花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』感想

 

この作品を見て率直に思ったのは、

自分は田渕大輔作品とすごぶる相性が良いということです。

 

駄作と呼び声高かった『異人たちのルネサンス』と同様、

普通に美味しく頂けました。

…と言うか、そこそこ面白くなかったですか?

 

テーマが明確で話の展開もスムーズ、テンポも良くて演出も凝ってる。

役どころも合ってたし、形見の剣や祈りの声といった伏線も効いてる。

歌が苦手なトップコンビの得意な声域の曲が多く、聴きやすかかった。

なのになぜ、世紀の大駄作『邪馬台国の風』と同格扱いなのだ‼︎笑

 

ということで、個人的感想をまとめていきます。

 

田渕先生がやりたかったこと

 

田渕大輔氏のこれまでのオリジナル作品を見るに、

軽妙なテンポが光る小作品系(VJ、肖像、王妃、ハリゴシ)と、

古代中世の重苦しい歴史作(SANCTUARY、異人、アウグストゥス)の

2パターンが武器なのだと思われます。

 

そして彼が作る歴史大作系で描きたいことは、

とどのつまり「歴史のif」なんですよね。

なのでこの『アウグストゥス』という作品は、つまるところ…

 

後に花組大帝国を築くことになる柚香光(オクタヴィウス)が、初めて心を通わせた女性こそ、華優希(ポンペイア:架空の人物)であった。若き新皇帝に指名されながら前途多難な道を歩むその時に、彼女は天の導きによって勝利をもたらす。しかし彼女は、自分自身の決意によって先にこの世(宝塚)を去ってしまうのだった。現世に残る者に、これからも生き続ける勇気を讃え去っていく彼女。そして繁栄と平和を祈る彼女の思いは人々の心の中に、この国に残り続けるだろう――。

 

…ということを描きたかった、

本当にただそれだけの作品なのだと思います。

 

史実を素材にして、タカラジェンヌの置かれた立場やスター性を当てはめ、

「もしかしたらこんな歴史が有ったのかもしれない」と空想させること。

 

つまり、先日まで宙組で上演されていた、

『アナスタシア』と同じことをしたいんだろうなと勝手に解釈しています。

 

なので、カエサルが目指していた共和制はそんことじゃない、

オクタヴィウスはもっと知的で計略的な人間だった、などなど

史実はこうなのに、というご指摘はごもっともなんですが、

たぶん田渕先生、そこに重きを置いていない。

 

花組の歴史を古代ローマになぞらえて、

田渕先生なりの柚香光&華優希のロマンスを描いた作品、

それが『アウグストゥス』なんだと私は感じました。

 

配役について、あれこれ。

 

それを前提に感想を書いていくと、

まずは柚香光(オクタヴィウス)と華優希(ポンペイア)。

 

このコンビは『はいからさんが通る』のイメージが強いからか、

分かりやすいラブラブ路線を求められがちなんだろうけれど、

本作は安易に恋に落ちるわけでない、

心の繋がりに重きを置いた関係性が、逆に良かったと思います。

 

実は死んでましたギミックも、初見では「おお!!」となりましたし、

天女のように現れ勝利を導いたその理由だけでなく、

自害したであろうタイミング、友人にだってなれ「た」はず、など

もう一度見ると伏線が効いてて展開の綺麗さに感心しました。

 

そして本作で退団となる華優希に、最後の最後でシックな女性像を与えたのも、

田渕先生の愛を感じます。実はこういう芸風も似合いますからね、彼女。

 

そして同じく本作で退団となる瀬戸かずや(アントニウス)。

花組のアニキのラストステージに相応しい大役でしたね。

敢えて背中を銀橋で見せる演出に感動しましたとも。

 

専科から特出の凪七瑠海は、クレオパトラがまさに超適任!!

