愛月ひかる退団発表に思う

 

愛月ひかる退団発表を受け、1日が経ちました。

 

私自身物凄く驚いた一方で

正直なところ「やっぱりな」と思う部分も有ったのですが、

反響を見る限り、そうでも無い人も多い様子。

 

長くこのブログをご覧頂いている方はご存知の通り、

私はこういう場面に直面すると「なぜ」「どうして」

そして「今後どうなる」を考えることによって

頭を整理して冷静さを取り戻す、という作業を行います。

 

なので例によっていつものごとく、その作業を行いつつ、

今の率直な思いを綴っていきます。

 

愛月ひかるはなぜ退団を選んだのか

 

まず、愛月ひかるは何故このタイミングで退団を選んだのか、

という理由探しをしたいと思います。

 

最初に浮かんだのは、

本当は月組トップスターの予定だったのがとん挫した説。

 

当初から、珠城りょうは本来8作任期でなく、

もう少し長い予定だったんじゃないか、という説は

このブログで繰り返し述べてきました。

 

珠城りょう退団発表時、月城かなとは怪我休演1年以内の出来事で、

トップ就任が不安視されていたのかもしれない。

そのタイミングで専科から星組に異動したのが、愛月ひかるでした。

 

愛月が星組で2番手羽根を背負い、月組に短期落下傘。

そして月城かなとに繋ぐ予定だった。

 

だがしかし、コロナの影響で引き継ぎ期間が長くなり、

月城かなとがそのまま就任して問題無い状態となり、

扱いが宙ぶらりんになってしまった、というもの。

(コメント欄でもこの説を挙げている方がそこそこいらっしゃいました。)

 

ただねー、私はこの説にあまり納得していません。

今の状況を考えた時、月組に落下傘すべきは愛月ひかるでなく、

むしろ宙組で塩漬け状態の芹香斗亜の方だからです。

 

真風涼帆の8作以上が確定しているなら、芹香斗亜を月組に動かして、

愛月ひかるを宙組に戻して短期トップ就任、

(そしてそれぞれ95期に引き継ぐ)

とかの方が、よっぽど自然じゃありません?

 

なので次に思いつくのは、

本人はトップ就任は無理だと知っている前提

星組に組替えして来た説ですかね。

 

長期トップスターは途中で相手役か2番手を変えることが多い、

礼真琴&舞空瞳コンビを崩すとは考えにくいから、

2番手である愛月ひかるが途中で変わる、というのは誰もが予想がつくこと。

 

お披露目で礼真琴をしっかり支え、

渾身の一作『ロミオとジュリエット』に出演、

そして谷間の3作目で後塵に譲る、という計画で動いていたとすれば

理にかなっているなぁと思うわけです。

 

 

とまぁここまで考えて、愛月ひかる退団発表の理由については

そこまで知る必要が無いのかもなと思ったり。(ここまで書いといて!!)

 

だって、あの愛月ひかるが退団を選んだということは、

よっっっっっっっぽどの決意ですよ。

私の陳腐な空想が、一体何になると言うのでしょう!!

 

そしてトップスターと違って、退団を決めた時期や理由というものを

マスで伝える機会は無いでしょうから、

本当の理由は分からないまま終わっていく可能性が高いですし。

 

最初から決まっていたにしろ、自分でタイミングを決めたにしろ、

自身の中で納得のいく男役道に到達出来たと彼女が思っていることを、

一ファンとしてただ祈るばかりです。

 

愛月ひかる退団発表に思う

 

この1日の間、色んなSNSやブログを拝見していて、

長く、つまり宙組下級生時代から彼女を応援している人たちの意見を見ると、

「だと思っていた」「むしろ組子として卒業させて貰えて嬉しい」

というものも多く散見されて、なるほどなぁと思ったのでした。

(もちろんそうでない方も居ますが。)

 

スーパードニワカな私ですら思うのは、

宙組時代の彼女は、決して超人気スター様ではなく、

劇団の猛プッシュの割りに人気も実力も安定しない、

良くない意味での御曹司スターだった印象です。

 

