宙組公演『PAGAD/Sky Fantasy!』の全日程中止が発表されました。
そうなるかなと思いながらも、
口に出したら現実になってしまう気がして控えていましたが、
まぁ、そうですよねぇ…。
宙組全日程公演中止に思う
奇しくも昨日、歌劇の12月号が届き、
昨年は掲載された瀬央ゆりあを押しのけ、桜木みなとが表紙を取りました。
1度載った男役が在団中に外れるなど、
それこそ異例中の異例の事態だったわけですが、
それを上回る事態になるなんて誰が予想していたことでしょう。
今頃、大羽根を羽ばたかせ、
宙組生え抜き初の組内正2番手として大々的に売り出され、
祝福の表紙となるはずだったのに、残念ですね…。
そして、これで完全に公演再開の目途が立たなくなりましたし、
ぶっちゃけ宙組解体も現実視野な気がしてきました。
というか、単純に配属されたばかりの下級生たちが可哀想過ぎて、
同期が舞台に立っているのを横目に何を思うのだろうと考えてしまいます。
無理なら無理で、はよシャッフル等して再建を図って欲しいですね。
…いや、期日の数日前に全中止を発表しただけ前進なのか、
それとも遺族との交渉が完全決裂のためこうなったのか、
次の発表が怖いし不安です…。
組替え中止という驚き
そして、これまた前代未聞の組替え中止も決定しました。
これについてはファンも相当心配していたようですし、
方向性がきちんと示されて良かったです。
ステイのきよら羽龍がどうなるのか、
そしてこれで「棚ボタ」が誰にどう起きていくのかを、
今ワクワク考えるのは、さすがに気分じゃないかな…。
ところで、歌劇やスカステなどの広告系は、
宙組が「なかったもの」のような扱いで進行していますが、
それでもいずれネタは尽きるでしょう。
それに、110周年記念イベントはもちろん、
ささいな話で言えば会の年賀状や雑誌の振袖写真など、
慶事系は全自粛になる勢い。(まぁ当然ですけど)
これに伴い、当然ながら人事も色々と変わっていきそうで、
果たしてどうなるんだろう…と冷めた視線で見つめています。
小さな事件の段階で丁寧な対応を取らないと、
有事の際にとんでもないことになる、
をまざまざと見せつけられていて残念です。
知らない間に終わっていた2023年
そして、私が最後に持っていた宙組チケットが露と消え、
気付けば2023年の宝塚観劇が全て終わったことになりました。
い、いつの間に…。
なんだか最後の3か月が目まぐるしくて、
前半の思い出がほとんどありません…。
この2023年が宝塚にとって、
良くない意味で歴史に名を刻んだ1年であることは間違いなく、
今私は、その歴史が動く瞬間に居ると思うと、感慨深いですねぇ。
来年が良い1年でありますように、
そして1日も早く団員各位の心が晴れ、
健やかに舞台に立てる日が訪れることを祈っています。
☆★☆★☆
ランキング参加始めました!!
ぜひポチっとお願いします↓↓
コメント
蒼太さん。こんばんは。
いつも、正論だなと頷きながらブログを読ませて頂いております。
真偽の程もよく判らず、ファン歴50年の私は、ただもう溜息混じりに事の成り行きを見ているだけなんです。
女の園だし、妬みややっかみ、いびりやいじめは昔からあったと思うのですが、それでも宝塚は家族的で大らかさがあったよなぁって思うんですよね。
スカステで雪組100周年のOGたちの歌を聴いたときも涙がでるくらい、やっぱり宝塚は良いなって思っちゃいました。
じっくり時間をかけてより良い方向に軌道修正していってくれと願うばかりです。
ふと、退団間近の和希そらのことを思ったのですが、いじめ問題で揺れに揺れた入団、奇しくもまたいじめ問題が絡む大嵐の最中での退団。心中なにを思っているかなと…。
ただでさえ負担がかかるであろう組替えで、さらに行き先が混迷を極める宙組なんてあまりに酷だと思っていたので中止の発表にほっとしました。
しかし月では上がれないであろう現状、逃がしてもらえたと捉えていたので今後に不安もありますが、正直それどころではない事態なのでとりあえず静観しようかと思います。
しかしながら組替え中止の理由が「全公演が中止となったため」であることに白けました。なんとか正当らしき理由をつけることの重要性は承知していますが、ここまで問題が大きくなっている中で取るスタンスではないだろうと脱力するばかりです。
いつも更新楽しみにしています。
ヅカ歴研23の娘役ウォッチャーです。
投稿内容全般に同意しながら読ませていただきました。全ては経営側の初動対応の不味さが招いた結果な気がしています。
パワハラは認めないだろうとは薄々思ってましたが、それにしたって他にやり方があったでしょうに。。
人が一人亡くなっているので何とも…というところなのですが、本当に下級生が可哀想です。殆どの方は夢見て憧れて、厳しいレッスンやその他諸々に耐えてようやく立てた夢舞台なはず。それをこんな形で中断され宙ぶらりんにされるとは…。
宙組にさえ配属されなければ……ってなっちゃいますよね。
それにしても退団者の扱いについては何も触れられてないように思うのですがどうなるんでしょうか。
まさかこのままひっそりと…??
