組替え発表にまつわる個人的な邪推シリーズ。
本日は最終章、というよりもエトセトラ的なおまけですが、
月組への組替えが決まった彩海せら周辺にまつわる雑記です。
いつもより妄想度高めの内容ですので、あらかじめご容赦下さい。
彩海せらの組替え発表に思う・雪組内編
彩海せらは研4にして『壬生義士伝』にて新公初主演。
もちろん、102期生一番乗りでした。
そのまま破竹の勢いで上がっていくのかと思いきや、
それが一瞬だけストップしていた時期があります。
具体的に言えば『NOW! ZOOM ME!!』から『ヴェネチアの紋章』あたりまで。
上級生路線の諏訪さきの顔を立てていた、のは分かるけれど、
新公主演未経験の眞ノ宮るい、同期の一禾あおにまで、
一瞬ですが圧されていたような雰囲気がありました。
とはいえ、これは新型コロナの影響により諸々がストップしたことと、
雪組内事情によるところが大きいと思います。
諏訪さきは『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の東京新人公演が中止となり、
その温情と、別格路線としての経験を積ませるため。
眞ノ宮るいは雪組100期生から新公主演者が出なかったものの、
その筆頭格として活躍してもらうため、と考えたら理にかなうもの。
じゃあ一禾あおは、なぜ?と思っていたところで、
今回の彩海せらの組替えの報で一つ思い至ったことが。
もしかして雪組Pは、出ていく彩海せらの代わりに
雪組102期の代表格として一禾あおを推そうとしていたのかな、と。
もっと言えば、102期ラスチャン枠の一人に
一禾あおの名前が加わる可能性があり、いわゆるお試し期間だったのかな?と。
102期生のリーサルウェポン・一禾あお
なにせこの頃の一禾あおのプッシュぶりは凄かった。
『パッション・ダムール』『ヴェネチアの紋章』では4番手格に居たし、
真彩希帆ミュージック・サロン『La Voile』に出演。
それからスカステ番組「Brilliant Dreams+NEXT・朝美絢編」にも出てましたね。
このシリーズは彩風、綾、諏訪、縣と出演して、
なぜか彩海せらは出ずに一禾あおが出ていた。
出演者に縛りは無いとはいえ、路線の顔は売らんといけなかったのに、
彩海が出ないのは今考えると実に不思議。
(一禾あおのリアクションが番組的に美味しいというのは、充分有り得ますが。笑)
結果として、彩海せらの穴を埋める人材として選ばれたのは
星組から来る咲城けいとなったわけですが、
雪組ファンとしてこれは仕方ないかなぁと思うわけです。
確かに、一禾あおはこの数年で一気に垢抜けたし、
芝居も歌も安定してるけど、
あまりに全力全開で、良い意味でも悪い意味でも目立ち過ぎる。笑
スターの押し出しとしては正解なんでしょうけれど、
あの芸風は雪組ではなく、むしろ星組的よね。
映像とかで観る分には楽しいし、目で追ってしまうけれど、
路線と言われたら違うかなぁというのが正直な感想です。
まぁ雪組の別格枠に選ばれたら重用されるのは決定項ですので、
腐らず、このまま全力全開で頑張って欲しいなと願っております。
彩海せらの組替え発表に思う・月組内編
一方、彩海せらがやって来ることになった月組も、
路線レースが様変わりになりそうな気配がしますね。
当然ながら現在の月組102期生が割りを喰うのは確定ですけれど、
それ以外にも、例えば103期生の瑠皇りあ。
そもそも月組は比較的ラスチャンを多く出す組で、
103期生は彩路ゆりかVS瑠皇りあというのが大方の見立てだったはず。
成績上位者の彩路に対し、
微妙に知名度の高い瑠皇が喰らいつくかたちでしたが、
なんと研5最終試験で成績が逆転。
現在は瑠皇が月組103期男役成績1位に。
こりゃ103期の新公主演は瑠皇に決まりかな?と思っていたら、
可愛い系で歌が得意な彩海せらが乗り込んでくるわけですから、
完全なるキャラ被り。路線として、これは結構痛い。
ってことで月組103期男役は
彩路ゆりかが取る流れになるかもしれませんね。
そしてもう一人、気になるのは同期の蘭世惠翔ですよ。
同じ102期生の元男役にして、有名ご息女。
入団直後から比較的推されていたものの、研4で娘役に転向。
同じ可愛い系の彩海が来るなら、
最初から男役の蘭世惠翔を推しときゃ良かったのに…。
男役のままで居たら新公主演出来たかもなぁ。
…と管理人に話したら、
「むしろ彩海が来るなら娘役に転向しといて良かったのでは?」
と言われ、確かに、と思ったり。笑
月組は『グレート・ギャツビー』の、その次の公演までが
102期が出られる新人公演なんですかね?(うろ覚え)
果たして彩海せらが何回取れるか、
蘭世惠翔がラスチャンで新公ヒロを取れるのか、
色んな意味で注目したいです。
102期生は豊作の期?
