多くの人が固唾を飲んで待っていた星組『1789』の配役、
もとい退団者が発表されました。
皆さんが思い思いに人事予想されていましたが、
果たして的中率はいかがでしたでしょうか?
とりあえずの大急ぎで雑感をまとめていきます。
瀬央ゆりあ・専科異動決定!!
まず、瀬央ゆりあは専科異動が決定。
なるほどなーーーーという感じです、はい。
ご存知の通り、私は当初から瀬央ゆりあの『1789』退団は無し派でした。
なぜなら、劇団がここまで大切に大切に育ててきた95期を、
あっさり辞めさせて機会損失するはずがない、と読んでいたからです。
(少なくとも2023年のタカスペで大々的に売り出すはず。)
と こ ろ が 。
『パッション・ダムール・アゲイン!』のあの雰囲気を見て、
「え、もしかして、退団???」とさすがに不安を覚えてしまったわけですが、
なるほど、そういうワケね…と腑に落ちたのでした。
しかしながら、彼女が専科に行ってまで「残る」選択肢をしたことに驚きですが、
(正直、辞める時はあっさり辞めるタイプだと思っていました)
これは劇団の「ギリギリまで95期を売ろう」という計算の元かもしれません。
面白いのは、星組が頑なに正2番手扱いしなかったことで、
逆に専科生として色んな組に行きやすくなっている、ということでしょう。
(ここが同期である元花組の水美舞斗との大きな違いです。)
凪七瑠海含め、物議を醸した全ツ羽根についても、
色々と納得できることがあるのですが、
これは長くなりますので次の機会に…。
退団者発表に思う
そして退団者の名前の中には有沙瞳が。
…うん、でしょうね。
正直これは、彼女が『1789』でマリーを取る前から、
なんなら礼&舞空が離れて外箱公演をする時点で予想出来たことでしょう。
しかも有沙瞳の場合、外箱で多数ヒロインを取るだけでなく、
アムネリス→レナール夫人→マリー・アントワネットと、
トップ娘役待遇を3作品も取っていくなんて、
(しかもだーれも触れてなかったですけど『王家に捧ぐ歌』なんて舞空瞳を差し置いて下手先頭ですよ???)
下手な短期&冷遇トップ娘役よりもよっぽど良い扱い。
トップ娘役不在扱いながら、
ガッツリヒロイン扱いで辞めていった伶美うららも驚きの待遇でしたけど、
逆に言えばここが強い娘2ポジションの終着地点。
「これ以上残って何をするのよ?」と思っていたので、退団はまぁ妥当でしょう。
なお、全ツ公演を観て「もしかして退団では?」と予感していた、
夕渚りょうは退団者の名前に上がらず。
単純に学年が上がって良い役を取るようになっただけの模様です。
ファンの皆様、不安を煽るような記事を書き申し訳ございませんでした。(平謝り)
あと、下馬評で天華えま退団説が結構あって地味にビックリ。
人事上手の星組は、逆に微妙路線に餞別外箱なんて 絶 対 に あげませんから、
『Stella Voice』は「辞められたら困るからあげたご褒美公演」にしか見えず、
(例:瀬戸かずやの『アイラブアインシュタイン』)
本人が望む限り、美味しい別格枠に辿り着ける道に乗れたんじゃないかな、と。
しっかし星組は全然辞めませんなー。
やはり人気組かつ人格者っぽいトップスターの元だと、
みんな居心地良くて居たがるもんなんですかね。
『1789』配役雑感とサヨナラショー人事論
そして『1789』の配役についてさっくり雑感を。
天華えまがダントン、天飛華音がフェルゼン、輝月ゆうまがペイロール、
稀惺かずと&大希颯が手下コンビ。
みーーーーんなまとめて予想通り過ぎる「でしょうね」配役でした。笑
娘役はというと、副組長がポリニャック、
小桜ほのかがソレーヌ、シャルロットが瑠璃花夏と、
役替わり無しで学年順に上から順当な配役で、ここは冒険無しということで。
あと、兼ねてから疑問だった「サヨナラショーで読む人事技法」。
千秋楽前日に貸切公演が入った場合に、
トップスターの退団が無いのは予想出来ます(直近例:柚香光)けど、
逆の「サヨナラショーがありそうな日程だから誰かが退団する」という予想は、
やはり無理があろうと思うんですけど…いかがです?