超絶スタイルで歌って踊るパトラ様は本作の見どころの一つ。笑

本人も楽しんでやってるんだろうなというのが伝わってきます。

 

そして柚香の親友にして脳筋野郎に水美舞斗(アグリッパ)、

歴史上でも有名な役どころに永久輝せあ(ブルートゥス)、

聖乃あすか含む中堅若手路線チームは元老院議員、

娘2ポジの音くり寿は銀橋で歌ったりと、全体的に上手い配役。

 

あと、ポンペイアの侍女役の美花梨乃も印象的な使われ方でしたね。

こんな綺麗な侍女居ねぇだろ!!とツッコミたいところですが、笑

情感溢れる芝居で良かったと思います。

 

配役で唯一文句を言うとしたら、冴月瑠那の扱いですかね。

上級生男役の最後が娘役って、そりゃないでしょう。

 

キケロは学年的に無理としても、

アポロドラス(クレオパトラの侍従)あたりじゃダメだったのか…。

もちろん和海しょうも良かったんですけれど、

彼女の顔の隠れファンだった身としては少し残念でした。

 

個人的なツッコミ所について

 

個人的に美味しく頂けたとはいえ、ツッコミどころも色々あります。

まずは全体的に舞台の色味が暗いところ。

というか田渕作品は基本暗いですよね、舞台が。

 

特にトップコンビが2人だけでやり取りする場面が全部暗いし、

「…」みたいな行間も多いしで、そりゃ皆んな眠くなるわなって話です。

 

全体を通してハデハデシーンが

歌って踊るクレオパトラくらいしか無かったのも気になるところ。

 

あとは柚香オクタヴィウスが眉間に皺を寄せてるだけで、

主義主張が分かり辛かった問題。

 

彼は結局のところ「争いから平和は生まれない」を説きたいわけですから、

例えばキケロにブルートゥスを引き渡すよう告げる場面や、

エジプト遠征を民衆に告げる場面などで、

もっと分かりやすくセリフで言わせれば良いのに、と素人ながら思いましたね。

 

もちろん芝居心の有る柚香光は、眉間の皺と遠くを見る瞳で、

その情感をちゃんと表現しているだけれども、

物語としてはヤマやオチが無く見えてしまうので、それが少し残念。

 

あとは、祝いの席に凶器を持った女が乗り込んできてるのに

兵士は何もせんのかい!!と思ったり、

クレオパトラとアントニウスがトップコンビよりラブラブだったり、

結局「尊厳ある者」ってなんなのよ?と思ったりしたけれど、

 

だけどやっぱり、ビジュアルは正義。

誰も突っ込まないなら言いますけれど、

今回の衣装を含めたビジュアルの完成度、凄まじいですよね?

 

ローマ時代のあまりの再現度、崇高さに、

話の細かな綻びなんぞ気にならなかったのでした。笑

 

併演ショー『Cool Beast!!』はというと

 

そんなわけで個人的には普通に楽しめた『アウグストゥス』ですが、

どちらかと言うと併演ショーである『Cool Beast!!』の方が、うーん、でしたね。

 

藤井大介作品を表現するなら「華麗なるマンネリ」であり、

それは良いマンネリと残念なマンネリがあると思っているのですが、

本作は完全に残念なマンネリの方だったなぁと。

 

柚香、水美あたりのダイナミックなダンスが素晴らしいのはもちろん、

聖乃あすかが単独で銀橋を何度も渡ってるところが見どころですかね!

…ショーの感想は、以上‼︎

 

残り1回観に行く予定です。

華優希の最後の大輪の華を見納めてきます!!

 

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コメント

  1. あやこ より:

    翻弄される民衆、孤独なリーダー、女性権力者の強さと脆さ。現代への皮肉も込めた、奥深いメッセージ性を感じた作品でした。
    ただ、男性受けする作風ではあると思います。
    重厚感を出すため、あえてダークトーンでまとめた照明や楽曲しかり。
    派閥争い・言葉に頼らない感情表現・ミステリアスなヒロイン。
    私は、古代ローマver.半沢直樹と思って楽しみました笑。
    (柚香大好きおばさんの母は、華ちゃんは死ぬし、カチャさんがキレイ過ぎるし、れいちゃんはずっとうずくまっとる!とご立腹でした笑)

