既視感が凄い・宙組『カジノ・ロワイヤル』上演決定!!

 

今日は宙組関係のニュース2本立てで参ります。

まずは次の大劇場公演発表の報から。

 

公演情報

【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

アクション・ロマネスク『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

■原作:イアン・フレミング「007/カジノ・ロワイヤル」(創元推理文庫)

■脚本:演出/小池修一郎

■主演:真風涼帆、潤花

 

宙組『カジノ・ロワイヤル』の既視感が凄い

 

えー、まずお断りしておきますと、

ほとんどの方が気にしているのはただ一点、真風涼帆の去就でしょうけれど、

私はもう彼女の進退についての予想は止めましたので、

深く追求するつもりはございません。笑

 

『NEVER SAY GOODBYE』の時に散々「一本物では辞めない」と言われていて、

実際その通りになったのだから今回も退団回避だとも取れるし、

一本物で退団するからこそ外箱で2連続でショー系公演を行い、

かつ『Capricciosa』で2度目の藤井先生登板になった、とも取れると思います。

 

そ ん な こ と よ り 、

私が気になっているのは、その内容ですよ。

真風涼帆がジェームズ・ボンド?似合うでしょうね。

潤花はきっとボンドガール?似合うでしょうね。

 

小池先生のオリジナル一本物大作、しかも原作ありきで「007」。

宝塚歌劇ならではのゴージャスでロマンチックな超大作になり、

物凄く面白い公演になることでしょう。

 

な ん だ け ど 。

カジノ、ロマノフ家、冷戦の最中、陰謀と策略…。

オリジナル作品なのに「既に見たことある感」凄くないですか?

 

『オーシャンズ11』と『アナスタシア』と『Hotel Svizra House』を

足して3で割らない感じに既視感がビンビンだし、

そもそも真風涼帆の任期(現時点で)9作に対し、4作が一本物って相当ですよ。

 

例えば柚香光と礼真琴は任期5作目まで演目が発表済みですけど、

現時点で『はいからさんが通る』『ロミオとジュリエット』の、

それぞれセルフ再演の1作のみ…うーん、扱いの差が凄い。

 

かつ、どうせ4作もやるのであれば、

例えば黄泉の帝王とイギリス下町青年とヴァンパネラと稀代のプレイボーイとか、

高句麗の王子と詐欺師とヴェローナの青年とナポレオンとか、

全然違う舞台設定や作風をやらせればいいのにね…。

 

とまぁ文句タラタラですが、笑

成功間違い無しの大作一本物でしょうから、

実際に観劇したら手の平クルーで大盛り上がりでしょう。

真風涼帆の究極の男役芸、今からとても楽しみです。

 

『HiGH&LOW』新公全キャスト発表に思う

 

そしてもう1つは、記事を書くタイミングを逸していた、

『HiGH&LOW』の新公全キャスト発表について。

主要キャストは以下の通りでした。

 

コブラ:亜音有星(真風涼帆)
カナ:山吹ひばり(潤花)
ROCKY:風色日向(芹香斗亜)
スモーキー:大路りせ(桜木みなと)
日向紀久:泉堂成(瑠風輝)
村山良樹:奈央麗斗(鷹翔千空)

 

うーん、なるほど…。

超順当って感じですね。笑

 

105期生でコンビ推しされている泉堂成&大路りせが、

着々と3番手、4番手役を取り、

『NEVER SAY GOODBYE』にて冒頭のセリフを貰っていた、

107期生の奈央麗斗が5番手役をゲット。

 

このあたりが宙組次世代組になる感じなのでしょうけれど、

興味深いのは、毎度宙組あるあるの、

結局誰が本命か分からんモードに既に突入しつつあることです。

上が硬直状態なのに105期2人並ばせてどないするんでしょう…。(小声)

 

さてさて、他に興味深いメンバーを拾っていくと、

『カルト・ワイン』にて素晴らしい演技力を見せてくれた、

ミニ芹香斗亜こと104期生の真白悠希が本役・留依蒔世に大抜擢!!

 

たぶん娘2ポジであろう本役・天彩峰里には春乃さくらが登板、

ということで『カルト・ワイン』組の抜擢が微笑ましいですねぇ。

 

他にも、本役:水音志保には104期の朝木陽彩(ネバセイ新公の圧倒的歌唱力!!)

