無事、帰国致しました。
私の休暇中の大型発表、
すなわち桜木みなとの宙組次期トップ就任決定の報は、
とても喜ばしいものでしたね。
これで95期生は、柚香光、礼真琴、月城かなと、朝美絢に続き、
花月雪星宙の5組トップ制覇となり、
実咲凜音、愛希れいか、妃海風と合わせると、トップ経験者が8名。
もちろん史上最多の記録を大幅に更新しました。
95期トップ制覇は想定通り
ところで、この95期による5組トップ制覇を、
貴方は予想出来ていましたか?
私はしていました。
少なくとも、前身ブログを立ち上げた頃、
すなわち6年くらい前からずーっと確信していたことでし、
むしろ「絶対にありえない」と断言している人の神経が知れないくらいです。
いや、マジで不思議なんですけど、
どっからどう考えても、
劇団はこのためにずーっと計画的に動いてましたよね?という。
では、劇団はそのレールをいつから敷いていたのでしょう?
結果的に見てみれば、それは、
月城かなとと朝美絢のトレード人事を行った頃だと思います。
当時、朝美絢は月組で暁千星と並ばされていて、
(下級生に並ばれる=路線的にヤバいという意味でもある)
組替え後の雪組には、スーパー御曹司の永久輝せあが居ました。
ほとんどの人が「いずれ永久輝せあに抜かれる」と思っていたわけですけど、
実際にバウ単独主演を果たしたのは朝美絢の方でした。
つまり、この時点で劇団は、
朝美絢に永久輝せあを明確に抜かせたことになります。
その後、永久輝せあは御VISA様を背負い、花組へ異動。
そして同級生の彩凪翔が退団し、朝美絢は単独2番手へと昇格。
こう見ると、雪組に組み替え直後から、
実に綺麗にトップスターへの道が舗装されていたことが分かります。
一方、宙組の桜木みなとは、
生え抜きトップの希望の星として丁寧に育てられてきました。
その第一候補だったはずの上級生、愛月ひかるは、
正3番手(当時の判定は大劇場での小羽根の装着)に昇格することなく専科へ異動。
その後、桜木みなとは本公演であっさり正3番手に昇格。
さらに自身初の東上主演作『壮麗帝』では、
「10代目の王」というスーパード直球な匂わせフラグを立たせました。
はい、宙組10代目にして初の生え抜きトップという道筋は、
この頃すでに立ち上がっていたのです。
これで桜木みなとのトップ就任を「想定外」と論じる意味が分かりません。
ただしもちろん、これは「こうするしか無かった」という意味ではなく、
様々な想定を踏まえて色んな副案が張り巡らせている中での、
主旋律がこれであった、という意味です。
そして最終的にGOの決断をさせたのは、
朝美&桜木の頑張り以外の何物でもありません。
ただ、私がこの確信について唯一揺らいだのは、
雪組が望海風斗→彩風咲奈に代替わりをする瞬間、
すなわち雪組の2番手が空位になるタイミングです。
当時、宙組は真風涼帆が相手役を変えたばかり。
後任として2番手に芹香斗亜が居たころから、
桜木みなとのトップ就任は相当遅くなることが目に見えていました。
よって、仮に桜木みなとを早くトップに就任させたいのなら、
朝美絢の上に降ってくれば良いわけでしたけど、
でも結果的にそうさせなかった。
つまりこの時点で、桜木みなとはどんなに待っても、
宙組10代目にして初の生え抜きトップという称号を手に入れさせるし、
朝美絢は雪組でトップにさせると内々で決まっていたのだと思われます。
95期の5組トップ制覇の光と闇
…が、この95期の5組トップ制覇には、
様々な犠牲が払われたことを、
人事考察ブログとしては書き記さねばなりません。
まずは宙組について。
例の事件以降、分かりやすい改善策を見せつけるような新体制の打ち出しは、
過去の例から見ると「外からの落下傘就任」であることは、
当ブログ以外でも方々で論じられていたことです。
ちょうど該当者として凪七瑠海や鳳月杏もいたし、
やろうと思えば出来ないこともなかったはず。
だけど、じゃあなんでしなかったかと言えば、
その1つの大きな要因として、
この「桜木みなとの10代目トップ就任」を動かせなかったから、
じゃないかと邪推します。(1人増えてしまうと単純に数がずれてしまうので。)
もっと言えば、そもそも芹香斗亜が花組から宙組に来た1つの要因は、
柚香光&礼真琴を同じタイミングで就任させたいからですよね。
もっともっと言えば、
芹香斗亜が月組へ落下傘就任することも「理論上は」出来たけれど、
月城かなとをとっとと就任させたかったという事情もあったはず。
そう考えると、芹香斗亜は最後まで、
劇団の95期プッシュに振り回されしまったのかもしれない、
と思ったりするところです。
そしてもう1名が…これは完全なる理論上の話なのですが、美弥るりか。
彼女は月組サイコパス人事の被害者という印象が強いのですが、
実は、もう1つ道があったんですよね。
それが紅ゆずるの後任として星組でトップに立つ、ということです。
美弥るりかと紅ゆずるは、同じ退団年ですから、
有り得ない話じゃありません。そもそも古巣ですし?