  2. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    田渕先生ねえ…普段から「イスラムから見た世界史」みたいな書籍を読んでいるような方には、幼い頃から帝王学を受けて育った御曹司でも、一兵卒から成りあがったわけでもない、いきなり歴史の表舞台に引きずり出された18歳が、なぜ立派な初代皇帝になるための帝王学を身に着けたのか、という謎についての「歴史ifストーリー」として楽しめるのだと思います。

    が、

    古代ローマって高校の歴史の授業で習ったきりで、あまり覚えていないが「あえて予習せず観劇する派」には、

    柚香さんの役名が「アウグストゥス」かと思っていたら、劇中ずっと「オクタヴィアヌス」と呼ばれているし、最後は「これからは「尊厳ある者」と名乗る」と言い出して、急に尊厳って?自分で名乗るんかい!独裁宣言?と思われたら主題が伝わらないし、

    「事前に予習する派」にはカエサル暗殺やアントニーとクレオパトラの死のいきさつが、史実ともシェイクスピア劇とも微妙に違っていて、フィクションとしてあえて変える必要性があればわかるんですが、変えた意味はあったのか?いらん「あれ?」が頭に飛び交うし…そこは史実準拠でよくないか?

    舞台の上のオクタヴィアヌスに、ストーリーを推進させる要素が乏しくて、基本ずっと「巻き込まれてあたふたする」構図なのが難しいのですよねえ・・・

    冒頭でオクタヴィアヌスとマエケナス(聖乃)がお芝居について会話するシーンがあって、お、と思ったのですがそれっきりだったですよね?

    オクタヴィアヌスは戦場でなくベッドの上で死んで、最期の日、友人に「私がこの人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか」と尋ね、「この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」との喜劇の口上を付け加えたといわれている。

    マエケナスをもっと膨らませて語り部にするとか、「死の間際のアウグストゥスの脳裏をよぎる走馬灯」的な枠をつくるとかしたほうが、一見のお客にも伝わりやすかったのでは?

    作者の想いはわからないでもないだけに、個人的に田渕作品は惜しい!どうにか中2にもわかるようにせい!と思うのです。

  3. せち より:

    ストーリーはいいと思ったんですが、場面転換&スターに場面与えますって感じでの暗転からの銀橋を歌い渡る演出が連発で、正直飽きてしまった感じありました。
    その人のソロいる?とか思ってしまったり…。あのあたり上手く演出できればもっとよかったんじゃないかな?と思いました。

  4. 夜空の星たち より:

    チケットが取れすぎて今月3回の観劇終えました・・・。
    私はレビューファンなので、今回もお芝居は・・・(-_-;)。
    ほんと、ショーだけのチケットないもんかなぁ・・っていつも思ってます。1時間半耐えてます。見なきゃいいとも思うけど、ショーだけに9000円って思うと・・・。
    クールビーストは楽しいショーでした!!
    れいちゃん、ダンス最高です。ショーだけなら何度でも見たいです。
    今後はB席狙いでショーだけみようかな。

  5. ルネサンスあーさ より:

    雪組のお披露目チケットダダあまりですねwお披露目でも他の組よりも期待薄なのどうなんでしょうか~

  6. みー より:

    いつも楽しく読んでます。

    私も実は最初、ショーは「うーん」だったのですが、何回か観ているうちに楽しみ方が分かって、楽しめるようになりました。
    まぁ、確かに、
    「この構成、何回もやっていますよね・・・?」
    と思いましたが、テンプレートはテンプレートになるだけの意味はありますし。

    構成がガッチリ手堅いおかげか、花組生が日を増すごとに、自由に野生化してきてます
    至るところで、ギャオギャオ吠えまくっていて、アドレナリン出まくっているなぁって感じです。

    そして、オケピの塩田先生も日に日にテンションが上がっていて、今では中詰で叫び、ロケットで足振り上げてで、ファン間では
    「塩田先生がオペラ泥棒してくる」
    と言われるほどの、見所の一つです。
    2階から観ると、すごくよく見えます

