少し気が早い、今後の組体制について

 

花・月・雪と3組が代替わりすることになった2024年。

一方で、組替えの「く」の字も聞こえてこず、予想もイマイチできず、

今後の組体制がイマイチ読めませんね。

 

そこで(仕方ないので)現時点で予想出来る、

今後の各組体制と気になる点について、

書き出していきたいと思います。

 

今後の各組体制・暫定表

 

花・月・雪と3組が代替わりし、

かつ全く組替えが起きないという前提で、

各組の路線体制を整理すると以下の通りになります。

 

  花組 月組 雪組 星組 宙組
トップ 永久輝 鳳月 朝美 芹香
2番手 聖乃 風間 桜木
3番手 (希波) 礼華 (華世) 極美 瑠風
4番手 (天城) 彩海 天飛 鷹翔
路線 風色
路線 (亜音)

 

ここに書き出したのは、

基本的に新公主演が2回以上の正路線「候補」で、

括弧書きはそのうち、バウ単独主演未経験者です。

 

まず第一印象を書いてしまうと、

花組&雪組がカッスカスやなということと、

宙組がパンパンだな、ということなんですが、

これって1年前から同じことを言い続けている気がします…。

 

同じことを書いていても仕方ありませんので、

この1年で動きがあったことを抜粋していきましょう。

 

今後の各組体制について

 

まずは花組。

聖乃あすか以下が全く育っていない、という状況が長く続き、

盛大な組替えチャンスの空き場だったにも関わらず、

宙組がモタモタしている間に希波らいとだけでなく、

不遇の104期・天城れいんまで上げてきました。

 

流れ的に、次のバウ主演は希波らいとでほぼ確。

105期(美空)106期(鏡)の育成にいまだ乗って来ないところから、

さらに天城まで路線枠に乗せるか否かを検討中、という感じでしょうか。

 

雪組はスーパー御曹司・華世京が着々とステップアップ中で、

今回の『ベルサイユのばら』であっさり諏訪さきを階段降りで抜き去り、

暫定3番「目」へ歩みを進めている状況です。

 

宙組3番手が98期生にも関わらず、

雪組は106期って…とんでもないっすね。

ただ、彼女はまだ単独バウ主演を果たしていませんし、

スター専科降臨や組替えチャンスの穴場であることは間違いありません。

 

で、実はこの表を作って気付いたのですが、

105期生男役ってまだ誰も主演2度目を果たしていないんですよね。

 

特に先陣を切っていた稀惺かずと、七城雅が、

研6でいまだ1回ということに驚きを隠せません。

 

けど、この2人が所属する月組・星組は組体制が盤石なため、

月組は一輝翔琉に雅耀と下級生に、

星組は104期組と大希颯という不遇上級生&同期にと、

リソースを割いているから仕方ないし、全くもってノープロブレム。

 

来年にはこの表に名前が載ってくることになるのかなと

個人的には楽観視しています。

 

こう振り返ると、各組ともにアンダー103期の路線候補生を、

着々と固めてきているのが分かりますね。

…宙組以外は。

 

どうするんだろう、宙組

 

ってことで宙組ですが…。

わりとマジで瑠風、鷹翔の2人をどうするつもりなんでしょうね???

 

今までの歴史を振り返るに、

芹香→桜木→瑠風と順番にトップ昇格するとは思えない。

けど、2番手にアンバサラインが昇格してしまったら、

瑠風輝はどこにも行けなくなってしまいます。

 

なお、宙組の大先輩・愛月ひかるが専科異動したのが研12~研13で、

98期生が今、研13であることを考えると、

実はいつ梯子を外されてもおかしくない学年にきているんですよね。

 

けど、現在公演中の『Le Grand Escalier』では、

しっかり3番手羽根を背負わせているわけで、うーーーーん。

 

じゃあ仮に瑠風輝はそのままだとしたら、

今度は鷹翔千空をどうすんの、って話になりますし、

さらに下に風色・亜音と続いているわけで、

いや本当に一組だけドン詰まりモードですね。

 

なまじ、例の事件があったために、

簡単に人材を動かせなくなってしまったからこそ、

(耐えに耐えた路線を「切る」なんてさすがに可哀想過ぎる)

時間だけが無常に過ぎている現実に、なんとも悔しい気持ちになりますね。

 