それが専科を経て星組に異動し、状況は一変。

見逃されがちだった彼女のクラシカルな魅力は、

礼真琴という少年性の高いスターの下で、

また、オラつき第一の星組で輝くことになります。

 

星組としても、紅・綺咲・礼の生え抜きトリオ時代から一変、

愛月がやって来たことで良い意味での緊張感が生まれ、

仲良しこよしの雰囲気からピリリと引き締まった印象となり、

見ていて断然今の方が面白いと思ってました。(ごめんね管理人)

 

また、スカステ等を見ると、きちんとトップスターである礼真琴を立て、

瀬央ゆりあとキャッキャしたり、上級生としてさり気なく場を回したりと、

気遣い屋な面が多々見られました。

 

下級生たちにも積極的(キツめ)にアドバイスしていましたが、

それもちゃんと相手の良いところ、悪いところを分かったうえでの内容で、

「あぁ、ちゃんと普段から見てあげてるんだな」と思ったし、的確でしたね。

 

礼真琴も、愛月ひかるが居たからこそ全力全開バリバリ出来るし、

愛月ひかるも礼真琴が居たからこそ、持ち場で男役芸を魅せることが出来た。

 

その結果の『ロミオとジュリエット』。

「愛ちゃんの死」がトレンド入りするくらい話題となり、

某お笑い芸人が惹かれる程の吸引力があったわけですけれど、まさかその輝きが、

退団を決めたスターから発せられる例のアレだとは思いませんでした。笑

 

そして今、退団発表をしてここまで惜しまれるスターになったことは、

宙組時代を思うと(失礼ながら)大いなる成長だと思うし、

彼女が努力してきたことが実を結んだ結果に違いありません。

素晴らしいじゃないですか‼︎

 

結果論ですが、彼女のことを勿体ないと言うならば、

やはり私はもう少し早めにどこかへ組替えすべきだったと思います。

悲願の宙組生え抜きトップという呪縛から解かれるのが、あまりに遅過ぎた。

 

まぁどのタイミングで、どの組へ?と言われちゃうと困るのですが、

もし生え抜きに固執せず、早いうちに角が取れて、

今のナチュラルな魅力が私たちに届いていれば、

違う未来が、つまり別の組でトップの座に就いていたかもしれません。

 

…というのは、悲しいifですね。

今の、宝塚が大好きで、男役も大好きで、上昇志向があって、だけど少し不器用で、その理想が上手く表現出来なくて、それも全部分かっていて、でも上級生だからしっかりしなきゃという思いもあって、唯我独尊に見えて実は仲間思いで、同期も、組のみんなも大好きで、そしてやっぱり一番宝塚が大好きな愛月ひかるだからこそ、

応援したい気持ちになるのだと思います。

 

愛月ひかるよ、永遠に。

 

宝塚は諸行無常なり

 

最近は配信放送とSNSの発達により、

気軽に宝塚を楽しめる方が増え、さらに裾やが広まった印象です。

 

SNSでのバズりと言えば『はいからさんが通る』

「愛ちゃんの死」の印象なのですが、奇しくも、話題を攫ったスターが

どちらもとっとと退団を発表するという事態になっています。

 

「勿体ない」「これからもっと舞台を楽しもうと思ったのに」

ライトファンの皆さんはそう思うかもしれませんが、

この諸行無常の流れが宝塚の醍醐味でもあります。

 

「推しは推せるうちに推す」。

誰が言ったかは知りませんが、実に心に響く名言です。

宝塚で気になるスターが出来たなら、早めに応援しなければ、花の命は短い。

 

今を存分に楽しまなければな、

と愛月ひかる退団発表に直面し、改めて思ったのでした。

 

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コメント

  1. 五條 より:

    昨日から、愛月はどのタイミングでトップの目がなくなったのか、について考えていました。ルキーニ踏ませている以上、その時点ではトップにする気が劇団にあったのは間違い無いと思うので。
    やはり芹香が真上に落ちてきたあそこでしょうか。

