交錯する思惑・改めて芹香斗亜の退団発表に思う

 

芹香斗亜の退団発表から一夜明け、

無事、会見も開かれた様子。

 

改めて彼女のことと、

そして宙組のこれからについて考えていきます。

 

改めて芹香斗亜の退団発表に思う

 

会見によると芹香斗亜は、

「トップ就任時には大劇場公演3作と決めていた」ので、

例の事件の影響で退団を決めたわけではない、と明言。

 

…そりゃ予定を早めて退団することにしました、

なんて口が裂けても言えないでしょうから、

こう言うしかないだろうな、というのが正直な感想です。

 

ま、これを1期しか違わないにも関わらず、

大劇場を9作も長々とお務めになられた前トップは、

どういう気持ちで聞くのだろう?とは思いますけどね(嫌味)

 

これが事実なのか否かは一旦置いといたとして、

任期3作で退団というのは、

色んなデットラインが絡んだ大人の事情を伺いしれます。

 

一番は、このままでは110期生が配属出来ず、

新年度を跨いで111期生の組配属前にカタをつける必要があること。

 

いつまでも流浪の民(組回り)で居続けるわけにはいきませんし、

宙組問題が対内的にも解決しないことでの、

内部分裂・不満噴出は避けなければなりません。

となると、2025年4月までに退団というのは結構キワキワのラインでした。

 

なお、仮に新年度までに体制の刷新が目的であるなら、

同時に管理職、すなわち組長も、

同じタイミングで進退が決まるんじゃないかと思われます。

 

踊らされる人びと

 

あと、芹香斗亜におとめの表紙はご遠慮いただきたいという、

劇団の思惑もビミョーにあるでしょうね…。

(任期4作であれば2025年の表紙になる見込みだった。)

 

結果として、芹香斗亜本人の名誉のためにすぐに退団することはせず、

少なくとも大劇場1作は普通に務めあげる前提で、

任期3作を務めさせて「あげた」。

 

だけど彼女がこのタイミングで去ることで、

後任は悲願の10代目生え抜きトップの桜木みなとが予定通り就任し、

110期生の組配属もやっと行い、これで通常進行に戻ります。

 

そしてしれーーーーーーっとおとめの表紙から芹香斗亜を外し、

2025年からは何事もなかったかのように時計の針が進むでしょう。

 

…これってどこかで見たことある流れですよね。

そう、夢華あみですよ。

96期生問題の咎を全て引き受け退団していった、元雪組娘役。

 

劇団は主犯格(に仕立て上げられた人物)を矢面に立たせ、

わざと目立たせ攻撃の的にし、

責任を取らせるような形で退団させ幕引きを図る。

笑っちゃうくらい全く同じです。

 

つまるところ、劇団は10年前から何も変わっていないし、

芹香斗亜をボコボコに叩いて満足している人たちは、

そんな劇団の手の平に踊らされていることに、

気付いていらっしゃるのでしょうかね?

 

だってみんな、口では芹香斗亜や宙組を猛非難するのに、

結局他の組の公演を観に行ってるんだもん。

そりゃ劇団は「サンドバック用意しときゃ何とかなる」になりますわな。

 

そう考えると、その咎を引き受けざるをえなかった芹香斗亜と、

彼女を応援し続けたファンの皆さんの気持ちを思うに、

何とも言えなくなります…。実に後味の悪い結末になりました。

 

芹香斗亜の後任について

 

ところで、前回の記事のコメント欄にて、

後任に水美舞斗の名前を挙げる方が思いのほか多くて驚きました。

 

…え、桜木みなと一択でしょうよ。

みんな、本気で言ってるのかね???

 

いや、別に好きに予想するのは勝手ですけど、

中の人のことをこれっぽっちも考えていないんだな、と思っちゃいます。

 

仮に劇団が宙組刷新のための荒療治をするのであれば、

芹香斗亜にはもっと早くに、

具体的には『Le Grand Escalier』で退場頂くはずです。

(そして後任の第一候補は凪七瑠海でしょうね。)

 

ですが、今日の会見の言うところの、

「当初からの予定通り3作」を彼女は全うした。

 

にも関わらず、なんで対外的に主犯扱いされた芹香斗亜が抜けた後に、

刷新人事の咎を残った宙組が、

具体的には1年耐えた桜木みなとが引き受けなければならないの?

