最近、スターについで真面目に考えていないなぁと思い立ち、
じゃあ何について語ろうかと考えた結果、
トップ娘役ーズについて語ろうと思いつきました。
そんなわけで今日は第一弾(の予定)、
星組トップ娘役の舞空瞳について考えていきます。
現代のヒロイン像としての理想美
まず最初に、舞空瞳は現代におけるトップ娘役の理想美だと思う、
といきなりハードルをぐいぐいあげてみます。笑
万人受けするチャーミングな笑顔の似合うタヌキ系フェイス、
小顔で手足の長いバービースタイル、そして圧倒的なダンススキル。
歌は普通…と思いきや意外とそうではなくて、
彼女の場合は地声歌唱よりもソプラノの方が良く響くタイプのようで、
『Éclair Brillant』エトワール、『パッション・ダムール・アゲイン!』あたりを見ると、
「普通に歌えてるやんけ!!」とプチ感動してしまうくらい。
こんな超絶技巧も持ち主がよくぞわざわざ宝塚に入学してくれた!!と思いますし、
彼女が若いライト層に(体感的に)受けている理由が分かるというもの。
そして何より一番凄いのが、誰とでも似合うこと。
相手役を最も選ぶであろう礼真琴とはジャンプの主人公カップル的バッチリさだし、
『ハンナのお花屋さん』では芹香斗亜、愛月ひかるとはサヨナラショーで組み、
長身系上級生スターとも非常によく似合っていた。
さらに上級生を通り越して仙人と化している凪七瑠海とも問題なかったですし、
想像上だと彩風咲奈、月城かなととも、なんだかんだ似合いそうだと思いません?
で、世間的には柚香光との並びはイマイチだった、という評価のようですが、
そうかなぁ・・・?
『BEAUTIFUL GARDEN』のパリの場面なんて、
あまりにピッタリ過ぎてめちゃめちゃ感動した記憶があるんですけどね。
個人的にはこの2人が組んだifとしての花組100周年を
見てみたかったなぁとうっすら思っています。
唯一の弱点を巡るあれこれ
そんなパーフェクトレディたる舞空瞳の唯一の弱点、
それは芝居が大味なことだと思います。
とりあえず星組に来て以降、
16の乙女だろうが男に手籠めにされた未亡人だろうがエチオピアの元女王だろうが、
私には同じに見えるという。
ただ、この弱点って、そんなに大きな問題じゃないと思うんですよね。
何せ彼女は現在星組生、星組は繊細なお芝居よりも、
男役引き連れてドヤドヤ踊るような大味さの方が評価される印象で、
実際、繊細さを武器にしていた星娘って、一体いつまで遡るんでしょう?笑
そういう意味でも、自然派芝居を売りにする予定だった柚香光より、
本人もガツガツ大味な礼真琴ととの方が、
結果的に良かったんでしょうね、たぶん。
むしろ、マジで似合う相手役が非常に限られるっぽい礼真琴にとって、
舞空瞳が居て本当に良かったね、と思ったり。
(仮に星蘭ひとみが相手役になっていたらどんな未来だったのだろう?)