もし「星組でトップに」という話があれば、
美弥もあと3作くらいは居てくれたかもしれません。
けど、劇団の推し的に礼真琴>美弥るりかなことは決まり切ってましたから、
自分で書いといてアレですが、完全に悲しいif。
もし星組に超有力候補だった礼真琴がいなければ、
彼女の未来は変わっていたのかも、と無意味な妄想をしてしまいます。
95期の闇
こう書くと、いかに95期生が恵まれてきたか、
という内容が目立ってしまいますが、
だけど全くそんなこともございません。
柚香光は結局最後まで少女漫画物をやってくれず、
分かりやすい代表作が無かったし、
礼真琴もオリジナルミュージカル大作が無いまま退団が決まってしまった。
月城かなとはケガが原因か5作でとっとと辞めてしまったし、
朝美絢も桜木みなとも、
本人の持ち味がイマイチ生かせぬ高学年就任。
演目も、果たしてどうなることやら…。
そして一番不思議なのは、
揃いも揃って相手役の就任劇が変(という表現であっているのか?)なこと。
柚香光は自分だけの相手役おらず、
華優希も星風まどかも離婚歴有り(敢えてこういう表現をしています)。
礼真琴はまさかの舞空瞳に逃げられ(敢えてこういう表現をしています)
星組といえば同時就任同時退団のコンビ芸なのに、
まさかのやもめ退団となった。
月城かなとは唯一、同時就任同時退団ですけど、
相手はずーーーーーーーっと組んできた海乃美月。
本人たちは幸せそうですけど、
一部のファンは「他の相手役で組んでる姿も見て観たかった」と思ったはず。
そして朝美絢は夢白あや、桜木みなとは春乃さくらと、
これまた前任からの引継ぎ人事でトップ就任。
とまぁ、ここ最近のスタンダードをことごとく外した人事が続いています。
これはもちろん、コロナの影響も大いにあるわけですけど、
実は劇団は「95期の5組制覇」に意識が行き過ぎて、
それ以外の人事がグチャグチャになったし、
なんならそれに固執し過ぎて色んなところでグシャっただけだと思います。←
人事について細かく計画を立てた時の方が、
よりしっちゃかめっちゃかになるのは、
(100周年の頃すらぐちゃってたくらいですから?)
劇団のお家芸なんだなーと改めて実感しますね。
水美舞斗はラストエンペラーか?
そーんなわけで、
劇団がいかに95期の5組トップ制覇を狙っていたかについて、
これまで断片的に当ブログで断片的に書いてきたことをまとめてみました。
いやー、ずーっと考えていた内容でしたけれど、
95期スキーと高らかに宣言してしまっている以上、
あまり声高に言えなかったことを改めて書けてスッキリしました。←
そして改めて書いておきたいのは、
劇団の想定外的に猛ダッシュしているのは、
実は朝美絢ではなく、水美舞斗だと思うのです。
その結果として、本当は瀬央ゆりあと同じ扱いだったはずなのに、
この2人の歩む道筋が、
ビミョーに変わっているのがここ数年の話。
果たして彼女が95期の成り上がりとして、
6人目のトップスターになれるのか。
95期物語の最終局面は、まだ始まったばかりの模様です。
☆★☆★☆
ランキング参加始めました!!
