御曹司教育計画見直し中?

宝塚では「この人は必ずトップになる」

その運命を決定づけられたように

劇団から猛烈なプッシュを受けるスターが存在します。

 

最近だと、97期の永久輝せあと98期の暁千星。

この2人はそれぞれ「首席入学」と「首席入団」であり、

入団後も大いなる期待を寄せられ、新公主演を4回経験。

 

路線スターとして順調に歩みを進めて来たわけです、が。

最近、ここに来て停滞気味な様相を呈している気がします。

 

というわけで本日は、そんな2人を踏まえての

御曹司教育計画についてです。

 

御曹司スターは早期就任の宿命…のはずが

 

猛烈プッシュ系の御曹司スターは

劇団から「早くトップとなって劇団を背負って欲しい」という思惑から

基本的には早期就任の宿命を背負っています。

 

トップスターの就任学年を早期、普通、遅咲きと分けるとして、

平均が研13~15とすれば

早期就任はだいたい研12くらいまででしょうか。

 

最近だと礼真琴、柚香光の2人はともに研11就任。

明日海りお、真風涼帆は研12就任。

他にも柚希礼音、龍真咲、凰稀かなめあたりも早期就任組です。

(そして珠城りょうは言わずもがな、ですが。)

 

この名だたるスターたちと同じくらいの抜擢を受けてきたのが、

永久輝せあと暁千星の両名。

 

ところが、2020年度で永久輝は研10、暁が研9ですけれど、

2人ともそれぞれ瀬戸と水美、月城と鳳月がいますので

現在の組体制では限りなく3番手に近い4番手ポジションと言えます。

 

普通に考えれば、その学年でその立場は充分に立派ですけれど

柚香と礼が研7の時点で3番手羽根を背負った正3番手であったことを思えば、

やはりスローペースだなぁと思わなくもなかったりするわけです。

 

2年後にトップに立つとしたらどの組で?

 

もし仮に2人が早期就任の宿命を背負うとすれば、

単純に考えると約2~3年後にトップスターに立つわけですけれど、

現実的にそのポストが無いというのも事実です。

 

ざっくり予想するとすれば、

花組では柚香の後。

月組では珠城の後か、さらにその後任の後。

雪組では望海の後任の後。

星組では礼の後。

宙組では真風の後か、さらにその後任の後。

 

永久輝は御VISA様の関係で

花組で上がることが決定事項なわけですが

今回の組替えでスターの格をすぐに上げなかったのは

瀬戸と水美に気を遣ったという非常に恣意的なものを感じますよね。

 

一方暁は、星組の礼は長期だろうからその後任では間に合わない、

珠城の後任の後や、真風の後任の後でも間に合わない、

雪組で今更朝美の上にあがるとも思えない。

 

とすれば、珠城の後任真風の後任の枠くらいなわけですけれど

わざわざをそこで急いでトップにさせる必要も、

そしてその気配も無いわけで。

 

これは逆に言うと、2人を早急にトップにさせる予定がないから

トップ人事もそのように動いているとも言えるわけで、

ともすれば御曹司育成計画というものが

以前のものから様変わりしていると言えるかもしれません。

 

御曹司育成は焦らずゆっくりと

 

宝塚の早期就任トップといえば、

「実力充分の男役芸を楽しむ」というよりは

「その成長を一緒に楽しむ」風潮が強いわけですが、

 

昨今の実力偏重主義の中で、

御曹司教育も早期抜擢の嵐ではなく、

実力と人気を熟成させる方針に転換したのかもしれません。

 

実際、永久輝は花組での足踏みで「なんだか可哀想」感と

とはいえ御VISA様だから「待ってればオッケー」感がありますし、

暁には技巧派の風間柚乃の猛追を受けている。

 

これにより、本人の実力や人気も蓄えることが出来るわけですから

長い目で見たときに確実に当人たちのためとも言えるでしょう。

 

そして同時に、この方向転換により

瀬戸や鳳月といった別格組の延命という利点も享受出来ることにより、

上級生スターたちともwin-winな関係であるとも言えるわけで。

 