私は以前に「鷹翔・風色・亜音と悲願の生え抜きトップのために

優秀な人材を3代も連続で貰ったにも関わらず、

誰もトップに出来なかったら本当に愚かだと思うし、

宙組はそれをしでかす可能性が普通にある」と書きました。

 

そしたら、まぁ宙組ファンから怒りのコメントを頂きましたけど、

いやマジでそうならないよう祈ってますよ。

煽りでなく、本気で。

 

時が動き出すのを待つのみ

 

以上、現時点での各組体制所感でした。

 

状況的に宝塚がステイモードになっているのは仕方ありません、

(むしろ何事もなく舞台が出来ていることに感謝せねば)

が、新体制に向けた「動き」がそろそろ欲しいというのも正直なところ。

 

ただでさえ年間公演数が減っていますから、

人事は迅速かつスピーディーに動くと良いなと外野から願っています。

 

☆★☆★☆

ランキング参加始めました!!

ぜひポチっとお願いします↓↓

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

コメント

  1. YK より:

    いつも記事を楽しみに拝見しております。
    記事同様に、鷹翔・風色・亜音の3名は勿体無いの一言です。バウ経験済みの鷹翔か風色・亜音に早くバウを振って、組替で正路線として花組or雪組に行かせるというカードがあったはずですが、それも出来ずに昨年の悲劇を迎えたところが宙組は色々な意味で絶望だなと思います。仮に「宙組配属になったら辞めようかな?」なんてことを低学年生徒が話していてもファンでも正直責められないです。
    低学年には超路線待遇でもおかしくない美貌の奈央麗斗もいますが、早く花組あたりに組替えして欲しいなぁと思わずにはいられません。雅耀との美貌の108期ツインタワーがタカスペで見たい、、、。
    これからも記事を楽しく拝見しております。

  2. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    暫定表をみせていただき、星組の番手並びの充実ぶりったら、ないですよね、凄いわ。
    一頃の雪組も、学年順にスターさんの並びが、綺麗だったような…。でも実は、若手抜擢も良いものだとも思っています。
    トップ娘役さんが誕生した101期の男役さんの今後が、特に気になっています。

  3. 蚊取りレーヴ より:

    雪組としてはやっぱり和希そらの退団は痛手だったのではないでしょうか?
    番手的にもそうですが、「愛の不時着」の詐欺師役は和希そらでやってほしかったなあ〜

    華世京をどんどん推していくつもりとは言え、さすがにもう少し間の番手も充実させたほうが…
    とは言え、ここでもえこ、こってぃーどちらかが来ると和希そらの代用感があからさま過ぎる気も…

    他組から誰も来ないとすると、これまた不遇の99期、諏訪さんあたりにも僅かな可能性があるか!?真面目な人が報われるの雪組らしいかも!?と思いましたが、階段下りを華世京が抜いたとなると劇団としてはそのつもりはないんでしょうかね。

  4. Reika より:

    例の事件が起きる直前までは、同じ103期のスーパーエースの中で、ほんとに、少ぅ~しだけ亜音くんの方が希波くんより育てられてる感じがしたので、浮上出来るスピードの早そうな花組へ、2人のトレードという形で赴き、希波くんは宙組で実力を磨きつつ、良き頃に上級生を抜く(誰までが対象になるかは分かりません)と思ってましたが…。
    全組トップコンビ除く全員を対象とするレベルの総シャッフルかけて一旦リセットするくらいじゃないと難しい状況になってきましたね。
    劇団のかけてきたリソースや本人の逸材ぶり、人気からして、真風の中長期任期は仕方ないと思っていたので、ファンから怒られると思うんですけど、やっぱり宙組は芹香を貰うべきじゃなかったし、多分宙Pも貰いたくなかったんじゃないかな~…。

    ところで、今の宙組は生え抜き悲願があまりに強すぎるせいか、所謂「抜かされ」担当の上級生・中堅が現状いないのも厳しい。かつてあっきー(澄輝)はバウ主演の順番を愛ちゃんに抜かれ、新人公演を3回も主演した正にド路線候補だったりくは、自身のバウ主演も貰えないまま、ずんちゃんの初主演の2番手に据えられた。これは残酷だけど、だからこそ朝夏体制終了時までの宙組まではまだ体制が磐石だったんですよねー。ファンには辛いけど、主演経験者にバウ以降の主演カードを親切に配るとこういうことにも繋がるんだなー、と勉強になっているところです。