本日は雪組『蒼穹の昴』の集合日、
色々と書きたいことがあったのですが、
それよりも人事的に大きいカレンダーの詳細が発表されたため、
本日は先にそちらからまとめようと思います。
ご存知の通り、宝塚のカレンダーは今後の人事を占う重要なアイテム。
それぞれ確認していきます。
宝塚カレンダー2023・掲載者発表
まずは、それぞれの位置づけを簡単に説明しながら、
発表された掲載者について確認していきましょう。
※全て太線が初掲載者。
①宝塚スターカレンダー(&宝塚スター卓上カレンダー)
トップ、トップ娘役、2番手に準じるスターが掲載されるカレンダーでしたが、
今年から3番手格のスターも登場(詳細は下記に)。
掲載月がスターの退団公演・就任公演とリンクすることが多いため、
任期考察をするうえで非常に重要なアイテムとなります。
◎掲載メンバー(計17名)
[花組]柚香光・星風まどか・水美舞斗・永久輝せあ
[月組]月城かなと・海乃美月・鳳月杏
[雪組]彩風咲奈・朝美絢
[星組]礼真琴・舞空瞳・瀬央ゆりあ・暁千星
[宙組]真風涼帆・潤花・芹香斗亜・桜木みなと
②宝塚ステージカレンダー
①のカレンダー掲載者+正路線スターが掲載されるカレンダー。
掲載月がスターの退団公演・就任公演と直接リンクすることは少ないが、
退団した場合それ以降の月に掲載されることは少なく、参考程度に使えます。
◎掲載メンバー(計24名)
[花組]柚香光・星風まどか・水美舞斗・永久輝せあ・聖乃あすか
[月組]月城かなと・海乃美月・鳳月杏・風間柚乃
[雪組]彩風咲奈・朝美絢・和希そら・縣千
[星組]礼真琴・舞空瞳・瀬央ゆりあ・暁千星・極美慎
[宙組]真風涼帆・潤花・芹香斗亜・桜木みなと・瑠風輝
[専科]凪七瑠海
③宝塚パーソナルカレンダー
トップ、2番手に準じるスターの個人カレンダー。
◎発売メンバー
[花組]柚香光・水美舞斗
[月組]月城かなと・鳳月杏
[雪組]彩風咲奈・朝美絢
[星組]礼真琴
[宙組]真風涼帆・芹香斗亜
④宝塚卓上カレンダー
若手路線スターが掲載されるカレンダー。
◎掲載メンバー(計24名)
[花組]帆純まひろ・聖乃あすか・一之瀬航季・侑輝大弥・希波らいと
[月組]夢奈瑠音・蓮つかさ・英かおと・礼華はる・彩海せら
[雪組]諏訪さき・縣千・咲城けい
[星組]綺城ひか理・天華えま・極美慎・碧海さりお・天飛華音
[宙組]紫藤りゅう・瑠風輝・鷹翔千空・風色日向・亜音有星
⑤宝塚パーソナル卓上カレンダー
トップスターの個人カレンダー。
◎発売メンバー
[花組]柚香光
[月組]月城かなと
[雪組]彩風咲奈
[星組]礼真琴
[宙組]真風涼帆
⑥宝塚ポスターカレンダー
路線スター(以前までは上級生別格)の個人カレンダー。
◎発売メンバー
[花組]永久輝せあ
[月組]風間柚乃
[雪組]和希そら
[星組]瀬央ゆりあ・暁千星
[宙組]桜木みなと
[専科]凪七瑠海
各組の3番手事情を読む
さて、今回気になるポイントは以下の4つ。
①次期雪組トップ娘役がスタカレに掲載されていない。
②各組3番手近辺の永久輝せあ、瀬央ゆりあ、暁千星、桜木みなとがスタカレ初掲載。
③各組3番手近辺の和希そら、風間柚乃がスタカレ未掲載。
④瀬央ゆりあがパソカレ未販売、風間柚乃がポスカレ発売。
このうち①に関しては、カレンダーという1年かけて宝塚を宣伝するアイテムに、
トップ娘役が載らないとは考えにくいため、
後任が正式発表された後に掲載も発表されるものと思います。
(わざわざ「掲載メンバー、発売日等は変更となる場合がございます。」と書いていますし。)
興味深いのは、これまで頑なに2番手までしか載せなかった
スターカレンダーシリーズに3番手組が載ったことです。
まずは永久輝せあ、2番手水美舞斗と引き離されたと思われましたが、
喰いついてくるあたり、さすがVISAガールと言ったところですね。
星組は瀬央ゆりあのパソカレが発売されないことから、あくまで正2番手は不在。
暁千星をスタカレに載せたい野望から、暫定2番の瀬央ゆりあもついでにin。
となると95期が6人載るのに1人だけ載らないのはちょっと…
ってことで桜木みなとまでin、という大人の事情がよく見えます。
(もちろん来年になったら2番手昇格している可能性も含めて、ですが。)
