新体制となる月組の別箱公演、
それぞれの配役が発表されましたね。
いつもは振り分けの時に取り上げるのですが、
今回はこのタイミングで雑感をまとめたいと思います。
風間バウ・ヒロインはきよら羽龍に
まずは、風間柚乃主演のバウ公演、
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』の主要配役について、
ヒロインは104期生のきよら羽龍に。
さぁ、皆さんご一緒に、
「 で し ょ う ね ー !! 」
これぞまさしく既定路線。
書かなくったって、みんな分かってましたよね?笑
いままで滞ってた月組若手中堅育成がやっとこさ始まり、
一発目が風間×きよらだなんて、まさに超本命コンビ。
逆に言うと、きよらが本命であるがために、
今まで海乃美月以外の月娘たちに
ヒロインカードを上げなかったんだろうな、という話です。
キャラ被りの詩ちづるも星組への避難が決定し、
これからきよら全力爆推しモードに乗るんでしょうかね?
ところでこの風間×きよらの組み合わせ、
歌えるのはもちろんなのですが、どちらもカラー的に実にクラシカル。
いぶし銀系(アイドル側じゃない方の)月組っぽい組み合わせだな、
と勝手に思ったりしてます。
そして2番手格は…たぶんゾマー少尉、ですよね?
ってことは礼華はるか。
出演者が発表された際、あぁこれは紫門ゆりやだなと思ったんですよね。
専科生デビュー作品としてはピッタリな出番・立場・役だし。
だけど紫門は風間、きよらに続いて3人だけの通し役なんですよね。
むむむ、このあたりは誤魔化したりするのだろうか?
ってことで続報に期待です。
『川霧の橋』も楽しみだけれど
続いて月城×海乃のプレお披露目公演『川霧の橋』。
配役の感想を書きたいのですが…ごめん、見たことないんだわ。汗
ってことでwikiの配役表から路線格を見比べてみると…。
役名 | 月組版 | 初演版 |
幸次郎 | 月城かなと | 剣幸 |
お光 | 海乃美月 | こだま愛 |
半次 | 鳳月杏 | 涼風真世 |
清吉 | 暁千星 | 天海祐希 |
巳之吉 | 夢奈瑠音 | 愛川麻貴 |
杉太郎 | 蓮つかさ | 若央りさ |
辰吉 | 英かおと | 久世星佳 |
小りん | 晴音アキ | 紫とも |
お組 | 天紫珠李 | 朝凪鈴 |
およし | 結愛かれん | 麻乃佳世 |
お千代 | 蘭世惠翔 | 朝吹南/羽根千里 |
お民 | 白河りり | - |
お秋 | 詩ちづる | - |
うん、順当。
暁千星→天海祐希はまさしく過ぎて笑っちゃいましたが、
ビックリ配役でいうと、晴音アキくらいかな?
初演の同時上演作品『ル・ポァゾン 愛の媚薬』が
スカイステージで放映される予定なので、
そっちを見て番手の予習でもしようかなと思います。笑
芝居力の強い月城かなとの本気の和物も確かに楽しみですが、
私はむしろ『Dream Chaser』がどう変わるのかが
非常に楽しみだったりします。
前任と売りが全く違うし、本公演での月城の出番が少なく感じましたから。
勝手なイメージながら、月城かなとが中央でドヤって、
その周りを鳳月・海乃・暁がくるくる回って、反って、足上げて、
みたいな感じになるのかなと思ってたんですが、
K-POPの場面で意外と踊ってたし、なんとかなるのかも?
あ、メンツ的には、ただでさえチケット完売が難しい博多座公演ですから、
まさしく新生月組の総力戦という感じですし、
上級生別格路線組(夢奈・蓮・英)を風間バウで
主演の下につけなかったあたり、劇団の一応の配慮を感じたのでした。
新体制月組のこれからが楽しみ!!
ってことで月組振り分けの雑感でした。
新体制の門出が素晴らしいものであることを祈っています!!
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コメント
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
オリジナル作品ゆえ、登場人物の予測がつかないのですが、紫門ゆりあ演じる「ツヴァイク」って、ひょっとしたら池田理代子先生が「ベルサイユのばら」を描くきっかけになったという評伝「マリーアントワネット」の作者、シュテファン・ツヴァイクでしょうかね?
彼はオーストリアの人で、1940年ごろ、ナチスに追われてアメリカに亡命しているらしい。
史実の高名な作家と、架空の主人公たちをからませたストーリー系だったら、専科から紫門さんを呼ぶにピッタリな出番・立場・役になる?
おぉ、なるほど確かに。そのポジションならそうなりますね!!勉強になります。^^
蒼汰様
きよら羽龍ちゃんのこと、なるほど、本命以外にヒロインカードを渡さなかった‥そう言われると、そう、納得。
バウ題材の背景が、ミュージカル映画、The Sound of music と同じ時代。
トラップ大佐がヒットラーに従わない考えを貫き、山を越えて一家で逃げる、あの山越えシーンを思い出しました。
トラップ大佐と、マリア先生のダンスシーンとか、子供ながらに、大好きで、何回もリピートしてみた。うーん、バウ公演は歌える新人カップル、めちゃ面白そう。見れないけどさー。
博多座は頑張って行こうかなと。
柳橋物語は原作を読んだけれど、切ない。
なんで、そっち選ぶかな〜とヒロインに突っ込みたくなる。
宝塚版は結末が違うようだけど、便利な世の中になろうがどうなろうが、人の真心とは?という問いに、それぞれの登場人物の行動を通して、作者が考えさせてくれる、のかな‥‥うーん良い作品だ。清吉、原作から見ると、私的には悪い男。
暁千星のターニングポイントになる役ではなかろうか?
初演当時は、全く見てませんが、剣さんサヨナラ公演で、次のトップが涼風さんで、その次が天海さん、その次が久世さん、約2年サイクルでトップを引き継いでおられたのですね。
ショーの方が、どう香盤されるのか、楽しみです。
いつも楽しく、拝見しております。
新トップコンビ、バウホール主演コンビともに、しっとりと落ち着いていますね。シックで、季節柄ぴったりかも。
博多座は叔母姉妹が、近県より観劇に行くのを楽しみにしていて。どうやら、月城・海乃コンビは好みのようです。
風間さんときよらさんの公演も、安定なんでしょうね。
そして、明年の大劇場は、お全員集合してのお披露目公演。もう期待しかなし、です。キラッキラな下級生たちも、粒揃いでしょうから、そこはお任せして、トップコンビの作り上げるやわらかな月の光に包まれ、癒されたい思いでいっぱいです。
季節も移りゆき、新たな門出を迎える時。あらためて、トップ就任、おめでとうございます。