こういった点を含めても、一昔前の宝塚人事とは

変わっていっているのだなぁと実感しますね。

 

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コメント

  1. r より:

    急に思いついたのでコメントさせて下さい。花雪の人事についてです。

    私の勝手な人事予想なのですが、柚香2作目で瀬戸が退団した場合、3作目でマイティーを2番目に上げる訳にはいかず、かといっていきなりひとこちゃんを2番手にするのも早いような気が、、(はいからさんでのひとこちゃんの扱いが少々雑なので、さすがに2番手はねぇ)

    その場合、凪様が花に組替えして(まずあり得なさそうですが)2番目に治まったらなんか人事的にもいい感じがするのですが
    柚香3作目でエトワールはマイティーで3番手ひとこ、2番目凪様という感じ?

    そして雪組は凪様が抜けたので、あーさが2番手になれたりして(これは他組95期との立ち位置的にここまで行くかはわかりませんけど)

    花雪だけで考えたら自分の中ですんなり収まった感じがするのですが、やはりこんな人事ないですよね笑

    しかも柚香3作目で2番目として階段降りをするのが、かちゃな気がしてきました〜人事は読めませんね

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      彩凪さんが花組に行っても結局は今の瀬戸さんと同じポジションですので、まぁ無いですよね。笑
      永久輝さんは今の抜擢スピードだと柚香3作目での2番手は時期尚早っぽく見えますけれど、研11~12と思えばそこまででもないような気が?
      とはいえこれまた上級生(水美)に気を使って、なんだか中途半端になりそうですよねー。それこそ朝夏さんの2番手時代みたいな。笑
      果たして、どうなることやらですね。

  2. 颯斗 より:

    ひとこの場合は三期下に聖乃さんが、ありちゃんの場合は二期下に風間さん、移籍するにしても宙には三期下の鷹翔さんがいますから御曹司として育てられた割には長期は望めないんですかね。
    それこそ彩風さんの後任として移籍ってのもありかもしれませんが朝美さんの人気は確実に無視できませんから中々難しいですね。

    後半に書かれておられる実力を兼ね備えつつ上級生も立てられてWIN-WINというのも凄く賛同しますしファンとしては大変有り難い事ですが、ベテラン組の延命やトップ就任が遅くなるという事は、それだけご本人達の退団の時期も遅くなるという事。
    皆さん宝塚に憧れて入団されているとはいえ、退団後の人生も当然お有りになるわけで、それを考えると本当にジェンヌさん達には感謝の気持ちでいっぱいになります。

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      まさに100~102期組の育成状況によりけりですよね。聖乃風間極美の3人全員上がるとは思えませんし、101期以降もどうなるか分からない。
      どっちにしろ永久輝さんが本当に花でトップになるなら聖乃さんは出されそうですけど…果たしてどうなることやらですね。

      そして後半、非常に共感致します。実は私が軽はずみに「じゃあ専科に行けばいい」「高齢トップを目指せ」論が書けないのは、
      退団後の人生や女性としての幸せなど、計り知れない心の機微がご本人たちにあるだろうからなんですよね。
      いつまでタカラジェンヌとして全てを捧げることが出来るのか、これはデータと前例ありきの私の「考察(笑)」では計り知れないことですので、
      それがどう人事に影響していくのか読めないのはもちろん、改めてスターの皆さんが身を削って舞台を構築してくれることに感謝せねばですね。

  3. Naoko より:

    >御VISA様だから「待ってればオッケー」感

    この言い方、文脈的に悪気はないのかもしれませんがちょっとモヤモヤします。
    御曹司の人気が出づらいのってまさにこのせいだと思いますし
    それを避けるためでもある大劇場配役なのではないかと思うので。
    永久輝さん自身は正統派のスターだと思うのですが、その分今まではキャラクターが薄いというかあまり印象に残らなかったので、組替えしたことでそのイメージが変わってくるといいですね。