    芹香は花でトップになるルートもあったと思うんです。が、宝塚歌劇団のトップは集客力も重視されます。前理事長は公然と動員数に触れてましたし、前々理事長も本で「客を呼べない人間をトップにする余裕はない」みたいな事言ってましたよね確か。
    花のトップは超人気の明日海。芹香につぐか長期でやってもらうか。売り上げ考えたら後者でしょう。人事としては間違ってるかもしれませんが売り上げから見ればあってます。明日海も、じゃあトップ娘役選んでいいならとか条件ありで引き受けたのかもしれません(妄想)。
    明日海→芹香→柚香ではなく、明日海長期から柚香にダイレクトに繋ぎ、星の礼とタイミングを合わせる、こちらが選ばれたのかなと。芹香がポーでアランやるイメージもないですし。
    芹香は宙行って星で一緒だった真風を2番手として支え…ここで愛月のトップは消えたような気がします。
    劇団は、動員数を考えれば明日海からの95期ルートのほうが劇団全体にとってプラス、と判断したのではないか。
    つまりトップオブトップ明日海の人気が、間接的に愛月に影響しちゃったんじゃないかなーという…うん、ここまで行ったら妄想としか言いようがないですねw 失礼

    とは言え、仮に愛月が宙で真風の2番手やってたとして、今のような人気があったかはわかりませんが。今の人気は星で礼の2番手やったからこそな気もしています。相性的に。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます。
      全文同意です。というか記事に書き起こそうとして長くなりそうで止めてしまったのを、こんなに簡潔にまとめて頂いてありがとうございます。笑
      劇団もルキーニの意味を分かってるでしょうから、あの時点までは期待してたと思います。けど、あそこで跳ねなかったのが痛かったのかもしれません。芹香さんが来た時に出されれば良かった、けどその時点でもう95包囲網は完成してしまう。じゃあその前だとルキーニは出来ないし、桜木さんを3番に上げるのは流石に…みたいな袋小路で、結局はチャンスを活かせなかったの全てで帰結しちゃうのかもしれませんね。今の姿が最も美しい散り際なのかもと思います。

  2. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    ロミオとジュリエットでの、「愛ちゃんの死」の人気に伴い、異例のB日程の円盤が発売され、イケメン極美パリス公爵、ロミオの腕の中で息たえる天華マーキュシオの顔芸、意外な可愛らしさの輝咲ピーター、歌うまを披露した遥斗ヴェローナ大公、そして一番は、綺城ベンヴォーリオの、何とも切ない「どうやって伝えよう」を、存分に堪能できたのは、愛月さんのおかげです、と言い切っても宜しいですよね。

    次回作では、神々の~のラスプーチン級の107歳怪演なるか。
    シトラスの~の岡田先生のダンディズム、ショーの愛月さんも楽しみです。

  3. 閑尽亭 より:

    いつも貴ブログの更新を楽しみにしております。
    出戻り第三期の古参ヅカファンです。

    蒼汰様のご意見、ほぼ同意します。

    ただ、ここでひとつ疑問点があります。
    愛月さんは、昨年11月3日地元千葉県市川市の観光大使に就任されました。(市ホームページでは2020年12月24日更新、とありました)
    その時、「任期は3年間」と発表されていましたので「これで愛ちゃんは3年間は辞めないな。もしかしたら、トップへの道が示されたのかしら」と思ったものですが、その後に何らかの事情が変わったのか、と気になっています。

    その後、市ホームページでは今年の2月に更新記事があったことがわかりましたが、退団発表を受けての更新はこれからのようです。

    市川市観光大使はどうなるのか、注目したいところです。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!
      た、確かに、それは気になる…。退団後も務める前提だったんですかね?

    • まいこ より:

      宙組をずっと見てる私としては、今回の愛ちゃんの去り方は、以前の愛ちゃんからは考えられないくらい、かっこいいと思います。

      ゆうひさん〜まなとさん下の宙組で活躍した中堅スターはカイちゃん・あっきー・愛・りくなどがいます。この面子、とにかく長身で綺麗で見栄えがいいのですが、実力がヘロヘロで、フェニックス宝塚の時は宙ファンの間で「本当にこのままいくつもりなのか」「ヤバい、不安だ」と言われていたと記憶してます。

