先日、管理人masaさんと娘役人事について語っていたら
思いのほか盛り上がったので、記事にまとめてみました。
テーマはずばり
「トップ娘役人事から今後の組体制を予想する」です。
最近の娘役人事と3人娘の行方
娘役人事は、主演を務めるトップスターの情勢に非常に左右されやすく
トップ確約だろうと思われていた人が結局なれなかったり
思いのほかな若手がスルスルと上がっていくことが多々あります。
そんな中、最近の娘役人事傾向として見られるのは
・生抜き主義に偏重している。
・組替え就任の場合は直前の組替え、かつ相応の理由がある。
(真彩:歌唱力、舞空:ダンス、花乃・咲妃:劇団の96期フォロー)
ということ。
逆に言えば、この2つの特徴のおかげで
娘役人事について考察すれば、次期トップスターが誰か、
今後どのような人事が展開されるかが分かるのではないか?
と、管理人masaさんと話していて思い至りまして
試しに各組について考えてみた、というのが今回の記事です。
そしてもう1つ、今後のトップ娘役人事は
3人娘(と勝手に私達で呼んでいる)の去就とほぼ同義であると思っています。
3人娘、それはつまり舞空瞳・夢白あや・きよら羽龍の3名であり
ご存知の通り、阪急の初詣ポスターに掲載された娘役たちです。
初詣ポスターに掲載されるジェンヌはほぼトップスターになっている、
というジンクス的称号の一つとして有名ですが
実はこの20年、娘役で掲載された人は全員トップに立っています。
【1995年以降でポスターに掲載された娘役一覧】
千ほさち(80期):元花組トップ娘役
紺野まひる(82期):元雪組トップ娘役
遠野あすか(84期):元星組トップ娘役
陽月華(86期):元宙組トップ娘役
桜乃彩音(88期):元花組トップ娘役
愛原実花(90期):元雪組トップ娘役
蘭乃はな(92期): 元花組主トップ娘役
実咲凜音(95期):元宙組トップ娘役
美園さくら(99期):月組トップ娘役
星風まどか (100期):宙組トップ娘役
※こう見ると94期までは男役と娘役の交互だったんですね。
ということは、何も問題が起こらなければ
この3名も例にも漏れずトップ娘役になれるはず。…本当に?
ということで、各組ごとに娘役人事の今後と
そこから勝手にウダウダ夢想したことをまとめていきたいと思います。
花組:華麗なる花娘戦争の終結
花組とえいば、『CASANOVA』でトップ娘役・仙名が退団。
それと同時に花野、桜咲の上級生2名も退団、
まさに世代交代の波が来ていると言えるでしょう。
それに伴い、次期トップをめぐるレースが起きていましたが
つい最近その答えが出されたところです。
トップの座に座ったのは、生抜き100期生・華優希。
綺咲退団後、カワイ子ちゃん枠としてその座に収まることを思えば
想定通りと言える結果となりました。
実力者である3人娘の1人・舞空瞳は星組へお輿入れ。
順当にいけば礼真琴の相手役を務めることになりますね。
トップ娘役と同期生の成績優秀者・音くり寿は、たぶん別格へ。
「100期」の「花娘」として、今後美味しい立場で使われることは一目瞭然。
まさに目指せ桜一花、と言ったところでしょうか?
星組から組替えで来ていた城妃美伶は、
このままいけば花野、桜咲の後釜に座ることになるのでしょう。
ということで、非常に妥当な人事に収まったわけですが、
気になることと言えば、華が生抜きであるがゆえに
落下傘受け入れ態勢とも言えるということです。
特に2番手歴が長い芹香斗亜が花組に落下する場合、
自組の娘役を娶ることが通例であることを思うに、
少なくとも星組よりは可能性が高い状態であると言えると思います。
とはいえ、95%くらいの人は、
華がトップ娘役になった時点で、次は柚香だなと思うことでしょう。
問題は舞台技術的に成立するのかっつー話ですが
それはもはや劇団がどういう判断を下すかでしかありません。
果たして想像通り『はいから』の成功再び、という結果になるのでしょうか?
それから、娘役人事がリセットされたことにより
次作以降の新公ヒロインを誰が務めるのか、が気になるところですよね。
次にスポットライトがあたるのは103期生以下になるのかな?
まとめると、花組の娘役人事はまさに「これから」がお楽しみどころ。
新体制と新たなヒロイン登場が楽しみですね‼
月組:娘役人事もサイコパス?