一方、スタカレに掲載されなかった和希そらは、
他組と違い、朝美絢が確固たる2番手であるため上がれる余地無く今回はステイ。
とはいえ彼女が3番手として「弱い」のではなく、
永久輝せあと暁千星が3番手として「強い」と言った方が正しいでしょう。
同じく組内3番手の風間柚乃は、スタカレではなくポスカレに初登場。
ってことでポスカレはこれまで「上級生別格のカレンダー」だったはずが、
気付けば「3~4番手スター用のカレンダー」に様変わりしています。
聖乃あすかを差し置いて先に発売?!と驚くなかれ、
この2人は風間柚乃が歌劇正月ポートを、聖乃あすかがバウ主演を先に取るという、
いわゆるイタチごっこのため誤差の範囲内と思われます。
とはいえ、風間柚乃はいわゆるラッキー3番手(例:綾凰華)ではなく、
ちゃんとした正3番手候補であることが確定。
ここに聖乃あすかかが続けるのか、気になるところですね。
一番大事なのは「掲載月」
そんなわけで、3番手スターの強弱がよく見え、
そこから各組の体制がなんとなーく見えてきた宝塚カレンダー2023ですが、
一番大事なのは、あくまで掲載月。
カレンダーに関しては続報を待ちたいと思います。
そしてコロナで硬直していると思われた人事も、
実は着々と進んでいるんだなぁというのがよく分かりますね。
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コメント
さっそくの考察ありがとうございます!
もうカレンダーの時期だなんて一年も早いですね…
スターカレンダーの掲載者ですが、羽根の有無ではないかなと個人的に思いました。
きっとこの後の星全ツで羽根を背負う暁さんまでメンバー入りになって、和希はんはまだ羽根を背負っていないのが理由なのかな?
あと密かに紫門さんがどのカレンダーにも名前がないことに驚きました…
カレンダーの昇格(?)はあるものの、降格(?)は今まで聞いたことなかったので。
もしかしたら年内に退団するなんてこともあり得てしまうのでしょうか…
スターカレンダーの3番手まで掲載は、95期の序列バランスが崩れた為、苦肉の策でしょうか?でも2番手までという価値は下がってしまい、2番手格に贔屓がいる方は面白くないでしょうね。私個人は従来通りだったら「ずんちゃんだけ載らない‥」と涙してたと思いますが、今回のは無理やりすぎて素直に喜べなかったりして‥ファンとはワガママなものです。
あと思ったのは風間強し!暁の組替えで誰かショ-スターが月組に行くのでは?と噂されますが、風間の上には来なさそう。来るとすれば風間に抜かされる前提になるのでしょうか?それもキツイなぁ。
わかりやすいですね。劇団の認識として、現在の3番手は
永久輝、瀬央、暁、桜木>和希、風間であると。
sensationalで和希に3番手羽根やらなかったかと引っかかったのですが、宙組先輩の桜木とは差があるんだよ、という事かなのかなと解釈していました。当たり前ですがやはり差がありましたね。東上までやっておいて入れないとは、劇団の強い意図を感じます。
この強い3番手連中は、来年には2番手になってる予定ってことなのでしょうか。
瀬央をどうしたいのでしょうね。次作のポスター見る限り、次作で暁が瀬央を抜かすことはなさそうですけど。瀬央があっさり退団するならするで2番手羽根あげちゃってもいいわけで、どこかで抜かさせるんですかねえ。
掲載月については、とりあえず真風と…柚香もでしょうか。柚香と水美が同時に卒業は穴がデカすぎるしやらないでしょうから、遠からず水美に動きがあると思います。
いつも楽しく、拝見しております。
こうして記事で表記していただくと、あらためてカレンダー組事情があかされてゆくようで、公演が止まっても、時は流れているのだと、実感させられます。
グラフ9月号のトークDXでは、花組のトップ×2番手×3番手で、登場していましたね。
評判を呼んだ「心中~」は、来週配信されるけど、「カルトワイン」は、映像なく従って配信もなく…(泣く)。
そうこうしているうちに、各組が新たなピラミッドを築くんでしょうか。
どうか、まずは世情の安穏を、と願います。
さて、ころから月組公演が再開されます!
3番手掲載は明日海りお以来かと思われます