追想・凰稀かなめと歪な組体制と最強のビジュアルと

どうでもいい近況報告をしますと、

色んな人に感化され、ついに噂の「愛の不時着」を見始めました。

 

私はこれまで韓流文化に全く触れてこず、

K-POPと言ったらBOAしか知らない世代なのですが、笑

とは言え見だすと90年代ぶっとびトレンディドラマのようで面白いですね。

 

その中の登場人物で、ヒロインの次兄の嫁が

うっすら凰稀かなめ風味なビジュアル(激似というほどではない)でして、

見ていると彼女を思い出します。笑

興味がある方は「愛の不時着 ユン・ジミン」で調べてみてください ←

 

というわけで前回に引き続き追想シリーズ、

本日は6代目宙組トップ・凰稀かなめ編です。

 

史上最強のビジュアル・凰稀かなめ

 

私は100周年以降に出戻ったライトファンですが、

凰稀かなめは出戻る前から知っていた、

数少ないタカラジェンヌの1人でした。

 

それは彼女が若手時代に活動していた「AQUA5」というユニットが、

当時テレビ番組に積極的に出演していたのを見たからなのですが、

特に印象的だったのはTBS系列「うたばん」という音楽番組。

 

AQUA5の中では最年少だった凰稀は

MCである石橋貴明などに弄られていて目立っていたし、

何よりも(たぶん)一人だけ金髪で色白で学年も若いので

「綺麗な人だなぁ」と印象に残ったのだと思います。

 

その後、100周年で出戻った際に

宙組のトップスターとして君臨する凰稀かなめを見て、

「ん、この人見たことあるな?」と思って調べてみたら、

なるほどあの綺麗な人かと思い出したという経緯があります。

 

まぁ何が言いたいかといいますと、

彼女は平成以降の宝塚30年の歴史の中でも

男役として最強のビジュアルだと思ってるんですよね。

 

小顔でスタイル良しなのはもちろん、

キラキラしていながらどこか鬱屈としていて、

スタイリッシュで現代的なのに宝塚の王道も似合って、まさにパーフェクト。

 

若手時代の作品を見返しても彼女のキラキラ具合は圧巻で、

宙組へ組替え後の大空祐飛と北翔海莉に挟まれていた時は

古き良きアダルティに挟まれた現代的スタイリッシュスターといういで立ちで

本当に素敵だなぁと今見ても思います。

 

歪な凰稀政権宙組体制を振り返る

 

ところが、彼女がトップスター就任後の宙組は

よく分からない体制となっていきます。

 

お披露目公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』は

新時代のトップ像として相応しい幕開けだったはずなのに、

そこから『ベルサイユのばら』『うたかたの恋』『風と共に去りぬ』と

宝塚でも代表的なシーラカンス公演が続きます。

 

もちろん、宝塚100周年だし彼女の華やかなビジュアルで

王道作品をやりたい気持ちは分かりますけれど、

まさか3連単にしなくとも…という印象。

 

しかも、相手役であった実咲凜音の不遇さも凄かったですね。

久しぶりの超実力派娘役として

鳴り物入りで嫁に来たはずなのにろくすっぽヒロイン扱いして貰えず、

任期5作中3作がエトーワルという異常事態。

 

もちろん、彼女の歌唱力を生かしたい気持ちも分かりますが、

まさか3回もやらなくてもいいのに…という印象。(2回目)

 

じゃあなんでそんな扱いになったのかと言われると、

凰稀が男役でありながら「姫役者タイプ」だったからかなぁと

個人的には思いますね。

 

お上品で夢々しくて、儚げだけど芯がある。

娘役であれば最強の資質ですけれど、

男役となると相手を必要としない自己完結に見えてしまう。

 

だからこそ気心知れた同期である緒月遠麻

重用され続けたのも分かるというものです。

 

別格でありながら限りなく路線に近い立ち位置で、

凰稀とは独立独歩の型で支えるということ。

だからこそ凰稀の華やかなビジュアルと鬱屈とした芝居力が映え、

相手役を必要としない彼女のようなタイプがより輝いて見えた。

 

とは言え、新公主演4回、バウ主演も東上主演も済ませた

花組御曹司・朝夏まなとを蓋し続けるというのも、ねぇ。

 

生え抜き別格上級生・悠未ひろが重用されるのはまだ分かりますが、

朝夏が2番手羽根を背負えたのは

凰稀の退団公演である『PHOENIX 宝塚!!』でやっと、ですよ。

 

つくづく、もうちょっと自然な組体制、

かつ彼女のビジュアルが映える演目を充てて欲しかったと思うところですが、

とはいえレット・バトラーが思いのほかハマっていたり、

退団公演『白夜の誓い』もポスター「は」超名作。

 

100周年の顔として活躍も出来たし、

スター人生としては万々歳ではあるんですけどね。

流石に高望みというヤツでしょうか。笑

 

『青い星の上で』の感動ポイント

 

ところで、最近公開された『青い星の上で』という動画ですが、

元トップコンビや同期同志、学年や就任順と実によく出来ているのですが、

個人的に一番印象的だったのは、元宙組トップコンビの場面なんですよね。

 

朝夏と実咲が向き合っていて、

扉を開くと朝夏が凰稀に変わって実咲と相対するシーン。

 

これ、もし逆だったら

「実咲は凰稀と色々あって、本命の朝夏に出会えた」的な

凰稀が咬ませ犬のように見えてしまうところを

「実咲のトップ娘役のルーツは凰稀かなめである」という風に見えて、

実に心憎い演出だなぁと思います。

 

凰稀かなめは、確かに偉大なるトップスターであった。

この動画を見て改めてそう思いましたし、

彼女が繋いだ宙組は、95期の波は、今もまだ脈々と続き、

栄華を誇っていることを思うと、なんとも感慨深いですね。

 

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コメント

  1. skyblue より:

    追想企画ありがとうございます☆
    凰稀かなめきっかけで宝塚にはまった者としては嬉しい限りです。
    ファンになりたての頃は、当時の宙組の歪んだ体制に気付くことなど出来ませんでしたが、今こうして振り返るとだいぶ凄い状況だったなと思います。
    蒼汰さん仰る通り、彼女はひとりで輝けるトップスターですね。
    実咲凛音との並びがしっくりこなかったのはこれだったのかと、今更ながら納得しました。
    でもあの動画は純粋に嬉しかったです。
    素敵な企画、これからも楽しみにしております。

  2. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。スカステ専科の地方民です。

    凰稀さんのお姿を久々に拝見して、彼女は今でもあんまり女オンナせず、中性的というよりアンドロギュヌス、両性具有的な存在だなあ、と思いまして。

    個人的に凰稀さんのオスカル、好みでした。オスカルって難しい役ですよね。宝塚の代名詞のようで、贔屓が「女のくせに」と言われ続ける、男役としては全く典型的でない、永遠の異端。

    で、凰稀オスカルは世間が押し付けてくる「女の記号」に「男か女か、どっちかを選ばにゃあ あかんのか!」と啖呵切って、両性具有の我が道を行く感があって、痛快でした。

    ま、だから相手役の娘役いらずだったのかな。

  3. 海苔巻き より:

    凰稀かなめさんはSMAPの番組で初めて拝見。
    男役芸を彼らに伝授する企画で、芝居の先生として男役を演じられてるのを見てかっこいい、、、と思いました。
    あのキムタクですら霞んで見えましたから笑