さて、朝美絢＆夢白あやのプレお披露目公演である『愛の不時着』に続き、
裏の縣千主演『FORMOSA!!』の配役も発表されました。
思ったことをさっくり書いていきたいと思います。
ヒロインはやっぱり音彩唯
まず、発表されていなかったヒロイン格は105期生の音彩唯。
ま、でしょうね。
振り分けの時点で彼女を差し置ける人がいませんでしたから、
当然の配役と言えます。
そして、振り分け時では波線下だったものの、
今回の全キャスト発表と同時に波線上へと見事昇格。
これまた、でしょうね。
絶対こうなると思ってましたよ。
最近の傾向的に、ポスターに載る場合は最初から波線上で、
そうでないけど正ヒロイン扱いしたい場合には、
全キャスト発表時に波線上に上げる、みたいな流れじゃありません？？？
（ちゃんと調べてないので割とテキトーです。）
なので「主なキャスト」が発表された時点で、
波線が上だ下だって話していても、
あんまり意味ないんだろうなーと思っている次第です。
（もちろん、ポスターに載るのは「強い」というのは大前提ですが。）
しかも、直前がバウヒロなのに上がった天紫珠李とか、
たった1度の東上が2番手男役の下だった春乃さくらとか、
それでトップ娘役に昇格している例が続いていますしね。
ま、一つ言えるのは、これで音彩唯、詩ちづる、山吹ひばりと、
105期生3人娘が全員外箱で正ヒロを独占中という、
とんでもないモードに入っているということです。
これって凄いことのように思えますけど、
逆にトップ娘役の高学年化に伴い足踏み状態が続いているとも言えるわけで、
うーーーーーーーーーーん、釈然としない感もあり。
とりあえず次期星組トップ娘役の座は、
当然ながらこの3人が候補生だと思いますので、
誰がその座を射止めるのか、引き続き見守りたいと思います。
しっかりはっきり男役路線戦線
そして、作品紹介に名前があることからも、
たぶん2番手格はウィリアム・イネスを演じる華世京でしょう。
なんと研5にして東上2番手格ですよ。鬼ツヨですよね。
他組は102期生あたりで回してることを思うと、
出世スピードが本当に半端ない。
雪組は、彩風咲奈の『CAPTAIN NEMO』に朝美絢、
朝美絢の『ほんものの魔法使』に縣千と、
トッププレお披露目の裏公演で次期トップとその2番手の相性確認を続けていて、
そう考えるとなんとも意味深な、だけど納得な配役に見えます。
が、さすがに研5でそれを考えるのは早過ぎますよね…。
ってことで実際は、望海風斗『アルカポネ』に対する、
月城かなととの関係性に近いような気が。
いずれにせよアンダー103期の中だと、
華世京が頭一つ抜けて猛プッシュされていることは事実。
だ、け、ど、その一方で。
配役をなんとなーく見る限り、
102期生の咲城けいはなんとも可哀想な立ち位置に居ますねぇ…。
ぶっちゃけ、想像と違う育ち方をしているんでしょうな。
いまだ星感があんまし良くない意味で抜け切れず、
本来想定していたポジションを完全に眞ノ宮るいに食われてます。
で、今回は104期生の蒼波黎也が、
たぶんおためし抜擢で少し目立つ役どころっぽい雰囲気がするので、
次期体制に向け、顔ぶれを色々弄ろうと算段中なのでしょう。
朝美・縣・華世・諏訪という並びを固めながら、
別格系が次の一歩に向けうごめいている、
というのが今の雪組男役路戦線です。
雪組次期3番手格は誰の手に？
けど、やっぱり研5（華世京）が3番手候補って、
凄い世界戦ですよね。
宙組なんて8期も上の98期（瑠風輝）ですよ？とんでもねーです。
このままいくと次の外箱は華世京のバウ主演なんでしょうけど、
この路線の空白を他組下級生路線は虎視眈々と狙っているわけで、
果たして誰がその座を射止めるのか。
ま、次の本公演は一旦瀬央ゆりあが出ますので、その戦いは繰り越しに。
けど、今回の外箱の配役発表を見て、
改めて層の薄さが気になるなと思った私なのでした。
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コメント
いつも楽しく、興味深く拝見しております。
そうですよね、咲城さん、少し気の毒のような気がします。綾さんのようには、ならなかった…。
以前の記事にあるように、古巣に戻りますか?、彩海さん。
和物の大作が新生雪組であるのなら、彩海さんの存在は嬉しいかも、です。
どのようになるのか、円滑に新生雪組がスタートできるよう、祈願めぐりをしてでも、見守ってゆきたいと思います。
しれっと新公やりましたよ！って感じで雪組の路線ピックアップに入る眞ノ宮さんはダンスが正確でシュッとした男顔の顔立ちなため、毎度天飛さんみたいだなあと思ってしまうのですが、それもあってせっかく強い同期から離れて雪組へ組替えしたのにアイデンティティの一つでもある星組らしさと路線の美味しい役はそちらに持って行かれているようで咲城さんを考えると心苦しいです。雪組の組替えと聞いてとても嬉しかったなあ。
勿論名前をあげた三人は観劇するたびオペラロックオンするくらい好きなのですが、特に咲城さんはもっといいポジションがあるのではと悲哀細々です。
いつも楽しみに記事を拝見してます。
華世京、抜擢が続いてますが押し潰されずしっかり期待に応えてるのは素直に凄いと思います。ただドラマ性が薄いので、記事でもあるようにここらでガチンコでやりあえる上級生に他組から降ってきてもらうべきかもしれませんね。降らされた上級生のファン視点では「やめてくれ」でしょうが（笑）前記事でもピックされてた彩海さんも良いですが、今の雪にいないタイプの風色さんも良いかもと最近は妄想してます。
これからも楽しい記事お待ちしております。
咲城はショーのダンスだけ見るとスタイルも相まって星出身らしく映えるのですが、歌芝居がイマイチ乗り切らなくて勿体無いですね。雰囲気には目を引くものがありますから、化けて欲しかったのですが…
咲城が伸びていれば雪の路線不足問題もここまで目立ちはしなかったでしょうし、彩海の雪帰還論が出ることもなく(出たとしても荒れた)、彩海が礼華をあっさり抜いていたかもしれないですね。
個人的に咲城が雪に行くことになった時は月から雪に出してもらえた朝美を思い出したのと、単純に顔が好みだったんで、ワンチャン朝美のようになれたらといいなと思っていただけに、今はモヤモヤとしてしまいます。
華世さんの抜擢スピードの速さは凄まじいですが、それでも納得感のある実力とビジュアルに感服です。
前々から言われている劇団が実年齢を人事的決定の一判断基準にしているという件ですが、最近本当にそうなのかもなと思い始めました。例えばすみれコードですが華世さんや風間さんや縣さんはじめ同期の中で年齢が上の方達でめぼしいスターは、実年齢が若い上級生よりも優先的に上げているように見えます。高卒の華世さんや縣さんなんか中卒で入っていればそれぞれ103期、98期ですからね。意外と抜擢スピードが腑に落ちます。明日海さんや柚香さん、暁さん(コロナ挟んだ為か早期感無いですが)ラインのような中卒早期抜擢で早くトップに上げるという路線も間違いなくあるでしょうが、この路線以外を見ていると意外と劇団は本当に実年齢考慮に入れているのかもなと思う今日この頃です。