雪組『Lilacの夢路』新人公演をライブ配信で観劇しました!!
既に本公演も何回か観劇しておりますが、
先に新人公演の感想を、キャストを中心に綴っていきたいと思います。
主要キャストさっくり感想
主人公のハインリヒを演じたのが、これが新人公演初主演となる、そして花の105期生の一人でもある紀城ゆりや。まずもって顔立ちがビックリするほど一禾あおと彩海せらを足して2で割らない風で、かつビックリするほど表情が彩風咲奈という、まさに雪組の申し子的なビジュアル。そしてパッと分かりやすい華やかさがありながら上品という、珍しいスター性。正直今まで「なんで路線候補生なんだろう?」と失礼ながら思っていましたが、今日でなんとなく理解出来た感じ。歌も芝居も破綻なく出来ていて、まさに安定した舞台運びでした。が、裏を返すと「捉えどころがない」というイメージは変わらないままだったかな…。このままだとミスター無難になりそうで、それが路線候補生としては心配なんですけど、雪組的には華世京の蓋要因として考えてるのならば、むしろノープロブレムなのかもしれません。これからの伸びしろに期待大です。
ヒロインはこれが3度目の同じく105期生の音彩唯。やっと自身のビジュアルが生かせる新人公演(これまで現代劇に和物に中華でしたからね…)が回ってきたからか、今まで以上に輝いていましたね。伸び伸びと歌い踊り演じる姿は、まるでディズニープリンセス。エキゾチック美女な夢白あやとはまた違うロマンチック美少女風なエリーゼで、とても魅力的でした。
そして2番手格・フランツを演じたのが106期生の華世京。もはや語るべもないほどに、末恐ろしい安定感。あと新人学年が3年半もあると思うと本気でビックリ。立ち振る舞いもスター然としてきて立派ですが、あともう一歩、ビジュアル面(つまり化粧)での成長を期待したいところ。クドいくらい濃ゆい顔立ちを、もう少し工夫して馴染ませられないかなぁと思うのですが…まぁ学年があがれば自然とシュッとするものですし、ゆっくり待ちたいです。
3番手のゲオルグ役を演じたのが、103期生の聖海由侑。得意の歌唱力を生かした活躍っぷりでしたね。小柄なスタイル含め、笑っちゃうほどリトル和希そらという感じ。芝居の口当たりも良く、最後の挨拶も立派でした。
4番手のアントンを演じたのが、はい来ました108期生の苑利香輝くん。まだまだ若葉マークという感じですが、ズッコケるほどの破綻はなく最後までやり通せてたかな、という感じ。そして顔立ちが朝夏まなと風味で、印象に残るビジュアルだなぁと思いました。雪組次世代は彼女を中心に回るんでしょうかね?今後に期待です。
脇役キャストさっくり感想
娘2格のディートリンデを演じたのが104期生の愛陽みち。2作連続娘2格かつ外箱でも経験値を積みつつあるからか、彼女もまたさすがの安定感でした。ビジュアルも相当努力した形跡が見られ、素晴らしい。良くも悪くも別格感が強いですけれど、新公ヒロ取りそうな流れですよね。あともう少しだ頑張れ!!
個人的に良かったなと思ったのが、諏訪さきのアイヒタールを演じた蒼波黎也。いやー、ついに垢抜けましたね!!いい具合にシュッとした男役に進化していました。104期の文化祭主演経験者として期待されながら、なんとなく別格コースを辿った彼女ですけど、ついに芽吹きの予兆が感じられた印象。残り1年半でどうなることやら???
また、麻花すわんの可愛らしさ、千早真央の堂々とした魔女感、絢斗しおんの目指せポスト久城あすと、今回は104期生が色々と目立っていて雪組ファンとしては楽しかったです。笑
あとはー、そうだなぁ、華世京演じるヨーゼフを演じたのは107期生の瞳月りくがとんでもない小顔でビックリしたことと、103期生の壮海はるまの扱いがショボショボで違う意味でビックリしたこと、でしょうか。前回が大回転の大活躍だったので、その落差に衝撃…今回は耐えの1作となりましたね。
ニュースターに期待
以上新人公演の感想ですけど…薄っぺらいですかね?作品が良くも悪くも多くのキャストに出番が振られているがゆえに、特に印象に残るスターが居なかった、というのが正直な感想です。いや、私が雪組を見慣れ過ぎているだけかもしれませんが…笑
まぁ雪組としては101・102期シーズンが終わり、華世京を中心としたアンダー103期にプッシュを移している過渡期ですので、多くの若手の顔を売るという至上命題は果たせたかなと思います。
そのうえで、雪組は103・104の男役を狭間の期にするのか、それとも諏訪さきに続くラスチャンを出すのかが鍵だと思いますので、今回の出来を踏まえてどう変わっていくか、今後の展開も気になるところです。
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コメント
蒼汰さん、雪組新公記事ありがとうございます。
謝珠栄先生の演出脚本に特に雪組ファンと思しき方々からかなりの批判がされてる今作、本公演が作品として成り立ってるのは演者の涙ぐましい努力のおかげだとも言われてますが(台本の理解と表現のために考察思索を重ねるのは演者として当たり前のことだと思うんですけどね)スカステニュース内での主演コンビ以外の主なキャストによる、新公トークはなかなか面白かったです。
長の期の聖海由侑、ディートリンデ役の愛陽みちの落ち着きっぷり、スカイレポーターズかと!
そして主演紀城ゆりや、一禾あおと彩海せらを足して2で割らない!!全く同感です(笑)
音彩唯のヒロインはCH、蒼穹に続いて3度目ですね。
ストルーエンセの実質ヒロインだったので、正直もういいのでは…?と思ったら、新公ヒロに重ねてエトワール、ロケットセンター。
分かりやすく次は彼女が娘1ですよと言わんばかりですが、潤花の例もあるためどの組でかは分かりませんが(どの組も同期が同様に抜擢されてるので動かしようもなさそうな気も…)
昨日の配信は観れず、ムラでの公演を観劇しましたが、苑利香輝、瞳月りくの活躍が凄かったのと(瞳月りくは雪Pは路線として育てる気は無いように思うのに今回謎の、そして嬉しい抜擢でした)壮海はるま、華純沙那の扱いが本公演同様しょっぱかったのはとても残念でした。
特に、壮海はるまはかなり聖海由侑と水をあけられてる感。
前回蒼穹での本公演、新公共にの大活躍、続くストルーエンセでの活躍が嘘のようです。
103期ラストチャンスになる次回ドイルは、取れて聖海由侑、やっぱり華世京のどちらかになりそう…
スタイル良し、顔良し、歌もダンスも芝居も出来るのに…もったいない。
新公夢人たちも白綺華、瑞季せれなが良かったです!
白綺華は音彩唯が上がった後のヒロイン抜擢を期待しています!
いつも楽しく、拝見しております。
次回別箱の『双曲線の~』のヒロインが、気になります…。音彩さんの次の娘1候補をあげてくるのか、なぁ。
ところで、序列ランキングなのですが、ご多忙だと重重承知の上で、催促いたします。読者のわがままをお許しください。
永久輝さん、2度目の東上をすっとばして、全ツが発表ありましたー、確か何気に予想されていましたね(流石です)。