輝咲玲央と夕渚りょう・地味に好きな人

 

「めっちゃ推し!!」というわけではないけれど、

観に行くとつい目を追ってしまうスターさんっていますよね。

 

今日は星組におけるそんな微推しスターについて、

私の思いを書いていきます。

 

薄顔セクシーダンサー・夕渚りょう

 

まずは98期生の夕渚りょう。

実はずっと、ずーーっと彼女を隠れ推ししてます。

 

そもそも星組98~100期の非路線ライン、

すなわち、夕渚りょう、天希ほまれ、蒼舞咲歩、希沙薫、あたりって、

北関東のとっぽい兄ちゃん(と書いてあんちゃんと読む)ありません?

※朝水りょう氏はもっと都内寄りに進化してしまったので除外

 

その中でも、例えば天希ほまれなんかは、

目鼻顔立ちがハッキリしているザッツ美形顔ですけど、

夕渚りょうは薄顔なのにやんちゃセクシー系で、

例えるならDa PumpのSHINOBUっぽさがあるなと思っています。

 

そんな彼女は、典型的なダンサータイプ。

小柄ながらダイナミックに、キメッキメに踊っていて、

群舞だろうが群衆芝居だろうが、まぁ目を惹くこと。

 

特に礼真琴体制になってからは、

学年が上がってきたこともありどんどん出番が増えていって、

前回の『記憶にございません!!』では

ピッチリヘアーに眼鏡な官房長官(輝月ゆうま)の秘書官役という、

上級生らしい配役もあり、個人的には喜ばしい限り。

 

ただ、彼女は礼真琴のマブという印象が強く、

(外箱ではほとんど帯同してますもんね)

てっきり同時退団するのではと軽く心配していたのですが、まさかの回避。

同期トップとなる暁千星を支えていくんでしょうかね?

 

個人的にはもうちょっと見ていたいなと思う半分、

学年的にソロソロなのかな…と不安半分。

ま、これからの益々の活躍に期待したいところです。

 

ザッツ男役・輝咲玲央

 

そしてもう1人が、92期生の輝咲玲央。

星組が誇るスーパー上級生ですね。

 

最近の宝塚のトレンドは、95期の人気者たちを筆頭に、

現代にも通ずる「身近な人」系が多いですが、

彼女は古き良きクラシカルな、研ぎ澄まされたクサ芸で舞台を彩る男役タイプ。

 

この路線の人は花組の瀬戸かずやを最後に絶滅危惧種に近く、

彼女はほぼ最後の継承者かもしれません。

(個人的には縣千・鷹翔千空あたりに期待してたんですが、なんだかマイルドに成長してしまったので。)

 

何が上手いかと聞かれると困るくらい、

基本的に何でも卒なくこなしていますが、

それ以上にバシバシにキメまくってる男役芸がクサくてクサくて、

本当に素晴らしい!!(褒めてます)

 

『RRR』のザッツ悪役はもちろん、

『モンテ・クリスト伯』では色悪役なダングラールにトホホな愛嬌を纏わせ、

『記憶にございません!』では面倒ジジィなのにのっしのっしと歩く姿、

遠くを見る決めた目つきに、昭和を支えた男の重さがある。

 

そんな一つの役に多面的な魅力を持たせられるのが彼女の凄さであると同時に、

ショー・フィナーレでの素顔の彼女の美しさよ…。

いや、本当に凄い!!

 

そんな輝咲玲央ですが、なんと新体制で副組長に就任することが決定。

正直、彼女が幹部をやっている姿が想像つきませんけれど、←

けど星組で幹部に選ばれる人ってみんな「ちゃんとしている」印象だし、

全く心配していません。

 

非路線として次のフェーズに進んだ彼女ですが、

外様カップルとなる暁千星×詩ちづるを支え、

星組の繁栄を引き続てくれるよう応援しています。

 

地味に好きな人がいると楽しい

 

全組観劇派としては、

この2人みたいな「地味に好きな人」がいると凄く楽しいんですよね。

特に見るものがない、という瞬間がなくなるので。

 

前はそんなスターが全組にちゃんと居たんですけど、

新陳代謝が進む一方で、

外箱の配信が平日が多くきちんと追えていないがために、

徐々に少なくなっているのが個人的に辛いところ(特に花・宙)

 

ってことで残念ながらシリーズ化できないんですが、

次なる「微推し」を求めて、

引き続き舞台に足しげく通おうと思います。

 

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コメント

  1. 苺ら〜めん より:

    本日も記事の更新ありがとうございます!星担の私にとってはとても嬉しい記事でした。輝咲さんと夕渚さん、私もとても大好きなジェンヌさんです。
    ところで、輝咲さんのザッツ悪役なお役について『1789』を挙げておられますが、輝咲さんのお役はネッケルでしたから、悪役ではないのでは…?と思いました。
    悪役で挙げられるなら、『1789』と同時期の作品ならば『ディミトリ』のチンギス・ハン、最近の作品なら『にぎたつの海に月出づ』の蘇我蝦夷などでしょうか?
    輝咲さんのお役の中でしたら、私は『王家に捧ぐ歌』のハトちゃんパパ(アモナスロ)が好きです笑
    次回の記事も楽しみにしています!

    • masa 蒼汰 より:

      失礼しました!
      王家のハトちゃんも(当時そこまで意識してなかったですが)印象的ですよね。そういえばこの作品で彼女を意識するようになったことを思い出しましたー。

      • 苺ら〜めん より:

        ご返信・ご訂正ありがとうございます。
        わかります!私もこのお役で輝咲さんのお芝居の素晴らしさに気付かされました。星組副組長となられた今後の輝咲さんのご活躍も楽しみです!

  2. あやこ より:

    朝水氏、シャープさに謎の落ち着きが加わって、みきちぐ代表から都内の2号店を任された感じが出てきましたね(伝われ)
    学年やキャラの特性から『やべぇおっさん』枠を任される輝咲さんですが(柳生忍法帖の加藤とか、夢に出てきそうなインパクト)群舞なんかは、実にまともな、悪目立ちしない端正なダンスで、技術力の高さを思い知らされます。
    花・羽立さん、月・佳城さん、雪・桜路さんあたりもそうですが、個性を求められながら、男役の「引き算の美学」も感じさせる。中堅サラリーマンとしても見習いたい作法です笑。
    副組長としてのリーダーシップも楽しみですね!