予定があって見られないはずだった星組『ザ・ジェントル・ライアー』、
なんとかやりくりして見ることが出来ました!!
…最後の30分を除いて。
うわーん!!これから面白くなりそうな気配のところで離脱せねばならず
非常に非常に残念でした。
ってことで大切なオチを見逃しているため、
キャストを中心にふわっと感想を書いていこうと思います。
星組『ザ・ジェントル・ライアー』ふわっと感想
アーサー/瀬央ゆりあ
まずは東上主演おめでとう!!
そしてあなたはやっぱりそういう王道な恰好が良く似合う!!
ってことで彼女の顔面の良さと着こなしを堪能出来た東上作品でした。(総括)
クールに気取っているように見せかけて、
どこか抜けているところがお茶目で愛らしく、
見ていてクスっとしてしまうような役どころでしたね。
堂々たる芝居も素晴らしく、歌も安定していて聞き取りやすい。
路線スターとしての輝きを改めて感じることが出来ました。
ロバート・チルターン/綺城ひか理
星組生え抜き陣が『王家に捧ぐ歌』で路線バトルをしている中、
美味しいわぁ。役も、ポジションも。
スラっとした高身長でタキシードを着こなす粋なヒゲ男。
これぞ男役!!という英国紳士ぶり。
花組でいうところの瀬戸かずや的ポジションですが、
彼女の場合、色香よりも爽やかさが感じられて、
それがロバートという誠実な男性像にピッタリだったと思います。
ローラ/紫りら
音波みのりからの代役登板でしたが、
代役とは感じさせない見事な演じっぷり。
こんなに出番の多い役で彼女を見たのは初めてなのですが、
ここまでちゃんと芝居の出来る人だとは思いませんでした…!!
普段の天然ぽい人柄とはうってかわって、発声からして素敵な悪女っぷり。
短期間でここまで仕上げられたのは、さすがタカラジェンヌ。
瀬央ゆりあ×紫りらの95期コンビの絆も感じられて良かったです。
ガートルード・チルターン/小桜ほのか
貞淑な妻、と聞いていたより相当パワフルな妻でしたが、
エネルギッシュで良かったと思います。
そして相変わらずお見事な歌唱力!!
前任時代はあまり出番が多くない娘役さんでしたが、
ここ最近の彼女の重用されっぷりは個人的にとても嬉しい。
舞台上でなんでもこなせ、かつ安定感もあるので、
彼女が出てくると安心して見られますね。
メイベル・チルターン/詩ちづる
ついに出た!!105期生4人娘の最後の一人。
噂通りの歌唱力の高さに驚き、
また芝居については想像以上に大人っぽい実力者でした。
なんとなーく端々に美園さくらみを感じたのは私だけ?
安定した星組デビューだったと思います。これからに期待!!
トミー・トラファド/稀惺かずと
ついに出た!!某有名芸能人のご息女さん。
男役がしっかり板につき爽やかに好演されていましたし、
想像以上に顔が良くておじさんビックリ。笑
彼女のナンバーがあったそうですが、
それを見られなかったのだけが心残りです…。
歌も上手いらしいので、それは次の機会に期待したいと思います。
その他、雑感いろいろ。
あと、気になったキャストでいうと、
アーサーの執事役・大輝真琴はキレキレのコメディ担当。
全力でやり切る面白い存在感は、さすがの上級生という感じ。
雪組への組替えが決まっている咲城けいはド・ナンジャック子爵、
すなわちフランス男役で、アクセント的に使われて実に印象的でした。
まさかの髭でビックリしましたが、笑顔が爽やかで素敵。
そんな咲城とペアだった同期の水乃ゆりは、
とぼけたポジションが彼女の芝居とマッチしていて、これまた良い感じ。
なんですが、序列的には完全に娘4ポジション。
ってことで今作は目立つ娘役が3人居て、
どれも正ヒロインとまでは言えない感じが『デビュタント』と被りますよね。
かつ、本来は音波みのりが小桜、詩、水乃の蓋登板するのも、
礼真琴主演『アルジェの男』を思い出したのでした。
こう考えると、音波みのりのポジションって面白いですよね。
彼女が出ていたら、どんなローラになったのか気になるところ。
兎にも角にも関東公演は無事上演出来て良かったです。
千秋楽まで走り抜けられますように!!
