気になる月組新星娘役・きよら羽龍&詩ちづる

 

宝塚歌劇団からの通称「お願い動画」。

先日、月組版がアップされました。

 

観劇時のマナーや待ち合わせの様子など、

小芝居の妙なクオリティの高さはさすが月組という感じですが、笑

良い意味で目に付いたのはきよら羽龍と詩ちづる。

女子アナ感というよりは品の良い子女感があって素敵ですね。

 

今日は月組が誇る新星娘役2人について、語っていきます。

 

新星月娘・きよら羽龍&詩ちづる

 

きよら羽龍は104期生の初詣ポスターモデルとして選出。

歌唱力の高さは入団前から定評があり、

研1にして『アンナ・カレーニナ』キティ役に大抜擢。

 

中卒入団のため当初は新人公演に出られませんでしたが、

『ピガール狂騒曲』でついに新公ヒロインが決定。

 

舞空瞳、夢白あやに続く爆推しガールになるのかと思いきや、

新型コロナの影響をもろに受け、育成がストップ中。

 

10年ぶりに新録された「さよなら皆様」(終演後に流れるアレ)

各組歌唱選抜メンバーの月組代表に選ばれるなどプッシュが続きますが、

気付けば彼女も愛希れいかがトップ就任した研4…時の流れは早いです。

 

彼女は歌唱力だけでなく、華奢で娘役らしいスタイルも武器。

芝居やセリフ回しは特徴的と言うか、

美園さくら系なのが気になるところですが、

遠目で見ても彼女と分かる良い意味で個性的な顔立ちやスター性は、

大いなる武器だと言えるでしょう。

 

 

一方、詩ちづるは娘役の宝庫と言われる105期生の1人。

『WELCOME TO TAKARAZUKA』できよらと同じ歌唱パートを任されたので、

105期4人娘の中で一番最初に抜擢された印象があります。

 

し、か、も、阪急の春のポスター(?)に大抜擢。

「新公が出来ない分、若手を積極的に売り出す」路線の筆頭として

猛プッシュ真っ最中という雰囲気。

 

彼女も歌唱力に定評のある娘役ですが、個性的なきよらとは逆に、

良い意味で無個性というか透明感があるというか、

普遍的な娘役像なのが強みであると思います。

 

個人的には、同じ月組出身の咲妃みゆっぽいなーと思ったり。

研3にして将来が楽しみな娘役の1人です。

 

「お願い動画」では、進行を担当したきよらと、

礼華の後ろにいるため必然的によく映る詩という配置を見ると、

劇団的にもこの2人を推したいです感が溢れているのがよく分かりますね。

 

次期歌ウマトップ娘役候補の2人

 

さて、この2人。

前述の通り『WELCOME TO TAKARAZUKA』では

A日程、B日程で同じ場面で歌唱を任されていました。

 

そして『ダル・レークの恋』では、

娘2ポジであるリタをきよらが、その次に目立つ娘役のビーナを詩が演じ、

フィナーレではそれぞれ2番と3番の立ち位置にいました。

 

つまり、海乃美月がトップ娘役就任が決まった今、

次なるトップ娘役候補の筆頭格であることは間違いありません。

 

海乃美月の任期については当然まだまだ読めませんが、

月城かなとの後妻の可能性もあれば、

次のトップの相手役である可能性もあるかもしれない。

 

ただ一つ言えるのは、月組のトップ娘役の座は1つしか無いということ。

だけれども、この2人には歌が得意という大いなる武器があります。

 

次世代トップ娘役陣の顔ぶれを見ると、ダンサータイプが多いですよね。

海乃、朝月、舞空、潤花…みーんな歌は普通か不得手。

ちなみに有資格者である夢白も歌は普通。

「歌が得意」と言えるのは、星風まどかくらいでしょうか。

 

ご存知の通り、最近の宝塚は歌ウマブーム

歌唱力の高いトップ娘役候補は喉から手が出るほど欲しい存在です。

なのでこの2人は全組を通して見ても、

トップ候補の娘役なのかなぁと思ったりするわけで。

 

月組の1期違いの娘役たちと言うと、愛希れいかと咲妃みゆが思い出されますが、

この2人のように上手いこと住み分けしながら

トップ娘役の座につくのも夢物語じゃないのかもしれません。

 

2人の今後の成長が今から楽しみ!!

