苦境の序章か・花組『悪魔城ドラキュラ』上演決定!!

 

さて、花組の次の大劇場の演目が発表されました。

 

公演情報

【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

ミュージカル・ロマン『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~

■原作:株式会社コナミデジタルエンタテインメント 「悪魔城ドラキュラ」シリーズ

■脚本・演出:鈴木圭

 

Romantic Revue『愛, Love Revue!』

■作・演出:岡田敬二

■主演:永久輝せあ、星空美咲

 

さっくり所感をまとめたいと思います。

 

許された人、許されない人。

 

まず、芝居の方はコナミより『悪魔城ドラキュラ』の舞台化だそうですが、

どうやら鈴木圭先生は完全に許されたようですね。←

 

とあるやらかしにより10年近く干されてたわけですが、

『大逆転裁判』『夜明けの光芒』に続き、本作でついに大劇場へ復帰。

なんと2011年の花組『愛のプレリュード』ぶりのようです。

 

彼は前述の『逆転裁判』シリーズや『戦国BASARA』など、

ゲーム原作作品で当ててる人、というイメージだったので、

同じくゲーム原作の作品を持ってくるあたり、

劇団的には「安パイ」を取ったのだと思われます。

 

…けど、

これって演目的に正解なんでしょうかね???

 

お披露目が天使で次がドラキュラって、

露骨にファンタジー推しされてますけど、

永久輝せあってそんなキャラクターでしたっけ?

 

彼女のファンは眉間のシワが好きなのだから、

例えば金田一とかまいたちの夜とか、

もっと似合いそうな世界観があるような気が…?

 

95期トップトリオで唯一持ってきたマンガが、

月城かなとに『応天の門』だけ、という時点で

劇団のセンスをかなり疑ってましたけど、

今回で確信しました。そりゃナイワーです。

 

そして謎い岡田先生演目

 

そしてレビュー作品は、

岡田先生によるロマンチック・レビューの新シリーズ。

 

ですけど、演目説明を読んでも、

さっぱり内容が分からない。

というか「内容が無いよう」ですよね。

 

きっと新テーマ曲を描きおろし、新場面を2つくらい作って、

それ以外は過去の作品から切り貼りするような演目になることが、

今から目に見えるんですが…うーん、大丈夫そう???

 

ってことで宝塚ブロガーになって6年目ですが、

こんなにテンションが上がらん演目の組み合わせは初めて、

ってくらい何も手ごたえがないんですけど、

うーーーーーーん、これから数年がファンにとって正念場なんでしょうね。

 

就労状況の見直しにより、過酷な海外ミュージカルは嫌煙するんでしょうから、

これが世間様の望む形として、ファンは受け入れるしかないのでしょう。

 

そう、ハッキリ申し上げますとこれから先、

すなわち鳳月杏、朝美絢、暁千星(暫定)、桜木みなと(暫定)の代は、

こういうクオリティの作品が続くと覚悟する必要があるのだと思います。

うーん、厳しい!!

 

永久輝せあのトップ就任発表の頃に、

お披露目はエリザか、ベルばらか、いやいやファントムかと

妄想を繰り広げていた頃が懐かしいですね…。

 

苦境の序章かもしれないけれど

 

ま、始まる前からグチグチ文句を言っても仕方ありません!!

 

岡田先生はツギハギですけどなんだかんだ安定感ありますし、

結局はル・ポアゾンのジゴロの場面をやられたら

結局テンション爆上がりしちゃうんですよねー。←

 

そして鈴木先生は久しぶりの大劇場演目ですし、

ここで大ホームランをかまして、

「意外な佳作」を生み出して欲しいところです。

 

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コメント

  1. とと子 より:

    こっちゃんの柳生って漫画じゃなかったですかね?

    私は個人的にれいちゃんに漫画物新作が欲しかったです…
    ひとこちゃん人外者めっちゃ似合うけど(ドラキュラでは人間?)なんだかな、という感じです。

    れいちゃんに至っては早く卒業して正解だったかも。

  2. YK より:

    いつも記事楽しみに拝見してます。
    悪魔城ドラキュラですかぁ、、、名作ゲームであることは間違いありませんが昔過ぎて記憶が朧げです。
    ソータさんの言われる通り演目的には厳しい時代が続きそうですね、、、でもどの組も1度は必ず見に行きたいと思います、迷作でも瞳に焼き付けたい(笑)
    岡田先生のロマンチックレビューは頭空っぽでも楽しめるとこ大好きです!あの世界観、宝塚独特ですよね。
    これからも楽しい記事お待ちしてます。

