超絶今更ですが、巷で話題になっている『青い星の上で』を拝見しました。
(相変わらず話題が周回遅れですいません。笑)
メンバーは宝塚100周年以降に活躍していた、
名だたるトップスターの皆様。
いやー、凄いね!!まさに豪華詰め合わせという感じ。
100周年近辺でファンになった層は感涙間違いなしの動画でしょう。
この頃のトップスターについての私見を
そういえば書いたことがなかったなぁと思い立ちまして、
追想シリーズということでつれづれに書いていこうと思います。
まずは元月組トップスター・龍真咲から。
龍真咲と追う月組の歴史
私は月組の不可解過ぎる人事を「サイコパス」と呼称し、
珠城りょうをその因果の被害者として
何度となくクローズアップしてきました。
が、今振り返って思うのは、
龍真咲もなかなかに被害者だったなぁということです。
若手時代からとにかく2期下の明日海りおと並べられてきた彼女。
『ME AND MY GIRL』『THE SCARLET PIMPERNEL』の役替わりに、
『二人の貴公子』のバウW主演。
『ONE』にて2番手羽根を背負えたかと思いきや、
明日海もほぼ同じ羽根を背負って背中から追いかけてくる始末。
そんな中、悲願のトップスターに就任したら
悪名高き「Wトップ体制」という、組子にもファンにも負担のかかる
まさに誰も得しない状況での船出となりました。
明日海が花組へ組替えしたかと思ったら
『ルパン』では専科・北翔海莉が古巣に羽根を背負って乗り込み、
『宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!』は
100周年記念公演として各組のトップスターが特出。
ようやっと自分がトップの顔として、
「これが龍真咲の月組でござい!!」となったのが『PUCK』だとすれば
トップ就任から約2年後でっせ。可哀想過ぎません?
しかもその間、月組は正2番手を置かず、
凪七瑠海、美弥るりか、沙央くらま、星条海斗が中途半端に使われ、
ついに龍の任期の終わりが見えてきた『舞音』で
珠城りょうがその座にようやっと収まるわけです、が。
当時彼女は研8。ひよっこです。
こんな体制で「チケットを売れ」と言うんだからおかしな話です。
だって正2番手を置かないって、
単純にチケットを売るあてが他の組より1つ少ないということですからね。
当時の龍真咲は劇団に怒っても良いと思います。笑
私がトップスターに求めるもの
ところが不思議なもんで、当時ドライトファンだった私から見ても、
彼女自身からはそんな悲壮感が微塵も感じなかったのが凄いところ。
もちろん私は、本当の彼女自身、あるいは彼女の心のうちは分かりません。
人知れず涙した日もきっとあることでしょう。
でもそんなものをおくびにも出さず、
何を言われようと「龍真咲スタイル」を貫いたこと、
それが私が思う彼女の最大の魅力であると同時に、
宝塚のトップスターに望む一番の価値観でもあるんですよね。
歌が上手い、顔が良い、休演しない体力がある、そんなことよりも
舞台人として肝が据わているかどうか、
主演者として一切の責任を引き受ける覚悟が出来ているか、
それこそがトップスターの必要条件であると思います。
だから現代の宝塚において、望海風斗や真風涼帆、
娘役だと真彩希帆や舞空瞳が人気な理由も頷けますよね。
彼女たちの本当の心のうちは分かりませんが、
少なくとも舞台上ではそのような揺らぎが一切見られません。
もちろん、宝塚は「学校」であるがゆえに、
その成長を見守るのも楽しみの一つなわけですが、
少なくとも「主演者」にはその気概が欲しいなぁと私は思うわけです。
…ただ、龍真咲の場合は「まさお節」と呼ばれる
非常に独特な表現方法に走ってしまった結果として、
見る人を選んでしまうことになったのは、まぁ残念だったりするのですが。笑
少なくとも、宝塚ライトファンとして
今映像でながら見るする分には楽しめるなと思う2020年なのでした。
全てを掴むスター・龍真咲
話をぶった切りますが、龍真咲って顔が綺麗ですよね。(面食い)
スタイルの良さも相まって、まさにタカラジェンヌという感じ。
『PUCK』が成り立つのも凄いし、
『1789』は小池徹平的美少年に見えるし、
『舞音』のようなコスチュームもイケる。
現役時代から「すげー」と思っていましたが、
『青い星の上で』を見て改めて思いました。
彼女はたぶん、女性化したトップスターの中では
一番一般受けする美人だなと思っていた中でのご結婚。いやーめでたい。
現役時代含め、彼女のように「人生謳歌するぜ!!」的な人は
運や縁などいろいろ掴んでいくんでしょうなぁと思います。
見習わないとですね。
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コメント