このあたりは誰が言い出しっぺなのかは分かりませんが、
専門家の方のご意見をお待ちしております。笑
以上、走り書き雑感でした。
☆★☆★☆
ランキング参加始めました!!
ぜひポチっとお願いします↓↓
コメント
「パッション・ダムール・アゲイン!」のあの雰囲気を見て、「もしかして、退団?」と不安を覚えたけど、
「なるほどなーーーー」なんですね。
なんか、どっちに転んでも「なるほどな」「でしょうね」って言えるように予防線張られてるんですね。
上手なブロガーさんだな、とあらためて思いました。
コメントありがとうございます‼︎お褒めの言葉を頂き恐縮です…。
いつも的をえた考察お見事です。私は、これから各組合3分割で回して行く為に水美さんと瀬央さんを専科へ行かせて、全国ツアーなどは、主演でいく、そして万博の会場でショーなどを開催する為にはそれなりの人がいるし、真ん中に立つ人もいるのでその準備ではないかと思うのですが、勝手な私の考えですが
お忙しい中更新ありがとうございます。
色々ご意見があるでしょうし、今後のこと等、皆様色々思われるでしょうが…私は瀬央さんの(宝塚での)舞台姿をまだ見ていたかったので、今は、残ってくれてありがとうという思いです。
有沙さんについても本当に寂しいですが、素敵な舞台を観せてもらえて、感謝の思いでいっぱいです。勿論トップ就任できるならばしてほしかったけれども、こればかりは巡り合わせもありますし…。
アントワネット役は本当に最高の花道と思いますし、有終の美を飾ってほしいです!
尚、蛇足ながら、次代池銀ガールこそは、トップ就任してほしい。とも思っています。
複雑ですねぇ。
全ツを見て退団かと冷や冷やしてた分
宝塚に残る決断は本当に嬉しいですが、専科!!!!
専科に行ってまで彼女がやりたいことは何だろうか…
ただ、他組の盛り上げにはピッタリな人材だと思うので
宝塚歌劇団という組織を思うと最高かもしれないですね。
星組ファンとしては、まじで行かないでくれ。
ついにXデーでしたね。
瀬央さんは羽根や白い衣装や広島凱旋など、半ば覚悟していただけに、まだまだ舞台姿を拝見できる喜びが勝りました。ご贔屓筋としては組替えも心穏やかではないとは思いますが…。確かにドル箱としてタカスペ95期揃い踏みをやらない手はないというのはその通り、それでも暁さんが上がるなら瀬央さんが路線たる限りには遠くない将来に星組からは離れる日が来るだろう、しかしながら路線に強く拘りがありそうな水美さん(けなしているわけではないですよ、入団成績からすれば妥当な心理かと)と違ってハートフルに同期支えをしている印象だった瀬央さんが、まさか専科とは、意外です。自分も蒼汰様と同様、彼女は辞める時はサッと辞めるのではと思っていました。組は変われど、礼さんの退団時期まで居たいいうこと?輝月さんの専科異動はご本人の輝きの方向性や技量としても納得オブ納得だったんですけどねぇ…。水美さんはスペア枠ワンチャン狙いだと考えていますが、瀬央さんのキャリアを劇団はどうお考えなのかなと不思議な気持ちになりました。
有沙さんにサヨナラショーご出演いただくためだけに二番手格の瀬央さんサヨナラ、という局所的な世論は、むちゃくちゃやんけ、と思って眺めておりました。。
有沙さんはアントワネットを演るにまさしく相応しい持ち味、お立場、有終の美ですね。娘1相当の厚遇、ご本人の抜きん出た資質や努力は当然あれど、つくづくスポンサーとは重要なのだなと、改めて宝塚は企業組織でもあることを実感します。(余談ですが、有沙さんはオフに公道で正面からばったりお会いしたことがあり、まさしくフェアリーという言葉が当てはまる浮世離れした可憐さに目を奪われたものです)
阿弖流為コンビを惜しまれる方々が一定程度落ち着いたのは、ロミジュリのデュエダンあたりがターニングポイントだったような気がしていて、愛月さんのカミソリという賛辞とともに、有沙さんが「お二人が踊ると空気が変わる」というような趣旨のコメントを文章で残されていたと記憶しています。「このダンスはこの二人じゃなきゃ無理だわ」という説得力、ショーのない1789なら、体力配分を気にしない全力の異次元デュエダンを再び魅せてくれるのでは!?とわくわくです。
役代わりなしなのも、個人的には好みでした。98期同士や102期同士の絡みも含め、楽しみです。
こんにちは!