月組は現在、美園さくらのトップ娘役お披露目公演中。
昨年は海乃 vs 美園という仁義なき争いが勃発しており、それが終結。
こちらも花組同様、娘役人事がリセットされている状況だと言えます。
ヒロイン経験がある下級生といえば101期生の結愛かれん。
そして『無限無双』では娘役転向した天紫珠李が務めることになりました。
何が怖いって、まずこの2人が同期であること。
さらに元男役・天紫が、一見すると前代の愛希と同じ道を歩んでいそうなこと。
なのに本命は3人娘の1人・きよら羽龍であろうことでしょう。
きよらは配属後『Anna Karenina』でさっそく場面を与えられているあたり
さながら暁千星のような月の御曹司教育のように、
超絶スパルタに上げられていく予兆があると言えます。
そして、結愛・天紫を競わせ風避けしている間にきよらを上げるとなれば
早乙女・海乃・美園とほぼ同じ構図であると言えますし、
なんだか禍根を残す人事になりそうだなぁと思いますが…
月組らしいといえば月組らしいのかもしれません。笑
とはいえ、彼女はまだ研1ですから
その行方はまだ不透明。
どんなにスパルタでもトップ就任まであと2~3年はかかるはず。
もし珠城が『無限無双』含め3作で退団するとしたら
美園も学年的に残るということは考えづらく、たぶん添い遂げでしょうから
その場合だと準備が間に合わない可能性が高いです。
(ともすれば、きよらは組替えするということですね。)
しかし、もし珠城があと4作~6作やったとして
同じく美園が添い遂げだとすれば、タイミング的にはピッタリ。
月城もしくは暁の相手役にそのまま就任することが考えられます。
さらに言えば、珠城はまだ研12。
新作グッズも作り、あとたった3作で退団するとは考えづらいことを思えば、
わざわざ別の娘役を月城 or 暁のために輿入れるとは現段階では考えづらい。
(しいて言うなら夢白だが。)
逆に言うと、きよらがそのまま上がるなら、
珠城の任期は少なくともあと2年以上あるとも言えると思います。
いずれにせよ、もはや現時点で
結愛・天紫がトップに立つには相当なラッキーがないと難しいのでしょうが、
華が『はいから』で一発当て、一気にトップ戦線に躍り出たことを思えば
もちろん勝負はまだ分からないのでしょう。
果たして、仙名よろしく娘役の逆転サヨナラホームランは起こるのでしょうか?
それとも本命のためのお茶濁し抜擢が続くのでしょうか。
次の新公&別箱ヒロインが誰か、その選定に注目ですね。
雪組:9期差ジンクスは続くのか
雪組の娘役事情といえば、
星南、野々花、彩とカワイ子ちゃん枠がたくさんいる中でも
本命、もとい最近の爆上げ娘といえば、102期生の潤花でしょう。
新公ヒロインを既に2度務め、
間もなく開演されるバウ公演『PR×PRince』でヒロインに抜擢。
これで今年か来年の東上でヒロインを務めれば、
トップカードがほぼ揃うことになりますね。
どっからどう見ても次期・彩風咲奈用の育成だと考えられますが、
それはこのタイミングに育成が始まったことだけに起因していません。
その理由は、ずばり学年。
彩風は93期、潤は102期。
その学年差は9期。
ここ最近の雪組トップコンビの学年差を振り返ると…。
・望海風斗(89期)&真彩希帆(98期):9期差
・早霧せいな(87期)&咲妃みゆ(96期):9期差
・壮一帆(82期)&愛加あゆ(91期):9期差
・音月桂(84期)&舞羽美海(93期):9期差
と、なんと4代揃って9期差。
もちろんただの偶然だとは思いますが、その割には出来過ぎている…。
ここまで来ると、ハナから彩風がトップになることをふまえ
102期から相手役を出すことを前提に配属させたか、
もしくは彩風が102期生の中から一番気に入った娘役を抜擢してるんじゃないかと
なんだか疑ってしまうくらいです。笑
そんなわけで、潤花がド本命である動きを見せていることを思えば
望海・真彩は来年退団、次は彩風・潤という
最も想定しやすいトップ人事になりそうな気配がしますねー。
もちろんこの2人が組んだとしたら、
久しぶりの生え抜きトップ、スタイリッシュな芸風のコンビということで
きっと歓迎されるんでしょうけど、も。
こんな予定調和、つまらないと思いませんか?笑
ひねくれ者の私としては、そろそろ潤の対抗馬が欲しいところですが
せっかく103期首席・花束ゆめとかもいますし
下級生の育成にも力を入れて欲しいところですね。
星組・宙組はどうなる?
本当はもっとあっさり書くはずだったのですが
書き始めると意外と色々あるもんですね。笑
ということで次は、星組・宙組編をまとめていきたいと思います‼
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