先日発表された次回月組別箱の演目は、
色んな意味で衝撃というか、謎が謎を呼ぶものでしたね。
鳳月杏がショー公演でなかったことは別にしても、
彩海せらの東上でもなく、風間柚乃の東上でもなく、
そして礼華はるの東上でもなく、七城雅のバウでもなかったこと。
「中堅・若手スターがひしめく魅力あふれる月組」から
途端に「詰まってる?」ように見えてしまう不思議。
今日はそんな月組の今後について、改めて考えていきたいと思います。
一番の鍵は風間柚乃
私の中の第一予想は、彩海せらの東上でした。
その理由は、同期の天飛華音が極美慎を押しのけたうえで東上を済ませ、
かつガイズではアデレイドを取ったことで半歩だけ礼華はるを抜いたから。
流れ的に、彩海が東上を取ることで礼華はるを抜き、
次代体制への布石を打つかと思いきや、そうなりませんでしたね。
その理由を考えた時、一番最初に思いついたのは、
ここで東上をしてしまうと、
カード上、風間柚乃と並んでしまうことが問題なのかな?というものです。
ただでさえ風間・礼華・彩海と学年が1期差ずつしかない混戦模様の中、
東上カードが風間=彩海で揃ってしまうから?みたいな。
ただ、風間柚乃は明確な正2番手スターであり、
「東上というカードが揃う」という考え方は人事屋特有のものであり、
劇団視点の番手的には風間>>>彩海と明確に差がついているので、
自分で書いておいてなんですが、そこまで大きな問題じゃないはず。
だけど、さらにここで不可解なのは、彩海せらに東上をさせないなら、
なんで風間柚乃が2度目の東上をさせなかったのか?です。
月組が鳳月杏(任期3作)→風間柚乃と代替わりさせるなら、
次の次の別箱が、プレお披露目となってしまうわけで、
バウ東上1回しか経験していない風間柚乃を、
月組は果たしてこのまま上げてしまうんでしょうかね?
ま、やるかと聞かれれば、同じくバウ東上で上がった龍真咲、
もっと突貫で上げた珠城りょうという前例が月組にはありますから、
やりかねないと思いますけど、今の劇団の体力的に私は無謀だと思いますけどねぇ。
礼華はる・七城雅にまつわる考えごと
結論にいく前に、もう1つ考えておきたいことがあります。
それはなぜ、礼華はるの東上、七城雅のバウではなかったのか?ということです。
その理由はすごく簡単、
まず礼華はるが東上させて貰えなかったのは、
オブラートに包めば、鷹翔千空を抜けないからです。
どれだけ本公演での扱いが良かろうと、
出版物やグッズ類から鑑みるに劇団が定めている序列は鷹翔千空>礼華はるであり、
今までいくらでも抜ける瞬間があったのに、
劇団がそうさせなかったのは、そういうことだと思います。
ましてや、今回東上させて貰えれば正路線となり、
それこそ鷹翔千空の上に降れる大チャンスだったことを考えると、ねぇ。
もちろん鳳月杏のような「鳴くまで待とうホトトギス」も有り得ますが、
基本的には貴重な高身長別格枠としての活躍が期待されているのでしょう。
ただ、下手にバウカードを重ねたことで、
礼華はるは外に出ていく可能性が非常に高まったと思います。
研10以上でバウを重ねた瀬央ゆりあ、和希そら、そして極美慎は、
みーーーーんなもれなく外に出されていますからね。
その行き先についての考察は、主題からずれますので今回は自重します。←
そして七城雅に関していうと、彼女がバウをしてしまうと、
礼華・彩海・七城の3人がカード的に揃ってしまうから、でしょうかね?
ただでさえ彼女は前回の外箱チャンスを
『Twinkle Moon』というショーバウで一回逃していますから、たぶん作為的。
これまで105期生の特攻隊調というポジションでしたが、
これからその位置は稀惺かずとに譲るための調整もあるかもしれません。
月組・最後の頂上決戦
ってことで本題に戻ります。月組の今後について考えられるのは2つ、
①鳳月杏の任期が4作で風間柚乃に繋ぐ
②水美舞斗が落下傘する
です。一つずつ考えていきましょう。
まずは、短期3作だと思われていた鳳月杏の任期が4作で、
次の次の別箱で風間柚乃に東上させ、順当に繋ぐというもの。
はい、全然有り得ますね。
この場合に彩海・礼華が東上を逃し礼華バウになったのは、月組都合ではなく、
101・102期のパワーバランスの問題と考えられます。
け、ど。主観で申し訳ないんですが、
鳳月杏、任期4作やりますかね?????
年7.5公演の任期4作って、
小川期でいう任期5作、すなわち、通常任期ですよ?
棚ボタ高齢トップなのに?大空祐飛フォロワーだから???
えーーーーーーー???と途端に疑問符が。
そもそも、鳳月杏が任期4作だったとしても、
次の別箱で風間柚乃が東上2回目してなーーーーんにも問題がなかったはず。
ただでさえ月組は彩海東上、七城バウと、外箱待機列が長い中で、
何のカードにもならない礼華はる2度目のバウに振る必要性がない。
以上のことを考えると、
やっぱり私は水美舞斗の落下傘説を推したくなりますよね。
つまり、風間柚乃がトップ昇格するまでまだ時間があるから東上2回目をしないし、
彼女がステイしている関係上、
礼華・彩海の序列も明確にならない(東上が振れない)ということです。
ただ、そうなると彩海せらがトップに上がるまで時間がかかる問題とか、
そもそも今の劇団の体力的に落下傘は認められるのか、などなど、
色んな歪みが生じるのも事実なわけで、
そんなことするくらいなら鳳月杏に4作させて順当に引き継ぐかな、とも考えたり。
うーーーーむ、
なかなかに読み切れない現状です。
どの選択肢でも異例
いずれにせよ、ですよ。
①超高齢就任のはずの鳳月杏が任期4作やる
②超経験不足の風間柚乃が鳳月杏任期3作から引き継ぐ
③超久しぶりの落下傘事案で水美舞斗がトップに就任する
どの選択肢をとっても異例というのが月組らしいですよね。
いや、そもそも新公主演未経験のはずの鳳月杏が、
トップに上がっている時点で異例なので、
そう考えると人気面では盛り返しつつあるものの、
月組サイコの芽が連綿と続いている、と言った方が正しいのかもしれませんが。
ただ「サイコ」とは、
意味不明な人事に振り回されて本人たちが一番の被害者になっている
と私は勝手に定義づけしているので、この中だと②くらいだし、
そもそもその選択肢は劇団は取らないと私は踏んでいます。
果たして、その結末は?
まだまだ先にならないと分かりませんので、
今は静かに、その経過を見守りたいと思います。
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