私も瀬央さん専科じゃなくて退団だと思っていたので専科行きにびっくりです…。
ただ、ここで一つ問題が。
水美さんが専科に行ったのが、「トップ空き待ち専科」ではなく、「95期花火打ち上げ用専科」である可能性が出てきたことです……。(水美さんも瀬央さんもどこでもトップにならず、95期打ち上げ花火終了後、専科生として退団)
と、同時に、「このタイミングで水美さんが桜木さんの上に降らなかったということは、桜木vs水美は桜木に軍配が上がった!」と安心していた方々も、「桜木の上に誰か降ってきて桜木が95期花火用専科に異動になる」可能性も出てきましたよね…?(ナイと思ってますよ、できるかできないかの話です)
ということで、水美ファンとしては若干苦しい発表でした。うーんどうなるのか…
有紗がサヨナラショーをやるか否か、ですね。男役2番手ではなく娘役2番手も、スゴツヨならサヨナラショーやらせてもらえる…のか?そんな前例作るんか?という。
もし有紗がサヨナラショーをやるのであれば、日程から誰か辞めそう予想は(少なくとも今回は)的中ということに。
有紗は格としてはサヨナラショーありだと思いますが、2番手娘役の格ってじゃあ具体的になによ?って話も…。例えば他組の2番手娘役が辞めるとして、サヨナラショーやらせてもらえるか?というと、まあないですよね。
瀬央さんが専科、有沙さんが退団で星組の貴重なスター格の大人枠の2人がいなくなってしまうのですね。綺城さんも花組行ってしまいましたし、今後のメインのスター格がトップコンビを始めとして若者感がかなり強くなりますね。(大人枠がいない…)
スーツ物は避けていますし、この先どんな演目をやるんでしょうね?礼さんの任期はまだまだあると思いますが演目のネタ切れ感や同じような演目が続いてしまいそうな心配があります。
先日のベルばら論議の追加ではあるのですが、瀬央さんはアンドレ役者だと思うんですよね。原作のちょっとおちゃらけた面や包容力があるアンドレにぴったりなんですよね。ここはぜひ専科からの特出で瀬央アンドレを期待したいです。
蒼汰様
1789配役、予想通りでした。
瀬央さんの専科行きは、暁さんの組み替えされた時と、水美さんの専科行きが現実となった時に予想していました。
若手にバトンを渡して行くには、仕方ないのかなと。
それにしても、令和の2番手羽は、トップになることとは別の価値を生み出した??かも。
本公演でダメなら別箱で?という手法も編み出した。
有沙さんは、星組へ組み替えになった時、礼さんの相手役候補の一人ではあったのかな?とも思いました。だけど、可愛いというより、美人でカッコいい娘役。若者と不倫するぐらいの赤と黒のような設定では礼さんと合いますが、ロミジュリで十代のジュリエットだと違うよな‥‥よって、舞空さんが台頭してきたタイミングがよかったから、礼さんの相手役になったのかなと。
1789役者が揃いました。新人公演もステラボイスを見たからこそ、それぞれ、誰がのし上がってくるか、楽しみとなりました。
蒼汰さんが、以前成り上がりジェンヌ、と表現されていましたが、そういうの、心の底で待っているのかもしれません。
配役も人事も、やっぱりね、という感じでした。
あちこちで色んな意見(希望)もありましたが…
有沙瞳さんについては、短期や冷遇の娘1よりよほどいい扱い、というのに苦笑。
娘1は娘1、ですが役者としては作品、どちらがいいとも言えませんが(どちらも良ければ幸運)確かにこれ以上の待遇はありませんし、小桜さんや詩さん、これからの下級生さんたちにもそのポジションを得るチャンスが与えられればいいなと思います。
瀬央さんの専科ですが、以前に蒼汰さんが書いておられたと思うんですが(解釈間違いなら申し訳ない)ファンとしてはまだ観ていたいから専科に残ってでも辞めないで欲しいというのは、願っていいのか悩ましい。
もちろん、卒業ではなく専科異動もご本人の選択ですから、結果としてはありがたいんですが…
先日宙組千秋楽での、卒業生の晴れやかな姿を見た後だけに、今後どうなっていくのかとも思います。
専科生として卒業される場合には、本公演でのサヨナラショーなどはありませんよね?
