宝塚111年目の組カラー

 

芹香斗亜の退団により、桜木みなとが新宙組トップスターに就任。

そして礼真琴の退団公演が現在進行中です。

 

これで間もなく柚香光、月城かなと、彩風咲奈、礼真琴、芹香斗亜の93・95期体制から、

永久輝せあ、鳳月杏、朝美絢、暁千星、桜木みなとへと代替わりすることになります。

 

宝塚111年目の組カラー

 

そして改めて、私が宝塚を追い始めた100周年以降と比べても、

各組のカラーがガラりと変わったなと感じます。

 

以前の各組の印象をざっくり書いていくと、

花組は筆頭組らしい人気、若さ、男役芸。

月組は芝居の組…ではなくサイコ人事で混乱常態化。

雪組は和物の組、星組はキラキラ圧の人気組、

そして宙組はサラりと淡泊で高身長で大人な組、という感じでしょうか。

 

それに比べると111年目の花組は、圧倒的なキラキラ感!!

永久輝せあ&星空美咲のザッツ宝塚な見目麗しいフレッシュな並びはもちろん、

聖乃あすか、極美慎、希波らいとと宝塚らしい美形スターが名を連ねます。

 

分かりやすく言うと、少し前の星組っぽい持ち味になりそうですよね。

特に極美慎が星組から花組に動いたこともあり、

ファン層がごっそりこっちに移りそうな予感。

 

月組は超高学年スター鳳月杏を筆頭に、

天紫珠李、風間柚乃、礼華はるとシックで大人な組カラー

これまた分かりやすく言うと、少し前の宙組っぽい持ち味という印象です。

 

ただ下級生は彩海せら、七城雅、雅耀、そして期待の翔ゆり愛と、

真反対の若くてフレッシュな期待の星が勢ぞろい。

この上級生と下級生の持ち味の違いが互いを引き立たせ合い、

相乗効果として感じられるのが面白いです。

 

95期最終章と、それから

 

では、雪組の持ち味は、

朝美絢&夢白あやの目の覚めるようなビジュアル組でしょうか?

 

…いいえ、正確には95期最終章の組だと思います。

朝美絢&瀬央ゆりあ、

そして宙組桜木みなと&水美舞斗も。

 

100周年の頃から多くの人たちが期待した95期フィーバー。

残念ながら計画通りにはいかず、

その恩恵をあずかることがありませんでした。

 

その最後の煌めきを今度こそ宝塚の繁栄に生かそうと

組み立てられた結果が雪組&宙組の持ち味だと思われます。

 

一応、雪組は朝美絢にライトホイホイの効力を期待しつつ、

夢白→音彩、瀬央、縣千でシックな美形ならび。

 

宙組は桜木&春乃の悲願の生え抜きコンビの祝祭と、

水美舞斗登板による崩壊からの再生劇の2本立て、という感じでしょうか。

 

んで。

この説明が一番難しいのが星組なんですよ。

 

暁千星、詩ちづる、瑠風輝、天飛華音。

えーーーーーーーーっと、何組っぽいですかね?

 

とりあえず全員に言えるのは、平均以上の実力、とくに歌唱力が高いこと。

それは娘2格であろう瑠璃花夏、4番手の稀惺かずとも含めると、

とにかく「耳に楽しい」組になりそうかな?

 

作って壊して、その流れこそ宝塚

 

そんな「実力高な星組」というのは

今の礼真琴政権時に打ち出しているものと同じはずなんですけど、

でも全く持ち味が違うように感じる不思議。

良い意味で全く想像がつかない新生星組ですけど、それもまた一興でしょう。

 

とにかく、全組に渡り少し前の各組の持ち味からガラり変わって、

戸惑う方も多いかもしれません。

 

が、そんな流動性こそ宝塚の醍醐味ですので、

新体制を否定することなく、

今この瞬間の組カラーをそれぞれ楽しんでいただきたいと思います。

 

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