ぜひポチっとお願いします↓↓
コメント
いつも記事を楽しく拝見しております。
95期人事による光と影は正しくその通りだと思います。前後の期で95期スターの勢いに抗えずにトップになれず涙を呑んだスターが沢山いたことは事実ですが、チケット売りを考えると95期推しが最善であったことは間違いないと思います。
ただそのような95期ストリームの中で川の流れに任せるままトップに立ったイメージを抱かせる鳳月さんはやはり異質なスターだと思うと同時に、宝塚の人事の奥深さを感じます。
これからも楽しい人事記事お待ちしております。
いやはや、改めて全てを並べて見てみるとこれこそがショービジネスだと言わんばかりの光と闇っぷりですね。ある一点に気合を入れてめちゃくちゃ頑張るとそれ以外がひっちゃかめっちゃかになる、というのは宝塚以外のエンタメコンテンツでもまあまあ見る現象な気がします。バランスって難しい……上を躍起にさせられるほどまでの力があるということの裏返しでもあるんですけどね。
95期はそれなりの学年になるまで組替えを月城⇆朝美トレードという最小限かつベストに済ませたこと、期内のパワーバランスを崩させなかったことが(いろいろあったけれどもひとまず)全組制覇突破の鍵だったのではと思っています。次なる伝説を期待されているのは105期でしょうが、果たして?
【業務連絡:12/8 20時40分】既にコメント頂いた方で、「劇団がもう95期に括っているとは思わない、水美舞斗さんも素晴らしいスターだが、聖乃・風間・縣の3名を始めとした100期以下にも素晴らしいスターがいるし未来が楽しみ」という主旨のコメントをしてくださった方へ。おっしゃる意見についてもすごくしっくりきて、その通りだなと思いながらコメ返していたら、なぜかデータが飛んでしまいました。こんなこと初めての経験で私も大変驚いていますが、どうやっても復元できず、この場でコメント返させて頂きます。もちろんアンダー100期もみんな素晴らしいスターさんだと思っていますし、彼女たちももう適齢期。仮に彼女たちが水美さんを押しのけて先にトップに立ったとしても、(彼女のファンは非常にお怒りになるかもしれませんが)それはそれで運命なのかもと私は咀嚼出来るつもりです。そして、せっかく心のこもったコメント頂いたのに申し訳ありません。
いつも楽しく、興味深く拝見しております。
ご帰還後、早速の読み応えのある記事の更新、ありがとうございます。
光と闇、確かに。
()付きで、敢えてこう表現しております、には笑ってしまいました。
礼さんを軸にした、95期の前後期のトップスターのラインの最後尾は、どなたの笑顔で飾れるのか、やはり期待してしまいます。
光が眩ければ濃い影ができるものですよね。
95期の娘役さんたちも、神7も、ザ芸達者専科まゆぽんさんも、箱推しで好きですが、水美さんが月組トップになるならもちろんそれはそれで喜ばしく思う反面、神7で唯一トップにならないのであろう瀬央さんを思って勝手に切なくなったりします…ご本人がそこまでギラギラ野望をたぎらせているかどうかは別として…ですが。
本来なら95期ずらっと揃えてタカスペに運動会に110周年と稼ぎまくる予定だっただろうに、コロナと、何より劇団の体制の不始末、実に残念です。
95期には明確にれいまい>れいこ>>ずんあーさ>>まいせおの序列があり、劇団は5組トップを構想しているというのは彼女達が立て続けに新公主演・バウ出演を掴んでいた頃からずっと感じていました。
私も愛ちゃんとずんちゃん、ありちゃんとあーさの関係性が気になっていた中、あーさとれいこちゃんのトレードと愛ちゃん専科で完全に整ったなあと思ったことを覚えています。
劇団は何とか5人のトップ在籍期間を被らせたかったでしょうし、大作や新妻もあてがいたかったんでしょうが、中々うまくいかなかったところもあるんでしょうね。
上下の期が歯痒い思いをされたことは否めないかもしれません。とはいえ95期箱推しのファンは多いでしょうし、5人も一人ひとりがトップになるに相応しいスターであることは間違いないと思っています。
