通常更新に戻ります、と言いつつ
さりとて話題も無いので入団成績にまつわる小ネタを。
ここ数年の宝塚人事は
成績優秀者が推されがちな傾向にあると思うのですが
それと真逆を走っているのが、星組です。
入団成績と星組のブレなさ
星組のイメージ、それはとにかく華と見栄え‼
舞台技術よりも目立つこと第一主義ってイメージなんですよね。
なので、すごく勝手ながら
成績下位者でも抜擢されるという主観がありまして
(なんせトップの紅がブービー賞からの成り上がりですし)
中堅以下の生え抜きスターに絞ってさらに調べてみました。
紅ゆずる(88期)47番/48名中
麻央侑希(94期)28番/44名中
礼真琴(95期)1番/45名中
瀬央ゆりあ(95期)40番/45名中
紫藤りゅう(96期)16番 /38名中
天華えま(98期) 3番/40名中
極美慎(100期)22番/39名中
綺咲愛里(96期)17番 /38名中
小桜ほのか(99期)5番/37名中
星蘭ひとみ(101期)37番/40名中
水乃ゆり(102期)29番/39名中
ちなみに、星組出身の宙組トップ真風涼帆は15番、
宙組2番手の芹香斗亜は28番。
うーん、ブレない‼
特に最近抜擢され始めている100期以下スターたち
つまり極・星蘭・水乃の3名が
揃いも揃って平均以下というのがまた興味深い。
ちなみに、他組の100期生以下抜擢スターの入団成績を調べてみるとこんな感じ。
花:音くり寿(2番)華優希(23番)聖乃あすか(10番) 舞空瞳(1番)
月:風間柚乃(9番)天紫珠李(2番) 結愛かれん(13番)
雪:縣千(4番) 彩海せら(7番) 潤花(32番)
星:極美慎(22番)星蘭ひとみ(37番)水乃ゆり(29番)
宙:星風まどか(3番)天彩峰里(5番)鷹翔千空(1番)夢白あや(4番)
他組でも成績下位者の抜擢はもちろんありますが、
比べて見てみると星組の突き抜けてる感が凄くないっすか?笑
星組の今後の体制について
それでも極・星蘭・水乃がなぜ抜擢されたかって、
そりゃビジュアル意外に他ならないでしょう。
『霧深きエルベのほとり』を見ていても、
いかにも宝塚的なビジュアルで見目麗しかった‼
華やかさがいかにも星組的で、推されるのも納得というものです。
逆に言えば、成績良くなくても
「顔」という生まれ持った武器だけでのし上がっていけることを思えば、
星組のこのドリーム感、嫌いじゃないですけどね。笑
そしてそれだけではなく、
近い将来もし礼・舞空コンビが組まれるとしたら、
体制的に抜擢の理由が分かる気もします。
このコンビ、舞台技術が非常に高いドヤドヤ体制になるわけですが、
公演の質は高いとはいえ、それがヅカ的かと言われれば
もしかしたら微妙かもしれません。
だがしかし、その脇にいかにもヅカ的ビジュアルのスターを配置すれば
宝塚としてのバランスが保てるというものです。
…ってこれ、まんま今の雪組体制と同じですね。
とはいえ、これまで礼・天華と成績優秀者の抜擢もありましたし
何より爆上げの予感がする102期天飛華音も入団成績2番。
そもそも星組は舞空の組替えにより、
舞空(首席)、天飛(2番)、咲城(3番) と
102期ベストスリーが揃い踏みなわけで
もしかしたら突然ドヤ組と化すのかも?
いやーそれはないだろうなぁ。
あんな濃厚なDNAなかなか潰えないだろうしー。
というわけで、今後の星組がどういう舵取りになるのか
非常に気になる蒼汰なのでした。
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コメント
矢張り蒼汰さんは、面白い記事を書かれますね!
成績の比重。確かに有ると思いますし、逆に無ければ励みにもならないし、基準にもならない大切な『材料の1つ』と考えます。
星組がブレてないという点は…オールドファンの私から見ても「そうそう、星組だもの」と良い意味で微笑ましく思える点でも有ります。
私が首を傾げるのは、現在の音楽学校の採用基準かもしれません。
今のようにアチコチに受験スクールの無い時代は週末になると東京⇔宝塚のお教室へ通われる方も珍しく有りませんでした。
そして、誰もが受験準備をしっかり出来ない状況でも、採用側が『原石』を見つけて磨き上げる力、生徒本人の下位成績からの努力も凄かったですね…。
今は、少し磨けば舞台に立てる宝石の『ルース』を買って並べている印象は正直拭えません。
下位からトップへ!!!…その努力の中で培われた気力、気遣い、その他諸々の『人を磨く手間暇と財産』『磨かれる過程で成長する人としての器』という点では、最近…音楽学校も劇団側も手を抜いているような???
決して首席を維持している生徒さんを悪く言うつもりも、努力を軽んじる気も毛頭有りません!!! 寧ろ、よく維持した『精神力』は素晴らしいと拍手を送りたい気持ちで一杯ですし、『運』等に左右されず報われて欲しいと常に願っています。
成長上位を維持したからこそ報われる『夢』
下位から泥水飲んで泣きながら掴んた『夢』
どちらも魅せてくれるのが『宝塚本来の姿』であって欲しいと思う次第です。
コメントありがとうございます‼
難しいのは成績が良いだけでは抜擢されないし、人気が出るわけではない、というのが芸事の難しいところ。
特に最近は価値観の変容で、劇団以外にも舞台に立つ方法というのはいくらでもありますし
宝塚よく分からないけど受けて合格しちゃった系スターなんてほぼ皆無ですから、原石なんてなかなか見つからないのが実情でしょう。
とはいえ、色んな形の夢を見られるのがショー事業の利点ですからね。これからも面白いスター物語が紡がれることを期待したいです。
星組といえばわりと上級生の音波みのりさんがずっと2番手、3番手?あたりにいるのも他組とは違うのかな~~って思うんです。お芝居でもいい役貰ってショーでも目立つポジションにいます。成績は分かりませんが。近い期の生徒さんは年配者の役やってたりするのに。凄い。確かに可憐で綺麗。だけど下級生に抜かされないのはなぜだろう。全ツではヒロインですね。
コメントありがとうございます‼
確かに、宙組の純矢ちとせあたりとはまた違うポジションにいますよね。なんだか不思議な立ち位置。
全ツは舞空輿入れに伴う星組娘役調整説等ありますけど、全ツヒロインであることには違いありませんからね。
彼女独特のポジションがゆえの抜擢でしょうから、それはそれで楽しみですね。