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コメント
いつも楽しく、拝見しております。
配信みました。
瀬央さん、素敵でした。
似合っていましたね。
真ん中でのダンスも、魅力的でした。
礼さんの本隊組と合わさって、次の大劇場公演は、また一段とパワーアップしたものになるのでしょう。
さらに月から暁さんも加わり、これから星組は、どこまで極めてゆかれるのか…気になります。
面白かったですよね!
最後の30分、粋なラストで世界観もオシャレな感じもとてもよかったです!
ショーも星組らしく熱いし、トリプルヒロインとのデュエダンもよかったです。
音波みのりの大ファンなので休演は寂しかったです。
たしかに、蓋的存在で面白いですよね!
ぜひとも先日のありさひとみの時のような考察を書いて頂くと個人的にすごく喜びます!
大劇場のショーで2番手だった愛月ひかるや瀬央ゆりあとも組んで、別箱ではヒロイン格もしちゃう路線ではないけどそれに近いポジションに居続ける91期生。
どの組のトップよりも上級生の路線に近い別格上級生って他組見ても居ない気がするんです。
一本記事書けそうじゃありません?笑
新公ヒロインも2度か3度してたはずですし、北翔海莉がトップに立つタイミングで紅ゆずるがそのままトップになってたら音波みのりもトップになれてたのかも?とも少し思ったりします。(歌唱力があまり無いので可能性は低いでしょうけど)
音波みのりだけじゃなく、上級生だけど路線に近いとかヒロイン扱いされてるみたいな特集あったら面白いですよね。他に居るのか思い当たらないけど。
あらやだ、わたしは開演時間を間違えていて(汗)最初の40分を見逃しました。。。
パーティのシーン丸っと見逃したので、咲城けいの見せ場あったのかー、と(^^;
瀬央っちの東上主演観れてよかったです。
あかさんはもう、安定のイケオジさいこー
(悪役も見てみたいかも?)
小桜ほのかちゃんとの夫婦役もぴったりでした。
代役の紫りらちゃん、怪演でしたねー
(ほめてます)
105期コンビもよかった。
これからもっと抜擢されていくんですかね?
楽しみです。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
田淵先生の演出、冴えていましたよ。
19世紀末のヴィクトリア朝的道徳の下書かれた、皮肉と逆説に満ちた、裏を読ませる長セリフだらけの原作を、ウラのウラはオモテ的に、耳で聞いてすんなりわかるようにすっきり改変した脚本。
ラスト30分あたり、ガートルードからアーサーへの「手紙」を巡ってのやりとりの経緯は、
「ローラを完全な悪者にせず、嘘でしか本音を言えない偽悪者同士、惹かれ合ったのかなあ」を表現していて、オスカーワイルドにも、上手いことやったな!と思わせるかも。
「おもろうてやがて哀しき」実に英国らしい上品な可笑しみに満ちた小品でした。
詩ちづるさん、美園さくらみですかー。
Now on Stage で見たら、しゃべりが星風まどかさん風味だと思いました。いずれも芯がしっかりしてそうな。
こんばんは!
配信ご覧になられたのですね(^^)
あーでも最後の30分が!!!当たり前ですけどそこからが本当に面白いところだったのに!
ということは綺城さんの見せ場歌唱シーンも見れず仕舞いでしょうか?鳥肌がたってすごく感動したシーンです!
いずれ蒼汰さんがフルでご覧になった暁にはまた感想お伺いしたいです(^^)