    暁さんも月組特有の無茶な抜擢育成がなくなったことでご本人にも余裕が出てきてるように感じますし反感を買わなくなって人気もその分ついてきているのでこれは本当によかったなと思います。

    そして瑠風さんも同じように新公主演を重ねバウ主演しているのに御曹司イメージではないんですね…。

    97期98期の猛プッシュが落ち着いたのははっきり言って別格組の延命というより95期神セブン(笑)のためだと思いますが
    いくら95期が人気があるからといってそこの人事ばかり加熱させると、組の体制も落ち着かないですし
    下の育成にも差し障りが出てくるので、ずるずるごまかさずに今年来年あたりではっきりさせて欲しいなあと95期大好きですが、思っています。
    でも朝美さんや水美さんは結局ずっとどうなるのか分からないまま引っ張られそうだなとも思います…

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      永久輝さんは良い意味で正統派、悪く言えば薄味な印象なので、おっしゃる通り組替えと足踏み状態の中でどう変わっていくかが注目ですね。
      VISAを背負うという重責の中でも、それを跳ね返せるだけのパワーがおありだと思いますので、ぜひ踏ん張りどころとして応援したいと思います。
      上級生別格の延命はおっしゃる通り95期組の処遇もかねてますよね。むしろこのあたりをわちゃわちゃしながら宝塚人気を引っ張ろうとしている印象が…。
      向こう2年くらいはどうなるか分からないまま続きそうですよねー。

  4. YS より:

    基本的には御曹司をじっくり育成していくのは良いと思います。が、昇格が早ければ「若いから」で言い訳も出来るけれど、育成期間に実力と人気を蓄える事が出来ず、それどころかトップの器でないことが露呈してしまった場合はどうするのか…多大な資本を投じて育てた御曹司をトップにしない訳にいかず、といってトップにすれば猛反発必至、、とかならないことを願います(笑)

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      そうなんですよーそれが問題なんですよね。
      当時を知らないのですが、いわゆる1作退団トップ組って劇団からそんな評価だったのかなぁと思わなくはなかったり…(病気系の方は除く)。
      少なくともそうならないように計画的に育成している、難しい場合は梯子を外す、というのが今の方針なのかもしれません。
      梯子を外したあとに、緊急で元に戻す場合のも出来ますしね、愛月さんのように。笑

  5. 美紀 より:

    まず初めに謝っておきます。通りすがりの無知な意見と思ってください。御曹司として育てられ、トップ間近の二人に魅力を感じないというか、なぜ二人がそれほど期待されてきたのか理解できないのです。二人が大羽根背負うのも納得できないのです。今更ですが・・・入団時首席で有望でも、いつまでも有望とは限らないのに新公主役独占させるのもどうかと思うし、阪急選手と元ジェンヌの両親を持つ宝塚の申し子と謳われたところで、一般にはほとんど無名、王選手と鳳蘭の娘というならいざ知らず・・・本当に次期トップでいいのですか?今のスター候補生の渋滞?はあのふたりがいなければすっきり解決できそうな・・・言いたい放題ごめんなさい

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      文脈から察するに93期の2人のことをおっしゃっているんですよね?
      まぁお気持ちは分からなくはないですけれど、2人とも一昔前的価値観を持つスターさんだと思いますので、
      彼女たちのような存在も今の現代的な体制の中でも必要なのかなぁと思います。
      個人的には朝夏さんみたいにトップに立った時にキラキラ輝いたりするんじゃないかなーと思うのですが、楽観的過ぎますかね?笑

  6. フロース より:

    いつもながら丁寧な考察、感心して読んでおります。
    長年花組を観てきていますが、花組のこれまでの人事と配役を見て思うに、永久輝せあさんのステイ状態は明日海時代の遺産であり、劇団にとっては半分不本意な結果なんじゃないか、と勝手に考えています…笑
    明日海さんの二代嫁が仙名さんになった時点で、この状態になることは必然的であったと思います。(仙名さんを否定している訳では”けして”ありません、明日海さん黄金時代の立役者であることを先に断っておきます)