切ない。。。
今までの組内のゴタゴタを見て見ぬふりしてきたんだから当然の報い、ということで片付けていいんでしょうか。。
世間的にはそんなこと気にするなんて間違ってる!ということになるのでしょうが、色々と考えてしまいます。。。
次のFFは絶対やらせたいだろうし、公演再開(最悪最終日だけでも)を強行するんだろうなと思っていたのでビックリしました。ただ、雪組再開の時点でかなりの警戒態勢だったので「宙組を東京で再開したらこれどころではないだろうし、やれるのか?」とは感じていました。
これはご遺族との話し合いが進んだため現行の宙組を諦めたのか、それとも決裂して裁判になるので動けなくなったのか。これどちらに転んでも宙は動けないかもですね。それとも別の落としどころが見つかったのか。
というか8日発表の予定だったような?何故今日?なにか中で色々と話しが進んだ故の発表なんでしょうが…。
組替えのほうは月千秋楽できよらの組替え挨拶がなかったので「あっ(察し)」と多くの方が感づいてましたし、実際そうなりましたね。
月組にしてみれば「なんで関係ない月組が火中の栗を拾わなならんのだ」「トップコンビ退団公演で別の注目を浴びるのは勘弁」って話でしょうし、月組としてはよかったんじゃないかと思います。
今となれば、ご遺族が弁護士立ててガチで来た時点で即宙組の上級生を切って「今後パワハライジメは慣例であろうと絶対に認めない。専門家を常駐させて全力で対策する」とやるのが企業としては一番ダメージが少なかったと思います。スポンサーやらコラボやらあってすぐにはできなかったのはわかるのですが、結果落としどころを探りつつ半端な会見をして、宝塚歌劇団のイメージはガタ落ち。
残酷な事を言えば、ご遺族も”宙組に”問題があると名指ししてますし「宙組の全体の責任」として宙組解散→どうしても5組で行きたいなら水美トップ(&瀬央なら集客には問題ないでしょう)で名前変えて新組結成、としたほうが早いような気がします。
組み替えの挨拶って外箱動く際は本公演で挨拶はしなかったはずなので、きよらさんが挨拶しなかったのは別にお察し案件じゃないと思います。
暁はロマ劇でガッツリ組替え挨拶してますが。その後にブエノスアイノスがあるのに。
最近は、その後に別箱があっても緞帳前でお辞儀させることもあります。
例えば和希がそうですね。
デリシュー千秋楽の際に挨拶(というか、組長が紹介→緞帳前でお辞儀)があったそうですが、きよらはそれありましたっけ?
ただこれ、何故か挨拶もお辞儀もないこともあるようです。
和希の場合は、凛城きらも異動だったから?とか退団者の数によるのか?とか言われているようですが、理由の説明はされてませんので不明です。サヨナラショーがあると、その後の用意が色々あるので割愛されるっぽい、とか書いてる方もいますが。
暁や和希は特別(?)だからだー!と言われればまあそうなんでしょうけどねw
なので、「あれ?」と感じる人がいても不思議ではありませんし、実際に当時のブログを読むと「組替え白紙じゃね?」と感じた方々がいらっしゃいます。
なるほど、ちなみに同じ月組の新公学年の娘役にして外箱で異動した詩ちづるは桜嵐記の時に挨拶しましたっけ…?