    瀬戸さんの、娘役引き連れての階段降り→男役群舞の流れも、素敵でしたし、場面も多かったです。
    また、あの華さんが、客席をガッチリ釣ってきたのは、驚きでした。ショーではマスコット役か、自信なさげな印象が強かったのですが、元々舞台で映える顔立ちなので、自信を持って釣られると、かなり威力がありますね・・・。元々、表情や目でのお芝居が得意な人なので、『艶花』という通し役だったのも、お芝居要素があり、良かったのかもしれません。

    アウグストゥスは、ほんっとうに、好きです!!!
    ただ、ローマ史を知っていること前提で話を進めているので、知らない人は「ぽかーん」で終わるのも仕方ないなと。
    ローマ史の人物名とか、一番、日本人が拒否反応を示すところですし
    「分かりづらい人物名+ローマ史を知っていること前提の脚本」なんて、消化不良を起こす人、絶対多いですよねぇ。

    ただ、それを乗り越えたら、脚本構成はシンプルで分かりやすいですし、ライトや盆、銀橋も、かなり上手に活躍されてました。
    そのおかげで、花組生のお芝居も、すごく観やすいですし、やっぱりお芝居上手いなと実感しました。

    トップコンビも、路線達も芝居上手ですが、『ローマ民衆』と『憎しみの神々』が、本当に良い味出してますね。
    むしろ、本来、芝居ではガヤであるはずの、この2グループが、お話を動かしているので、
    『ガヤが、ガヤじゃない!!』
    と驚きました。田渕先生、上手い!!と思わず拍手しました

    アウグストゥス、再演とか使い回しとか、一切全く考えない、今の花組のためだけのお芝居でした。華さんも瀬戸さんも、凄く良かったです。

    あと、個人的に、今公演で元花組組長の夏美さんを配役したのも、田渕先生すごい!って思いました。

    あと、残りの観劇も楽しんできてください。

    • みー より:

      追加コメントです。

      アウグストゥス、ビジュアル最高レベルでした。芝居も良かったし、脚本・演出も良かった。冴月さんに女役は、ちょっと・・・と思いましたが、それ以外の芝居配役は合っていました。

      ただ!!!田渕先生の傾向なのかは分かりませんが、
      「セリフや歌に、細かい伏線・情報を入れ過ぎ」
      と、思いました。
      宝塚ファンは基本、贔屓の顔をずっとオペラで追っていますし、必死です。なので、頭半分で聞いていても分かる台詞回しと、トップを観ているだけで理解できる場面展開が、固定客からは求められます。

      そもそも「アウグストゥス(尊厳ある者)」という言葉自体、知らない人が多いですし・・・。
      カフェブレイク司会の中井さんが、
      「アウグストゥスという人が、いつ出てくるかな?と思っていたら、人じゃなくてビックリした。人物名考えていたら、話が終わってた」
      とテレビで話していました。
      そりゃ、評価が割れるよと思いました。

  7. 12がつ より:

    私もアゥグストゥスは駄作とは思わず…なかなか面白く観ました。ローマの歴史や名前の覚えにくさはありましたけど、配役が残酷なほど花組にピッタリで、その分わかりやすかったです。
    ショーは逆に評判ほど楽しめなかったのは、なんででしょう…?
    美穂さんと音さんの銀橋での歌や瀬戸さんと柚香さんのダンス、美穂さんと凪七さんの大階段での歌唱など見どころはあったんですが…

    • こころ夫人 より:

      いつも楽しく、興味深く拝見しております。
      本作品は、以前みたショー、beautiful garden の一場面を思い出させます。
      瀬戸さんの目力と、どこまでも美しい柚香さんの立ち姿。
      大千秋楽・配信で、たおやかな華さんの、宝塚での有終の美を、堪能したいと思います。

