2019年本公演をふり返る・105周年と温故創作

先日、2019年2作目の宙組公演が発表されましたね‼

 

宙組公演【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

宝塚ミュージカル・ロマン

『El Japón(エル ハポン) -イスパニアのサムライ-』

作・演出/大野 拓史

 

ショー・トゥー・クール

『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』 ~生命の水~

作・演出/藤井 大介

 

 

うーん、なんとも言えない感じが

トップ4作目という感じ。笑

 

そこそこ話題作⇒千尋の谷⇒大作⇒変化球(⇒退団公演)という

早霧せいな、朝夏まなと、さらに言えば望海風斗と全く同じ流れですね。

(スカピンとアナワを逆で考えれば紅ゆずるも一緒)

 

こう考えるとやっぱり任期5作っぽい感じですが

果たしてどうなることでしょう。

 

いずれにせよ『オーシャンズ11』は退団者が多く

体制的に一気に若返るわけですから、

フレッシュな宙組新体制に大いに期待したいですね‼

 

2017年~2019年本公演ラインナップを振り返る

 

さて、これで2019年の本公演ラインナップが全て発表されたことになりますので

改めてその内容とバランスを振り返ってみたいと思います。

(本拠地は宝塚市ですので、宝塚大劇場公演でカウント。)

 

【2019年】

星組『霧深きエルベのほとり』再演/オリジナル作品/レビュー付/上田久美子

花組『CASANOVA』初演/オリジナル作品/1本物/生田 大和(&ドーヴ・アチア)

月組『夢現無双』初演/オリジナル作品/レビュー付/齋藤吉正

宙組『オーシャンズ11』再演/オリジナル作品/1本物/小池 修一郎

雪組『壬生義士伝』初演/オリジナル作品/レビュー付/石田 昌也

星組『GOD OF STARS』初演/オリジナル作品/レビュー付/小柳奈穂子

花組『A Fairy Tale』初演/オリジナル作品/レビュー付/植田景子

月組『I AM FROM AUSTRIA』初演/海外ミュージカル/1本物/齋藤吉正

宙組『El Japón』初演/オリジナル作品/レビュー付/大野拓史

 

それぞれを比率で出すと、こんな感じです。

 

初演:再演/7:2

オリジナル作品:海外ミュージカル/8:1

1本物:レビュー付:/3:6

 

ちなみに2017年と2018年でカウントすると

 

【2018年】

花組『ポーの一族』初演/オリジナル作品/1本物

月組『カンパニー』初演/オリジナル作品/レビュー付

宙組『天は赤い河のほとり』初演/オリジナル作品/レビュー付

星組『ANOTHER WORLD』初演/オリジナル作品/レビュー付

雪組『凱旋門』再演/オリジナル作品/レビュー付

花組『MESSIAH』初演/オリジナル作品/レビュー付

月組『エリザベート』再演海外ミュージカル/1本物

宙組『異人たちのルネサンス』初演/オリジナル作品/レビュー付

雪組『ファントム』再演海外ミュージカル/1本物

 

初演:再演/6:3

オリジナル作品:海外ミュージカル/7:2

1本物:レビュー付:/3:6

 

 

【2017年】

月組『グランドホテル』再演海外ミュージカル/レビュー付

宙組『王妃の館』初演/オリジナル作品/レビュー付

星組『THE SCARLET PIMPERNEL』再演海外ミュージカル/1本物

雪組『幕末太陽傳』初演/オリジナル作品/レビュー付

花組『邪馬台国の風』初演/オリジナル作品/レビュー付

月組『All for One』初演/オリジナル作品/1本物

宙組『神々の土地』初演/オリジナル作品/レビュー付

星組『ベルリン、わが愛』初演/オリジナル作品/レビュー付

雪組『ひかりふる路』初演/オリジナル作品/レビュー付

 

初演:再演/7:2

オリジナル作品:海外ミュージカル/7:2

1本物:レビュー付:/2:7

 

比べて見てみると微々たる差ではありますが、

2019年は新作と宝塚オリジナル作品が多い年になりましたね。

 

「温故創作」とは何なのよ

 

ところで、小川理事長はメディアを通じ

105周年のテーマは「温故創作」だと掲げていたわけですが…。

 

ど の あ た り が ?

 

「過去の作品を掘り起こし名作を現代風にアレンジする」

というのが意義だとすれば、本公演でそれに当たるのって

『霧深きエルベのほとり』だけでは?という。笑

 

でも逆に、外箱公演に目を向けてみれば

『Anna Karenina』『黒い瞳』『アルジェの男』『追憶のバルセロナ』と

だーいぶマニアックな作品ばかり再演してることを思うと、

本公演では新作を、別箱公演では過去の名作を、

という方針なのかなぁと思わなくはなかったり。

とはいえ去年も『ラスパ』『あかねさす』『誠の群像』『不滅の棘』など再演してますが…。笑

 

まぁ『エルベ』のように過去の名作を現代のトップに合わせアレンジというのは

非常に画期的かつ内容も普通に楽しめましたので

今後こういう「温故創作」方式が増えていくかもしれませんね。

 

105周年に宝塚が目指すもの

 

最近よく、ファンの方からの

「再演と海外ミュージカルばかりで、宝塚オリジナル作品が減った‼」

的な怒りの声をよく見かけていたのですが…。

 

今回振り返って思ったのは、

「再演ばかり」「海外ミュージカルばかり」とは言い難く

本公演は意外と宝塚オリジナル作品上演してますよねっていう。笑

(去年は愛希退団のための『エリザ』と望海のための『ファントム』が被ったから多く見える?)

 

そして今年は人気スターの退団が相次いでいるため

オリジナル作品の割り合いが高くなっているとも言えると思います。

 

 

とは言えですよ、

新春にあれだけ「105周年」と連呼していた割に

本公演の演目だけで見るとイマイチぱっとしないような…。

 

なんせ去年は新春に本気作の『ポー』、

再演で話題になった『凱旋門』に『エリザ』さらに年末に『ファントム』で

話題作が目白押しって感じでしたよね、

 

なんだか予算がかかってないなーなんて思うのですが

それは去年は大物退団者が愛希だけで、退団興行で稼げないのを演目で補填し、

今年は1年通してサヨナラショー続きで荒稼ぎ

ついでにスターも世代交代しよう、という劇団の目論見があるのかもしれません。

 

…なんて言ったら心が汚れ過ぎているかな。笑

 

 

果たして、劇団が105周年に送る渾身のオリジナル作品がどんなものなのか

楽しみにしながら待ちたいと思います‼

 

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コメント

  1. しろん子 より:

    いつもながら興味深い記事をありがとうございます!
    データを見まして、年に1作はオリジナル一本物の新作を出したいのかなと思いました。
    CASANOVAについても、まずオリジナルの一本物という企画ありきだったと生田大和氏が述べていますし。
    (2018年の「ポーの一族」は原作自体のインパクトがすごかったので、宝塚オリジナルという点を忘れてましたが…)
    なかなか別箱公演のチケットが手に入らないのですが、確かに再演物が多いですよね。
    ただただ、観たいです…笑

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      確かに、オリジナルを次々生み出せるというスタンスを持つ宝塚ですから、新作一本物ノルマはありそうですねー。
      再演物は取っつきやすいですけど全ツは日程少ないですしね…私も見たいです…笑