気になる月組娘役戦線とバウヒロイン

 

さて、少し前になりますが、

彩海せら主演『Golden Dead Schiele』の配役が発表されましたので、

それに絡めて月娘戦線について軽く考えていきたいと思います。

 

『Golden Dead Schiele』配役発表に思う

 

102期生の彩海せらが初バウ主演となる本作、

ヒロインであろうモデルのヴァリ役は、

106期生の花妃舞音が取ると思われていましたが、

なんと103期生の白河りりが取りました!!

おぉ、おめでとう!!アーンド、超以外な展開。

 

白河りりといえば、『I AM FROM AUSTRIA』で新公初ヒロイン。

103期生の中では相当早い抜擢でしたが、

天紫珠李＆彩みちるのW体制と強過ぎる別格枠に阻まれなかなか前に出られず、

そうこうしているうちに同期の羽音みかも新公ヒロインに。

 

とはいえ、上級生別格組が抜けてきたので、

これからはポスト晴音アキ枠として活躍するかなぁと、

思っていた矢先の暫定バウヒロ。

なんだか面白いことになってきましたが、これからも頑張ってね的な御褒美抜擢かな。

 

一方、花妃舞音は主人公の妻・エディト役。

もちろん幕が開いてみないとその正式な扱いは分かりませんが、

少なくとも単独ヒロ的な扱いではない模様。

 

同期の華純沙那が『双曲線上のカルテ』にて、

上級生の野々花ひまりを下にしてしっかり正ヒロやったことを思うと、

ここでまさかのステイモードが漂って参りました。

 

つっても、これは月組娘役戦線的に色んな事情がある（後述）ので、

仕方ない部分もありますが…今は雌伏の時ということなのでしょう。

本作を経て、娘役としてのさらなる飛躍に期待したいですね。

 

事情が変わった月組娘役戦線

 

さて、地味に人事問題震源地となっているのが、

天彩峰里ときよら羽龍のトレード組替えの解消です。

 

これにより、トップ候補の天彩峰里が来なくなった関係で、

次期トップ娘役は天紫珠李が超濃厚となったと言えます。

 

一方、少し困ったことになったのが、後輩のきよら羽龍。

最近の彼女は露骨にステイモードでしたし、

新天地・宙組で一から出直し育成されるはずだったのに、まさかの緊急中止。

 

これは環境面・メンタル面では良いことだったかもしれませんが、

人事面では、どうかなぁ…。

 

少なくとも『フリューゲル／万華鏡百景色』では、

バリバリの正路線とは思えないくらい全く目立っておらず、

トップの芽がさらに遠のいている現状です。

 

で、こんな状況下で花妃舞音がバウヒロなんて取ろうもんなら、

なんだか面倒なことになりそうなので、

学年的に一応上の白河りりに回避した、

という月組の人事的事情をうっすらと感じます。

 

月組娘役戦線は世代交代が起きた後、どうなるかが実に興味深いですね。

きよらは再び外に出されるのは待つのか、

それとも自組でお得意のW体制に組み込まれてしまうのか、

今後の展開が気になるところです。

 

気配を消す宝塚歌劇団

 

そういえば、今ってどこも宝塚を上演していないんですよね？

だから静かなのかー。（しみじみ）

 

本来であれば年末特番、正月特番、

年末恒例の組替え発表などでワイワイしていたところですが、

もちろんそういうわけにはいかないですからね…。

 

歌劇1月号とかどうなるだろ？とか、

特番関係の宙組の扱いはどうするの？とか、

まぁ心配事は尽きませんが、今は静かに待ちたいと思います。

 

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