とはいえ礼真琴は器用に色んなタイプに化けられるので、
たまには違う相手役と組んでいるのを見てみたい、
と思うファンの気持ちも分からんでもないです。
なので、柚希礼音のパターンのように『Le Rouge et le Noir』のような
娘2を使った味変タイムがありそうですし、
時々ガス抜きしながらも「けど本命は舞空瞳」とコンビファンを大切にしながら、
うまーく組運営を果たしていって欲しいなと思います。
人知れず大変な舞空瞳
ちなみに。
前回の『バレンシアの熱い花』で凪七瑠海と組んだと思ったら、
次は『ME AND MY GIRL』で水美舞斗と暁千星と組むという、
ミラクルとんでもないスケジュール。
トップ娘役就任後に、こんなに色んな人と組んだ例ってそうとうレアですよね。
「誰とでも合う」とはいえ、それはそれでめちゃめちゃ大変そうです。
彼女こそ過労で倒れないように…と心配しながらも、
これからの活躍も期待しています。
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コメント
舞空瞳嬢ファンとして「ありがとうございます…!」と拝みたくなる記事でした、感謝いたします。
若いライト層に受ける分かりやすいビジュアル、長い手足から繰り出される超絶ダンス、アイコニックで現代的な娘1さんだと思います。
地声歌唱の声質、ビブラートの波?が礼真琴とあんまりマッチしないのがクリティカルですが、歌えなくはないんですよね。芝居は…礼さんの敬愛する柚希さんのお相手役も、小顔に美しい首、すらりとしたスタイルの持ち主で、芸事より華とハッタリの強いタイプでしたので、星組娘1の系譜といえばそうかも。(私は夢咲さんの三次元離れしたゴージャスなドレス姿が非常に好きでした)
ジャンプといえば、愛月さんが居た時代に、星組で鬼滅の刃が見たいというドリーム配役を時折見かけたものです。先日の作画論のコメント欄を拝見しながら、ナルトとサクラみたいな感じかな〜と考えていたのですが、余談ながら主人公と正ヒロインてあんまりくっつきませんね、ハリーとハーマイオニーしかり笑
花組パリの場面、あれは洒落てましたね〜。シンプルに、柚香さんにとって舞空さんが好みではなかった、ということに尽きるんだと思います。人と人ですから相性はあります。
凪七先生の元で修行したのはきっと大変だっただろうと思いますが、水美さんにはクルゼイロで可愛がってもらっていた印象ですし、久々に花男(専科さんですが)と組むことによって当時の凛とした花娘的な気品、あの鮮烈なハバナクイーンぶりを取り戻すのでは、と期待しているファン心もあります。星娘的なドヤももちろん好きなのですが、星組仕様でたまに差し込まれるお芝居のコミカル要素は、別にあっても良いですけれどもそこまで求めていないので…スミマセン笑
引き続き、シリーズ楽しみにしております!
個人的には見た目最強!です。可愛いですよねー。あの笑顔の威力たるや。
技術的には…ダンスは文句なしですが、歌と芝居はちとアレかなと。なにせ礼に誌面で「ダンスが大好きでイキイキと踊ってるけど、それ歌と芝居でもやれない?(意訳)」とダメ出しされるほど。トップ娘役暦も長く徐々に上達はしてますが、これ以上劇的に上達することはないでしょうね。でもあの顔とスタイルがあるならいいじゃん!と思いますw
舞空を理想としてあげる下級生がものすごく多いと聞いたことがあります。わかるなあ。花がありますよね、彼女。
宝塚やめた後、どう進むのか興味あります。トップ娘役OG、今のところ愛希と真彩の二強ですが…
柚香さんと舞空さんのパリのシーンほんと素敵でしたよねぇ。
個人的にはお二人は芝居上の相性があまり良くなかった印象です。
温度感が違うというか、互いの良さが生きないというか。
個人的に、エキサイターとメラコリは娘1ポジ逆だろう!と思ってました。
ショーは舞空さんで、芝居は華さんの方がよかったなぁ。
(実際はメラコリが舞空さん、エキサイターが華さんでしたね)
蒼汰さんこんにちは、1789の大劇場配信を見て、夢々しいドレスからフィナーレのミニスカドレスまでなんでも着こなす舞空さんの超絶スタイルと可愛らしさに毎度のことながら関心しました。お芝居も第一印象最悪な状態からロナンと恋に落ちる委員長的な?正統派ヒロインのオランプの役がハマってて(ストーリーの中で王妃として覚醒するマリーアントワネットではなかったことも)良かったと思います。贔屓ではないのに思わず舞台写真買ってしまう率が高い娘役さんNo.1なのでこれからの活躍も期待してます!!