 

水美舞斗にしたって、

別にラストチャンスの背水の陣でもあるまいし、

なんでわざわざ宙組に行かなあかんねんって話です。

むしろ月組の鳳月杏の後任という大チャンスが巡ってきているのに…。(小声)

 

今回の宙組人事&退任劇が手綱の引き合いだったのは、

芹香斗亜の思惑と、春乃さくらの後ろにいる池銀の思惑と、

悲願の10代目生え抜きトップとしてレールを引き切って止まれない劇団の思惑が、

どう折り合いをつけるのかの闘いだったと思うので、

今更、水美舞斗落下傘説を推すのはナンセンスだとしか言えません。

 

ま、みんな口をそろえて、

「それくらいしないと宙組刷新のイメージが湧かない」という、

それってあなたの感想ですよね的な理由しかないんですけどね。

 

…これで水美舞斗が落下したら、私はマジで劇団を見限ると思います。

 

人事の歪みの110周年

 

芹香斗亜の異例退団、礼真琴の相手役が異例の空位、

鳳月杏の異例のトップ就任、聖乃あすかの上に凪七瑠海が降り、

極美慎が東上主演せず、縣千はスタカレに載らず、瑠風輝が3番手羽根を背負った。

 

…なんだか、人事の歪みを感じますねぇ。

芹香斗亜の退団、すなわち2025年春先頃に向けた、

人事異動の予兆のように感じられます。

 

ま、今後の一番のカギは春乃さくらの去就でしょうか。

残るか、添い遂げるか。

錯綜した思惑の先の答えがどのようなものになるのか、

その動向が気になるところです。

 

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コメント

  1. アイリス より:

    前記事の私のコメントへの返信を読み、こちらの記事も拝読しましたが、本当に全く同じ考えで、驚きを通り越して笑いが出てきてしまいました(各方面に大変失礼ですが)。
    劇団のスケープゴートとなってしまった、それを引き受けざるを得なかったお二人。特に芹香さんは、上級生であり、トップスターという目立つ責任ある立場、そして今回はSNS等が発展した時代での出来事で、比較するのは申し訳ないですがそれこそ夢華さんよりも厳しい状況であるかと悲しく推測してしまいます。
    ファンにできることは最後まで応援することだけですので、退団されるその日まで男役・芹香斗亜を見守り続けていきたいと思います。

  2. 尾田椿 より:

    芹香さんは劇団の見解に沿った記者会見を行って、トップとしての責任をある意味全うしたというべきでしょうか。3作契約だった旨の発言も、引責退団でないことを強調したうえで桜木さんへの引継ぎを正当化することが(むしろ劇団側の)目的に見えます。芹香さんを引責退団的に扱ってしまうと、102期以上の路線スターの責任も問われかねないので、それは避けたかったのでしょう。劇団の意図するところなのか、不手際が重なって追い込まれたのかはわかりませんが、芹香さんはスケープゴートにされた感が強いですね。
    次期は桜木さんの可能性が高いですが、宙組の人気を安定させられれば当初予定の任期は全うできるでしょうし、そうでなければ風除けとして短期で卒業することになるのでしょう。なんだか切ないですが、スターさんも組織の一員という立場からは逃れられないということなんだろうと思います。

  3. 明太子 より:

    いつも拝見しております。
    芹香斗亜さんの退団には苦い思いが拭えませんが、もはや致し方のない事なのでしょう。
    本当に真風さんが二作早く退団されていたら…と考えずにはいられません。
    私は週刊誌も読まないし、件のあれこれに詳しいわけではないですが、劇団は昔から悪い意味で変わらないなあと残念に思います。
    しかし決まった事は決まった事。誰しも前に進むしかありません。
    次期トップは桜木さんで良いと思いますが、そのタイミングでかつてない大シャッフルの組替えをして、誰がどの組だったか分からなくなるくらいにしたら良いのに…と思っています。
    でないと宙組に配属される研一さん達が可哀想です。
    もともと私は組替え推奨派なので生え抜きに何の価値も見出せません。
    人数も今ずいぶんと偏っているそうですし、思い切った方が良いです。
    でも…劇団はまた悪手を打つんでしょうねぇ……。