 

とはいえ、トップ娘役論はまだ時期尚早と言うもの。

娘役人事は水物ですから、

いったいどう転ぶかはまだ分かりません。

 

今は実力水準の高いフレッシュな娘役が、

月組に2人も居るということに喜びを感じようではありませんか!!

 

実力の高いタカラジェンヌが、早くから抜擢されるとワクワクしちゃいますよね。

2人が同じ舞台に出ていた『ダル・レークの恋』が

配信でしか見られなかったことが本当に悔やまれます。

 

そんなわけで、この2人の成長が今から楽しみな蒼汰なのでした。

次の本公演と別箱公演でどのような抜擢があるのか、要注目です。

 

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コメント

  1. こころ夫人 より:

    いつも、楽しく拝見しております。
    偶然、宝塚のエトワール特集をみて、仙名さん、咲妃さん、真彩さんを代表とする、歌うま娘役さんの美声で始まる、パレードの高揚感は、素晴らしい‼️‼️です。

    心を揺さぶる美声には、感涙極まります(私のよる年波のせいでも、あります…)。

    一ファンの勝手な望みですが、歌声でお芝居もショーも魅了してくれる娘役さんが、主演男役さんの隣に、と期待しております。
    月組の素敵な娘役さんの記事、ありがとうございました。

  2. おさかな より:

    蒼汰さん

    花組の星空さんの育成スピードの早さに驚きつつ、彼女は野々&実咲&舞空のように超スピードで育てて他組へ出荷コースなのかなと思いました。星風さんの後任かなと思っていたのですが、夢白さんより先に東上?となると急いでる感ありますよね。

    そこで、きよらさんが花組に組替えがあるんじゃないかと妄想してみたり笑。何となくきよらさんって花娘感ありませんか?芝居を売りにしてる月組には詩さんの方が合うような気がしてるのですが…。まだ新公を見てないので何とも言えませんが、106期にも有望な娘役はいますし、今後が気になります〜。

  3. JJ より:

    いや、ひらめと舞空は割とうまい側でしょう。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      自分はその2人は「普通」あるいは「歌える」部類ですかねー。花乃まりあと同じくくりというか。

  4. あず より:

    まどかちゃんは歌が上手だけど所謂宝塚の娘役っぽい歌い方より地声歌唱の方がヒロインらしくて上手いんですよね。ディズニープリンセスみたいで。
    きぃちゃんもちょっとハスキーないい声だったので、きよらちゃんは王道ソプラノ歌手っぽい澄んだ声の歌うま!って感じでまた違った演目が似合いそうで楽しいです。
    舞空ちゃんは短期間でかなり歌が上手くなってるので礼さんと共に長期政権(ちえねねパターン)になるなら後半は期待出来るんじゃないかなと思ってます。
    詩ちづるちゃんはお歌も良いですが日舞もお上手なので、もしや、まさにゆうみちゃんのように和物の雪組に……?なんて。短絡的ですが。笑

  5. うちやね より:

    蒼汰さん、こんばんは。

    月組さんのお願い動画 客席でのマナーのシーンで「わぁ〜(*^^*)」 みたいな小芝居が入っていて思わず笑ってしまいました。これが芝居の月組の演技力……。

    きよら&詩ちゃん!
    め〜っちゃ可愛くてしかも歌もお上手、とすごいですよね……。ついでに芸名も2人とも覚えやすくキリッとしていてカッコいい。

    個人的にはショーでギラギラ目立つダンサーさんも、心に染みるお芝居をする演技派さんも、ジェンヌさんは皆さん好きですが、その中で歌うまという力を持つきよら&詩ちゃんは月組にて(たまさく退団公演が大絶賛の嵐で、初日レポだけでも感動します…)歌唱力でこれからさらに大活躍するはずで、とてもワクワクします。