ところで、102期生は舞空瞳と潤花とトップ娘役を既に2人輩出。
また新公ヒロには水乃ゆり、花宮沙羅、春乃さくらの3名が、
新人公演主演者は彩海せら、天飛華音、風色日向の3名が居ます。
ここに候補者が侑輝大弥、咲城けい、蘭世惠翔、あと一応一禾あおと、
よりどりみどり、うまくいけば9~12人までいけるかも?
以前、高身長路線スターの多い101期生は93期っぽく、
どこか現代的で親しみやすい102期生は95期っぽい、と書いた覚えがありますが、
挙がったメンツを見ると…ワチャワチャしていて楽しそう。笑
89期→95期→102期と、
路線豊富な学年になるかもしれないなぁという期待を込めて、
これからの活躍を楽しみにしたいと思います。
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コメント
興味深く読ませていただきました。
いつも勉強になります。
路線多めで100期を抜かしたのは何か意味があるのでしょうか…?
個人的には100期生は思いのほか路線が出なかったなぁって印象です。てっきり路線フィーバーすると思ったんですけどね。
『見て学ぶ』のが得意な彩海さん、開催中のバウでは、セリフの発声に朝美さんテイストが感じられました。歌唱はもちろん望海さん味。これに月城さんの芝居心が加わると、実力に死角なし。あぁ、頼もしい。
負けず嫌い(←推測)の彩海さん、組替えをモチベーションアップに替える事の出来そうな方。
今後の雪組『こじらせ枠』は眞ノ宮さん(彩凪リーゼントは必見です)『キラキラビジュアル』は星加さんあたりが起用されそうですね。こちらも、楽しみ!
いつも楽しく、拝見しております。
彩海さんはいつの日か、朝美さんのように女役もされるんだろうなぁ、と妄想しました。
星の天飛さんと共に、宝塚歌劇の未来を担うんでしょうね。雪組が少し寂しくなるけど…。でもきっと、誰かが、いるんでしょう、気づいてないだけで。
こんにちは。興味深く拝読しました。
望海でんコンサートとルポァゾンを観た時は「あみちゃんをどうしたいの!?」と戸惑いましたが、今回の組替えと蒼汰さんの記事で腑に落ちました。
公演中のバウでも穴のない実力で活躍されているので、ぜひ月組でも輝いてほしいです。
バウのフィナーレの黒燕尾では、彩海さんと対の眞ノ宮さんも衣装に飾りがついていました。
ラインナップも奏乃組長と真那さんの直前(音彩さんとふたり)で出てきていたので、別格として頑張ってねというメッセージのように感じます。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
彩海さんが2番手格の縣バウの映像を拝見して、主演の縣を基音にして、自身の音をきっちり合わせているところ、月組適性ばっちりやなあ、と思いました。
暁さんは個性的独演スターが競う星組のほうが、自身の個性を抑圧せずに舞台に息づけそうなので、良いと思います。
月組のこれからのトップ3体制を思うと、玄人好みというか、
芸風がヴァイオリンやチェロの独奏が似合うスターがいなくて、ヴィオラ3重奏、みたいな響きになりそうで。