  4. みなとのシブキ より:

    大量のコメント処理 お疲れさまです。
    (だったら送ってよこすなといわないで)

    宙組を観る観ないが踏み絵になってしまい、とても嫌な気持ちです。
    東西の配信も観た 劇場にも行った
    私は桜木ファンなので、彼女が舞台に立つなら一目でいいから観たいという気持ちが、悲しい事件より勝ったということです。
    それでエゴイストと言われるなら、そうなのでしょう。反論する気はありません。
    赦す赦さないは遺族のもので私のものではありません。
    以前「他組を観るなら残酷な解体ショーを楽しむのと同じ」と仰ってましたよね。
    強烈な言葉ですがその通りです。

    これまでの劇団の記者会見を見て、実は理事長は大して権限が無いのでは?と感じました。それより大物、大御所、古株の思惑が
    強くてがんじがらめ。生徒達を世間知らずのお嬢さん、どうせすぐ辞めるんでしょ、と侮ってなかったか?
    大人達の小汚い思惑の中でも彼女達は 自分たちタカラジェンヌが宝塚そのもの ととても良く理解していると思います。
    タカラジェンヌは舞台人、四の五の言い訳するな、舞台で示せ と叩き込まれていて
    宙組に限らず日々2千数百人の前に立つ生徒達の度胸と覚悟は大したもの。安全な所から不満を言っている私なんぞ到底太刀打ちできません。
    宙組生たちはそれぞれの立場で悩み苦しんだでしょう。それでも舞台に立つと腹を据えたんです。それを今さら桜木さんを下ろすなんて っか桜木さん自身が下りられないでしょ?下級生たちの未来のためにも。辞めた方が楽ですよ。でもできない。
    今桜木さんを下ろしたら、他組出身者は守られるのに宙組生は守られない。路線、非路線関係ない、宙組生は全員補助要員と言われたようなものです。
     まとまりのない文章、失礼しました。

    • 芹香グッズは全買いした…改めてA(改名します) より:

      みなとのシブキ様

      横からすみません、あなたのコメントを読んでいてとても胸にスッと入ってきて、本当にその通りだよなと思わざるを得ませんでした。

      そうです、結局彼女たちは舞台に立つ腹を括って行動で示しています。
      安全圏から正義ヅラして評論するだけなら、誰でもできます。

      もちろん善悪や責任はまた別の話です。
      しかし、彼女たち一人一人の人生が確かにありますし、そこは忘れたくないなと感じています。

  5. クリオネ より:

    うーん、個別の紛争の内情については知る由もないですが、故人に対する「指導」を軽機にしたパワハラ問題って、明らかに宙組だけじゃなく、宝塚全体に根を張った問題ですよね。

    それを蒼太さんは、「宙組は」こうなってしまったのか…と嘆き、今回も「なんとも言えなくなります…」と悲しみを表現していらっしゃいますが、
    あなたも「暗に」芹香斗亜に責任が向くように文章作っていらっしゃいましたよね?
    客観的なポジションを取るにしては、これまで芹香斗亜への無関心さが際立っていたように感じますが。

    110周年の歪みというか、100周年頃からの負の蓄積が表面化したように思われます。小川理事長のファンを自称する蒼太さんがどのように総括されるか、(贔屓を表明してもなお)フェアに科学的に論じることができるか興味深く拝見しております。

    • masa 蒼汰 より:

      えっ、それは極めて心外です。私の主張は一貫して「事実を争うなら法の場で明らかにすべき」「週刊誌に踊らされてはいけない」というものですが、その根底は企業としての管理責任に重きを置いていたからです(だってこのブログは企業目線で宝塚を見るというのがそもそものスタンスですから)。なので今まで一度だって芹香斗亜に責任の所在を求めたことも、退団を促すようなこともしたことないつもりです。匂わせですら。無関心さが際立ったとおっしゃいますが、それはむしろ客観性を持つよう距離を取っていたことの裏返しでは?何をどう勝手に解釈されたらそんな真反対な感想を抱かれるのか甚だ疑問で、それはあなたがそういう色眼鏡を私に対して勝手にかけてたからだと思います。素っ頓狂な思い込みで人を試すようなことをするのはやめて頂きたいですね。

    • ふっち より:

      いつも冷静な考察を丁寧な筆致でつづって頂きありがとうございます。
      人事という、定量化が難しい分野で「ひずみの大きさ」をイメージし、その時系列変化を追うことができる方が非常に稀なんだなと感じています。
       
      私としてはエンタメブログとしていつも楽しんでいるつもりですが、中には変な思い入れする方もいるんだなぁ、と思います。
      前提条件が狂うと、その先の思い入れも思考も判断も、すべて歪んでしまうんですね。

  6. アーニャ より:

    記事ありがとうございます。水美舞斗さん次期宙組トップ就任に対する私の私見です(あくまでも私の個人的な私見です)
    水美さん説が出るのは、
    ①「事件時に渦中にいなかった(現場にいなかった人)人が主演した方がイメージが刷新できる」
    ②2番手歴を積めなかった桜木さんよりも、2番手歴や主演経験がある(星組ミーマイ主演)

    ①、②の理由が強いと思いますが、皆さん、桜木さんのメンタルも心配されているのも大きいのでは?と思います。桜木さんは、いじめに加担してなかった、週刊誌では副組長と要望書を作って立ち向かったと報道され勇者的に捉えられる部分もありますが、事件当時、上級生として現場にいたということで(真実はどうあれ)
    今すぐに就任すると、必ず、一定数のヘイトは受けると思います。

    桜木さんも今、相当、やつれて、参ってしまわれている雰囲気を受けます。本人自身も現段階でどうしてもトップになろうというエネルギーがないのでは?と思いますし、逆に同期で仲の良い水美さんが意外と心理的に和らぐ部分もあるのでは?水美さんの方が現段階では、トップになるエネルギーがありそうです。(あくまで原段階では)
    水美さん説であれば、
    ①ダブルトップに近い体制?
    (これは、これで反発を生みそうだから、やめた方がよいかな)
    ②水美舞斗さんトップで3作→桜木さん引き継ぎ
    ③いずれ桜木さん組替えで、鳳月さん後任→桜木さん月組トップ

    かな、と思います。桜木さんもいずれトップになれますし。

    ただ、水美さんがなるにしても負担が大きいでしょうから、上級生下級生含めて大規模な組替等は必要かなと思います。

    • ぼん より:

      宙組は他組の人事調整組だという意識が組子のモチベーションを低下させ組の雰囲気を悪化させていたとも言われているので、生え抜きをトップにして、宙組子のモチベーションアップを第一に図るのがまともな人事判断では、ということではないでしょうか。

      さらに安全弁としてベテランかつ人格者の専科をお目付け役組長として呼んでくるのではないかと。

      桜木が自らギブアップして次期にならないとなれば、書かれている通り、優先して助っ人として呼ぶべきは同上の理由から凪七であったはず。

      逆を言えば水美を据えるならば、それは宙組子のモチベーションを無視したサイコパス劇団人事であるか、もしくは土壇場で桜木がトップを辞退した緊急避難人事でしょう。

      次の話として、であれば当面は他組路線が2番手位置で降ってくることもせず、桜木も4作ぐらい、瑠風が順当に2番手から自組昇格、暁に少し遅れてトップ就任していく流れなのかなと思いますが、果たして如何に。

      そしてあるだろう次々代に向けたシャッフルが楽しみです。

  7. 眩暈 より:

    予想され得た中で最悪の退団会見でした。
    劇団が生徒を守る気がないというのは過去の歴史から分かりきっていたのに、それでも少しだけ期待してました。あの件に一切触れないで終わるなんて、人気商売をしているとは到底思えない、客の反応が見えていない戦略でほとほと呆れます。世間からどう見られようとどうだって良いというその姿勢、とても令和に生きる企業とは思えません。

    宙組が一丸となって復興するにあたり、そのために芹香が批判の的となるのを承知でトップとして舞台に立ち、最後の会見で少しでもその件についてコメントがあれば、これまで宙組のチケットを買って観劇し応援していたファンの気持ちにもケリが着いたかもしれないのに。どんな会見だろうと場外からの批判は免れませんが、トップ在任中に起きた不祥事について少しでもコメントがあれば、その後の劇団のイメージも芹香のイメージも全く違ったのに。本当に96期問題の頃から劇団は何一つ変わってない、客も世間も全く見えていない銭ゲバ組織なんだなぁと改めて現実を突きつけられました。
    蒼太さんの言う通り「サンドバッグ用意しときゃ何とでもなる」と、ただそれだけの対応でしたね。サンドバッグにした後のフォローも何もない、そこに劇団の冷徹さの根源があって世間は怒っているのに、未だ分かるつもりのない上層部。分かる必要ありませんもんね、金は回ってるから。それだけ魅力あるコンテンツを有してると思えば良いのか…なんとも無常です。

    この気持ちにどうけりをつけるかはファン人それぞれですが、この場をお借りして、蒼太さん及びコメント欄の皆さんのコメントを見て少し冷静になりたいと思います…
    いつも感謝しています。ありがとうございます。

  8. 宙組を愛しています より:

    宙担です。宙組の悲劇の元凶は創設以来一度も生え抜きトップスターを出さなかったことです。そして、他組から降って来たトップスターが出身組のルールを宙組に持ち込んで来たこと、さらにやっとそのルールに慣れた頃に別のトップスターが持ち込んだルールに従わされたことだと想像しています。

    アイデンティティのない宙組生たちは服従することを強いられ、特に男役さんたちは、どれだけ努力してもトップスターどころか自組で2番手スターに上がることも許されていませんでした。

    けれどそのタブーをことごとく打ち破ったのが桜木さんであると認識しています。3番手羽根のみならず遂に生え抜き生初2番手羽根まで背負った彼女は自らが宙組生たちの希望の象徴となりました。

    ここで水美さんが降って来たら、それこそ桜木さん以下、ことごとく宙組生の希望の灯はかき消され、自信も士気もなくして絶望するでしょう。名実ともに宙組は崩壊すると思います。

    水美さんの活躍ぶりは充分わかっています。けれど、今の宙組にあえて来なくても他組で活躍のチャンスはいくらでもあると思います。それこそ花組で共に過ごした鳳月さん率いる月組があるではないですか!

    劇団が何をどう采配しようとしているのか知る由もありませんが、『グラン・エスカリエ』での場面の与え方、そしてその期待に応えての活躍ぶりを観て、今の宙組を再生出来るのは桜木さんしかいないと確信しました。

    正直もう他組出身のトップスターに宙組を翻弄されたくありません。同じ過ちを2度と繰り返さないためにも生え抜きトップスターを一刻も早く出して欲しい。そしてその重責を担えるのは桜木さんであると断言します。

    水美さんが宙組に降って来たら私も劇団を見限ります!

  9. より:

    結局のところなんだかんだ自分に言い訳しつつも(宙組でないとしても)宝塚の公演を観劇している自分も同じ穴の狢、偉そうに断罪はできないと自覚しているので何も言えない、というまま来ています。そしてそのことで過剰に自分や誰かを責めたりもするつもりはなく責任ある消費者論にも馴染まないので、エンタメとして次代の宙組が曇りなく楽しめるものになるかどうかを注視しています。

    次期トップに関してはここ一年の自社メディアでの桜木さんの扱いを見るに彼女としか思えないのですけれどね。

  10. 夏みかん より:

    次期トップはやはり桜木さんで揺るがないと思います。

    次の宙組本公演の集合日ごろに、春乃さんの去就、宙組退団者と、大規模組替えの発表があるのではないかと思っています。
    110期生の配属と、111期生がもし通常時期の組配属であるならば、各組は短期間に15~6人の新人を迎えることになるわけで、育てる上級生の負担も大きなものになるでしょう。特定の組や人に負担が集中することのないように、次期人事はバランスの良いものになるよう願っています。

  11. みみ より:

    すーごく久しぶりにコメントさせていただきます。
    一年前は、宝塚の組織としての薄暗さを感じながらも、蒼汰さんや皆さんのブログコメントを読みながら、楽しく過ごしていたなと思ったりします。

    気付けば7年ほど芹香さんのファンをしていましたが、
    楽しかった思い出を自分の中で傷つけたくなくて、そっと離れました。
    (同時期に結婚して忙しくなったのもありますが)

    女子校時代の部活や、ブラック企業で働いていた頃を思い出します。全員が被害者で加害者になる状況。
    組織に洗脳されると善悪の基準が曖昧になること、思い当たる節がありすぎて、全ての立場で胸が痛いです。
    (前任組に対してはむむむと思いますが、その立場の言い分を聞けている訳ではないので糾弾することは出来ないかなと)

    ただ、人が一人なくなってしまっている以上、法で裁ける内容は法廷で裁く必要があったと思います。そこが96期とは違うかと。

    これも加害者擁護と言われるのでしたら、私の日本語力不足ですね。

    それでも、宝塚に通い、芹香さんを追いかけた日々は楽しかった。それだけです。
    私は見ることが叶いませんでしたが、ファンのためでもご自身のためでも、舞台に立つ彼女には感謝の気持ちです。

  12. みぃ より:

    今回も興味深く拝見いたしました。
    芹香さんだけに全ての責任があったわけではないのに、結果として諸々の思惑が交錯した結果スケープゴートにされた感がとても強いですね…。
    事件が起きた組の顔(トップスター)という、仮にご本人にはなんの非がなかったとしても大バッシングを受けること必至の立場ではありますが、こうも一身に咎を背負わされてしまうのも…という気持ちです。まぁ先代も後から退団した後輩トップや相手役を務めた2名が順調に事務所や外部のお仕事が決まっている中事務所すら決まらずな状況ではありますが。

    春乃さんの去就は不透明ですが、少なくとも就任時点では添い遂げ予定だったでしょうから昨日の会見で言うところの「就任当初から3作と決めていた」設定(とあえて言います)を貫くなら同時に退団するのではと思います。会見では元より芹香さんと一緒に辞めると決めていた等言えばいいですし。
    逆に彼女がパガド含め4作ないしそれ以上やるとなると当初予定していた芹香さんの任期がそこだった、というのが分かってしまい、やっぱり芹香さん辞めさせられたやんけ!感が出ると思います。まぁそういうことを平気でしてくる劇団ではあるんですけどね…。

    とはいえ、春乃さん添い遂げの場合後任も落下傘ではなく組内から昇格となる可能性が高く、その場合はおそらく山吹さんになるでしょうから、同期の詩さんや音彩さんを差し置いて上がるのか?という疑問も。カード的にも推され具合的にもこの2名の方が優先度高そうですし。
    春乃さんは1作だけ残り、組替えで男役だけでなく娘役もシャッフルしたうえで交代となりそうな気もします。その頃には星組が暁さんと共に就任し、ひょっとしたら雪組も交代が決まっているかもしれません。

    春乃さんの去就と、110期生の組配属、各組の次世代に向けた体制がどうなるか。
    この先劇団がどう動くかを見守りたいと思います。

  13. ぴぴ より:

    こんにちは。
    水美さんトップという声が上がっているところ、水美さんって熱量の高い人気があると改めて感じました。月組でトップになるなら鳳月さんお披露目から出すべきだったと思うんですけどどうなるんでしょうか。風間さんが羽根を背負ったら落下傘しかないですが(ですよね、?)風間さんファンや月組ファンを傷つけることになるし、うーん…と思っています。
    このコメント欄で理由は省略させていただきますが絶対に桜木さんにトップになって欲しい、して欲しいです。ここで桜木さんがトップにならないと組子のモチベは下がり結局復興にまた10年ぐらいかかるんじゃないかと思います。宙組に配属されたからトップになれない、なんてあんまりです。
    ところで礼さんのCDに、桜木さんがデュエット?コーラス?として入っています。私は地味に驚いたのですが、これは劇団が桜木さんを大事に思っているサインと感じました。

  14. さと より:

    いつも興味深く拝見しております。
    水美さんを応援する立場の者として大変勝手なことを申しますと、宙組水美さん説は、心底「頼むから巻き込まないでください」としか思えません。
    確かにフィジカルは人並外れてしっかりしていらっしゃいますが、わりあい思索する性格ですし頑張りすぎる部分もあるのであまりややこしいお立場に向いていると思えません。まして全然ご縁のない組の同期の上に組み替えなんて、長年芸事を研鑽されたというのに気の毒すぎます。
    そこまでしてトップになってほしいとは思えません。そんなことより楽しくお元気に過ごしていただきたいです。
    そのためブログのご意見には同意です。劇団は生徒を風除けや調整弁にして幹部クラスの中年男性・高齢男性ばかり守るのをやめてほしいです。

  15. 大吾郎 より:

    いつも楽しく拝見しております。
    前回の記事もですけど、水美さん落下傘説を信じてる方がこんなにいらっしゃるのに驚きです。
    蒼太さんのおっしゃるとおり、鳳月さんの後の月組トップの方がどれだけ魅力的なことでしょうか笑
    今までも苦労された水美さんがわざわざ縁もゆかりもない宙組を立て直す義理なんてありませんよね。
    自分だけ同期に抜かれて悩んでいた桜木さん、自分には自分のペースがあるんだと覚悟を決めてからの輝きっぷりはすごかったです。今回の公演でも安定の実力で真ん中がお似合いでした。公演での輝く彼女を見れば、トーク番組での下級生との和やかな雰囲気を見れば、次期は桜木さんでないと務まらないと思います。
    本当に前任者が長すぎて長すぎて、あと2作少なければ未来は違っていたかもしれませんね。

  16. あず より:

    なんでマイティー?あっても月でしょ、と思っていました。
    勝手な事を言わせてもらうなら、ずんちゃんの同期支えという意味ならまゆぽんに来てもらうほうが自然な気がします。
    まだお若いですが貫禄は十分ですし、組長は退団されると思いますから副組長以下もっと下級生ですし。
    何より、イメージがすこぶるいい印象があるので……ご本人がやりたがらないかもしれませんが。
    ずんちゃんはこのまま上がるだろうしさくらちゃんも残るなら、周りはある程度ガラッと空気を変えた方がいいと思いますね。
    対外的なイメージとしても、組子の中で区切りを付ける意味でもなるべく空気を入れ換えた方がいいと思います。

  17. みんみん より:

    想像の域ですが、芹香さんは良くも悪くも外因に振り回されたジェンヌ人生だったのではないかと。「エクスカリバー」はビジュもすごく良く、他の上演中止作もいつか見たいと思っていました。半々で桜木さんの就任が滞るのも気を揉んでおり、後継者を振り返ることが出来なかった人々が残念です(棒)
    他の方も書いていますが、水美さん就任説を唱える方は以前からあまり宙に興味が無い方なのかなと思っています。主演なら桜木さんの方が多い。組の顔を同期が刷新なんて残酷であり、宙組生を護ること(たとえポーズでも)を貫いた劇団の姿勢を自ら破綻させることになります。
    コメント常連さまがおっしゃってるように「カルトワイン」の再演希望、春乃さん残留に期待します。あっけらかんと魅せた同期・潤花さんよりも度胸ありそうなのが意外で面白い。瑠風さんも番手と役が合います。
    ついでに・・・ある公演を観、良い作品作りのためには組替え必須と強く思いました。
    極美さんも話題に上ってますが「ビッグフィッシュ」で歌強化したと思われ聞かせるようになり、梯子掛けに競り勝ったと推測。楽天的かもしれませんが、東上なしは‟星組バウ瀬央っち方式‟か組替え前(雪組へ派)の調整とみました。