(私は昔からマイティーとせおっちは絶対にトップにならないと思っている派だったのですが、れいこちゃんの思いがけず早い退団やちなつさんの3作退団フラグを経て、初めてマイティー落下傘説を信じ始めました…人事は最後まで何が起こるか分からないですね…)
95期はそれこそ新人公演主演をし始めた研5あたりから研16の今に至るまで影響を与え続けているわけですが(水美さんが残りつづけるのならそれ以上)、もっと恐ろしいのは95期を超える13名もの新公主演を出した105期。まだ研6ですから、あと10年以上劇団の人事は彼女らを中心に回っていくのかと思うと頭が痛くなってきます。
瀬央さん水美さんの雪宙出演について、95期の闇は95期内で収拾しようとしているように見えるのですが。
縣さんはまだ待つ余裕ありますし、宙は桜木さん後の強力な候補がいません。
少なくとも永久輝さん暁さんのいる花星には出演しないと思ってます。何のために専科に出したか分からなくなってしまいます。
桜木さんが歌劇の表紙に載るのが暁さんより遅かったのは、芹香さんにもう1作あって、就任が暁さんより後になる予定だったから?かなり崖っぷちですけど。
瀬央さん水美さんの雪宙出演について、95期の闇は95期内で収拾しようとしているように見えるって、まさにおっしゃる通りですね…なんというか、凄く腑に落ちちゃいました。
同期で仲がいいアピールは素敵ですが、人事の期推しはこの記事にある通り窮屈で、個人的にはあまり好きではないですね…
前から気になっていたんですが、95期で揃えようと企画した時、桜木さんて果たして宙っぽかったんですかね…?
桜木さんて何か可愛らしい感じがあって、スタイリッシュタイプなら、むしろ柚香さんなんかが良かったんじゃないかな…て何となく思っていました。かつては愛月さんがいた、上が詰まっていたのもあるかもしれないけど、初の生え抜きを託すにしては「光輝く超超路線様」てほどの勢いを持たせていなかった気もして、何か扱いが重たいな…なんて。
とはいえ細かい学年は全然考えられていないです!!
宝塚◯周年、宙組◯周年、柚香×礼との足並みとか色々考えたら、きっと桜木さんだったんでしょうね。
蒼太さん、いろいろと深い詳しい考察ありがとうございます。私事になりますが、宝塚に堕ちたのは2022年ネバーセイグッバイを観てからで(コロナ禍前も観ておりましたし好きでしたがチケット手配もろくにしておりませんでした)
、少しでも勉強したくて蒼太さんのブログを読み始めました。特に人事的考察が大好きで、過去遡って全ブログ読ませて頂きました。長い前置きでしたが桜木みなとの第10代宙組トップスターになるのは『壮麗帝』で決まっている!とのご考察が心に突き刺さったのです。。今回のブログを読んであの時の衝撃を思い出しました。
そして水美さんですが。私は宙組に出演は路線スターあげ方の調整の為と思ってまして、短期であろう鳳月さん→水美さん→風間さん、と風間さんトップになるあたりに花は永久輝さん→聖乃さん、星は暁さん→?、雪は朝美さん→縣さんかな、と思っていますー。縣さんは聖乃さんや風間さんとほぼ同時にあげちゃうようにみえます。
それこそカレンダーなどの扱いが上位にみえるので。
星の暁さんや宙の桜木さんの後は私にはちっとも予想できないです。。極美さんが順当に星で上がっていくのか、、組み替えやトレードが星や宙中心におこるのでは、と思いますがまだ気が早いでしょうか?
個人的には95期のラストトップは桜木さんまでかなと思います。
流石に95期で6人目を輩出となると100期以降のトップのタイミングが遅れたり、なれなかったりとするからです。
人材の新陳代謝も魅力の1つであると思います。
次世代以降ですと、月組が3期連続で路線がひしめいていますので、礼華さんか彩海さんが組替えして(今の組の路線事情だと行き先は花組で)栄転して欲しいです。その辺の見解はいかがでしょうか?
