まず、本旨と全く関係のない内容なのですが、
原嘉孝さん、timelesz加入おめでとうございます!!
(伊藤健太郎降板の舞台で急遽主演を務めた作品を観に行った縁で応援してました。←このブログでも走り書きで感想を書いた思い出が…)
ってことで、宝塚は空前の105期生猛プッシュモード。
目指せ第2の95期を目論み、全力で押せ押せモードですね。
しかし、このしわ寄せは前後の期に来ます。
今日はそんな「はざまの期」への憂慮について書いていきます。
105期ウェーブの影
105期猛プッシュモードで、割を食うのはどの学年でしょう?
1期上の104期生でしょうか?
確かに、104期は近年まれに見る「不遇の期」で、
現時点でトップ娘役の輩出ゼロ、
なだけでなく、男役のバウ主演も娘役の東上ヒロインもゼロ。
だけど、実は彼女たちが「不遇の期」であるのは、
105期猛プッシュモードの前からそんな気配があったので(体感)、
実は「さもありなん」な印象があるんです。
むしろよく頑張って男役の主演経験者を3人出せたな、
というのが私の率直な印象です。
(天城は一応推される気配はありましたけどね。)
ってことで…一番割を食っているのは、
下の106期・107期生だと思うんです。
106期生といえば、雪組スーパー御曹司の系譜である華世京、
比較的早めから推されている花妃舞音、華純沙那、
そして暁千星のファフォブにも載った乙華菜乃がいるので、
そこまで不遇の印象はないと思われます。
…が、皆さん気付いてました?
既に新公主演者が発表されている今年の夏までの時点で、
男役の主演経験者が華世京ただ1人であることを。
ちなみに、2025年で106期生は研6。
研6の夏で主演経験者1名って、
104期と同じペースなくらいヤバいっすよ。
106期の憂慮
他の106期生について見てみると、
華世京の次に早めに抜擢されたのが、花組の鏡星珠でした。
2022年の『巡礼の年』で2番手格のショパン(本役:水美舞斗)を取って以降、
比較的良い役をずっと貰っているイメージです。
けど、それから3年、いまだに主演を取れずにいるし、
花組は同期の遼美来も推し始めています。
花組が同期ダブル売りをするのは、
柚香光&水美舞斗、聖乃あすか&一之瀬航季という、
超路線&蓋枠という印象が強いかもしれません、が。
実はそうでもありません。
最近だと97期(矢吹世奈と綺城ひか理)、
99期(亜蓮冬馬と帆純まひろ)が「決めかねてダブル押し」していて、
なんだかそれに近い流れな気がします。
そしてこの2期に関して言うと、
結局は後から出てきたスターが新公主演を取ったんですよね…。
ま、現時点では鏡星珠と遼美来の、
どちらかが主演を取れるのか分かりませんけど、
まだ「どちらかは取れそう」だからまだ良いんです。
問題は他の組ですよ。
月組は105期に七城、107期に一輝、108期に雅と、
前後の学年に本命を取ったからか106期は最初からセーブモード。
もしかしたら和真あさ乃がラスチャンで取れるかな、という情勢。
星組は凰陽さや華が『1789』で路線役を取ったものの、
そこから推されるわけでなくはなく、
むしろ1期上が稀惺かずと&大希颯という2枚看板モードなので、
ぶっちゃけ最初から誰かが主演を取れるかは黄信号。
宙組は個人的に逸材だと思う鳳城のあんがいますけど、
例の事件があるだけでなく、そもそも若手の育成が下手なので絶望的。
ビミョーに老け役ばっかりやらされてるし
大路りせ&泉堂成、そして奈央麗斗に押され、
結局、真白悠希のような扱いになりそうな気が…。
さらに、もっと悲惨なのが
しかしながら106期生は、
トップほぼ確の華世京がいるからまだセーフなのかもしれません。
その下の107期にいたっては、
大本命だったはずの一輝翔琉が大ブレーキ中だし、
早くから推されそうな気配だった宙組の奈央麗斗は、
例の事件&宙組は若手育成が(略)
なお、さらにその下の108期生は、
既に雅耀&苑利香輝の2人を主演者として出ているわけですから、
「早い」ということもないはずです。
猛プッシュされる学年がある一方で、
そのしわ寄せを受ける学年もある。
「不遇を跳ね返すほどのスター性がないのが悪い」というは易し、
今の若手はコロナ&例の事件で露出が少ないわけですから、
その辺、もっと上手に露出して欲しいと思うんですが…。
難しい注文なんでしょうかね。
ってことで106期・107期の今後の情勢を
生暖かく見守っていきたいと思います。
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コメント
いつも楽しく記事を拝見しております。
107期の一輝さんと奈央さんは大人気路線スターになれる素質があるので、劇団には本当に何とかして欲しいですね。過去記事にも書かれているように一輝さんは月組では七城・雅耀に挟まれて苦しいですが、若手路線の弱い花組に組替えされれば路線として戦えると思うので諦めないで欲しい!
