早くから2番手羽根を背負いながらも、
花組で5作、宙組で9作（!）という超長期2番手を過ごした芹香斗亜。
ついにトップ就任が決定したものの、研17という高学年就任になります。
果たして彼女のトップスターとしての任期はいかばかりか？
本日は考えていきたいと思います。
歴代高学年就任トップについて
まずは歴代のデータを洗っていきましょう。
平成宝塚史以降、高学年就任（研16～18）したトップの任期は以下の通りです。
香寿たつき：研16就任／任期2作／相手役：渚あきは同時就任、添い遂げ
安蘭けい：研16就任／任期4作／相手役：遠野あすかは同時就任、添い遂げ
霧矢大夢：研16就任／任期5作／相手役：蒼乃夕妃は同時就任、添い遂げ
蘭寿とむ：研16就任／任期6作／相手役：蘭乃はなは引き継ぎ、残留
壮一帆：研17就任／任期3作／相手役：愛加あゆは同時就任、添い遂げ
大空祐飛：研18就任／任期6作／相手役：野々すみ花は同時就任、添い遂げ
北翔海莉：研18就任／任期3作／相手役：妃海風は同時就任、添い遂げ
こう振り返ってみると、さしたる法則性は無いのですが、
一つ言えるのは任期は最長6作であること。
つまり芹香斗亜は、7作以上の長期コースは絶対に無いというのが現時点でほぼ確。
そして、任期と実年齢との関係性についてですが、
例えば大空祐飛が研18就任という超高学年でも任期6作やれたのは、
中卒入団であることが大きいという一方で、
同じく中卒入団の北翔海莉はあっさり3作で辞めています。
なので、その任期を決めるのは置かれた状況が一番の鍵でしょう。
例えば組体制の立て直しや空気の入れ替え的なピンチヒッターであり、
明確な後任が居るのなら短期（壮・北翔）だし、
そうでないなら普通任期（大空）と言えるかもしれません。
それを分かりやすく示しているのが相手役の属性です。
壮と北翔の相手役を務めた愛加あゆ、妃海風はどちらも棚ボタ系娘役でしたが、
大空の相手役を務めた野々すみ花はスポンサー付きの超路線様でした。
そりゃ任期6作やるのも納得というものです。
芹香斗亜の任期は6作？
以上を踏まえ、では芹香斗亜の任期はどれくらいになるのか。
その相手役は春乃さくら。
…うーん、なんと読みづらい!!笑
これが星空美咲であれば「はい6作コースだね」となるし、
天彩峰里であれば「3作～4作かもね」とあっさり言えただろうに、
9期差の研8就任となる102期生の微妙路線上がりだなんて、一番予想出来ませんっ!!
ってことで最近のトレンドから考えると、
仮に春乃さくらがピンチヒッター枠だった場合、
後に本命の路線系娘役にバトンタッチする可能性があると思います。
そう、芹香斗亜の同期である彩風咲奈における、
朝月希和と夢白あやのパターンです。
（月城かなとと海乃美月もこの例になる？）
この場合、芹香斗亜は春乃さくらと組んで3作、
春乃さくらが退団し、後任と3作組んで退団、という流れになるでしょう。
（そして後任は桜木みなとと組んで添い遂げ、となりそう？）
芹香斗亜は中卒入団で実年齢が若く、まだまだやれそうな雰囲気。
劇団的には「待たせ過ぎてごめんね」という後ろめたさもあるだろうから、
あっさり短期で切るとは考え辛いと思うのです。
（芹香斗亜が4作で辞めるなら、真風涼帆分の任期1作くれてやれよって話。）
なので、芹香斗亜の相手役が春乃さくらと決まった時、
私は一番にこのパターンを想像したのでした。
芹香斗亜の任期は4作？
が。
管理人はそうは思っていないそうで。
ずばり芹香斗亜と春乃さくらは添い遂げるのではないか？と大予想しています。
そもそも、春乃さくらは芹香斗亜と縁深く、
若手時代に『宝塚巴里祭2018』で共演した後、
今年開催されたDS『KISS-kiki sing&swing-』にも選抜されています。
私は配信を見ていないのですが、
そこでお似合いのボケ＆ツッコミコンビだったそうですね？
考えてみれば、芹香斗亜は思考系ボケたがり関西人であり、
そういう人って天然系な人を好む（そしてイジる）印象があり、
実力やビジュアル以上に色々とお似合いな2人なのかもしれません。
そして何より、早期抜擢されながら長い長い旅の果てに出会えた最良の相手役、
それは華の有る同期の影に隠れながら、けど確かな実力で名を挙げた、
キレイなおねえさん系モブ上がり娘役だった、というシンデレラストーリー。
実にロマンチックだし、劇団好きそうじゃないですか？笑
とはいえ、春乃さくらが普通任期6作やるタイプには見えませんので、
最近のトップ娘役任期のトレンドに合わせ、
芹香斗亜も任期4作で添い遂げる、と予想出来るでしょう。
ちなみに星ヲタの管理人は、
芹香斗亜＆春乃さくらに安蘭けい＆遠野あすかコンビの影を見ているようで、
それも含めて任期4作と予想しているようです。