      そのメンツで唯一押し出しの強かった愛ちゃんがガンガン推される訳ですが、実力・人気が上がらず、「本当にこのままいくつもりなのか」と言われるのは変わらず、なし崩し的に3番手に。

      また、スカステやお茶会で垣間見える気の強さも反感を買っていて、あのまま宙組で無理矢理トップにさせていたら、大きな批判を浴びてしまったのではないかと思います。

      その人が、ツイッタートレンドに入るほどのブレイクを見せ、惜しまれて綺麗に去っていく。

      立派な二番手スターさんになったと思いました。

      経歴の印象だけで勝手に切られただの可哀想だの言う人がいますが、私は愛ちゃんは有終の美を飾ったと思います。

      • ごくたまにコメントする人 より:

        まいこさんの意見に全面的に同意!
        それこそ愛ちゃんを研一のころからみてる者としては、
        新人公演主演とかいつまで彼女にやらせるんだ、いい加減諦めたら劇団と思ってたし、
        そのころに比べたら、立派な二番手になりましたよね。
        よくここまで頑張った!最後まで自分の理想を目指せって言ってあげたいですね。
        芹香さんも二番手羽背負ったころは、おいおいこいつに2番手羽かよ、みりおも大変だよね。
        案の定、2番手なのに役替わり、組替えもあり、タスクを負わされる彼女も大変だったと思う。
        今では余裕の2番手さんです。
        劇団も苦肉の策なんだろうけど、タイミングを考えてあげてほしいですね。
        後、蒼汰さんには悪いけど、みんなジンクスにこだわりすぎ、そうそう予定通りに進まないんです。
        時々、ニマニマしながら眺めてます。楽しい記事をこれからもよろしく。

  4. MS より:

    愛ちゃんの退団と同時に発表されたディナーショーは、華ちゃんの時とは違い、しっかり全ての内容が決定していました。相当前から計画し準備されてきたディナーショーなのでしょう。
    全てが憶測の域を出ませんが、礼真琴くんが、トップ就任が決定してから色々とSNSで辛い思いをし、みるみる痩せていって大丈夫かと思った時期がありました。私は、そんな礼くんを支えるため、急遽専科から星組に異動になったのかなと当時思ってました。星組への異動は急でしたから、何かの事情が出来たのだと思います。
    愛ちゃんを、もっと早く組み替えさせていたら…私もそう思います。でも、劇団(宙組)が愛月ひかるを猛プッシュしたのは、愛ちゃんをトップにするためというより、20周年に宙組生え抜きトップを誕生させるためだったので、難しかったですよね。
    劇団から課せられた使命を果たせず、専科に異動というのは、ファンの方も本当に辛かったと思います。星組でこんなにブレイクして、惜しまれて去っていけるなんて、専科に異動の時点では想像できなかったことですよね。
    次回作、愛ちゃんがずっと演りたいと言っていた日本物です。宝塚107周年に、107歳の役ですって。しかもショーは、礼くんにはピンとこないダンディズム(礼くん、ごめんなさい)です。愛ちゃんからダンディズムの継承という事だったのですね。
    2番手3作が、最初から決まっていたかは分かりませんが、愛ちゃんのためのお芝居とショーを用意してあったのではないでしょうか。

  5. orange芋 より:

    こんにちは。

    私も昨日は一日考えてしまいました。若いトップ2人を支えて「大丈夫だな」と確信を持たれての決断かもしれないな、と。
    星組2番手としての役割をご自分なりに考え果たされたのでしょうか。

    愛月さんは熟成タイプだったんですね。
    礼さんなんかは下級生の頃から目を惹く何かを持ってらっしゃって、仰る通りまさに「少年!」という元気な特性をお持ちですが、愛月さんは1年毎に大人の色気、見た目のかっこよさを積まれていったように思います。
    愛月さんお茶会レポ(レポは禁止じゃないとのことです)を見ていると常に「宝塚愛!」を語ってらっしゃるようなので一番自分のことが見えていたのかなぁと切なくなってしまいました。

    舞台に立っている愛月さんは強く見えますが、素化粧のときの愛月さんは話し方も声もとてもかわいくてギャップ萌えです。

  6. コスモスハート より:

    蒼汰様

    愛ちゃんへの愛が止まりませんね。
    同じ組替えジェンヌさん、
    七海さんが宙組から星組への組替えされて、退団時、紅さんに見送られ、カッコよく兄貴らしく去って行った姿がたまらなく愛おしく、素敵だと思った一人なのですが、あの姿もまた、一つの完成形と思いました。
    愛月さん、いつか退団だ、あと一作か?と思っていたら、今!!でした。
    思うに、愛月さんの魅力は、星組で、まったくタイプの異なる礼くんと一緒に組んだからこそ、より、際立ったように思えてなりません。
    本人の力だけでなく、巡り合った作品や役、そして組んだ相手との相乗効果、って運、と一言で言うのはずるい。P、先生たちが意図的になさっておられるのだから。

    ダンディズム、なんて、礼くんぽくない、と公演発表で思ったけど、愛ちゃんならわかる。って正直、私もイメージしました。
    トップスターでなくても、たどり着いた最高の姿を見せて下さると期待しております。

  7. あやこ より:

    ふふ、私も同感です。
    真実を知ってどうなる!笑
    老舗の喫茶店と上級生ジェンヌは、いつまでもそこにあると思ってはいけませんね。
    そして、みなさんのご意見、興味深く拝読いたしました。
    第三者にも伝わるよう、落ち着いて文章化することで、ご自分の気持ちを整理されているのだな、と。(私もです笑)
    そこには、いろいろな形で愛月さんを惜しんだり労ったりする気持ちが溢れていて、あぁ、愛された方なんだなと、実感しました。
    退団後は、上品で、ストイックで、中身はレディで、寺島しのぶさんのような怪演女優として活躍して頂きたいものです(願望)。
    にこにこと時流を待った北翔さん、ピエロになりきった紅さん、涼しい顔で立場を全うしている芹香さん。改めて、素晴らしい。

  8. ちえ より:

    毎年おとめに書いていた演じてみたい役のうたかたの恋のルドルフが、今年は消えていたんですよね。
    よく見ているファンなら薄々気付いていました。気付かないふりしていましたが。
    まだ気持ちの整理がつかないですが、最後の日まで前向きに応援して、最高の形で送り出したいと思います。

  9. にこる より:

    ここまで惜しまれるスターさんになっていたとは、ファンながら驚きです

    マノン、素敵でしたけどね

    劇団は彼女に何を思い再演作品をもってきたのでしょう。
    かつてのファン層を取り込むため?
    誰よりも宝塚を愛している彼女なら
    喜んで協力した?

    バウになったことも、
    梅芸の裏になった影響だから仕方ないのだろう…

    それにまだ3番手格の生徒さんを2番手に上げるには早いのでは?

    そう考えあと数作はいてくれるだろうと思っていましたが、結果は退団。

    もしかすると劇団が思っていたよりも早く彼女は退団を決意したのでは?そんなことも考えてしまいます

    色々ありましたが、
    しっかり2番手の羽根を背負った生徒さんです
    最後の主演とわかっていたなら、
    宛て書きやご自身がやりたいと思っていた作品でお見送りさせてもらいたかったですが
    こんなこと言っても仕方ありませんね

    彼女がくれた幸せはその悲しみを上回ります
    ご卒業されるその日まで、ファンとしてしっかり応援したいと思います

  10. 美椒 より:

    少し不器用で…仲間思いで、同期や組の皆が大好きで…

    もう涙が出ました。
    その通り、立派な立ち姿とは反して、可愛らしい方のように思っていました。
    自己表現も少々不器用だったかな?とも…

    2番手羽根を背負って階段を降りてきたときに
    「ファンの皆さんが喜んでくれたことが1番うれしかった」と何かで話してたのを覚えています。
    今、その言葉がずっしりと私には来ています。
    出待ちの会の盛り上がり、愛ちゃんもそれを喜んでくれたのでしょう。

    裏でどんな事情があったか、ファンには知る由もありません。
    ですが、愛ちゃんのファンになって、たくさんたくさん楽しませてもらったことは事実。それだけでもう充分です。
    タカラジェンヌ最後の日まで、愛ちゃんが幸せなジェンヌ人生でありますように。
    そして、その後の長い彼女の人生に幸多かれと祈らずにはいられません。