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。スカステ専科の地方民です。
トップの資質・・・そうですね。今回の休演中のトップさんからのリレーメッセージで、望海さんと真風氏は、嵐の中の灯台のようにズンと鎮座してくれていて、見ているこちらも「うん、きっと大丈夫!」と思いました。
礼さん、去年紅さんの大劇場さよならをライビュで見ていて正直「あれ?」と思ったらあんなことになり(汗)あの時紅さんがいてくれてよかったと思う。
大劇場トップお披露目もこんなことになりましたが、大劇場の千秋楽の映像を見ていて、専科に行って帰ってきてズンとした上級生の愛月さんが隣にいてくれて、よかった。
支え支えられ、これから礼さん、ズンとしてゆくでしょう。楽しみです。
蒼汰様
昨日に続き、コメントさせて頂きます。はい、龍真咲ファンです。あの、美貌とスタイルは、完璧です。生まれ変わって好きな、ビジュアルを選べるなら、迷わず真咲さんにします。
退団してからの、ご本人のお話からは、「説教 キャラ」とか、俺様キャラ は、あまり好きではなかったようです。
しかし、たまに見え隠れする姫気質と、お行儀の良い女性が交互に現れて、確かに人たらし だなぁ、と思います。
舞台人としての肝が、座ってる うん、わかりますぅ。
関西人 キャラも、関東人としては、魅力的です。ただの、ファンコメントでした。
今更ですが、まさおヲタの感想。
私が彼女にハマったのは「PUCK」の時でしたが、当時ミューヲタだった私は彼女がヅカヲタ界隈で何と言われてるかくらいは知ってたので、正に隠れキリシタンに自分で望んで入信するくらいの覚悟(w)でしたよ。
それでも悲壮感などおくびにも出さずキラキラオーラと共に「負けてたまるか!」という気概をビシバシ放つ彼女に「応援しなきゃ」という気持ちにさせられていたと今更ながら思います。
トンチキ退団作「NOBUNAGA」でも、「人の夢と才能を踏みにじってトップに立った以上、自分には命懸けで舞台に立ち続ける務めがある」という彼女自身の主張は一貫してました。
まぁ、好き嫌いの激しく分かれる人だし、あのクセはファンの自分ですら「やり過ぎ(汗)」と思う事もありましたが(退団後はそのクセも自在に操っていますが)。
現役時代はまさお節が苦手であまり好きじゃなかったのですが
退団されてからどんどん好きになり
自分でもびっくりしています。笑
ウンウンとこちらの記事を読んだので、
その辺の魅力が好きなのかもしれないです。
あとは真咲さんって人たらしな部分ありませんか?笑
癖強いんだけど好きになってしまうというか…。
あの陽のオーラはすごいなーと思って
インスタやラジオなども楽しんでいます。
あと女性らしい服装やヘアメイクが
すごく似合うなーと思いますね。
男役姿もかっこよかったですが。
ミーマイのジャッキーとかめちゃめちゃ似合ってて好きでした。
こんにちは。毎回楽しみに拝見しています。
嬉しい企画ですね。あの動画に出ているトップさん達プラス蘭寿とむさんについても
ご感想をお待ちしています!
蒼汰さんのまさお考、同感です^^ 本当にトップなりたての組体制には疑問しかなかったですね。
そしてその体制の被害は相手役の愛希にもあったみたいで。。
愛希が退団するときの歌劇に、小池先生が「ロミジュリ公演中、愛希が過呼吸になったことがあり、負担をかけてしまったのかも」と反省するようなコメントがありました。
愛希も新トップ娘役のお披露目なのに、相手役が役替り…負担が大きかったのかもしれませんね。まぁその糧が宝塚を代表する娘役になったのかもしれませんが。
またまさお自身もいろいろ苦労があったみたいで、千秋楽でそんなとを明るく話していたことを記憶しています(ラッキーにも観劇できました)
とにかく明るいですよね。IAFA は技術云々よりノリで押し込むミュージカルだと思うので龍さんトップ時代のメンバーでやってほしかった気もします。龍さんジョージだとホームレスの場面でギャップ萌えしそうですし。
リチャード 凪七瑠海
フェリックス 美弥るりか
パブロ 珠城りょう
両親 星条海斗、憧花ゆりの
エルフィー 沙央くらま
パパラッチ 宇月颯
旅行会社の人 早乙女わかば
このくらいパンチがあればもっと面白かったのかなと思います
最後、そう締めくくるのか!とハッとしました。
人生を謳歌する。
まさにそうですよねー。
めっちゃ大事なことをこのブログと龍真咲から学びましたね。
たしかに…
ある意味龍真咲はかなり被害者。
劇団に怒っていいですね!w
あんなに大変だったのに、いつもキラキラしていたまさおさん…。今思えば凄く歌もうまかったし、素敵なトップさんだったなー。