話題がそれますが、まだ次の星組大劇場公演の演目が出ていないのは110周年一発目のお正月公演だからでしょうか??もしかしてミーマイよろしく1789のロングラン化なんてあったりするのか??など星組の皆さんの熱演を見て(&東京公演のチケ難っぷりもありますが)淡く期待しています……
作画も気になりますが、おそらく蒼汰さんのおっしゃる『舞台人としてのクオリティ』を前提に、考えるな感じろで観ているタイプだと思います。
舞空さん、顔も身体も「熱演」しているけど伝わってはこない。ダルマでも新体操?という潔さに見えてしまう。受け取り側との相性もあると思います。
礼さんは大柄ではないけど男役としてスイートさが出るタイプだと思っており、音波さんや小桜さんとも良かったし、有沙さんとの赤黒のラブシーンは震えました。礼さんの演技は情熱や心の通い合いを大事にしてそうですが、ぜひコンビ間でも成就させて欲しいです。
バレンシアでは情感感じられる場面もあり、1789で涙してるそうなので東京公演期待してます。
星に移ってきて「GOD OF STARS」を見たときには正直なんだか安定しない歌声だな、なんて思ってました。
だけど舞台を重ねてそんな個人的思いもなくなり「ご立派になられましたなぁ」と感慨深さがあります。
ダンスのキレも増していくばかり、礼さんからいい影響をガンガン受けている、また個人の精進もすごいのだろうと察しています。
蛇足ですが、舞空さんは男性からの応援もすごいと思います。
朝美さんがそのルックスで新しい女性ファンをホイホイするが如く、舞空さんはあの愛らしいルックスで男性ファンを獲得してるようです笑
舞空さんが舞台に現れた時のヒロインオーラは、物凄いものがありますね。どこにいても、集団に混じっても、見つけることができます。宝塚の娘役の歴史においても、この舞空さんの「華とオーラ」はかなり上位に入るのではないでしょうか。ダンスの技術も、これでもだいぶ抑えてるはずで(何せアクロバティックなブレイクダンスをやっていた方ですから)、アイドルなどでデビューしてもいい線行ったのではと思うぐらい。宝塚を選んでくれたことに感謝してしまいますし、若い女性に絶大な人気があることも頷けます。
そんな、1人でも輝きを放てる舞空さんだから、礼さんも休養という選択ができるのかなと思ったりします。
超人・礼真琴の相手役を務めるのは、精神的にも体力的にも大変なことと想像に難くありません。誰がなってもいろいろ言われるでしょう。そんな中、涙ぐましい努力を続けてこられていると思います。
「芝居がすべて同じになってしまう」は、そうかもしれません。しかし不思議なもので、彼女のそういう芝居だからこそ必ず刺さる瞬間があり、それを体験したくて私は観劇しているところがあります。
そしてまさに、今回の1789のオランプは、「不器用にしか生きられない」オランプが、舞空さんへの当て書きではないかと思うぐらいぴったりで、この配役で本当によかったなと思います(ちなみに、1789を観てやはり礼真琴の相手役は舞空瞳だなと実感しました)。
「味変」にかんしては、私はもうやって欲しくない派です。
今思い出してみても、小柄で歌うまという舞空さんと真逆のWヒロインを起用した赤と黒は、かなり意地悪な味変だったなと。
なんというか、こういう「味変」が常態化すると、「トップコンビとは…?」となりますし、言い方悪いですけど不倫を公認してるみたいで、トップコンビファンとしては悲しいし観劇意欲がダウンしてしまいます。
トップコンビでいる時間も限られているのて、私はひとつでも多くことなこのラブが見たいです…。
舞空さんはよく愛希れいかさんと比較されますが、私は舞空さんは愛希さんのような女帝タイプではないと思ってるんですよね。現代的なビジュアルとは逆に、インタビューなどから判断するに、舞空さんご本人は宝塚にかんしては古き良き時代がお好きな、非常に古風な方という印象を受けます。ご自身の理想の娘役像と、劇団やファンから求められる現代的な娘役像とのギャップにとまどっているのではないか、と老婆心ながら思ったり。まあ、たとえそうであったとしても、劇団やファンが求めるものに必死にこたえようとしてくださるとは思うのですが。
