新生月組の番手問題と答え合わせ

日本オーストリア友好150周年記念という仰々しい冠のついた、

月組公演『I AM FROM AUSTRIA』がついに開幕となりました。

 

超若手就任&長期トップという称号を得た珠城りょうに

何が何でも代表作を作らねばという

劇団の熱い熱い思いが全開で感じられる公演なわけですが

感想等を見ると概ね好評のようで良かったです。

 

正2番手スター・美弥るりかが抜け、鳳月杏組換えによる

新生月組にとって初めての本公演ですので

もっぱら話題になっていたのは、その番手についてでしょう。

 

ということで本日は、

その答え合わせと今後についてまとめていきたいと思います。

 

鳳月杏と暁千星のWIN-WINな関係

 

月組の番手問題で最も争点になっていたのは

鳳月杏VS暁千星の行方でしょう。

 

組替え前は同じ「バウ単独主演スター」格であった鳳月と暁。

とはいえ、先日鳳月の東上主演決定の報により先に予告されていた通り、

階段降りでは鳳月の方が上ということになりました。

 

そりゃあね、研14での高齢組替えですから

それ相応の餞別が無けりゃあ、やってられんわな。

ということで学年的には妥当な扱いとなりました。

 

そして前からうっすら思ってましたけど

最近「必殺・番手ぼかしエトワール」をやらない傾向なんですね。

 

組替者・鳳月をぼかさず、

わざわざ暁より上だと明確に打ち出したことにより、

新生月組の組体制が確固たるものとなりました。

 

そして、これにより暁は番手が繰り上がらず、

変わらず組内では4番目の立ち位置のスターとしてステイ。

 

ここだけを切り取れば

なんだか足踏みっぽく見えますけれど、

とはいえ彼女はまだ研8。

 

これまでの月の御曹司の抜擢が時期尚早だったのは言うまでもなく、

その代名詞・珠城の研9就任が波乱万丈なトップ生活であることを鑑み、

ゆっくり育てる方針に転換したのは、

本人にとっても、劇団にとっても良いことのように思います。

 

そして逆に言えば、

暁育成の間に蓋をするスターが必要なわけで、

その白羽の矢が立ったのが、鳳月杏。

 

彼女にすれば古巣への帰還、

相応の立場と出番、さらにDSや東上主演も与えられたわけですから

まさにWIN-WINな関係と言えるのかもしれません。

 

月城かなと・2番手羽根を背負う

 

驚いたのはこちらでしょう。

一本物公演にも関わらず、月城かなとにまさかの2番手羽根!!

本当におめでとうございます!!

 

舞台写真枚数を見なければわかりませんが

羽根を背負ったということは、

彼女は正2番手スターだと言って差し支えない立場なのでしょう。

 

95期生の3番手として走り続けた彼女が

トップランナーである柚香と礼のトップ就任時に2番手に格上げというのは、

タイミング的にはピッタリですよね。

 

ですが、一本物で2番手羽根って、

直近の記憶だと『るろうに剣心』の望海風斗を思い出しますが

まさかそれほどの扱いになるとは思いませんでした。

 

とはいえ、これは鳳月杏の東上主演決定の報に

関係性があるかもしれません。

 

というのも、月城かなとの単独主演

正3番手スター時代の東上公演『THE LAST PARTY』が最後であり、

このままでは鳳月と格付け的には同じになってしまう。

 

ここで羽根を背負ってしっかり2番手であることを明示したことにより

月城 > 鳳月 > 暁という

番手の差を明確にしたとも言えると思います。

 

このあたりは、さすが正路線の余裕と言うのでしょうか、

ちゃんと3番手羽根を背負っていた正3番手スターですので

しっかり順当に2番手へと繰り上がったということなのでしょう。

 

そしてこれにより、全組通して正3番手スターが不在となりました。

次に「2番手待ち」というポジションに繰り上がれるのは

果たして誰なのでしょうか。

 

このままいけば宙組・桜木みなとなわけですが、

このあたりの番手争いにも注目していきたいですね!!

 

新生月組に期待大!!

