定時ダッシュ決めたおかげで、
無事『CITY HUNTER』新人公演を見ることが出来ました!!
鉄は熱いうちに打て!!ですので、
思いのまま感想を書いていこうと思います。
新人公演は学びの場であることが主目的だと思うので、
ものすごーく温かい目で見ていますし、
雪組ファンとしての相当な肩入れが有るという前提でお読みください。笑
主要3役の感想編
まずは主演の縣千。
実は主演はまだ2回目、なんだけれども何も心配していなかったし、
実際安定感すらあって素晴らしかったです。
画面からも感じられるスケールの大きさ、圧倒的な華、
そこに見え隠れする繊細さ、
全てがスターの片鱗を感じさせるものだったと思います。
ほいでやっぱりイケメンよなぁ。顔が良いって罪だわぁ。
今の宝塚では珍しい、精悍?男前?
シュッとしたドーベルマン系の顔立ちというか。
なのにハチャメチャキャラが良く似合うし、
シリアスモードとの切り替えも良かった。
私は『SUPER VOYAGER!』の抜擢から彼女を見ているので
「こんなに大きくなって…」という感情が溢れて仕方ありませんでした。笑
そしてヒロインは、ついに始動した105期首席入団の音彩唯。
え…彼女ってこんなに芝居が出来る人だったの?
超ビックリ、上手いやん!!ヒロイン声だし非の打ちどころ無し!!
男に間違えられる女性、というのはさすがに難しかったかもしれませんが、
少年漫画にありがちな、少しガサツな女の子的ヒロイン像を、
上手く表現出来てたように思います。
フレッシュで可愛らしく、だけど舞台度胸はありそうで、
実に堂々としたヒロインデビューを飾ってくれました。
2番手はミック演じる彩海せら。
彼女は本当に器用!!キザでカッコ良かったなぁ。
どう考えても自分のキャラじゃない役どころでも自分の血肉にしてしまう、
舞台人としての技量を感じさせる役作りでしたね。
可愛らしさ、歌唱力、だけでなく、
その圧倒的芝居力含め、やはりポスト明日海りおだな、と思ったり。
あと、歌い方が朝美絢に寄せてて面白かったです。笑
ただ本役の真似をするだけでなく、
そこから微かに感じさせる彼女のスター性も良かったな、という印象。
そしてこの縣千、音彩唯、彩海せらの3人の並び、
それぞれのキャラが立った、実に美しいトライアングルだと思います。
雪組の未来は明るいなと確信した並びでした。最高!!
その他のキャスト編
この熱量で続けると物凄い分量になりそうだぞ。笑
ってことでここからはサクサクいきます!!
槇村演じる眞ノ宮るい。
本役の綾凰華よりニヒルで大人な役作りでしたね。
これはこれで面白かったです。エエ声だし。
本公演での北尾裕貴でも感じましたが、実はそういう男役像に憧れ、
それを表現したいんだなというのが感じられました。
同期の100期生の希良々うみ。
計算しつくされたうっふんプリプリ度が凄かったです。笑
安定した舞台運びは流石という感じ。最後の挨拶も良かった!!
同じく、星加梨杏、汐聖風美、羽織夕夏と、
新公ロスタイム組はそれぞれの立場で光る技巧を見せてくれました。
これぞまさしく長の期の実力。雪組100期生フォーエバー!!
海坊主に抜擢された壮海はるまも良かったですねぇ。
縣千版がギャグっぽい方向に走ってるとすれば、
壮海版は厳つさ、屈強さ、愚直さがより前に出ていた印象。
これからが実に楽しみなスターさんです。
そして普段はド路線本命をひた走る、同期の夢白あや。
こういうぶっ飛びキャラをやらせても上手いあたり、さすがだなと。
そこに隠しきれないスタイルの良さ、スーパー小顔感に、
これぞ正統派ヒロイン様なのね…と思わされたのでした。
同じく同期にして、政として夢白と組むことが多かった聖海由侑。
もうね、最高。笑
最初の勢ぞろい場面から一人全力全開で歌って踊って小芝居かまして、
全速力で1時間半駆け抜けていた感じ。
顔立ちは完全にLDH系なのに、
なぜか乙女感が全開で出ていたのも面白かったです。
これからしれっと推していこうと思います。←
海原神の一禾あおは、さすがに学年的に若過ぎたものの、
普段のオモローキャラを封印しての本気の役作りが光っていました。
こういう役どころが出来るの、強いですよね。
伏見のボス役は、私の二推しこと望月篤乃。
まさかの後ろ縛りヘアで、
うさんくさい中華風小物ワル感が良かったです。笑
あとは、うーんと、サイコパス刑事役の蒼波黎也は、
本役よりもキャリア官僚感が前に出ていて面白かったのと、
華世京は研2とは思えぬ落ち着いた芝居力が凄かったです。
それからアルマ王女役の華純沙那か!!
彼女も華世と同じく106期生、完全ノーマークでしたが、
実にヒロインオーラが凄い新人さんだなと思いました。
彼女を見守る琴羽りり(本役:愛すみれ)も可愛らしかったです。
書き洩らしはないかな?笑
以上、さっくり感想でした。
初の新人公演配信に寄せて
今回が初の試みとなった新人公演のライブ配信。
正直、私は不安の気持ちの方が先に立っていたのですが、
最後の縣千の挨拶を聞いて、やって良かったんだなと思い直しました。
というより、今の若い子たち(もうスターがみんな私より年下!!)は、
既に配信という新たな観劇スタイルに慣れているのかもしれません。
新たなチャレンジは新たなチャンスを生みます。
今回の配信で雪組若手陣が一人でも多くの人の目に留まるよう、
そしてそれが全部の組へ続き、宝塚の盛り上がりに繋がることを祈っています。
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コメント
いつも楽しく拝見しております。
本当に、おっしゃる通り。新たなチャレンジが新たなチャンスを生む…。やってみるもんですね。
次回、星組新公配信も楽しみです。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。気が付けばトップさんより年上あるある(笑)もはや親心なライビュ専科の地方民です。
縣、正直前半30分あたりまでは、あがたもやっぱり人の子、緊張してちょっと固い?とハラハラしていましたが、GET WILDで銀協を渡ってからは(あの腰使い!笑)弾けましたねえ。
縣は悩みなんて無さそうな顔で踊っていますが、実はとても繊細で頭のいい、美園さくら系だと思うのですが、雪組で周りがその個性を自然に受け止めてくれているようで、幸せ者だと思います。
冴羽リョウ役を自分の個性に引き寄せて、おふざけと情の厚さが分離せず、魅力的な人物造形だったと思います。
STILL LOVE HER (失われた風景)も技術はアレですが、歌の心は掴んでいると思いますので、役者歌として歌詞表現を磨いていって、真ん中になるころには、芝居の歌はどうにかなるのでは←(気が早い)。