  3. Koara より:

    鈴木圭先生は大劇場2作目ですね!
    デビュー作はサヨナラ公演なのにトップコンビより男の友情っていうのが評判良くなかったですけど、今フラットに見たら意外と佳作な不思議。
    例の件は生田先生の祝福ムードに包み込まれて、干す理由がなくなったのもありそう。

    岡田先生はタイトル的に最後の新作な気がします。
    霧矢時代のレビュー『ONE 〜私が愛したものは〜』なぜかサヨナラっぽい内容で困惑しましたが、サヨナラしたのは草野先生というオチでした。
    この公演も宝塚讃歌して勇退というところですかね。

  4. たまご より:

    いつも楽しく拝見しております。

    やはり人によって全く受け取り方が違うようですね!
    もちろん、永久輝さんのファンとして見てみたいお役はありますが、今は新しい世界とのコラボがとても楽しみでワクワクしています。しかし、呑気にそう思えるのは、「どんな演目であっても、今の花組であればその期待に120%で応えてくれるだろう」という謎の安心感があるからかもしれません笑

    永久輝さん星空さんは、贔屓目を差し引いても三拍子(ビジュアルを入れたら四拍子でしょうか)揃ったトップコンビだと思っているので、今回を機にまた新たなファン層を取り込んでくれると良いな、と一ファンとして楽しみにしています。

  5. アイリス より:

    全組観劇派で広く浅くみんな好き、というライトファンゆえに、特段面白そうというわけではない演目であってもチケットを申し込んでしまう退団公演ラッシュが終わったら、その後の演目に全く食指が動かなくなりました(汗)
    そして、好みのスターさんが一気にご卒業されたことから、演目以外の魅力も私にとっては薄れてきてしまい…。礼さん卒業後は宝塚からは今までより距離を置くことになってしまうかもしれないと思っています。残念ですが趣味がひとつ減る(少なくとも今までと同じ熱量で楽しむことはなくなる)かもしれないです。
    自分語りで申し訳ないです。

  6. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    新規顧客の開拓なんでしょうか。
    花組、挑戦続きのような。
    来年の公演では、1本物大作はどこの組でおこなうのやら。
    プレお披露目で『ドンジュアン』をみせてもらえて良かったと、つくづく思います。
    雪贔屓なので、どうしても追いますが、博多座での永久輝さん星空さんも、みたいと思っています。

  7. アライグマ より:

    私も自分語りを少し。

    私は、初期ベルばらの時代(大昔)に、お小遣いの大半を使い、休暇はすべてタカラヅカという20代の5年くらいを過ごしました。
    その後、好きなトップさんが退団し、仕事が忙しくなり、他のエンタメにはまり、宝塚は通わなくなりました。
    観劇は好きなので、チケットが入手できた時はみたけど、トップさんの名前だけは知ってるレベル。友の会も入っていない。下級生など全く知らなかった。

    そして、タイミングがあったのか、このコロナ期に観ることができた月組で暁さんにはまったものです。
    95期でこんなに盛り上がっているのも知らなかった。一般人はそんなものです。

    そして、最近知り合ったOGさんや、長くファンをやっている人に聞いたところ、この間、客席が赤かった(客席が埋まらない)こともあったよとのこと。

    昨年の問題で気持ちが離れる人もいるのは当然ですし、舞台が面白くないと感じて観に行かない人がいるのも当たり前。

    どの組織もいろいろあるでしょうし、まあ、宝塚が正念場というのはその通り。

    ただ、SNSで、まったく観ていない人や、観劇しようという気持ちがない方が宝塚について、あれこれ語ることに対しては、楽しんでいる者からすると観てから言ってねという気持ちにはなる。
    厳しい条件の中、自分の青春をかけ、人生をもかけて演じている生徒さんや、夢の舞台を作り上げているスタッフさんへ敬意を持ってほしいとは思ってしまいます。

  8. ココ より:

    花組ファンとしましてはそういう漫画原作・ゲーム原作物を柚香星風時代に一作でも欲しかった…(涙)というところですが、SNSの反響を見ているとかなりご新規様が来てくれそうな雰囲気でした!花組がんばれ〜!!

  9. 美椒 より:

    いつも楽しみに拝読させていただいております

    先日、定期的に通っています整体の先生から、悪魔城…の演目について質問されました。
    私が宝塚ファンというのはご存知で、朝食の時に中学生のお嬢さんから聞いたそうです。お嬢さんは、そのゲームから宝塚で上演されることを知ったとのこと。

    全く興味の無かった宝塚を知る、というきっかけには
    なりうる演目なのでしょう。
    逆に、私はゲームがわからないので、お互いに質問返しでしだが(笑)

    どのような業種にも、新規顧客を取り込むことは至上命題なのだと思います。