先日、星組公演『柳生忍法帖/モアー・ダンディズム』を観劇してきたのですが、
どうやら愛月ひかるさんを応援している某お笑い芸人さんと、
同じ日時だったようで。笑
今年はなぜか、意図せず特別な日に当たることが多いんですよねぇ。
月組のアフロ祭り、潤花の誕生日(冒頭で真風涼帆がハッピーバースデー)、
ハロウィン当日(朝美絢の髪飾りが特別仕様)、そして今回、という感じ。
コロナ禍応援のため、今まで以上にチケットを取ってるから
そういう日の打率が上がっているのだと思いますが、我ながらラッキーです!!
ってことでさっくり感想に参りましょう。
場面ごとのさっくり感想
第1章:プロローグ
まず冒頭、知っていたけれどいきなりの大階段!!
そこにずらりとならぶカラフルな星組生!!凄くゴージャス!!
みんなザ・秋色って感じで季節感もバッチリ。笑
噂の横移動をホォ…という気持ちで眺めていたら、
真っ赤なスーツで決めた礼真琴がゴンドラから現れて
「ダンディ~♪」の美声が響くじゃありませんか!!
もうこれだけで勝ちですわ。
クラシカルな作品もイケちゃう礼真琴、最・高!!
で、続く舞空瞳もエレガントで素敵なんだな。
ピンクでシックもイケちゃう舞空瞳、最・高!!
そして明らかに歌唱力が向上しましたよね。
綺麗な高い声での「ダンディ~♪」に努力の跡が感じられて、二重に感動です。
第2章:ミッション
で、ここで間奏曲。
なんも無い真っ暗な銀橋で、
愛月ひかるが一人、ゆっくり歌いながら歩くだけ。
えっ、これだけで場面を持たせられるって何事!!
「愛月ひかる、ちょっと通りますよ」タイム凄いな!!笑
からのオリジナル場面「ミッション」。
謝珠栄先生お得意の、レジスタンス感が強いダンスシーン。
とにかくダンスの圧が凄い!!
星組ってこんなに踊れるの?という衝撃。
メンバーはたぶん、ダンス選抜なのかな?
その中でも一際キメキメで踊るひろ香祐に目を奪われました…!!
第3章:キャリオカ
続いての間奏曲は、ロマンチックレビューにつきものの、
大きな帽子にカラフルドレスな娘役ナンバー。
センターを取るのは、有沙瞳と小桜ほのか。
今の星組を代表する歌ウマ娘役コンビですね。
上手いの種類が微妙に違う2人の美声を堪能しました。
か、ら、の、きました、キャリオカ!!
黒燕尾&パステルピンクのドレスによる優雅なダンスナンバー、
しかも大人数による総力戦って感じで、実に見応えがありましたね。
星組生のキラキラ圧と場面のロマンチックさが上手く溶け込んで、
凄く良かった!!ここだけでお金が取れますわ、本当。笑
特に愛月ひかる&音波みのりのコンビが、アダルティで素敵でしたねぇ。
これぞ宝塚という美というものが、そこにある、という感じでした。
第4章:ゴールデン・デイズ
まずは若者の軍服タイムからスタート。
ついに稀惺かずとを認識…可愛らしい顔立ちをしていますね。
ここは愛月ひかるの白軍服姿を拝むための場面ですよね。
実に神々しい。ありがたや、ありがたや。
これが悲願だった『うたかたの恋』のオマージュみたいなものだと思うと、
岡田先生の、そして劇団の愛を感じます…。
第5章:ハード・ボイルド
まずは瀬央ゆりあ&綺城ひか里による
男役ペアタンゴシーンにはじまり、礼真琴が登場。
そしてハットを投げる…なんて美しいのでしょう!!
ここはダンスもさることながら、
礼真琴の歌唱力に惚れ惚れしました。
こんなエエ声でエエ男のロマンみたいな歌詞歌われたら、
惚れてまうやろー!!ってもんですよ。笑
ダンスは引き続き、ひろ香祐と、
今作で退団の漣レイラがめちゃめちゃ際立ってましたね。
こんな悪い男になら騙されてもいい!!って思わせちゃうような男役芸は、
まさに集大成と呼べるものだったと思います。
第6章:ザ・ロケット
ロケットの衣装は、金、黒、白、赤と、
古き良きレビューという感じで素敵でした。
あと、なぜか男役が目立つ配置になってたのが気になりました。笑
第7章:テンプテーション
そして突然(いつも)の中華?ラテン?な群舞のシーン。
星組の中堅以上のメンバー全員集合!!って感じで、アガりますね。
ここは中詰め的でもあり、なぜかデュエダンもあり、という、
型にハマらないそれが岡田敬二!!って感じで面白い構成でした。
からの、最後の間奏曲は、瀬央ゆりあのソロ!!
「若さ最高!!」と迸る情熱で一人堂々と歌う彼女の姿は、
実にカッコ良かったです!!
第8章:アシナヨ
ラストの場面。
身体能力が高く、とんでもないダンスが踊れる礼真琴&舞空瞳に、
敢えてスローなデュエダンにした岡田先生、ナイスです!!