  18. orange芋 より:

    今日も記事ありがとうございます。

    芹香さんの会見を一問一答形式で見たのですが、そう言わざるを得ないだろと
    いうことばかりでしたね。
    長く過ごした2番手、前任トップの長期すぎる在位、人気も期待もされてた彼女にとってどれも不憫ではあります。
    中卒で若いからと待たせすぎましたよね。
    トップといっても大劇場に立てた(立てる)日数も少なく、「エキサイティングな宝塚人生でした」とはなんと皮肉なことかと悲しくなってきました。

    彼女ばかりが悪いとは思えない、宙組の根幹の体質だと思っているので
    誰かが責任を取ればいい、いなくなればいい、というわけでは全くないと思います。
    (組を解散、というのもまた違う)

    芹香さんは、春乃さくらちゃんに伝えたときの反応を「許可を取ってないから」と公に言うことを控えられました。その時に「春乃さくらちゃんが自分の口で言う場がある=退団?」と思いました。

  19. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    いつだったか、宙トップスターだった朝夏さんが、宙の太陽になりたい、といわれていたこと、あったな、と記憶しています。
    それは、君臨するのではなく、、、物語・北風と太陽の、お日様なんだろな、と当時、感じました。
    育った組のカラーは根底にあれど、やはり、人柄なんだと想えてなりません。
    私は、別箱公演・群盗の、芹香さん、好きでした~。

  20. より:

    芹香の退団については思うところが多々ありますが、蒼汰さんの記事、同じ目線の方々のコメントを拝読することで、鬱々とした気持ちをを何とか抑えております。

    後任は桜木一択に同意です。
    春乃はこのまま続投で予想します。
    カルトワイン再演の目論見もあるかもしれません。
    公演がコロナで中止となり完全なる映像も残らなかったある意味幻の作品ですし。
    それで瑠風が二番手ともなれば正に再び感がありますね。
    。。。例の件の生徒も出演していた作品ですので、取扱いは慎重にすべきではありますが。

    それにしても。。。まだまだ「95期は3れいまで説」が色濃い時から95期の全トップ横並び(同時期の横並びは叶いませんでしたが)を夢見てきた私ですが、いよいよ95期の全組制覇を目前に控えたというのに、手放しで喜べませんね。
    コロナ、前任トップの任期、何かが違っていれば。。。たらればを言っても詮無きことですが口惜しくてなりません。

    今後はやはり組がえはありますよね。
    どなたかのコメントにもありましたが、私も各組の新二番手三番手格が一斉にシャッフルされるに予想の一票を投じます。
    新トップを動かせない以上、上位路線を動かして目新しさを演出するのではないかというのが理由です。
    刷新の演出を求め満足する人達が存在する以上、様々な思惑も含めたスケープゴートも然り、劇団は刷新のド派手演出を計画するのではないかと。

  21. 夾竹桃 より:

    月組の全ツで♪水色の空に舞い降りて~と水美さんが歌ってて一瞬、そら?と思いました笑
    単なる芸名もじりの歌詞ですが、わざわざ「そら」入れないでほしいです(^^;

    芹香さん、2025終盤に桜木さんにバトンを渡すと予想してましたが、早々に決断なさったようでライトファン目線では残念です。

    他組or専科からトップが来たら宙組下級生のモチベーションは間違いなく下がるでしょう。
    110・111期も皆宙組配属嫌がるのでは?
    (上級生が少なく抜擢多めな今の宙組、真ん中志向には穴場だと思いますがそういう人すら嫌がるかなぁと)

    だったら何のために芹香さんが配属にあわせて辞めるの…?
    と思うので、桜木さんが順当就任以外の選択肢はないですね。
    マスコミが記事にできないくらい、穏やかで順当に代替わりするのが今の宙組には最善だと思います。