まさか月組の大劇場公演より先に
宙組別箱の詳細が出るとは思わなんだ。
ということで色々発表になりましたね!!
一つ一つまとめてきたいと思います。
桜木みなと・初東上主演決定!!
まず大きな発表はこちらでしょう。
桜木みなとの初東上主演が決定しました!!
【日本青年館ホール公演/シアター・ドラマシティ公演】
オリエンタル・テイル『壮麗帝』
■作・演出:樫畑亜依子
■主演:桜木みなと
これまで当ブログで桜木の東上に関しては散っ々言及してきましたので
正直久しぶりの「でしょうね」案件なわけですけども
それでも初東上は本当にめでたい!!
七海ひろきが果たせなかった東上主演の壁は非常に分厚いものであり、
ここまでたどり着けたのは本当に凄いことだと思います。
改めておめでとうございます!!
そしてつくづく95期生の序列って
柚香&礼 >> 月城 >> 桜木 >> 朝美・瀬央・水美
のまま絶対に変わらないのが面白いですよねー。
柚香と礼がトップ就任が確定したこのタイミングで、
月城が2番手昇格で羽根を背負い、
そして桜木が暫定3番「目」からの東上主演決定。
一方「あわよくば2番手?」とまで思われていた花&星では
瀬戸東上主演&永久輝組替えで何とも言えなくなった水美舞斗に、
愛月組替えだけでなく華形連続特出により序列4番目据え置きの瀬央ゆりあ、
さらに雪で2年間一切番手が変わらないまま次作は女役の朝美絢。
いやー、上手くできてますねぇ。
この3人がアゲアゲだった去年なんかは
逆に桜木が「足踏み状態では?」などと言われていたことを思うと、
やはり序列は急には変わらないんだと実感します。
そして同時に、これで桜木は「東上主演者」という格を得たことにより
長らく自身の蓋であった愛月ひかると事実上並んだことになります。
ルサンクの枠といい、この宙組御曹司バトルは熾烈ですねー。
だがしかし、愛月が星組で2番「目」扱いになろうもんなら
結 局 序 列 は 変 わ ら ん や ん け になるわけですし、
このあたりは他組の情勢とも絡んでくるので何とも言えないかな。
今後も番手レースからますます目が離せません!!
真風&星風のACT公演は上田久美子氏登板!!
そしてトップコンビのACTシアター公演では
あの上田久美子氏が登板することになりました。
【TBS赤坂ACTシアター公演】
『FLYING SAPA -フライング サパ-』
■作・演出:上田久美子
■主演:真風涼帆、星風まどか
宙組と言えば、安定した人気と実力を誇っているにも関わらず、
なぜか制作発表が一切行われれず(やれば良いというものでもないですけどね)
トンチキ臭のする作品ばかり当てられる可哀想なイメージなのですが。笑
劇団が誇るヒットメーカー・上田氏のオリジナル公演を別箱でやれるわけですし、
少しは帳消しになったかなぁ…と思う反面、
作品解説を読むとうっすらトンチキ臭がするのは…まぁご愛敬でしょう!!
ところで、彼女のこれまでの作品を振り返ってみると
基本年1本しか登板せず、
かつ主演者に非常に偏りがあるのが見て取れます。
【上田久美子氏 作品年表】※脚本・潤色・演出に限る
2013年:月組『月雲の皇子』主演:珠城りょう・咲妃みゆ
2014年:宙組『翼ある人びと』主演:朝夏まなと・伶美うらら
2015年:雪組『星逢一夜』主演:早霧せいな・咲妃みゆ
2016年:花組『金色の砂漠』主演:明日海りお・花乃まりあ
2017年:宙組『神々の土地』主演:朝夏まなと・伶美うらら
2018年:月組『BADDY』主演:珠城りょう・愛希れいか
2019年:星組『霧深きエルベのほとり』主演:紅ゆずる・綺咲愛里
いやー、まさに打率10割のスーパーヒットメーカーですね。
作品名を見るだけで壮観です。
最近の宝塚では再演・海外ミュージカル物の割合が
非常に高くなっているわけですが
その中でオリジナル作品(「霧深き」除く)で安定のヒットを飛ばせる
座付き脚本家である彼女の評価が高まるのは当然と言えば当然でしょう。
そしてもしこの『FLYING SAPA』が芝居物だとすれば、
同じ宙組『神々の土地』より3年ぶりの新作になるわけで。
『神々の土地』ではドミトリー(朝夏)に片思いをしていた者同士である
フェリックス(真風)とオリガ(星風)が次の主演者だなんて
なんだか興味深いというか因縁深いというか…。
果たしてどんな作品になるのか、
今から非常に楽しみです!!
気になる2番手格&ヒロインの行方
ということで、この発表により
じゃあ芹香斗亜は何するねん問題が再び噴出するわけですが。笑
組替え等が無ければ素直にACT公演の2番手として出演するのでしょうが、
もしかしたらDSやパリ祭の可能性もあり、
そしたら2番手格は…誰がやるのだ?