    蘭寿さんまでの花組は、トップやその中枢を担うメンバーがほぼ花組出身者で固められていて、トップの座が真飛さんから当時花組2番手であった壮さんではなく、蘭寿さんに(殆ど)問題なく引き継げたのも花組出身というステータスと徹底的な年功序列の中で上を取れたからだと思います。
    一方で、明日海さんは準トップという立ち位置ではありましたが、それまで花組で朝夏・望海さんの上に4人ほどいた蓋要員がようやく外され、朝夏さんも宙組に配属されたことで、ようやく望海さんが存分に実力を発揮出来る場が整ったところで、次期花組トップ確定の組替えで来ました。同期の望海さんの花組トップへの道は完全にここで絶たれた訳で、良くも悪くも結束の固い花組で、明日海さんが花組組子の中で次期トップとしての地位を固めるには相当苦労したものと考えられます。(言い方は悪いですが、そのガス抜き的作品がラスト・タイクーンなのではないか、と邪推しています…笑)

    そして、蘭乃さんに御披露目を娘役トップとして支えて貰うことで、問題なく引き継げたのだと思います。が、次期トップ娘役と二番手が他組出身者であり、其までの花組では考えられない体制となりました。そしてそれに合わせて急激な若返り人事が行われたことで、組子の不満を押さえることが出来なくなったのではないでしょうか。本当に言い方が悪くなってしまうのですが、その不満を押さえる為に、花組の苦労人で姉御的存在である仙名さんに登板してもらったのだと思います。
    漸く、明日海さん時代の黄金期に入ったところで、もしかすると永久輝さんの組替えも検討されたのかもしれません。これは、花男を観て思ったことですが、花沢類は本当は永久輝さんにあてるつもりだったのかな、思いました。
    (F4を担った希波さんが、使われ方を鑑みるとかなり強気の選出であったのと、パンフレットの演出家の選出理由のコメントから思ったことなので、根拠は薄いですが…)
    しかし、漸く安定した花組では時期尚早だと判断されて、そうはならなかったのだと思います。そして、明日海さんから柚香さんにトップが受け継がれる段階に入って、漸く永久輝さんが組替えとなり、瀬戸さんを二番目に据えることで、無理なく二番手への育成に入ったのだと考えました。
    多分、あくまで予想なんですが、柚香さんって舞台のオラオラ感とは反対に、すごく繊細で優しい人だと思うので笑、先輩で相性の良い瀬戸さんが二番目として組子を纏めて、トップを支えるようにしたのかなーと…
    この立場に水美さんを据えることも劇団は検討したのでしょうが、蒼汰さんの考察のようになったのだ、と思います。
    このように、明日海時代の反省と共に、組子が受け入れられる人事や配役を優先するモードになった為に、永久輝さんの昇進スピードが遅いのだと思いました。ただ、動画殆ど見ず、劇場で観劇している身としては、95期以降、キメ顔を切り取られる動画や画像とは違い、360度どこから観てもオーラが発光していて美しい人が娘役・男役共に急激に減っている印象なので(95期のキャラが立ちすぎていることもありますが)、大事に使った方がいいと思うので、結果オーライなのかな、と思います。
    あと、蛇足にはなりますが、路線を確実に担える人に新人公演を2回以上こなさせるようにしたのも、上で述べた花組の長年の蓋超増加問題が一因なのではないかと思います。

    なんだか物凄く誰かに刺されそうな事を書いてしまいましたが笑、花組が本当に大好きなのでこれから頑張っていって欲しいと思います。

    長文大変に失礼しました……

    • 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます‼
      拝読して、つくづく明日海さんトップ前期の組体制って結構ムチャクチャやなぁと思いました。笑
      振り返ると生抜きがほとんどいない状況だったんですね。昔のようだと言われればそうかもしれませんが、トップの気苦労は絶えなかったでしょう。
      永久輝さんが花組で上がることを前提に、ゆっくり組に馴染ませるという意味では確かに正解かもしれませんね。