    寂しくなりますが、愛ちゃんが幸せでありますように。
    最後まで応援したいと思います。

  11. May より:

    ジンクスは破られるためにあるとはいえ、ルキーニジンクスvs野菊賞は、野菊のほうが確度が高いという結末に。
    この記事を拝読して、ああ、確かに、かつて宙組で芹香さんが来る前は、宝塚愛ゆえについ強くなってしまう語気や、集団生活・人気商売では時に命取りになりかねない言葉選びの不器用さなど、キャラクターを捉えた風当たりが強く、それに独特の声質や滑舌を捉えて否定的に語る声も一部あって、と、必ずしも順風満帆な宙組のポジショニングではなかったなあ、と思い出しました。そういえば、そうでしたね。
    それが、アルジェの男で、非常に的確なバリューを出したことで、星組ファンから端を発し新たなファン層の広がりを見せ、そして「愛ちゃんの死」ブームへと…。
    愛月さんに注目するようになったのはアルジェ以降なので、今回の発表は衝撃でしたが、何にせよ、昔から愛月さんをご贔屓として応援されてきた方々が、「別れを惜しむ暇も充分にない!なぜ!」と悲嘆にくれているわけではなく、むしろあっぱれ、と、悲しみ無念を昇華させることが可能であるのならば、それは本当に重畳だと思いました。

    自分自身、星は前任より現任の方がチケットを買おうと思うので(パッサァレはそれはそれで好きですけどね!)、宝塚愛がスタートというよりもミュージカル愛がベースにあるライト層を取り込むには、今の、愛月さんがピリリとしめた星組のほうが適していると思います。紅さんも七海さんも優しすぎたし、天寿さんも怖い先輩ではないからなあ…。

    しかし、どなたかが書いていらっしゃいましたが、複雑であろう胸中をおくびにも出さず、「宙組の二番手、楽しいですよ?バディ感をどうぞ心ゆくまでごゆっくりご堪能ください」とでも言わんばかりに、涼しい顔でスター性を崩さない芹香さん、只者ではないですねぇ。

  12. あず より:

    蒼汰様

    お久しぶりです。
    私も以前コメントした気がしますが、キキちゃんが月トップ、愛ちゃんが宙で短期トップがいいなと思っていたタイプです。
    なので月のれいこちゃんトップが発表された時に愛ちゃんのトップはないんだな、と思ってしまったところがあります。
    星組の今の並びがとても相性がよく楽しく観劇していましたので、せおっちは好きなのですがそのまませおっちが3番手に上がると仲良しこよし感が強く出てしまうのでは?と心配しております……

  13. さくら より:

    いつも心して拝読させて頂いております。

    この度も、深く温かい洞察をありがとうございました。
    涙、涙で読ませていただきました。

    ショックから、なかなか抜け出せないでおりましたが、
    そうですね、きっとご本人は、ご自分の男役道を全うしての決断だったのですね。

    そう思うと、心からこの決断を応援しよう、と思うようになりました。
    本当にいつも、非常に冷静でいながら、思いやりのあふれた温かいコメントを
    ありがとうございます。

    これで、落ち着いて12月が迎えられそうです。

    これからも楽しみにしております。

  14. より:

    劇団は宙組ファンの息の根を止めたいのでしょうか。2021年上半期の宙組の組替・退団で悲嘆に暮れた所に愛月退団の報。明日のジョーのように真っ白になりました…。
    しかし愛ちゃん、潔い決断で天晴れとも思いました。振り返れば「不滅の棘」公演直前の正月番組で当時の理事長が「愛月には頑張ってもらって…」と言っていたのが思い出されます。資金石はあそこだったんじゃなかろうかと。
    個人的には枠に収まってしまった仕上がりで残念に思った記憶があります。宝塚が大好きであるが故に過去の作品に正解を見出し、自分の答えを一から作ることがなく、小さくまとまってしまうような印象でした。その一方で黒燕尾のような伝統的形式があるものの美しさは格別でしたね。それが星組の中ではより際立ちました。
    蒼汰さんがおっしゃるように、星組に組替したからこそ魅力が引き立ち、退団を惜しまれるスターになれたと思います。宙組生え抜きスターにはなれませんでしたが、専科に異動した時から壮大な退団の花道を歩いていたと思うと、演出してくれた劇団にも感謝です。
    「散ることを知らずに咲いている花よりも、終わりを知って色づいている紅葉のほうが愛しいかと。」愛月の新公主演舞台「美しき生涯」のセリフですが、その通りに美しく男役の生涯を歩む彼女を最後まで応援したいです。