桜木東上の方は、芹香東上『群盗』で瑠風輝か登板してますので、
順番で言うと今回は和希そらなんかなぁ。
そして桜木東上ヒロインは順番的に夢白あやなのでしょうけど
彼女はまだバウヒロをやったばかりだし、
学年的にそこまで焦る必要も無さそう。
遥羽も天彩もそれぞれ東上ヒロ済で回数を重ねるわけにもいきませんし、
今回は正式ヒロを置かない形式かもしれませんね。
ということで、その他の詳細も気になるところです。
今後の発表を気長に待ちたいと思います。
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コメント
他のページもですが、どれも素晴らしい考察ですね。。応援してます。
Flying sapaについては、ファンの前でこれ言ったらまずいかなーと思うような率直な印象も、トンチキ臭という的確な表現で文字化されていて、やっぱりそう思うよね!と、読んでてうれしかったです。こうした、え…大丈夫…?という面も含めて、宙組の公演、楽しみですよね!
コメントありがとうございます‼
凄いですよねートンチキ臭。笑
おっしゃる通り、そういう面込みでどんな作品が見られるか今から楽しみです!!ウエクミ×真風&星風だなんて佳作間違いなしかな!!
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
宙組の「FLYING SAPA -フライング サパ-」って芝居なんでしょうか?「禁じられた地球の歌を歌いながらー」とあるので、てっきりリサイタル形式で水星云々は「星の王子様」的な設定かと・・・だって水星って太陽に近い灼熱の星でリアルに人類が降りれる場所ではないでしょう?
気になって調べたら、水星の極地のクレーターの太陽光が当たらない縁のところは氷点下を保ち、水が凍ったものが存在するそうで。となるとクレーターの縁の地下にシェルターを作って太陽エネルギーで氷を溶かしたら、酸素もできるし人類生存もまったく荒唐無稽でもないんですね。(火星移住が当たり前になるほどの未来でしょうけれど。)ヅカで珍しく本格SF(スペースオペラでないほう)が見れる可能性もあるんですね。
・・・贔屓に「出島に宇宙人が来るデジタル・マジカル・ミュージカル♪」が降ってきた身としては、真風&星風氏がうらやましくなってきました(泣)
コメントありがとうございます‼
『BADDY』同様ショー形式かもしれない説は確かにありうるかもしれません。…けど、さすがにACTでやるんでしょうかねぇ?
いや、映像演出力高いからこそできるのか?うーん難しそう。
個人的にはSFという仮面をつけた、結局いつものウエクミ愛憎劇かなぁと思うのですが、どうでしょう。
谷先生は朝美バウといい瀬戸バウといい不思議世界観を上手に構築してくれるのでなんだかんだ佳作を作ってくれると信じてます。笑
FLYING SAPAは公演紹介を読んでもさっぱり想像がつきませんが、ウエクミ先生なら間違いなく面白いんだろうなぁと期待が高まります。
確かに月組大劇場より早い解禁には驚きましたが、同時に鎌足の情報解禁も遅めだったことを思いだしました。月の発表が大人の事情により遅れてしまったというわけでなければよいのですが…
コメントありがとうございます‼
ウエクミの安心感は凄いですよねー。自分も今から楽しみです!!
大人の事情なのか、ただ意味もなく遅いのか…蓋を開けてどうなるか、楽しみ半分不安半分です…。
ウエクミの新作というだけでどんなトンチキ臭がしようと期待してしまいますし、贔屓組でなくとも観たくなってしまいます。BADDYも演目発表の時点では「ウエクミご乱心か!?」という見方が多かったですし(笑)。
個人的には、萩尾望都作品や『ぼくの地球を守って』のようなSF少女漫画系かな?と予想しています。
コメントありがとうございます‼
分かります!!自分も最初『ぼくの地球を守って』系かなーと思いました。笑
SFだけど結局いつもの愛憎劇な感じになるかなーと思うのですが、予想も楽しいですね。
いつもながら素早い考察ありがとうございます!
BADDYのインパクトは本当に強かったんですね…
私はあのあらすじを読んで、漫画では萩尾望都の「スター・レッド」やブラッドベリみたいな、詩情のあるしかし本格的なSF設定でやるのね、と思ったんですが…手短にまとめられないストーリーゆえに、無理に短文にしたらなんだかよくわからない内容になったんだなと。
といっても、私自身BADDYは大好きなので、トンチキ作品でも大歓迎なのですが。笑
とにかく他のキャスト・割振りは気になりますね。夢白あやさんには、ぜひ壮麗帝で美しい妃をやってほしいです。
コメントありがとうございます‼
もはやパッと見さっぱり分からないあらすじも、たぶん狙ってやってますよね、彼女。笑
『BADDY』って実はレビュー作品ですけど、内容だけみるといつもの愛憎劇ですからねー。トンチキと愛憎、どっちに重きを置くかきになるところです。
確かに!!夢白さん、似合うだろうなぁ。
ウエクミのトンチキ臭、3周回って楽しみです(笑)
ずんちゃんの東上ですが、題材的にメインヒロインなしでいけるかなぁって、あらすじとにらめっこしてます。
寵姫ヒュッレムは本人が主人公になるぐらいのキャラクター&立ち位置なので、ここぞと誰かが突っ込まれるのかどうか…。
ちなみに、天は赤い河のほとりの作者篠原千絵さんは今、スレイマンとヒュッレムの漫画を連載しています。
今回は原作ではないけど、宙組御用達作家みたいになってきました(笑)
コメントありがとうございます‼
デビュタントやアルジェの男みたいなボヤかし作戦か、それともしっかり東上ヒロをつけるのか…非常に気になるところですね。
ほーそうなんですね。確かに宝塚的な絵柄というか世界観ですもんねぇ。笑