続・100期生のトップ事情

 

春乃さくらトップ娘役就任にまつわる周辺人事事情シリーズということで、

本日は100期生のトップ事情について改めて考えていきたいと思います。

 

【関連記事】

トップスター上限5人説にみる100期論

 

さて、以前の記事にて、

「一学年からトップスターが輩出される上限が5名」

という説についてお話しました。

 

振り返ると71期、74期、76期がそれに該当するわけですが、

これはあくまで結果論であって

前後の学年のトップ就任事情の影響を受けたうえで、

最大値がたまたま5人である、というだけの話。

 

この上限値を初めて超えたのが95期生であり、既に6名を輩出。

しかもさらに増える可能性もあるのだから凄いです。

 

で、本題の100期生ですが…、

既にトップ娘役として、星風まどか華優希が就任。

男役では聖乃あすか風間柚乃がツートップとして邁進中であり、

情勢的にはトップ就任ほぼ確実だと思われます。

 

となると、トップの座に辿り着ける枠は多くてあと1名。

ここに極美慎が入るのか、天彩峰里が入るのか、

という記事を前回書いたわけですが、

結果はご存知の通り、天彩峰里は今回トップ娘役就任を逃すことになりました。

 

もちろんこれは、100期生で5名までしか出せないから、

天彩峰里がトップ就任を逃した、という話ではなく、

「普通に人事を進めていくとやはり上限値は5人位になる」

という分かりやすい例になったな、と個人的には思いました。

 

そしてある意味、首の皮一枚繋がった極美慎ですが、

星組での興隆目出度く、暁千星の組替えとともにイケイケモード再開中。

 

これからさらなる進化を果たし、

100期生の5人目になることが出来るのか、

今後の頑張りに要注目ですね。

 

聖乃あすかVS風間柚乃の行方

 

一方、極美慎と同じくアンバサメンバーに選ばれ、

ツートップとして走り続けている聖乃あすかと風間柚乃。

 

風間柚乃は今回の階段降りで3番手羽根を背負いませんでしたが、

正直、これは予想の範囲内でしょう。

 

現状、他組の3番手事情を見て見ると、

永久輝せあ暁千星が上級生を喰う勢いの強3番手モードで、

桜木みなとはトップ退団に伴う2番手昇格待ち状態。

 

いわゆる普通の3番手(羽根無し)は雪組の和希そらただ一人であり、

そんな彼女を風間柚乃が抜くにはまだ早いかな?と思うからです。

 

なお、花組は今作で水美舞斗が専科に異動、

これにより永久輝せあと聖乃あすかは玉突きで番手が上がることになる、

つまり聖乃あすかの3番手昇格が、目と鼻の先にきていることになります。

 

ここの公演順が、

花組『鴛鴦歌合戦』→月組『フリューゲル』となっている関係で、

もしかしたら先に小羽根を背負うのは、聖乃あすかの方かもしれませんね。

 

ここからは完全なる妄想ですけど、

聖乃あすかの方が先に『鴛鴦歌合戦』で3番手羽根を背負いながらも、

次の別箱で風間柚乃が東上主演を取ってさらに先に進む…

みたいな感じになりそうかなと予想しています。

 

ま、この2人に関してはどっちが何を先にやろうが誤差の範囲であり、

まさしく柚香光と礼真琴の関係性と同じだと思うのですが、

唯一違う点は、風間柚乃の上に居る鳳月杏が別格上級生2番手であること。

 

これにより、いつ2番手に昇格してもおかしくない状況であると言え、

それが果たして人事にどう影響するのか…現段階では全く予想出来ません。

 

風間柚乃が早期就任してしまうのか、あるいはここを起点に人事が動くのか。

それが判明するのはもう少し後になりそうです。

 

一人楽しい一之瀬航季

 

最後に、100期生唯一の「微妙路線」となった一之瀬航季は、

新公中止を受け、バウW主演のお鉢が回って来たラッキーモード。

理論上、組替え候補生の1人なわけですけれど、まぁ立ち位置的に無いですよね。

 

綺城ひか理が戻ってくることにより番手は下がる…というか現状維持なのですが、

彼女らしい爽やかな笑顔で舞台を彩ってくれることでしょう。

 

結果的に男役路線は4人となった100期生。

残り最大値3枠をどのように争っていくのか、これからの展開が非常に楽しみです。

 

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コメント

  1. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    卒団された方も含め、改めて100期生は優秀なメンバー揃いなんですね。
    その中で頂点に立てるのは数名…。
    キラキラ度満点の極美さんは、組替も含めトップ枠に入る方のように思えます。
    聖乃さんは正統派トップ感が咲き香るような。
    月の陰影が妖しく光差し、流石の悪役ぶり!風間さんがトップとなり率いる組は、多面的な楽しみ方ができそう。
    100期生トップ時代も観劇に通いたいと願っております。