『NEVER SAY GOODBYE』再演決定!!・宙組本公演詳細発表

 

真風涼帆・任期7作目の大劇場公演が発表されました。

なんと、あの伝説の一作『NEVER SAY GOODBYE』の再演!!

こりゃービックリだぜ!!

 

公演情報

【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】

ミュージカル『NEVER SAY GOODBYE』-ある愛の軌跡-

■作・演出:小池修一郎

■作曲:フランク・ワイルドホーン

■主演:真風涼帆、潤花

 

伝説の一品『NEVER SAY GOODBYE』

 

さて、この『NEVER SAY GOODBYE』は

宝塚が誇る伝説の名コンビ・和央ようか&花總まりの退団公演。

(そして和央ようかが夫となるフランク・ワイルドホーンと出会った作品。)

 

それを92期生としてこの公演で初舞台を踏んだ、

真風涼帆が16年ぶりに再演するという、

なんともロマンチックな展開になりました。

 

実は私、何を隠そう、この作品大好きなんです!!

なんなら小林理事長時代で一番好きなオリジナル作品でして、

いつか再演して欲しいなとふんわり思っていたので、素直に嬉しい。

 

そして大劇場公演としては、

星組『ロミオとジュリエット』以来、

なんと8作ぶりの一本物公演。

 

コロナの影響でオリジナル二本立て作品が続いていましたが、

劇団オリジナル作品の一本物なら上演出来るわけで、まさに目から鱗。

 

まぁコロナ禍でも出来るオリジナル一本物を探して

この作品に白羽の矢が立ったのか、

あるいは既定路線でこの作品だけコロナの影響を受けなかったのかは、

正直分かりません。

 

今の宙組の体制的にめちゃめちゃ似合いそうだから、

結果オーライな気がしますけどね。

 

曲も良いし展開も綺麗、物語の筋も通っているのですが、

いかんせん当時の舞台演出はまだ簡素なので、

これが今のクオリティでどう蘇るのかが非常に気になります。

 

真風涼帆は7作退団?8作退団?

 

ま、そんなことより。

 

皆さんが気にしてらっしゃるのは、

この公演で退団するか否か、ですよね。

 

一本物、しかも再演で退団って最近はほとんど無く、

遡ると…彩輝なお『エリザベート』かな?

ちなみに再演縛りでなく一本物で退団となると、

それこそ『NEVER SAY GOODBYE』が最後?

 

そう考えると、この作品で退団ではなく、

その次(任期8作目)のオリジナル二本立て作品で退団と考えるのが普通。

 

と こ ろ が 。

この作品を見たことある方はご存知だと思いますが、

めちゃめちゃトップ退団仕様なんですよね。

 

見たことない方のために目隠しネタバレすると↓

 

蒼汰流『NEVER SAY GOODBYE』のあらすじを読む

ハリウッドで出会ったカメラマンの主人公・ジョルジュとライターのヒロイン・キャサリンは、オリンピックの取材と映画の撮影のためやって来たスペインで再会。しかしそこで、突然スペイン内戦が勃発。ジョルジュはスペインがどうなるか自分の目で見届けるため、キャサリンとともにスペインに残ることにする。自由を守るため、必死に戦う民衆の姿に心打たれたジョルジュは、多国籍義勇軍に参加することを決意し、キャサリンにアメリカへ帰るよう告げる。もちろん拒むキャサリン。そんな彼女に、ジョルジュは彼の命でもあるカメラを託し、内戦の現実を世界に伝えて欲しいと頼むのであった。「さぁ涙を拭き 顔を上げて 歩くんだ 僕は生きてる君の中に 決して言いはしない さよならだけは Never say goodbye」。最後の口付けの後、別れた2人。そしてジョルジュは戦火の中、銃に撃たれ―――。

 

こーんな感じ。ね、退団仕様でしょ?

 

この公演内容に当時、

「本当は劇団は花總まりに残留を希望していたのに、彼女が和央と退団することを決めてしまった。」

「だから退団イベントも簡素なのだ」

「本当は花組『ファントム』のヒロインは彼女が専科異動後に特出する予定だった。」

などの憶測が飛び交うほど。

 

なので、この作品で真風涼帆だけが退団すると言っても実に自然な内容だし、

「初舞台公演を再演する意味」を考えると、ねぇ、というのが正直な感想。

 

ま、「宙組トップスターとして充実の時を迎え、満を持して再演に挑みます。」

ですから、あと1作残るのも自然と言えば自然ですので、

現在の東京公演が始まるまではドキドキが続きそうですね。

 

配役がめちゃめちゃ楽しみ!!

 

個人的に気になるのは配役ですね。

まずは芹香斗亜と桜木みなとが順当通り、

マタドール(主人公の仲間)と統一社会党幹部(敵)になるのか、逆か。

 

和希そらはモブボーイズじゃなくて、

いっそのことプロデューサーやもう一人の社会党幹部とかの

おっさん役を路線枠にしても良いんじゃないかと思ったり。

 

娘役だと、紫城るいの役が天彩峰里で、マタドールの彼女が山吹ひばり?

いや、冒頭に出てくるヒロインの孫(初演は花總二役)を分けて、

こっちを山吹にするのも有りかな?

となると、どっちかは愛海ひかる?占い師はきっと瀬戸花まりだろうな。笑

 

小池作品はあっと驚く配役がありますし、

個人的には大好きな作品ですので、

今から再演を楽しみに待ちたいと思います!!