轟さんが、断っておられたのは記憶しています。
とりあえず、タカラヅカスペシャルや、来る110周年に人気(と金ヅル)の95期をキープしておきたいのかな…と思いますが、ファンにとってもタカラジェンヌとして居続けてくれるのはありがたいことなので、win-winでしょうか。
5組でいちばん人員豊富な星組の退団者が3名、組替え1名で、亜音有星さんのこともまだ謎のままなので、人事がこれだけでは終わらないような気がして、怖いです。
はーい(挙手)!
天華えま退団?と五割位思ってました。退団はもったいないから しどりゅー抜けた宙組に、あ、ダメだ、もえこちゃんいるし、今更組替えしないかと、お手つきまでしそうになったことを、ここに告白します笑
組も番手も役の性別も超越している凪七さんと違い、水美さんと瀬央さんは出身組の番手問題でファンがあれだけ揺れるのに、他組に特出したらもっと荒れるのでは?
どの順番で階段降りしても、組ファンとそれぞれのスターのファン、95期だけでなく、9678期生のファンからも不満が出そうに思いますが。
タカスペを待つか、専科公演として“みなせお”コンサートをするとかはどうでしょう?
望海さんのNZMのような歌あり小芝居あり。日替わりでゲストスター出演
。構成も水美・瀬央自ら考え、演出家や各部門デザイナーと相談。その様子をドキュメント番組にしてスカステで放送するとか。
ま、内部事情を知らない部外者の戯れ言ですが。
いつも楽しく、拝見しております。
宝塚の舞台に憧れ、様々な経験値を得て実力者となればなるほど、礼さんの星組から離れたくないだろうな、と私なら思います。
これから先、どんな演目を受け持つんだろ、やっぱ海外大作ミュージカルはくるよね、などなど妄想は果てしなく拡がり…。
いやほんとに星組は、変わりましたね。
そしてさらに、進化してゆくのでしょう。心してチケット争奪戦に挑まねばなりません。
瀬央さんが歌劇団にいてくださる事は嬉しいし、まだまだ彼女の姿を宝塚の舞台で観たい。
振り返れば、雪の彩凪さんにはその道への選択はなかったのかと。いやいや、それはこちらの我儘ですね。やはり95期、何かが計画されているのでしょう。その時を待ちたいと思います。
ええ、ええ、覚悟はできておりました。「下手な短期&冷遇トップ娘役」よりずっと良い待遇だしなあ、トップ娘役になったら辞めないといけないわけだし、このままでもいいかなあ、と。そして、いつかはこの日が来るのだと。退団公演がアントワネットだもの、できうる限りのゴージャスなお衣装の退団公演でお見送りできるのはうれしいです。
ジャスミンさん同様、大声で言わせてください。「次代の池銀ガールこそトップ娘役にしてくださいね!!」
蒼汰様
蒼汰様のブログでの考察が、今まで通りの更新でなくなってしまったらと、ほんとーにきつかったのでありがとうございます。
蒼汰様が仰る、ギリギリまで95期を売ろう。ここまでの諸々、この文言に尽きるのかなぁと思っています。宝塚歌劇団、営利企業であるわけだし。贔屓が退団なら静かに退場するつもりのファンも、専科での公演となれば、応援します。モヤモヤながらチケット買います。そして、95期、マイティ、せおっちを応援したいファンは相当数にのぼるかと。卑怯だなぁ、やり方。劇団様、どうかそこに生徒さんへ寄り添った愛を感じられますよう、心からお願い致します。
お忙しい中、更新してくださり、ありがとうございます。何か事がおこるたびに、こちらを拝見し、コメント欄まで熟読してしまう私です(^^)
今回の瀬央さんの決断は、すごいなぁと思います。
私の妄想ですが、劇団に懇願されたのではないのかなぁ、と。95期という、ある意味ブランド価値に加え、お人柄の良さ。劇団は、色々な役割を考えてのことのように思います。
110周年、タカスペ、万博、外部出演、など、すでに決まっているイベントがあるのではないでしょうか。
どこに出しても、タカラジェンヌとして恥ずかしくないビジュアル、お人柄、破綻のない芸事。お役目があるから、なのでは。
そして、フィナーレは、礼真琴くんの退団公演で一緒に。
北翔海莉さんと美城れんさんのように…
以上。私の妄想でした。
いずれにせよ、まだまだ宝塚でのせおっちを拝見出来ることは、うれしいです。