退団する愛月ひかるとのトリオの演出も最高でしたね。
踊り、ソロで歌う。実に良い余韻の残る、美しい場面でした。
唯一のツッコミどころ
と、ここまでは楽しめたんですけれども、
唯一のツッコミどころは、
パレードが盛り上がらんということです。笑
突然メロウなナンバーになってビックリしちゃいました。
え…最後くらい(曲調を)もう少し盛り上げようぜ、っていう。
総評としては、岡田先生の作品って、
映像で見返すことは少ないのですが(ゴメン)、
いざ舞台で見ると素敵だなぁって思いますよね。
特に今回は普段ギンギラ圧の強い星組が、
こういうクラシカルな作品を上演するという、
そのギャップが面白かったです!!
懐かしいが新しいで、それが実に美しいという、見事な作品でした。
同時上演の『柳生忍法帖』は…うーん、感想書けるかなぁ。笑
一先ず明日の新人公演を見て、もう一回くらい本公演を見て、考えようと思います。
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コメント
蒼汰さん
予習のため初演のダンディズムを映像で見たのですが、真矢みき、愛華みれ、紫吹淳、3人ともカッコよすぎで笑いました。初演当時はまだ生まれてないんですけど、生で見てみたかった。羨ましい。
なので、モアダンのプロローグが初演再現で嬉しかったです〜!テンション上がりました!極美慎の脚長すぎ&はるこ様綺麗だなと青チームばかり追ってました。
個人的MVPは漣レイラさんです。1番ハードボイルドを体現されていたと思います。彼女の退団で月組に続き星組も94期がいなくなりますね。先日の蒼汰さんのブログで、104期が不遇になるのではと話題にされていましたが94期も難しい期でしたよね。それでも皆さん各組で欠かせない存在になられているのは本当に素敵だなと改めて感じました。
私もツッコミ所はパレードです笑。後は真ん中しか歌ってなかった気が……もう少し愛さん以外の退団者に優しくても…若手もなぁ…。次回の藤井先生に期待します。
お久しぶりです。
とうとう観ましたか!
しかし!モアダンからの感想w
柳生どこ行った?笑笑
モアダン、私もパレードの音楽がかなり悲しげでびっくりしました。いっそ、ザダンディー、ザダンディー、ってみんなで歌えば良いのにね!
ところで、蒼汰さん、柳生は何回か観たらハマると思いますよ。私も一回目は…「?」でしたが、数回観てるうちにめちゃくちゃ面白くなってきました。意外にも単純な話ですし。何となく鬼滅の刃の伏線みたいな気がしました。(七本槍→鬼、掘一族の七人の女剣士→鬼殺隊、芦名銅伯→鬼舞辻無惨…みたいな?)
蒼汰さんの感想も楽しみにしています。
こんばんは!星組感想嬉しいです!
私もモアダン大好きなのですが、パレードだけは未だに慣れません笑
衣装は真っ白でそれぞれが贔屓との結婚を錯覚できる素敵な仕上がりなのに…笑
柳生の方も、辛口でもツッコミばっかりでも是非感想お聞きしたいです!
私は初見時は大分辛口意見だったのですがいかんせん贔屓が出演していて大層美しいので通っているうちに面白くなってきました笑
ただ所謂スルメ作品というものは、一度しか見れない人もいるという前提で舞台はあるべきだと思ってるのでどうかなぁとは思ってます。
いやー、もう最高でしたよね!
全部うんうんと頷きながら読みました。
パレードのとこも笑
あれ?こんな感じ?とたしかに思いました。
音波みのりのファンなので大人なデュエットの一言はまさに!と思いましたね。
柳生忍法帖は、、、感想は別に大丈夫です笑
星担でも眠くなるトンチキでしたし。
柳生、そのお気持ち分かります。
あれはスルメ作品かもしれません…
そして初回で面白かったという人は宝塚初観劇の方が多いような気がします。
トップコンビを筆頭に生徒さんにあらゆる関係性を求めないで観た方がいいのかも、、と。
いままでのすべての記憶を消して観てみてください(むり)
こんにちは。
(以前一度だけ書き込みさせてもらったことがありますが、ネーム忘れました。)
モアダンのパレード。
私も初観劇の時、余りの寂しさに、それまでの高揚感がすっかりうすれちゃいましたが、回数重ねる(計4回観劇)と意外と味が出てきて、これも良し状態です。
なにより、こっちゃんのNEW大羽根のぽんぽん感(笑)が可愛く、楽しくなります。
(ただ前の方がコメントされているスルメ作品への意見もそのとおりだとも思っています。)
ハードボイルドの漣レイラさんは、前髪まで振りがついてるかのような(どなたかのTwitterでの評)格好良さでした。
お邪魔しました。
「モアーダンディズム!」懐かしさと美しさ満載ですよね。初演ぶりに見たプロローグとキャリオカが楽し過ぎました。
最近はスピーディーで躍動的なショーが多くそれはそれでとても楽しいですが、たまにはクラシカルなショーもいいですよね。
宝塚らしさ満載のショーを作る岡田先生や酒井先生はかなりお年なので引退されるのも時間の問題ですよね…。昔だと小原先生や荻田先生のショーが音楽や衣装も相まってとても美しい。(荻田先生が辞めたのはほんとうに痛手)
この先も宝塚らしさ満載のクラシカルなショーを作る演出家がいなくならないで欲しいものです。
柳生は忍法(?)妖術(?)なしでよかったような。そのくだりが出てくるとどうしても笑ってしまうんですよね。礼さんの柳生十兵衛自体はとても格好よかったのでシンプルに仇討ちの話でよかったのに何だかもったいなかったかな。
「愛月ひかる、ちょっと通りますよタイム」笑いましたww
今回都合が合わず観劇は出来ないのですが、元々ダンディズム大好きなので、LIVE配信見るのが楽しみです!