますが、9月上旬のムラ遠征を楽しみに待ちたい
    と思ってます!

  4. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    わぁ、そうゆう事だったのですね。勉強になります、納得です。
    あらためて、本当によかった。
    姪は、初日観劇での事が熱気による夢か幻ではないか、と、この三連休も大劇場に祖母を連れて、昭和のシティでフィーバーしております。
    朝美さんの白羽根を背負う姿が、あまりに眩しくて。
    この夏一番の花火を打ち上げてくれた、雪組って最高です。ありがとう。

  5. おかず より:

    こんにちは。
    やっぱり朝美さんは2番手なんですね。いつもながら細かくて納得できる分析で流石ですね!
    朝美さんの東上の時だったかな?ヤフーニュースに上がっていた記事だったのですが、雪組2番手の~なんて紹介があって、え!?って思った時がありました。ガセだったら大変だよ~なんて思っていましたが杞憂に終わりました。
    新生雪組楽しみですね!
    まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けてくださいね。これからも、ブログ楽しみにしてますね~(^o^)

  6. うちやね より:

    花星宙の中心メンバーによる国歌斉唱、ひたすらハーモニーが美しく、公式の動画を何度も見返しています。そして周りの友人が片っ端から柚香/真風/礼さんの綺麗な横顔ショットで宝塚が気になりだしているらしく、宝塚歌劇団は世界に誇るものだと示すと共に、日本中に将来のヅカオタを誕生させるきっかけにもなったんじゃないでしょうか。

    朝美さんの2番手フラグの件、気になっていたので記事嬉しいです。
    ネットに上がる写真にはゴージャスな衣装でキラキラ輝く新トップコンビ、並んで白い羽根の朝美さん。新しい時代が来たんだなとジーンとしました。

    シティーハンターとファイアフィーバー、まだまだ始まったばかりですがどちらも評判は面白そうです。特にお芝居の方は本当のハンマーで朝月さんが彩風さんに殴りかかるシーンの写真が本当に漫画の一コマのようで、宝塚の底力を感じました。早く劇場で見て熱気を体感したいです…!!

  7. 夏みかん より:

    早速の答え合わせありがとうございます。
    ほぼ合っていて嬉しいです。

    客観的に判断できる根拠のほかにも、最近は朝美さん自身から出るスターオーラが一段と増していましたよね。努力が認められ発揮する場を得て自信がついたのだろうな~と感じましたが、確定するまでは口に出せませんでした(笑)

    今日のスカステ初日映像を見て、夢ではないと再確認\(^o^)/
    二番手羽根よく似合っていて、彩風さん朝月さんとのバランスもいい。新生雪組、ワクワクが止まりません!
    どうか全公演が無事に上演できますように!!

  8. 12がつ より:

    蒼汰さん
    さっそくの答え合わせありがとうございます!
    やっぱりブリネク最終話、東上円盤はポイントのひとつですよね!
    もしかしたら…と感じだしたのは、炎のボレロでの彩風咲奈、朝美絢、縣千の並びに、将来の雪組のラインが見えた時、そこで3番手羽根を背負わせたこと、それからお正月インタビューやレビュー本でのメッセージなど、自分自身の話ではなく組の話、劇団の話と視野が広がり立場が変わったように感じたこともあります。
    去年の夏、次の東上は誰か?と話題になった時、彩凪翔と予想する人が多かったけどDSで、退団ではないと言われたけど退団で、その東上は朝美が取りました。
    内容も木村信司先生の新作ファンタジー。
    原作ものですがあてがきのような内容、その版権交渉にかけた時間を想像すれば、早くから劇団は朝美2番手の絵を描いていたような気がします。
    ますます確認を強めたのは、あれだけ餞別色の強かった退団作品で、彩凪翔が3番手羽根を背負わなかったこと。
    この時私は、朝美絢は4番手では無かったと思いました。
    はばたけで全ツ2番手(肩羽根)、ボレロで2番手(3番手羽根)、満を持してのCH/FFでの2番手羽根!!
    同じく縣も、ボレロでの3番手、PDでの2番手、朝美東上の2番手、今回の下級生群舞のセンターに2度目の新公主演、バウ主演と着実に歩を進めています。
    間に人気、実力はあるものの、2番手にはならない(であろう)和希そらを挟み、朝美の次の2番手になるんだろうと思っています。
    なんて、さすがに気が早いですね!

  9. 飛田こんぶ より:

    期内序列についてはたまに変動があるのを見てきたのでそんな気にしなくていいんだぞという印象です。

    思い当たる例では77期や93期でしょうか。77期は安蘭さんが新公主演にバウ主演と一番乗りでしたが、春野さん朝海さんが先にトップになり安蘭さんは最後に就任しました。93期は芹香さんが一番最初に2番手になりましたが、現在はステイ状態で先にトップになったのは彩風さんです。

    朝美さんの2番手はほんものの魔法使の演目発表で確信しました。円盤発売で盤石になったなと確信を深めたのと朝美さんが好きなので今回の2番手羽根はとても嬉しいです。