先日の記事の続きです。
引き続き「トップ娘役人事から今後の組体制を予想」していきます。
※当記事の用語「3人娘」とは？
阪急の初詣ポスターに掲載された舞空瞳・夢白あや・きよら羽龍のこと。
私達はこの3人がほぼトップ当確だと思って記事をまとめております。
星組：舞空瞳は長期か否か
皆さんご存知の通り、3人娘の1人・舞空瞳の組替えが先日発表され
現トップコンビ紅・綺咲退団公演である『GOD OF STARS-食聖-』より
星組に合流することになりました。
新トップ就任から見て1作前の組替えということは
相手が礼真琴であれ芹香斗亜であれ
舞空のトップ就任はほぼ確実だと言っていいでしょう。
逆に言えば、舞空がこのタイミングで組替えしたことにより
落下傘受け入れ態勢でなくしたとも言えるわけですから
トップは礼真琴就任である可能性が非常に高くなったとも言えると思います。
最早ここまでが確定事項だとして
気になるのは、その任期。
礼は実力者・人気者・そしてまだ若いということもあり
普通に考えれば長期トップは確実。
では、その相手役はどうなるのでしょう？
直近の長期トップで考えると、
花組の明日海は途中で3回嫁を変え、間もなく4人目の嫁を迎えることになり
星組の柚希は11作もの間、嫁を変えることなく添い遂げとなりました。
星組の添い遂げ文化の根強さを考えれば、
たぶん舞空も同じだけ長期になるんじゃないかと思われますが…。
ここまでくると、結局のところは
本人が外部志向であるか否かでしかないかもしれません。笑
そしてもう1つ、長期トップの弊害は
次期スターが育たず焼け野原状態になることです。
柚希政権時の新公ヒロインの去就を調べたところ、こんな感じでした。
・蒼乃夕妃（90期）：月組へ組替え ⇒ 月組トップ娘役就任
・音波みのり（91期）：星組残留
・早乙女わかば（94期）：月組へ組替え ⇒ 退団
・妃海風（95期）：星組残留 ⇒ 星組トップ娘役就任
・綺咲愛里（96期）：星組残留 ⇒ 星組トップ娘役就任
・城妃美伶（97期）：花組へ組替え
あれ、想像よりも意外とトップに立っているぞ。笑
トップが長期でも、劇団に見込まれれば他組に逃してもらえたり
任期の後期であればそのままトップに立てるようですね。
まぁそれも、実力と運があればの話なのですが…。
そんなわけで、101期・星蘭ひとみも102期・水乃ゆりも
さらにこれから抜擢されるであろうその下の代も、
一応はトップへの道筋が断たれたわけではない様子。
とはいえ、このままだと
星蘭はその麗しいビジュアルでヅカ的美を客席に届けてねポジへ。
水乃は舞空を同期として支えて上げてねポジへ移行することになります。
（今考えたら、このタイミングで水乃を軽く抜擢してたのは舞空受け入れの予行練習だったのかな？）
それでも、星組で堪えて頑張ったその先には、
音波みのりのようにご褒美（全ツヒロ）があるかもしれませんし、
あるいは組替えして他の3人娘の誰かと争うという修羅の道を選ぶかですが
生抜き偏重と化している今の娘役人事において勝ち筋があるとは思えず…。
果たして彼女たちの命運やいかに?！
宙組：星風まどかは長期か否か
宙組娘役といえば、遥羽らら、天彩峰里と
実力もビジュアルも兼ね備えた若い娘役がいるわけですが
なんてったって本命は3人娘の1人・夢白あや。
現在研3で次作『オーシャンズ11』で2度目の新公ヒロイン、
そろそろバウヒロもやるでしょうから、育成スピードとしては早過ぎず遅過ぎず。
非常に丁寧に育成されている印象ですね。
もし、彼女が順当に宙組で上がるとすれば
真風＆星風が約5作で退団、からの芹香と同時就任となるわけで
一見非常にスムーズにいくように見えるのです、が。
果たして本当にそうなるのでしょうか？
といいますのも、現在トップ娘役を務める星風まどかは
研4（しかも中卒入団）という若さで就任した、悲願の生え抜きトップ娘役。
同じ研4就任である花總まり、愛希れいか、実咲凜音などが
軒並み長期政権であったことを考えれば、
星風も長期トップになる可能性が高いと言えるかもしれません。
もしそうだとしたら、
夢白は組替えをせねばトップに立てなくなります。…ではどこに？
月組はきよらが、星組は舞空がいるので×。
雪組は潤花が虎視眈々とトップの差を狙っているので難しそう。
ということは、花組で柚香の後妻（華の後）か
芹香が落下傘し、華が先に退団した場合の柚香の相手役、
というのが「理論上は」一番綺麗な人事と言えるかな？
ただ、宙組からのお輿入れだと、
花乃まりあと全く同じ流れになるわけで、
外様への風当たりが相当キツそうな気がしなくもないですが…笑
とはいえ、星風も外部志向が強い場合はあっさり退団する可能性もありますし
そもそも真風は超絶御曹司＆研12就任。
もしかしたら5作任期ではなく、長期になる可能性もあります。
ともすれば、2番手歴の長い芹香は
さすがに他組へ落下することになると思われるわけですけど…
うーん、宙組の人事は読めないなぁ。
少なくとも、夢白が初詣ポスターに載ったのにトップに立てなかった的な
いかにも宙組的な悲運のヒロインにならないことだけを祈りたいですね。
まとめ：今後のトップ人事予想と3人娘
ここまで娘役人事から宝塚の今後を夢想してきました。
以上を踏まえ、最も単純に導き出せる今後のトップ人事はこんな感じでしょう。
花組：明日海・華 ⇒ 柚香・華 ⇒ 柚香・夢白
月組：珠城・美園 ⇒ 月城 or 暁・きよら
雪組：望海・真彩 ⇒ 彩風・潤
星組：礼・舞空（長期）
宙組：真風・星風 ⇒ 芹香・星風
うーん、普通‼
普通過ぎて、劇団はこんな予定調和な人事を
絶対しないだろうなーと疑ってかかってしまうあたり
面白いような悲しいような。笑
蛇足ですが、個人的に面白いなと思うのは
3人娘が全く違うカラーの娘役であるということでしょう。
舞空：お目めぱっちり可愛い系・ダンサー
夢白：大人っぽい綺麗系・芝居
きよら：さっぱり和風顔・歌唱力
前の記事の通り、トップ娘役の組替えは
必要性があった場合でのみしか発生しないとすれば
夢白・きよらもその特技を求められた場合に舞空同様組替えが起こりうるわけで。
残り2人がどのような道筋を歩むのか、
つまり今後のトップ人事において何が求められるのか、
これからの行方が非常に楽しみですね。
ということで、娘役人事から今後の宝塚を夢想してみるの巻でした。
簡単にまとめる筈が長編になってしまったのは、ご愛嬌ということで…笑
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