コロナもありましたし、星組の二番手ぼかしに巻き込まれてトップ羽根を半分にされたこともありました。礼さんと離れ何度もちがう相手役を務めることになったり、(これはファンが勝手に言っていただけですが)宙組スライド説が浮上したり、舞空さんは本当に数々の試練を乗り越えてきたと思います。それでも笑顔で宝塚の舞台に立ち、礼さん愛を貫き、宝塚愛を貫き、ファンを楽しませてくれる姿に胸を打たれます。とくに今回の1789のデュエットダンスは、涙なしには見られませんでした。
そんなわけで、舞空さんは応援したくなる方ですので、今までいろいろあった分、トップ任期も後半であろう今後は今まで以上に幸せな宝塚人生を歩んで行って欲しいと願うばかりです。
彼女はショースターですもんね。
ダンスに関しては1人で場面を成立させられるほどの観客を惹きつける魅力・実力もあり本当に素晴らしいです。
こっちゃんのとのダンスは毎回本当に見応えがあります。
ですが、芝居歌に関しては…。
彼女の地声歌唱が私はどうも苦手で辛いところです。
芝居に関しては「何を演じても毎回同じに見える」に激しく同意します。なんというか、どの役を演じても「ヒロインを演じる『舞空瞳』」を見せられているというか。
個人的には正直この3年半でちょっと見飽きた感はあります。どんな演目がきても、ひっとんの芝居は想像がつくので。
(ひっとんのファンの方には申し訳ないです。。アンチではありません)
芝居歌に目を瞑れば、こっちゃんとの組み合わせ自体は悪くないですし、結果オーライだなとは思います。
でもやはり他の娘役との組み合わせもたまには見てみたいですね。合う合わないは置いといて。
娘役のほうが学年が上というのは宝塚的には×かもしれませんが、音波みのりさんとの組み合わせはかなり好きでした。
色々書きましたがひっとんはまだ若いし、十分努力はされているでしょうが、現状に満足せずいつか退団するその瞬間まで技術を磨き続けてほしいかな。
トップになってからもいろんなスターさんの相手役ができ、多くを学べる機会なんて誰にでもあるわけではないですし、舞台人としては素晴らしい経験じゃないですか。
それができる子だと思うので見守ります。
舞空さん、本当に可愛らしい娘役さんですよね。皆を率いてドヤるところも本当に素敵で最高!ってなります。笑
次回公演が発表されて、そうきたか!星組さんスゴツヨすぎる!!!という楽しみでいっぱいです。
話は変わりますが、男役スター序列の更新がおそらく月で止まっています…?ゆっくりで大丈夫ですのでまた更新していただけたら嬉しいです✨
先日1789配信で王家に捧ぐ歌ぶりに星組さんを観ました。舞空さん、本当に可愛いし、スタイルがいいですね!歌も破綻なく、一生懸命さが伝わってきて素敵でした。
ただ、お慕い芸が過ぎないか?と思いました。お慕い申し上げすぎるが故に、歌うロナンを見る目が、理想に賛同するのを通り越して尊崇とか畏敬の念が出てしまっているように見えたんですよね。
もう少し役の上では対等であってほしいなと思いつつ観ました。
そしてやはり就任時より大人になりましたね。その結果、リフトはかなり負荷が大きそうです。リフトなしで、音を味わうような優雅なデュエダンが見てみたいです。…が、おそらく次の大劇場も爆踊りしますね(笑)
今後は博多座も控えていますし、体を労わって頑張ってほしいですね!
興味深い考察ありがとうございます。
花組から観てきた人間としては、正直、ひっとん、苦戦してるなぁと思ったことも多々ありました。
紛れもないプリンセスであり、紛れもなく礼さんの相手役なのに、と…
やはり、他の方のコメントにもありましたが、まず礼さんの相手役は本当に大変だろうと思います。ハードルが並みではない。
さらに、音波・有沙・小桜というハイレベルな上級生に囲まれたこと。
観客側としてはとても贅沢な時間を過ごすことができましたけれど、やはり大変なことも多かったのではないかと…
しかし有沙さんの退団を控えた今、結果的に全て「吉」と出たと私は感じています。
それもこれも、皆さんの実力とプロ意識、努力があってこそです。
私も舞空さんが100%とは思いませんし、今でも地声歌唱はちょっと苦手です。
それでもやはり、作画、ダンス力含めて、礼さんの相手役は舞空さんで正解だと思うのです。
ある意味、舞空さんはここからが本番なのかもしれません。
それだけに、色々とイレギュラー状態なのが残念ですが、乗り切って、そしてタカスペ、お正月公演と、アップデートした“ことなこver.2”を見せてほしいです。