最近、公演発表が少しずつ早まってる感じですかね?
花組の次の大劇場公演の詳細が発表されました。
【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】
ミュージカル『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』
■作・演出/生田大和
ショー グルーヴ『Fashionable Empire』
■作・演出/稲葉太地
■主演・・・柚香光、星風まどか
柚香光任期4作目は2本立てで主役はリスト。
うーむ、コメントに困る演目発表となりましたね。笑
柚香光、リストになる。
最近は音楽家が主人公ブームなんでしょうかね?
とりあえず柚香光がリストって、すっごく、ぽい。
朝夏まなとと伶美うららがブラームスとクララ・シューマン、望海風斗がベートーヴェン、
そして礼真琴がモーツァルトで柚香光がリスト。
クラシックを少し齧った程度の私ですら、
うーむ確かに、って感じの役のハメ方ですね。
リストって確か超絶技巧のピアニストで、
かつイケメンでモテモテだったみたいなエピソードの持ち主だったはず。
ここだけ切り取ると『CASANOVA』みたい(これも生田作品ですね)で、
柚香光のビジュアル的に実にピッタリですが、
話の主題は、タイトルから推察するに後半の葛藤と彷徨でしょう。
ここも影のある彼女にハマる物語になりそうですよね。
脚本の生田先生は主人公を虐めぬく作品で光るタイプだと思うので、笑
個人的には期待値高めです。
そして解説を読む限り、
柚香光×水美舞斗の同期推しもしっかりやりそう。
まぁショパンが水美舞斗(ですよね?)と言われると、ん?って感じですが、
これはスター制度を取っている宝塚だから仕方ない。
他意は有りませんが永久輝せあのがショパンっぽいよね。(小声)
レビューの方は稲葉先生の「スタイリッシュなショー作品。」
解説を読む感じ、抽象的過ぎてよく分からんのですが、
今の花組はフレッシュにダンスで燃える組だと思うので、
こちらも楽しみにしたいと思います。
もしかして新理事長の采配なのか?
ところで。
演目発表の度に書いていますが、
劇団の懐事情がひっじょーに心配になります。
本公演での海外ミュージカルは星組『ロミオとジュリエット』を最後に、
花→月→宙→雪→星→花→月→宙→雪→星→花(今作)と、
実に1年以上、上演が無いことになりますし、
そもそも一本物が宝塚オリジナル作品であるネバセイ再演のみ。
これはもちろんコロナ禍の影響によるもの、だと思っていたのですが、
最近もしかして新理事長の木場健之氏の采配なのかな?と思い始めました。
というのも、小川前理事長は就任直後から「宝塚の商業化」を強く打ち出し。
海外ミュージカルを連発、制作発表等のイベントも連発、
かつ歌唱力偏重主義&上級生重用主義にすぐ傾いた印象ありまして。
演目や人事は数年前から精査していくもの、
と同時に、経営陣の人事も数年間から決まっていくものでしょうから、
今のラインナップは既に木場理事長の影響が
色濃く出てるのかもしれませんね。
特に、コロナ禍で海外ミュージカル系が上演出来ずリスケし、
新たに企画から上げないといけないのなら、特に。
最近、なんだか演目が男受けを狙ってるっぽい感じ、
というよりコロナ禍前と毛色が変わった感じ、しませんか?
2本立てが多いのも、海外ミュージカルばかりの演目から
オリジナル作品を強めたいという舵切りなんでしょうかね。
そろそろ木場理事長の考えというか、
劇団をどういう方向に導きたいかポリシーを聞いてみたい、今日この頃です。
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コメント
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
確かに最近の演目、宝塚大劇場での団体ウケ、従来の宝塚ファンのマダムウケしそうな演目というより、
丸の内や梅田で働くビジネスパーソンにウケそうな演目にシフトしている気はします。日経ビジネスの特集「海外スタッフとの雑談に使える!シェイクスピア名言集」とかを読んでそうな?