  8. MS より:

    ストーリーは蒼汰さんのおっしゃるように、あてがきで、上手に作ってあるのだと思います。邪馬台国と同列にされるのはどうかとは私も思います。
    最近の特に女性の演出家さんが、場面転換に、盆やせりだけでなく、大階段と銀橋との奥行と高低をうまく使いこなしておられるので、暗転での場面転換が多いだけで駄作と思われてしまうのかも。邪馬台国のトラウマでしょうか。あの暗転の連続はひどかったですから。
    ショーは、今の月組もデジャヴ感満載で、宝塚らしいショーとなると仕方ないかなと。好みのショーだと、たとえ既視感があっても逆にそれが嬉しかったり、好みでないと、またかと思うのも無理はありませんね。私はBADDYやシルクロードのようなちょっと変わったショーは苦手ですが、人気があったので人それぞれだなと改めて感じました。
    兎にも角にも、宝塚千秋楽の寂しさがまだズッシリ残ってしまっているので、今度こそ、何が何でも、最後まで、そして沢山の観客の前で挨拶される姿を見たい、今は祈るような気持ちです。

  9. コスモスハート より:

    蒼汰様

    知りませんでした。邪馬台国の風が、世紀の大駄作だったなんて。。
    観たんですけど、後のショーで、全て記憶がリフレッシュ?されていたような。

    今回も花組ですね。
    私は、クレオパトラと彼女を取り巻く、様々な男性人が好きなんですけど、最近の流行?トップ娘役に謎の架空人物をあてがうのは。なんて思いました。
    あの時代は、ベルサイユ宮殿みたいな宮殿じゃないから、全体の色味が地味でも、それは当たり前と受け止めてました。
    なんかね、イメージポスターと、実際の主役の役どころが、合致していなかったことが、あれ〜?な感じでした。

    雪組の壬生義士伝の時、主役が貧乏で見窄らしく、脇が他の作品で主役に扱われる人物の華やかさ、あの落差で、登場人物がそれぞれ印象に残る作品でした。
    音楽も良かった‥
    今回の花組も、歴史上のスター達を脇にして、どうなるのか?と期待していました。

    田渕先生の作品は、宝塚の歴代の作品に取り上げられた回数の少ない人物なんでしょうか?だから、予習率、記憶、イメージが、多くの人の潜在意識の中にないのかもしれないかな?
    歌う場面が、若干不自然とは思ったのもあるけれど、上級生のサヨナラ公演と思えば、良い公演だった。とも思いました。

    ショーは、とにかく、礼くんのミステリアスな色気のみ記憶に残って、その他は吹っ飛んでます。雑感でした〜。

  10. もも より:

    小さい頃からクレオパトラの伝記を買ってもらい読んでいて、ある程度歴史はわかる上で観劇しました。
    クレオパトラが死ぬのは毒蛇に噛ませたからだし、「ブルータス、お前もか」もないのね、など史実との差を感じたのですが、華ちゃんが気高く美しくて、柚香さんを励ましていて、私的にはあのストーリーわりと好きでした。(まあ邪馬台国もフツーに楽しめるタイプのこだわりのなさなので当てにはなりませんが)

    個人的には、柚香さんと瀬戸さんが敵同士ということで、夢幻無双の二の舞(小次郎破れたり)にならないかヒヤヒヤしていたのですが、うまくそこは回避されていてホッとしました。

    テンプレ大好き人間なので、ショーも楽しかったです。華ちゃんに紫が似合うこと似合うこと。

    仕事の都合で次はショーのみの観劇となりそうですが、楽しんできます。主様も楽しめますように!

  11. おさかな より:

    蒼汰さん

    配信で見た時には、ちょっと退屈かなと思ってしまいましたが、生観劇だと中々面白かったです。脚本云々というよりは、舞台の使い方であったり、主人公があまりにも受け身であるところが……って感じではありました。

    芝居・ショー合わせて「瀬戸かずや退団公演」としては良かったです。個人的に「華優希退団公演」としては、ちょっと物足りなかったです。今回で華ちゃんの新たな魅力は開花したと思うのですが、芝居の出番もう少し欲しかったな〜。コロナがなければ2人の退団は別公演だったのかも?とか考えちゃいました。もう生観劇はできないので、千秋楽配信を楽しみにしてます。