まず最初に業務連絡なのですが、絶賛繁忙期中により更新が不安定になっております。
大きな発表(直近だとカレンダーや次期雪組娘役トップとかかな?)以外は
可能な限り隔日更新になっていますのでご容赦下さい。
ということで少し遅いですが、
極美慎主演『ベアタ・ベアトリクス』の配役について、
個人的感想をさっくりまとめていきます。
小桜ほのかがバウヒロインに決定!!
さて、まずはバウヒロインですが、小桜ほのかに大決定!!
…と、そ の 前 に 。
ヒロインってリジー(帽子屋で働く娘)の方なんですね?
確か最初の公演解説だと、
どちらかというとジェイン(芝居小屋の女優)の方がヒロインっぽいというか、
少なくともダブルヒロイン扱いの内容だったように記憶しているのですが、
微妙に解説が変わっていますよね…?
ってことで最初の主な配役発表時には居なかった正ヒロインが
後から足されるパターンで小桜ほのかの登板が大決定!!
改めておめでとうございます!!
彼女は99期生、新公ヒロは『桜華に舞え』たった1回ですが、
礼真琴政権移行時から徐々に頭角を現しはじめ、
『シラノ・ド・ベルジュラック』で轟悠の相手役、すなわち東上ヒロに抜擢。
とはいえその時は轟悠、瀬央ゆりあに続くポジションですから、
今回の『ベアタ・ベアトリクス』で
ついに正真正銘の外箱正ヒロインを射止めたことになります。
星組は有沙瞳の強さにかき消されてますけど、
最近の小桜ほのかの扱いも結構ですよね。
階段降りも欠かさず居るし、「TAKARAZUKA REVUE」でも娘役選抜で掲載。
歌唱力は高維持安定、
ヒロイン芝居も意地悪芝居も出来るという稀有な娘役ですから、
このままいくと音波みのり的な、
強過ぎないのに強い別格娘役ポジション(矛盾)も夢じゃありません。笑
なお、主役は100期生の極美慎、つまり娘役の方が学年な上でして、
最近だと柚香光『ノクターン』ぶりの姉御ヒロインでしょうか?
極美慎とは公私ともに相性良い関係性のようですので、
初のバウ主演を華麗に支えてくれるのではないかと思います。
配役から星組若手戦線を読む
さて、その他のキャストについてもさっくりまとめていきましょう。
たぶん2番手格であろうエヴァレットは天飛華音。
ま、でしょうね。
極美慎&天飛華音は星組次世代として早くから注目を集めていた組み合わせ、
ついにここでワンツーが見られることになります。
どんな化学反応が起きるか、実に楽しみです。
続くもう1人の友人役・ウィルですが、
キャストに「ウィリアム」が2人居ますけれど、
たぶん碧海さりおの方だと思われます。
本公演での扱いは渋い(階段降りに選ばれず…)ですが、
彼女もれっきとした新公主演者、
ちゃーんと美味しいポジションをゲット出来たようで良かったです。
その他の配役では、104期首席入団の碧音斗和、
105期では稀惺かずとのライバルっぽい大希颯が役付きになっています。
ここらで一発決め、新公主演の足掛かりになると良いなぁと期待しています。
娘役の方はというと、たぶん娘2格であろうジェインに水乃ゆり、
そして天飛華音演じるエヴァレットの後の妻になるエフィー役に瑠璃花夏と、
これまた実に順当な配役になっています。
星組娘役戦線は舞空瞳の長期コースで、
本命枠として詩ちづるの育成モードに入っているわけですが、
水乃・瑠璃の2人には外箱でそこそこ美味しい役どころをあげつつも、
でも正ヒロインにはしない(小桜ブロック)という計算が分かりやすく見えます。
実は一番気になるのは…?
星組にとっては久しぶりの若手バウ公演となる本作、
これまでスポットライトが当たってこなかった下級生にまで出番が回り、
新たなスター誕生が実に楽しみなわけですが、
実は最も気になるのは、極美慎の覚悟だったりします。
そう、極美慎は最強のビジュアル、
意外と卒無くこなせる程の舞台技術がそこそこにありながら、
なぜだかスターとしての覚悟が感じられない不思議な存在です。
まぁそういうところが彼女の良さだと思う一方で、
本人はマスの前では「このままじゃいけない」的な発言をよくしていますが、
果たしてそれが舞台の上で結実するのか、
その答えが本作になるであろうと思うと、楽しみなような怖いような…?
そんな極美慎始め、星組若手スターチームが、
今回の舞台でさらなる飛躍が遂げられるよう、心から応援しています。
☆★☆★☆
ランキング参加始めました!!
ぜひポチっとお願いします↓↓
コメント
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
お仕事のお忙しい中、いつも読者の求める話題について、詳細なデータに基づいた緻密な考察を披露してくださり、ありがとうございます。どうかご無理なさらず、健康にご留意ください。
今作のヒロインは、そりゃあタイトルロールの絵のモデルである、本妻のリジーでしょう。妻をさしおいて愛人をヒロインにしたら、ファンが怒ると思います。
ただでさえ女性ファンから「うんうん、わかる!」というタイプの主人公では無いですし。極美も、初バウなのに、ずいぶんヘビーな話に挑みますね。
私は仕事では(一応)真面目な文書ばかり書いております。その反動で、ブログではっちゃけるのが、貴重な息抜きです。
ときどき、我ながらなぜ宝塚版でガンダムの話をしているのか?な時もあります(笑)1記事20分くらいで書いている趣味のブログですが、ネタを探そうと思って生きていると、日経新聞を読んでいてもネタは転がっているものだなあ、と毎日楽しいです。
覚悟…確かに、なぁ。
同期の聖乃あすかもぽやぽやーっとしていて今ひとつ男役としての覚悟が見えなかった気がするのですが、冬霞の巴里の公演以降一気に男役としての覚悟が見えてきた気がしています。劇団側が予測していた変貌を遂げた!って感じがしています。
極美慎も与えられるポジションが変化していくことで、変貌するといいなぁと思います。そのきっかけがこの公演だといいですね。
小桜ほのかがヒロインと知って私の第一感想「へぇそうなんだ、ふぅん」 轟さんの相手役をするくらいだからとっくにバウヒロ済ませているとばかり‥恥 瑠璃と水乃には「まずほのか姉さんをみて勉強しろ」と言うことでしょうか?
極美は最近少し変わって来たかな?カフェブレで語尾ほにゃほにゃだったのが、きちんと話すようになりました。 トップスターになりたくてなりたくて、人の何十倍努力しても新公主演取れない人が大半なのだよ、慎くん。聖乃や風間の1stFBみて「くやしい!」と思って欲しいな。せっかく華も素質もあるのだから。
極美慎の覚悟。覚悟が見えないとか言われちゃうのホント可哀想だよなと思いつつ、やっぱりあの笑顔がいろいろ重みを霧散させてしまうのでしょうか。
とはいえ「めぐり会いは再び」のロナンや「Gran Cantante!」の銀橋ソロは、それなりに一皮剥けた感は感じておりました。
すでにベアタが決まっていたからこその気合なのだろうとも思いますが、やればできるじゃん!と、それこそ推したくなりました。(笑
公演の成功、何よりつつがなく上演されることを願っています。