本役:山吹ひばりには105期の美星帆那(カルト・ワイン可愛かった!!)が抜擢と、

これまでの公演の評価が配役に繋がっている印象が有ります。

 

一方、106期で文化祭ヒロインを取っている、

風羽咲季、渚ゆりの2人は路線役を取れず、アゲモードに入っていないご様子…。

 

山吹ひばり以外の娘役を育てる様子が無い模様ですが、

果たしてこれが今後にどう繋がっていくのか、気になるところです。

 

宙組の不思議:色んな発表が遅め

 

ところで、宙組ってなんで、

全体的に色んな発表が遅いんでしょうね?

 

『HiGH&LOW』の時だけ演目の発表が早かったですけれど、

それはLDHとのメディアミックスの関係でしょうし、

演目、新公、人事と、全部が他組に比べて2週間くらい後ろの印象があります。

 

だからなんだ、という話ではあるのですが、

同じ宝塚で大本の執行機関は同じはずなのに、いやー不思議。

 

ってことでもう今週末には大劇場の幕が開きます。

今や無事上演されることが一番の心配事である宝塚ですが、

どうか、どうか、無事に公演出来ますように。

 

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コメント

  1. ずんだもち より:

     「カルト・ワイン」観れなかったよ、その後何のお知らせもないよ、とイジケていても月日は流れるのですね。悲しいけど次に進まねば。で、私の新公配役予想は当たりませんでした。スモーキーは“なる”ではなく“りせ”だったか。春乃さくらちゃんは好きな娘役さんなので、娘2位に上がってくれたらうれしいですね。峰里ちゃんの去就も気になります。トップ娘になって欲しいですが、朝月、海乃のような学年戻りトップ娘は例外でしょう。
     真風ボンド!小池作品だし楽しめると思います。今までの演目全てを集めたある意味“思い出再演”ですか?笑
     私は宙組ファンですが、最近他組がちょっと羨ましいのです。だって物語設定が国内外の上流階級でセットや衣装が豪華で優雅なんだもの。「ネバセイ」は全体的に地味だったし、「ハイロ-」が始まればキャトル史上最もガラの悪い(笑)写真が並ぶんですよ。カッコイイには違いないけど、宙組コ-ナ-だけ浮き上がってるんじゃないでしょうか。それはそれで見に行かなくちゃ、ですけどね!

  2. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    真風さんに見事に似合う、007~、なんだと思います。
    王子様も似合うのに、なぁ。若侍も素敵でしたね。着流し姿はみたような、みなかったような。
    今は、海外ミュージカル開催は難しいんでしょうか。今までが恵まれていたのかも、しれませんね。
    憧れの作品が行われないようなら、演者も観客も、外へと目を向けてしまうのかもしれません(実力者の卒業が続き、残念で……)。
    小池先生×宙組で、究極の男役・真風さんを堪能できる!若手もさらに登用されて、新たな魅力も拡大!明年の楽しみがまた一つ増えました。

  3. 12がつ より:

    スポンサーがいるっていいな、って思った雪担です(笑)

    花星に1本ものが今のところ1作ずつなのは、ショーが好きな私としては嬉しいです。
    トップさんがダンサーだと、その方が観ていて楽しいし、下級生にも見せ場があるし!

    それで行くと月組は宙組真風政権と同じく1本物が増えそうですね。

    007、宙組での既視感あるけど、間違いなしだろうし楽しみ!
    私は映画のベン・ウィショーのQが好きなので、ぜひ桜木みなとで見たいです!

  4. かのこ より:

    こんばんは。

    一本物とお芝居とショーの二本立ての比率、組の特徴がそのまま反映されてるんだなー…って勝手に思ってました、なんとなく。

    花組がショーが多いのはそれはもちろん「ダンスの花組」だからだろうし、宙組が一本ものが多いのはやはり「コーラスの宙組」だからだろう(個人的にコーラスはミュージカル、特にグランドミュージカル系でこそ映えるイメージがあります。なので一本もの007に小池先生が登板するのは大納得だったり。)と。

    5組それぞれの特色の一環というか…。でもそういう訳じゃない感じなんでしょうか。というか、二本立ての方が好きな方が多かったりしますか…?個人的には一本もの大好きなので一作おきにくるのは嬉しいタイプです(笑)。ミュージカル観たわー!感の後のフィナーレという流れも好きです。

    去就については…ラストだから色々な要素が詰まってるのかも、と思ってるクチです。どうなるんでしょうね…。そういえばカレンダーの掲載順っていつごろ分かるんでしたっけ、とかふと考えたりしています。

    ともあれ、まずはハイローですよね。公演メニューの詳細が早く見たいと思いつつ、初日を待とうと思います。
    (いやなんていうか演目が演目なので、公演メニューもどんなのが来るんだろと気になってしまうのです…。)