芹香斗亜新体制に向けた組替えは？
最後に少し蛇足。
宙組新体制が芹香斗亜・春乃さくら・桜木みなとのトリデンテだとしたら、
「見飽きた」とは言わないまでも「見慣れた」組み合わせになりそうですので、
（これが天彩峰里だと「見飽きた」になるわけで、そういう意味でも正解な人事なのかもしれません。）
やはり組替えは必須。果たして、番手陣はどう動くのでしょう？
その動き方によって、芹香斗亜と春乃さくらの任期も、
なんとなく読めるような気がするのです。
注目点は、夢白あやレベルの超路線の娘役がやってくるのか、
あるいは桜木みなとが悲願の生え抜き2番手昇格を達成するのか、
そして瑠風輝と鷹翔千空がどうなるのか。
次なる発表を心待ちにしたいと思います。
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コメント
宙組（と月組）は単純に人減りすぎなので、そこ中心に大異動があるかもですね。複数組巻き込んでの大人数シャッフル。で、どさくさに紛れて話題の中心人物も動かしちゃえばいい（ゲス顔）。彼女が辞めないなら、ですが。
宙組トップコンビは決定。では2番手以降は？って話で。特に宙組ですから、なにがあっても不思議じゃない。今は雪星がそこそこ大人数なんでしたっけ…動かされるならこの2組。瑠風や鷹翔は異動したほうが（和希や暁のように）ハネるかも？路線の異動含め、怖いような、楽しみのような。
ずんちゃんが もし路線を外されてその理由が、“見慣れたトリデンテだから”なら、私は悔しくて悶死しそうです。
真風さんの責任ではないけど、任期が延びるごとに｢芹香か桜木、あるいは２人とも(劇団は)潰すつもりなんかい!?｣と心の奥で‥。
芹香さんの任期は全く分からないですね。長く待たされたんだからそれなりに、とも思うし、そうなるとずんちゃんが‥泣 ともなるし。
芹香さんの気持ちしだいです。
ずんちゃんが間に合わないならもえこちゃんで！誰も降って来て欲しくないです。でないと｢やっぱり宙組は調整組でしかないんだ｣と劇団を信用出来なくなりそうです。
春乃さんは朝月パターンかな。お披露目公演で他組から路線娘役が来る。誰かまでは予想つきません。
瑠風は暁と入れ違いに月組に行かせれば、いずれ風間に抜かれるにしても、注目は集められたんでは？
鷹翔 バウ主演後動くかと思いましたが、今それどころじゃないのかな？
秋奈るい を副組長にしたということは他組から別格上級生が来る予定ないのでは。なんでりんきらさんを専科に行かせたんだろ？
ずんだもち様の前半のコメントにすごく同意してしまいました。
組推しは宙で新公時代から見てきた桜木さんの梯子が外されたらと思うと胸が痛すぎます。
春乃さんとの見慣れ感って月組よりは濃くないのでは？と思うのと、瑠風さんとのカルトワイン的トリデンテがさわやかで好きなのでもう一度その顔ぶれを観たいのですが、甘いですかね～。
カルトワインから注目の春乃さんの就任は嬉しかったです。私も次期とは思いませんでしたが。同期引き継ぎとなり潤花さんと共に宙の娘１はプランBっぽいですね。
芹香さんの任期は予測不能ですが、じゅんずん並びを捨てずに考えて同期の咲ちゃんと近い退団では？という薄っぺらい予想を置いてゆきます。
今回も興味深く読ませて頂きました！
個人的予想は芹香さん・春乃さん４作添い遂げ→桜木さんトップ、ですね。
やはり、桜木さんは宙組で生え抜きトップとして就任されるのでは、と思います。
そして、桜木さんをあまり長くは待たせられないのでは、と…。
瑠風さんや鷹翔さんは組替があるのかもしれませんね。
そして、劇団が好きそうなシンデレラストーリー、私も大好きなのですけれどね！
ただ、今回、ちょっと状況が状況なので…
これを“ロマンティックな真の”シンデレラストーリーにするために、本当に“ここから”だと思います。
(と、私は外野ファンというかライトな観客なので、感じています)
お似合いの二人ですし、頑張ってほしいです！
星担の管理人さんと同じ予想をしていました！キキの名付け親、瞳子さんと同じ4作かな！つまらん駄作を挟まず、惜しまれスパッと辞める。なんかキキらしい。まぁ決めるのは劇団だけど。待たせてごめんねで、良い作品も頂けそうだし、お相手が美人で歌えるって、素晴らしいわ〜。2番手は勿論、桜木さん。こちらも歌も芝居も良いし、宙組らしい八頭身スタイルの持ち主。その下は組替えもありそうだけど、動かすスターいるかなぁ。
組長、副組長共に若く生え抜き。新体制、とっても楽しみですよ。
野々すみ花の相手役が北翔さんになってますよ～大空さんですよね。
ところで宙組２番手は順当に桜木さんでお願いしたいです。組変わってもどこも同期がトップまたは２番手ですから。