蒼汰さま
いつも楽しく記事を拝読しております。
桜木みなとの10代目就任だけでなく、宙組30年を生え抜きの桜木みなとが迎えるところを狙っていたんだな、と思います。なんならもとから桜木みなとが30周年で就任だったなんて…まさかね。
だから真風涼帆は長期コースだったし芹香斗亜が後任になった。つまり事件がなければ5作任期であったと思っています。
コロナがなければ真風芹香どちらも7作or桜木みなとの超長期政権だったのかもしれないですね。
結果として春乃さくらを迎えたことは個人的には歓迎ですが、本音を言ったら同時就任してほしかった…
宙組ファンとしては、宙組20周年の節目をそれなりにお祝いできた(真風涼帆の就任時がたしかそのあたり)ので、桜木みなともシトラスやったりできるのかなぁ、と今から思っています。
「貴方は未来を予想出来ていましたか」
こんなタイトルを付けられた日には、ついしゃしゃり出てしまいたくなりますね(笑)
私は折に触れて、貴ブログのコメント欄にて願望というワードを隠れ蓑に幾度も持論を述べて参りました。
・証跡
「95期生組替えシャッフル考 (2019-12-26)」
「今後の宙組人事についての予想ゲーム2020( 2020-6-11)」
この他にも亊あるごとに、同時期の各組95期トップ勢揃いが見たい、といったことをコメントしておりますが、並べ立てるのも無粋なので控えます。
私もやっと言葉を選ばずに書けますが、前後の期へ皺寄せがいくことは百も承知で、戦略として95期制覇はするだろうと思っていました。
コロナで全ては狂い出しましたが、本来は110周年に勢揃いさせていたのだろうと、今でも私は思っています。
当時はとてもそんなこと書けない空気感でしたね。
なって3れいまでが定説で、こんな亊を書こうものならやれ朝美強火ファンがー!桜木強火ファンがー!とすぐ決めつけられるのは明らかでした。
なので、蒼汰さんも当時はフェイクを入れた書き方になってしまっていたのかなと思ったり。
いつの時代も幾つもの悲しいifの上にしかトップは生まれないものだ、という非情を前提に、無責任に予想ゲームをして恐縮ですが、次なる劇団の優先順位は95期から105期に移ったと見ています。
月城が退団発表をするまでは95期勢揃い第二章があり得る!?と夢想したこともありましたが、それが潰えた今となっては。。。まぁ、まだまだどうなるかわかりませんけども。
現在のご贔屓は朝美の自分ですが、桜木と朝美を押すと劇団が決めたその時から、一期下の和希そらがトップで上がれなくなってしまったんだろうな、と、この闇に関しては永遠にモヤモヤが晴れない気持ちです。和希そら本人がトップスターを強く望んではいなかったかもしれませんし、在団中に外部から美味しい話があったのかもしれませんが、実力とその舞台上でのきらめきは間違いなくトップの器だったと思います。この人物を逃す劇団には当時失望しました。
ただ桜木朝美がトップロードに乗ったことの始まりは愛月が宙組トップ構想から外れたことですよね(こんなのは今更な答え合わせでしょうが…)劇団が愛月トップ構想に見切りをつけたエリザベートは2016年、朝美の組み替えは2017年。劇団としては愛月を待ったつもりで、待ってダメだったから95期推しにシフトしたのでしょう。
更に朝美は新規層への訴求力が強いのはファンも承知、そして和希そらには96期という足枷もあり、劇団側には都合の良い背景が揃って朝美を推せたわけで、なんとも言葉にしにくい因果があるなぁと思わざるを得ません。
その和希そらが並のトップスターでは追いつけないくらい外部でブイブイ言わせて飛ぶ鳥落とす勢いのミュージカルスターに成り上がっているのが個人的にせめてもの救いです。
朝美にはその分といっては押し付けがましいですが、研鑽を怠ることなくトップ任期を勤めてほしいですし、努力家の彼女ならばそれが出来ると信じて応援し続けます。
水美さんは絶対トップになると信じてる1人です。95期の箱推しでいろいろ人事的に良くない部分があるのはわかりますが、トップになるべき人はちゃんとなっていただきたいです。ただそれだけです。