 

この答え合わせをしていて思ったのですが、

最近の月組は昔の優柔不断な体制とはうって変わって、

番手順を明確にしますよねぇ。

 

龍&明日海、凪七&美弥の中途半端体制で痛い目を見たからかか、

番手をぼかすくらいならきちんとピラミッド体制にした方が良いと

劇団&月組も方針を新たなにしたということでしょうか。

 

異例の就任であった珠城を支えるため、

足場となるピラミッド体制をしっかり構築したいという意図なんでしょうけど、

中途半端な扱いで組体制がグラつくくらいなら、個人的には正解かなと思います。

 

そしてスカステで初日映像を見ましたけど、

改めてフレッシュで若々しい雰囲気になりましたね。

 

いろいろ賛否両論あるとは思いますが、

映像を見る限り『I AM FROM AUSTRIA』は爽やかな群像劇風で楽しそうですし

個人的には非常に楽しみです!!

 

すでにチケットはいくつか確保していますので

12月を楽しみに待ちたいと思います。

 

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コメント

  1. より:

    月城さん2番手羽、おめでたいですね!
    新生月組も楽しみです。
    珠城さんが8作任期だとすると、月城さん2番手3作でちょっと短めでしょうか。そしてあと2年弱だとすると、娘1レースもそろそろ目に見えてきそうですね!そちらも楽しみです。

    桜木みなとさんも全国ツアーでは羽を背負っていましたので、ぜひ大劇場でも見たいですね!次の公演に期待してます。

    ところで、花、星の2番手羽についてはいかがお考えでしょうか?ぜひお考えをお聞かせください。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      そうなんですよねー月城さんにはしっかり2番手期間を設けて欲しいのですが、珠城さんの任期的にいかがでしょう?
      まぁその前任さんに比べれば3作でも出来ればオッケーなのかな…。
      個人的には背負わないと思ってます。特に瀬戸さんは1本物ですしね。
      もし愛月さんが落下傘用スペアだとすれば2番手羽根は必須ですから、背負うとしたらこっちでしょうか。可能性低そうですが…。

  2. ママ より:

    管理人様らしい優しく愛溢れた上での的確なまとめだなあと、いつもの事ですが感心しながら読ませていただきました。
    れいこさんの二番手羽根には正直自分もびっくりしましたが、おっしゃる通りの「中途半端体制」が招いた今日のカオスを、劇団は少しでも修正したいと思っているのでしょう。
    とは言え、一件落着風味を(無理繰り?)醸し出してはいますが、月組のカオスはやはりトップスターが代わらない限り続くなあ。。。という感想がどうしても拭えません。
    今回のこの冠も、どうにかしてこの状況を切り抜けたい劇団の焦りを感じざるを得ません。(チケットの販売状況等にもそれらが透けて見えるような気がしてならないのです。)
    個人的に、二番手時代の地固めは、その後トップスターとなる生徒さんの人気実力に大きく影響すると思っています。れいこさんにはトップスターとなる準備を着実にしっかり歩んでいただいて、いつか大きく羽ばたいていただきたいものです。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      月城さんはケガの具合もありますし、そう簡単に「ヤレヤレ一件落着」には落ち着かそうですよね。
      他組が比較的好調の中、冠つけたり作品力で必死に売ろうとしているあたり、今更焦ってもってところがありますが…。笑
      おっしゃる通り、2番手時代は人気と実力に大きく影響を及ぼす時期。月城さんは大人の魅力がありますし、少しばかり待ちがあったとしても
      しっかり2番手時代を踏んで欲しいなぁと思います。

  3. YS より:

    月城さん正2番手は本当におめでたいです、が、これで「月組次期トップ」の貧乏くじを引かされるのも月城さんで決定なのか…と。華のある方だと思うだけに、心配です。出来れば充分な2番手期間をとって欲しいですが。。
    劇団的には早く上げたくて仕方ないはずの暁さんをここでステイさせるのも、貧乏くじ回避かと邪推したくなります。
    確かに、以前の中途半端体制に比べたら番手をはっきりさせてますが、前正2番手切りに続き上級生3番目を立てるねじれ体制で、上がることなく切るのは明確で…これが中途半端体制よりマシと言えるのか、個人的には超疑問です。
    結局、現トップ延命が至上命題なんでしょうかね。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      月城さんは学年が上がればより渋味が加わるタイプだと思うので、
      待ったとしても充実したトップ生活を送る、というタイプの方が良いような気がするんですけどね。
      月城さん2番手期間を設けるにしろ、暁さんのゆっくり育成モードにしろ、結局のところは誰か落下傘しない限りは珠城さん延命なわけですから
      劇団がどう月組をかじ取りする気なのか非常に気になるところです。