近いうちに組替えはありそうな気はしますね。なんだかんだ言っても、劇団の組替えっていい方向になると思います。
芹香さんの任期は春乃さんの動きを見ればわかる……なるほど！
瑠風さんが化けるにはもう少し真面目な殻を打ち破って欲しい、ということで花か星でオラみを身につけたら良さげですが問題は両組ともバッチリ強すぎる路線がいることですね。
今日も楽しく読ませていただきました。
異人たちのルネサンスの男役群舞で、芹香さんに射抜かれてから早4年、ようやく！という思いで発表を受け止めました。
ですので、希望は6作ですが、やはりずんちゃんが控えている以上、4作なのかなと覚悟を決めています。(もちろんずんちゃんがトップになる姿も楽しみにしています)
皆さんおっしゃるように、そろそろ組み替えはあるのでしょうね。
プレお披露目の裏の別箱は、瑠風さんの東上だったらいいなぁなんて思っているのですが、そんなに上手くはいかないでしょうか。
まずは、ステキな歌声をもつ芹香さんと春乃さんにぴったりの演目が発表されますように！
トップ娘役を天彩ではなく春乃にした事で桜木の2番手は固いのだろうと思いました。
逆にこれが天彩がトップなら誰か2番手に降ってくる可能性があると考えておりました。
まだ決定ではありませんが、次期宙組はトップの両脇がさくら(春乃・桜木)に囲まれていているのが爽やかで良いですね。
芹香さんの任期が4作（23年2作目～25年2作目。24年は1作を想定）だと、次期トップお披露目は26年1作目。6作だと27年1作目となりそうです。その時95期は研17の終わりから研18。6作の場合は研19でしょうか。中卒ではない桜木さんがトップを引き継ぐのはなかなかハードルが高いように思います。また、芹香さんの任期によって桜木さんの就任可能性が左右される関係というのもいささか不健全に見えます。
桜木さんが宙で上がるなら芹香さんが短任期（3作以下）を呑む代わりに娘役トップの希望を出したケースでしょうが、これも想像の範囲から出ません。
真風さんが9作かつコロナでも作数が変わらないという契約であったようである以上、芹香さんと桜木さんはトップ就任という意味では排他関係にあるように見え、それが宙組に何らかの緊張感を与えているのではないかとも感じています。
いつも楽しく、拝見しております。
今回のトップ娘役さんの決定に芹香さんの意思表示(？)が、もしも及んでいたとしたら、任期は４作ではないかと思います。
そして、全てしっかりとした(表現が嫌味かな)作品で、トップコンビが仕上げ、結果を出し、人気のうちに退団かと。芹香さんは舞台人を続けられる事でしょう。
歌劇団が様々な憶測や報道を利用して、これからの体制を納得させるような事であれば、とても残念ですが。
ハイローは、真風・宙組の布陣だからこその成功だったろうし(大階段での真風さんを真ん中にした、男役陣は壮観でした)、職業人タカラジェンヌの男役集大成・真風ボンドを楽しみに待ちたいと思います。
今回の宙組トップ娘役人事は驚きました。
私、天彩さんだと思ってましたので…ダークホース的な春乃さん就任発表に驚いて言葉を無くしました。SNSでの天彩さんへの嘆きをたくさん見る限り、多くの期待を受けるだけの実力を持った娘役さんなのに、なんで？と思いました。「報われる」という言葉を嫌う方も多いでしょうが、路線娘役は今後の人生の中でもやはりトップ娘役に就いてなんぼ、だと思いますので…彼女がどうか報われることを願います。(密かに好きになっていたようです)
抜擢？された春乃さんも、ヒロイン的な美しい声を持った娘役さんですし、スラリとした手足の長いヴィジュアルが大人っぽくて芹香さんとの新たな化学反応を見せてくれそうで楽しみです。
任期はやはり3〜4作で添い遂げと予想します。彼女はあっさり辞めそうな雰囲気もするんですよね。あまり執着しないような気がしています。
さすがにピンチヒッターではないので、4作はされますかね？
コーラスの宙組に相応しい、歌うまコンビが誕生しそうで嬉しいですね。桜木さんが順当に上がるなら歌うまトリオですし！瑠風・鷹翔まで揃えば、文句の付けようがない歌唱力の宙組になりますが、果たして…。
宙組25周年の記念すべき年ですから、組替えなどせず、平穏無事に順当に桜木さんに２番手羽根を背負ってほしいです。
宙組新体制、組長副組長の決定からも、できるだけ自組であげるのかなと期待を込めて思っています。
とはいえ他組と比べて人数が少なくなるので補充は必要でしょう。
春乃さくらがキキちゃんの希望によるとするなら、和希そらも帰ってこさせたいのでは…？
留依蒔世が抜け紫藤りゅうも卒業、路線が少ない雪組での東上も済んで、キキそら、ずんそら復活はファンとしては嬉しいだろうし戦力として申し分ないと思うのですが。
ただ、そうなると瑠風輝がまた足踏み…となってしまうんですけどね。