SNSでの感想が、100周年以前は「話が陳腐で退屈でつまんなかった」が多かったのが、最近は「話が詰め込み過ぎ、内容が小難しくてよくわかんなかった」が増えてきたような。
個人的には、陳腐で退屈な話よりは、引用が多くて小難しいくらいのほうが、いろいろ考察のしがいがあって好きなんですが(笑)
理事長の「1回見ただけでは難解でよくわからないくらいでいい、わかるまで何度も来させろ」作戦でしょうか?
リスト?って翼あるで愛月がやってたあれですよね?あーなるほど、柚香っぽいかもしれない。
正直柚香で音楽もの?歌大丈夫か?とも思いますが、次作での発表会、相当頑張ったのか歌上手くなってました。だいぶ前からリストの件については聞いてたのかもしれませんね。相当数歌がくるぞ、と。
あの調子なら、結構期待しても良いのではないでしょうか。生田も稲葉も個人的には好みの演出家だけに楽しみです。
翼ある~で凛城きらが演じた
ベートーヴェン?(みたいな人)
出てほしいな~
りんきら、専科だし
ただ、ブラームスの内面だから無理か
いつも楽しく、興味深く拝見しております。
オリジナル作品が続くのは、なるほど、そうゆう事なんですね。うーん…。
元来、トップさんや組の魅力に惹かれて観劇する、いちファンなので、演目はどうあれ構わないんですけど、わかりにくい内容だと、お芝居よりショーだけ楽しもうかな、なんて思っています。現在公演中の星組公演が、まさにそうなんです(申し訳ないのですが、モア・ダンディズム目当てで通っていて)。
別箱公演はチケット難なのに、大劇場では取り易く複数回観劇できるとゆうのは、通えて嬉しいのですが、このところの大劇場の空席率は、演者さんの熱演が素晴らしいので、少し気の毒な思いにかられます。
歌劇団の総合力に、期待したいと切望します。
リスト・フェレンツと、ちゃんとハンガリー読みなところが好感です。ブダペストのリスト音楽院、聖地巡礼したなあ。。
昨今の音楽家主人公シリーズ、どれもこれもピッタリですよね。翼ある人々は配役時点で優勝。苦悩の似合う望海さんの運命に、礼さんの演じたモーツァルトの絶妙なADHD感はお見事でした。
リストといえば神経質そうに髪をかき上げながら即興の超絶技巧を披露してサロンのご婦人方を失神(感動による本物の気絶)させているイメージですよね。人間の足がちゃんとあるのか?と足元を確認されるパガニーニほど悪魔的ではなく、ロマンティックに一世をを風靡したモテ男。
娘コジマが刹那快楽主義ワーグナーと駆け落ち同然になったあたりから翳りが。水美さん、ワーグナーでもないんだよな。。ロマン派ならメンデルスゾーンがいいんじゃないでしょうか。ショパンが永久輝さんのニンというのは全面同意です。
いずれにせよ、内製型で堅調な利益を出せるに越したことはないですから、経営戦略、ぜひ頑張っていただきたいものです。
こんにちは!
私が柚香さんはリスト役にピッタリと思ったのはイケメンと言う事もありますが、ピアノが得意だからです。
きっとピアノ演奏のシーンがあるのではと今から楽しみです!
蒼汰様
リスト、ついに本公演に登場、ベートーベンを雪組がやった時点で、いつかリストかショパンもあるかな?と思ったら、予想より早く登場、リストが主役。
私の好きな彼のエピソードは、ピアノコンサートの会場が満席にならないから、コンサートに美味しいディナーの食事付きと、打ち出して、コンサートが終わったら帰っちゃった。皆んな、待っていて、おかしい?ディナーがない。えー、リスト帰ってるよ。という事件。
ナイスワークの時の歌の感じだと、歌は苦手のカレー君でも、多分大丈夫と信じて待ってます。自分の持っている本も、棚に眠っているだけ状態なので、色々掘り起こし、観劇までの時間を楽しみたいと思います。