星組『柳生忍法帖』新人公演感想

 

星組『柳生忍法帖』新人公演の配信放送ですが、

今回も無事、定時ダッシュを決めて見ることが出来ました。

 

本公演版の感想すらまだなのですが、

先にさっくり感想を書いていこうと思います!!

 

主要3キャストの感想

 

まず、主演はこれが2度目の天飛華音。

上 手 い !!

というか、ようここまであの礼真琴に近づけたなという感じ。

 

超絶技巧の難メロを激しく動き回りながらエエ声で歌いこなし、

ノリが軽いようで男クサい、

匂い立つ色香が素敵な柳生十兵衛を上手く演じ切っていました。

 

ちょくちょくピッチが不安定なところもありましたが、

それでも堂々とやりこなすのが、スターの風格というもの。

 

ここに来て彼女の星組の本命感が凄いですよねぇ。

礼真琴が柚希礼音の正統後継者だとすれば、

天飛華音は礼真琴の正統後継者なのかなと改めて実感。

今後のさらなる飛躍が実に楽しみです。

 

そしてヒロインは103期生の瑠璃花夏。

噂通りの歌ウマさんでしたね!!

 

もちろん芝居もエエ声で、ゆらのイメージぴったり。

この実力で今まで埋もれていたのですから、

新公ヒロを掴み取れて本当に良かったな、という感じ。

 

有沙瞳、小桜ほのかに続く、

実力高安定娘役のポジションに収まれるといいですね。

 

2番手は101期生の碧海さりお。

これまた上手い!!

さすが男役の101期生の中でも成績上位だけあるな、という感じ。

 

路線としては異質なビジュアルで目立つ彼女ですが、

こういう悪役をやらせるとそれが映えるし、

実力も高くブレないしで想像以上に舞台で輝いていました。

 

先日発売されたRISING STAR GUIDEでは

高卒入団の努力物語について語っていて、

「推せる…!!」とひそかに思っていたのですが、笑

本公演でもキメキメダンスが目に入るしで今後が気になる存在です。

 

気になる他キャストたち

 

実は5組中、一番若手の顔が分かっていないのが星組なので、

おとめ片手に必死に確認しながら見ていました。笑

 

その中でも一番印象的だったのは、七本槍の一人、

ひろ香祐の役を演じた104期生首席位入団の碧音斗和ですよ。

彼女をやっっっっっっっっっと舞台姿で確認することが出来ました。

 

そして上手い!!

芝居も上手いし所作もキレキレだしでさすが首席様!!

もっと本公演でも目立たせてくれ!!笑

 

実は初めて買ったTAKARAZUKA REVUEが

104期生入団のものだったので、

首席崇拝派としてはそこからずっと気になる存在で追いかけていたのでした。

 

舞台姿モードの彼女を見て思ったのは、

顔立ちが水夏希に似てません?…推せる!!笑

 

その同期の御剣海は、同じく七本槍の綺城ひか理の役。

彼女も単純に上手いし、顔立ちが鉢系なので風格が有り、

これまた将来が楽しみな存在だなと思いました。

 

同じく七本槍の一人、瀬央ゆりあの役を演じた咲城けい。

綺麗な顔立ちしてますよねぇ。

 

舞空瞳、天飛華音に続く102期成績上位者の1人なだけあり、

卒なく綺麗にこなしていました。

が、個人的にはもう一パンチ欲しいかも?

 

その他の男役だと、玄孫様こと稀惺かずとは今回は天飛華音の役。

単純に可愛らしかったですね。笑

少しまだ女の子っぽかったけど、芝居心は良い感じでした。

 

娘役だと、一番の収穫は有沙瞳の役を演じた水乃ゆりですかね。

典型的ビジュアル一転主義のザ・ゴージャス星娘という印象だったのですが、

少なくとも芝居力が格段に上がってました。

 

そして相変わらずの華やかで、女性受け抜群の綺麗さですよね。

歌は…ここまでくるとチャームポイントかな、と。笑

星組の綺麗どころとして、今後の活躍に期待したいです。

 

総評:星組なのに上手い?!

 

ところで星組って、

スターオーラ&オラオラ芸で全力勝負!!という印象だったのですが

全体的に上手くなかったですか?

 

天飛華音、瑠璃花夏、碧海さりおと全員実力派だし、

続く咲城けいも、七本槍メンバーも破綻なく上手いし、

「どうした星組?!」という感じでした。笑

このあたりも礼真琴パワーなんでしょうかね?

 

本の内容はともかくとして、笑

あまりの舞台技術&ビジュアルの完成度に、

星組若手陣のこれからが楽しみになりました!!

 

5組の中でも一番若手の横並び感がある星組ですが、

新たなニュースター誕生に、期待したいです。

 

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コメント

  1. mm より:

    いつも更新を楽しみにしております。

    星担の私からすると、101〜102期が大活躍な印象でした。

    101期は碧海くんは愛月さんの銅伯、颯香くんは千種さんの堀主水と朝水さんの柳生宗矩の二役、夕陽さんは天寿さんの沢庵和尚、彩園さんは紫月さんのお品。102期は天飛くん咲城くん水乃さん以外でも、紅咲さんは澪乃さんのお笛、奏碧くんは天華さんの孫兵衛、都さんは音咲さんのお鳥、鳳真くんは輝咲さんの殿、澄華さんは白妙さんの千姫。

    特に目立つ脇役として、沢庵和尚と殿と千姫が空気感を締め、チームの土台を支えていたように見えました。みんな、芝居の間の取り方がうまかったです。意外だったのは、VERDAD!!でローラというぶっとび店員役を演じてた鳳真くんの殿が本公演よりもコミカルさが抑えられ、みんなにいかにも嫌われそうなゲスい殿をオリジナルに演じてたことです。彼女の持っている資質的に輝咲さんのようにコミカルにも作れたでしょうが、その違いも作品に大きな影響を与えていて、観ていてとても面白かったです。

    今回の星組新人公演、クオリティもとても高かったですが、全力に真面目に取り組んだ結果なのか、本公演よりも全体的にシリアスに、銅伯や七本槍や殿などの敵役のゲスさが本公演よりも際立って見えたように感じました。個人的にこのくらい極端に見せてくれた方がわかりやすいのになと思ったり…(決して本公演を否定するわけじゃありません)

    星組は下級生の抜擢が遅いと叩かれていますが、要所要所では下級生も個性を出せていると思います。この先の星組の未来、私はとても楽しみです。

  2. マーガレット より:

    とてもレベルの高い新人公演で、星組の未来は明るいと思いました。
    本公演との違いは、一人一人の役作りとかそういうことよりも、主演を含め、全体の実力がある意味揃っていたことではないでしょうか。

    本公演は、礼真琴の一人異次元ぶっちぎり化け物レベルの歌と殺陣と、それに対峙する愛月ひかるの存在感が前面にバーンと出てきて、七本槍など他のキャストはぐっと背景に退いた仕上がりになっています。
    本公演と新人公演とがまるで別作品のように印象が違った一番の原因はそこにあるのかなと。