106期は華世京1択でしょう、あまりに強すぎてアンチさえ湧かないのが最大の弱点ですね。
でも105期の男役は95期のようにはなれない気がするのは私だけでしょうか?七城さん、稀惺さんは確度高めで、大希さんも何となくトップ路線に乗れそうですが、他の方は別格系路線に留まるのではと思います。娘役トップ4はほぼ確定でしょうが。
これからも楽しい人事記事お待ちしてます。
105期に逸材が多いのはわかるんですが、95期ゴリ押しで他の期にしわ寄せがいき、上の方の番手勢のやりくりに苦心しているというのに、また105期も同じ轍を踏むんですかねぇ…
男役7人はまだしも、娘役で新公ヒロを7人も出してどうするんですかね?95期ですらヒロインは5人でしたし。
個人的には宙組の鳳城さんには期待していたし、宙組の推しもあった(真風コンの給水係として毎公演名前を呼ばれて紹介されていた、ショーの闘牛など目立つ役もあり、成績上位)と思っていたのですが、いつもの育成下手な宙組なのでもう諦めかけてます。
いつも興味深い考察ありがとうございます。
105期生の頑張りは微笑ましい前提で。
105期への偏りに見えてしまうほどの情勢は先に不安を残しますよね。
他の期への影響だけでなく、将来の105期生そのもののためにも。
106期107期に関してはチャンスがまだ2〜3年あるので何とも言えませんが…ポジションを与えれば実力や輝きや人気は後から付いてくることも多いです。
お名前挙がっている106期生に関しては全員実力が高く作品をしっかり作っていけそうなスター候補生だと思うので大切に育てて欲しいと思います。
107期の天つ風くんにも注目してますが、若くんまでいるし厳しいですかね。
105期なら、とやっぱり思ってしまいますね。
106期は宙組に夏南幸さんっていう文化祭主演した生徒がいて、研2で瑠風の役がついていたのに、直後に休演発表、そのまま一回も復帰せず退団という恐ろしいことになってましたね。
花組の2人は下級生に路線が誰もいないので両方できるかも。
星は樹澄せいやの方が1回とれるかどうかですかね。
107は一輝は組替えしなくても複数回できそうですかね。雅の抜擢が早すぎて3.4回主演してもまだ枠余ると思うので。翔ゆり愛次第ですが。
奈央はバウ主演くらいまでは余裕でできそう。(それまでに本公演のポジションが上がるとは思えないが、、、)
よく期推し云々言われてますが、劇団は期推し関係なく主演を張れる力量のある生徒・グッズの売り上げ・普段からの資質をトータルで判断して起用しているのが一番大きいのでは?もちろん、期売りの側面が全くないとは思いませんが。
「どの期にもチャンスを」とか温いこと言える甘い世界ではないと思います。
95期の時に同じことを思ってましたが、それでも96期は例の事件をかき消すかのように娘役も男役も猛プッシュされ、97期は永久輝海乃城妃がプッシュされていたのに比べると、今の106、107はリソースすら割かれてないイメージなんですよねぇ。そりゃ主演を張れるパワーがあるか否かが一番大事ですが、ただでさえ年間公演が少なくなっている今、いずれ106、107の時代が来るだろうに利益の源泉となる弾数を増やさんでどうするんだろう?というのが私の疑念です。可哀想だねぇヨシヨシ、とかいう次元の話ではなく。ま、該当スターがいないという判断なら仕方なしですが。
蒼汰様タイプロご覧になっていたのですね!!まさかこのブログでその話題が拝見できるとは、なんだか嬉しくなってしまいました。
映画館に原さんの映るポスターを見ては、クリエに寺西さんの名前のあるポスターを見ては、ぐっと来るものがありました。ショービズの輝きと涙という意味で、宝塚にも通ずるリアルを感じて毎度ドキドキでしたね。
カセキョーは文句なしの強さなのでそれはそうとしても、箱推しの余波は確実にあることでしょう。メリットデメリット考えれば長期的にはデメリットの方が大きいですよね…。
月組107期に関しては、一輝さんと天つ風さんが互いに牽制し合って身動きが取れなくなってるように見えて、もどかしく思います。礼華・彩音の構図を思い起こされますが、私見ですが礼華さんの路線上げを決定付けたのは研5時のチェゲバラのルイス役だと思うので、まさにいまが踏ん張り時かと思います。(当時の月組は非常事態かつ多分繰り上がり配役という事情はあるでしょうが)
デリシューでセンターを張り輝いていた一輝さんを強烈に覚えているので贔屓目で見てしまいますが、いま舞台で目を向けてしまうのは天つ風さんだったりします。きゅるんとるしたお顔で上昇志向がありそうなところに面白みを感じますが、役付きによっては早く見切りをつけてしまいそうな聡明さも感じます…(見当違いだったら申し訳ないですが)
甘ったれた考えですが、お二人とも上手に丁寧に育成されることを願っています。