 

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コメント

  1. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    まあ、覚悟はしておりますけれども。

    路線男役過多の宙組で、お役の少ない『NEVER SAY GOODBYE』を本公演で再演せずとも、と思うのですが、コロナ禍で変更があったのか、以前からの予定どおりなのか。

    『NEVER SAY GOODBYE』、まあ宝塚でその後発表された数多の駄作に比べたら佳作と思いますが、

    あの作品明らかにロバート・キャパがモデルと思うのですが、上演後にキャパの代表作「崩れ落ちる兵士」を撮ったのはキャパのパートナーであったゲルダ・タローであったのでは?とかいろいろ研究が進んで、いっそそのエピソードでお話をリライトしてほしいなあ、とか妄想しております。

  2. みき より:

    私もこれは好きな作品でした。音楽がやっぱり良かった。
    再演にはびっくりでしたが。。。

    そもそもこの作品は和央さんのための書き下ろしではなかったかと思いますので、個人的には、再演ミュージカルではなく、真風さんには、もっと真風さんらしい作品で退団してほしい、と思います。真風さんならむしろ、ロミジュリの死が抜群でしたので、同じ再演物ミュージカルなら、やっぱりトートが見たかったですし。

    芹香さんにはマタドールよりも、遼河はるひさん演じたアギラールの方が合うような気がするのですが、どうなるのでしょうか。個人的にはお歌はともかく、大和さんのマタドールは正当派二枚目で本当にかっこよかったので、桜木さんは少し違う感じがするのですが。。。

    潤花さんは、挑戦ですが、彼女らしいキャサリンを見せてくれそうで頑張ってほしいです。

  3. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    いいですよね、真風さん主演で再演だなんて、素敵ですね。
    オーシャンズ11もでしたが、トップさんにご縁のある作品を再演って、嬉しくてなりません。
    唯一トップスターさんには、その時、が必ずくるのがわかっていても、ほんの少しだけ心穏やかでいられない、なぁ。
    前回の記事のすぐ後でもあり、アンダー95期生の配役にも、期待してしまいまーす。

  4. MS より:

    「NEVER SAY GOODBYE」の直前のシアタードラマシティ公演で、不幸な事故のため骨折をされた和央ようかさん。
    実際は全治3ヶ月の怪我をおして、病院から稽古に通い、ダンスシーンをなくして退団公演をされました。
    間違いなく、大幅な演出変更があったはずで、小池先生にとっては、不完全燃焼だったと思います。
    時を経て、あの時に初舞台を踏み、ラインダンスをセンターで行っていた真風さんが、この作品を完全な形で世に送り出す。
    きっと、素晴らしいフィナーレがつき、この作品に関わる全ての人の思いが成就すると思います。

  5. AKIRA より:

    何かしら発表があるかもしれませんね!
     16年ぶりの再演ですか。初演はDVDで拝見しましたが、当時の和央は舞台上の怪我でまともに踊れないのに最後まで努めたとアナウンスされていましたよね。さすがにプロですね。でもやはりダンスパートは物足りなかった。。。
     ところで初舞台のこの作品で真風さんが退団するシナリオがほぼ確定的になった印象ですよね。最近の真風さんを見ていると以前とは違って明らかに何かを決意した印象があります。珠城さんもそうですが退団まじかの人特有のオーラがでてますよね。いよいよ芹香さんの登場ですか。でもまさか潤ちゃんが同時退団なんてあり得ませんよね?宙の娘役は魅力的な人がいっぱいいますよね。特に山吹さん!素敵です。これは持論ですが、朝月さんや海乃さんに続き有紗さん、さらに天彩さんも。何て考えていると益々目が離せませんね。

  6. コスモスハート より:

    蒼汰様

    和央さん時代の宝塚歌劇団の生観劇を経験していない私には、観劇したかった作品の一つ。NEVER SAY GOOD BYE
    歌は自粛期間に素晴らしいネットワークで、トップ現役から元トップの皆さんの合唱に感動しました。
    単純に、あれやってくれるの!期待するわあ。
    なんだか、望海さんのワンスで小池先生の一本物、その後上クミ先生のfffで退団、という流れに似ている気がします。
    トップスターの怪我で出来なかったこともあろうかと思いますし、令和の新演出?で当時初舞台だった真風さんによって、宙組の歴史に刻まれる作品の一つになるのでは?
    オーシャンズの時、過去作品は映像でしか見ておらず、私には、まるで真風さんの為の作品と思えたぐらい、ハマっていた‥‥
    再演だからダメとか、価値が下がるような、そういう考えはない。
    むしろ、次回公演で、作品の価値が上がり、真風さんの花道を飾ってほしい。
    あと一作なのか二作なのか、どちらにしてもカウントダウンははじまる。
    アナスタシアですら、宝塚オリジナルの歌や、役を作ったなら、小池先生の作品に、新たな何かを加えることも可能ですよね。
    と想像して楽しみにしています。

  7. りの より:

    あの、明日海りおファンのあと、配信で他の組も見出したとてもライトなファンでしかない私がこんなことを言うのもなんなのですが、真風さんが退団ではなく専科に移るって可能性はないですかね?

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます。
      実は私、特に男役に対して軽はずみに「専科行きではないか」と口に出したくない、というポリシーがありまして。
      特に轟悠さんポジションとして専科に行くということは、ある意味で普通の人間であることを捨て、一定以上の期間タカラジェンヌとして生きていかなければならないことを意味するからです。
      もちろん可能性はゼロでは無いのでしょうけれど、スターという人生は限りがあるからこそ美しいと思うので、そもそも自分の考えの中から選択肢を消しています。