え、調べた上でしましたっけ…?とか書いてるんですか?あーそーいう…。なるほど、察しろということですね。
いやしてないんじゃないですか。
なので、することもあればしないこともあり、何故かはわかりません。
ただ「外箱動く際は本公演で挨拶はしなかったはず」は違いますよねって話なのですが、私の書き方が悪かったのか伝わりませんでしたね。
新公学年の娘役だからなかったとおっしゃりたかったのでしょうか、最初にそれ書いてなかったので私にはわかりませんでした。今後は行間を読むことを考慮いたします。癇に障ったようでしたら申し訳ない。出過ぎた真似をいたしました。
というか、暁も和希も挨拶はしなかった、で結構ですよ。お忘れください。どうぞお気になさらず、そのままで。
実は桜嵐記千秋楽映像が手元に無いので単純に聞いただけなのですが…。
私は記事を書くにあたり、根拠や過去のデータを重要視しています。ですから、したりしなかったりする組替えの挨拶を根拠に「あれ?」と感じたり白紙になったと邪推するのは私のポリシーに反するし、そんな外野の声を私にぶつけられても知らんがななんです。だからどうでしたっけ?と聞いただけです。
いつも記事を楽しく拝読しております。
宙組の残り全日程中止は当然っちゃ当然だと思います。劇団側の対応が拙過ぎましたよ。
個人的には宙組自体には残って欲しいので、今からでも宙組上級生は全切りくらいの大鉈を劇団経営者には振るって欲しい所です(桜木みなとは惜しいけど涙)、破壊から創造が生まれることもありますし、巷からしたら全部腐ったミカン扱いなんで区別つきません。
芹香斗亜などの上級生ファンは宝塚を当然離れるでしょうが、退団すればどうせ離れると思えば、新しい若いスターにファンを付けるべく動くべきだと思ってます。
でもファイナルファンタジーの世界を演じるずんちゃんが見たかった(涙)
妄言だらけの駄文失礼しました。
色々とおもうところはありますが
ひとつ、組織に流動性がないのはよくないなと思いました。
人間には相性があるので、どんな組織でも人間関係の問題は絶対にあると思っています。
どうにもならなくなってしまった時、なんだかんだ異動って有効なんですよね。
長く同じ組織にいると、独特の権力も生じてしまいますし。
宝塚の、組替えはわずか&入ってくるのは新人のみというシステムの中だと、色々悪循環に入ったら抜け出せなくなりそうだなと…。
蒼汰さんも組替え肯定派だったと記憶しておりますが、やはり組替えは多いほうがいいと思う今日この頃です。
今回の組替えも議論を呼びましたが、もっとよくあることとしての組替えが必要かと思います。
(もはや組カラーなどと言ってる場合じゃないともおもいます)
伝統、指導、組ルール、上級生下級生、、。
良かれと思って決めた事、やってきた事が人、ひとり亡くなってしまう結果になった事は変えようのない事実です。
組の垣根を越えてルールなど統一する所は統一し、守る部分は守ってダメな部分はダメと声を上げられるような宝塚になって欲しいと切に願います。
あと劇団は生徒任せに絶対しない事。
こんなに大きな話になったら世間は誰かが悪いとならないと納得しないのが常、、。宝塚の事情をよく知らない方が右か左かハッキリさせたがってるように思います。困りましたね、これは、、。色んな事が複雑に絡み合ってる気がしてならないし、本当の事は誰にも分からない。なのにです。
例え、本当のことは分かっても本人はこの世にもう居ない。
残された人達は2度とこのような事が起きないよう生きて行くしかないのです。
私も贔屓組を中心に行ける時は観にいきたいと思ってます。
宝塚が大好きですし、元気を沢山貰ってきました。
そして誰がなんと言おうと今まで観てきた生徒さん達の頑張りは間違いなく本物でした。
110周年は宝塚が生まれ変わる最初の年になりますように、、。
今般の出来事が起きてしまい、ご遺族がハラスメントを行ったと認定した上級生の謝罪を要求した時点でこの事態は避けようがなかった気もします。
謝罪をすれば当該上級生の宝塚への舞台復帰は絶望的でしょうし、本人にも言い分はあるでしょうから劇団が本人に謝罪を促すことも難しい。ハラスメントを否定すれば世間のバッシングにさらされて舞台の幕を上げられない。評判の悪い例の会見ですら、弁護士が話をしたら当事者が逃げている(または、肝心なことは弁護士任せ)といった別の言いがかりをつけられて炎上した可能性もあると思います。
本来はもっと前の段階で対策を取るべきだったが放置した(あるいは対策が不十分だったり間に合わなかったりした)というところがポイントなんでしょうが、歴史があり特異な業務形態を持つ組織がそんなにすぐに良い方向に変わるかどうかも分からない。なかなか難しく、外部からは答えを見つけられない(だからこそ経緯を見守るしかない)問題なんだなあと思ってひっそり眺めています。
ただ、ここに至った以上、宙組を存続させるのであれば上級生+路線スターの総入れ替えが避けられないのではないかという気もしてきました。外部からの戯言にすぎませんが、ご遺族から見れば今回の事態を引き起こした関係者が一掃されて新たな組織になることで、劇団から見れば可能な範囲で身内の生徒をかばいつつ宙組を守ったということで、そこが落としどころになるようにも見えます。
110周年式典には兵庫県知事も招待リストにあるでしょうから、このままで式典もどうなるのでしょうか。
弁護士が煽っている気もしますが、ご遺族の気持ちは何処に落ち着きたいか見守るしかないですね。