  15. ぬぅ より:

    蒼汰様・masa様
    初めてコメントさせていただきます,ぬぅと申します。
    いつも興味深く拝見し,勉強させていただいております。
    最近宝塚にはまった,超~~~ライトファンですが,貴ブログのお陰で,宝塚と宝塚人事の虜となりました。笑

    愛月さんのご退団に関しては,意外に早かったなとは少し驚きましたが,遅かれ早かれ…と感じておりました。(ライトファンですのでまだそこまで熱はないんだと思います。)
    SNSやブログ等を拝見していると,愛さんのご退団のニュースに怒っている人が多くてびっくりしております。劇団側の魅せ方の重要性と共に,SNS上の(怒りの)伝染力に恐怖を感じました。。。

    ただ愛月さんのご退団後の3番手はトップ本命と思われる極さんの経験値が足りていないことや他組とのバランスの上で,スター専科 (凪七さん?)の登板もあるだろうなと私も予想いたしました。そうなると,瀬央さんとどっちが2番手(目)なんでしょうかね。
    現時点では瀬央さんは東上公演をされていないようなので,次の別箱が気になります。
    (3番手候補組のバウもやらないとですし…。)

    そして気になるのは,瀬央さんの2番手の任期です。
    「瀬央さんは2番手(目)確定」「礼さんの任期は10作前後(8~12?)の予定」と仮定します。3作が愛月さんの2番手作品でした。残りの7作で2番手と娘1を変えない…という訳はないと思います。なにより,トップになるには2番手期間がないといけないようですね。(最終手段として,他組から落下傘すればよい話ではありますが,長期的な育成計画をするうえで,次期トップを自組から育成するつもりない…等そんなリスクすぎる行動はしないと思います。)
    となると,まぁトップにならないであろう瀬央さんはどこかで抜かされるor他組に異動or退団しないといけない訳で…私は退団しかないような気がします。(この演出も大変そうな気がしますが…)
    そうなると礼政権の中で3分割(2番手(目)が上級生の3作・同期の3作・下級生の4作等)が出来そうだなぁと思って,マンネリ防止と次世代育成に3作がちょうど良かったのかなと,愛月さんの3作目退団をなんとなく納得しました。
    話は変わりますが,娘1に関しては,舞空さんの長期を見据えつつ,若手の娘1候補の育成をして,1年後~3年後の状況次第で,続投するか交代するか最終的な判断をするのではないのかなぁと予想してます。(続投の確率の方が高い気はしますが…)

    あくまで超~ライトファンの妄想ですので,おかしなところが多々あるかと存じますが悪しからず。。。

  16. ぽんさん より:

    愛月ひかる退団発表ショックから立ち直れず、さらにこのコロナ禍とゆうことで、退団公演も中止にならないかの不安を抱える…、、、本当大変な世の中です。
    さて、私は愛ちゃんのことを深く強く誰よりも愛してきましたが、決してトップになって欲しいとは思ってませんでした。むしろどちらでも良かった。
    それより、礼真琴さんとのバランスが良く、星組の中での存在感にもっと酔いしれていたかったです。
    ファンとしては、せめてあと一作なにか大作で終わりを迎えて欲しかったですね。
    拘りが強く宝塚愛が重たいくらい強い彼女ののことなので、去り際は自分で決めたと推測されます。頭の良い方なので。
    愛月ひかるにサヨナラショーを用意してくれる星組は温かい場所だとつくづく感じてます。思えば…愛月ひかるの初舞台は星組でしたし、ファン時代は星担だったとのは有名な話。

    残りのヅカ人生、どうか幸せでありますように?