偏見を承知で書きます。
20年以上雪組を一番に応援し続けている、
いわゆる「長年の雪組ファン」と呼ばれる人を、
私は祖母以外に見かけたことがないのですが、いらっしゃいますか?
というのも「私、長いこと〇組のファンなんです。」という
いわゆる生粋の組ファンと呼ばれる存在の母数を
各組で比べたときの印象で言えば、
星>月>>|大きな壁|>>宙≧花>>雪
こんな感じなんですよね。
生抜き至上主義&組カラーがハッキリとしている
星&月組が多いのは当然として、
(「親子代々星組ファンです!!」という人の多いこと多いこと)
宙組は歴史こそ浅いものの
だからこそ逆に立ち上げ当初から応援しているファン、
あるいは大空政権頃から上手に引継ぎが出来ているために
そこから今も応援し続けているファンが多い印象です。
逆に今の「花組ファン」は、
ほとんどが明日海りおが連れてきた人たちが多く、
組替え&長期の真飛聖の前後で流れが切れているイメージなんですよね。
(ヤンミキ時代の花組好きの人たちが最近戻ってきている印象もありますが。)
以上を踏まえ、なぜ長い雪組ファンが少ないのか。
平成宝塚史を紐解きながら考えていきましょう。
雪組の平成宝塚史を紐解く
30年前の平成元年に雪組でトップに立っていたのは
『華麗なるギャツビー』で有名な杜けあき。
この頃の雪組といえば、
まさに「和物の雪組」の全盛期でもあり、
かつ「一人っ子政策」驀進中の組体制であるとも言えました。
杜けあき → 一路真輝 → 高嶺ふぶき
と、3代連続で生抜きトップを生み出し、
『この恋は雲の涯まで』『忠臣蔵』『雪之丞変化』など、和物の代表作を量産。
さらに『エリザベート』初演の大成功と
花總まりという怪物も出現。
まさに栄華を誇っていたと言えるでしょう。
ですが、月組出身で
現在も理事として活躍中の轟悠のトップ就任により
その風向きが少しずつ変わっていきます。
「当時はあまり人気がなかったらしい」
「テコ入れで雪組三兄弟(安蘭けい・成瀬こうき・朝海ひかる)体制を作った」
など、まぁ色々と言われていますが、
少なくともこの後に続く
轟悠 → 絵麻緒ゆう → 朝海ひかる → 水夏希 → 音月桂
というトップの系譜において、
轟悠以前と以後では雪組のカラーが全く違うものになっているのは
絵麻緒以降に和物の代表作が無いことからもお分かり頂けると思います。
たった1作で切られた絵麻緒ゆうの混乱を挟み、
(「劇団の方針に従いました」と言い放った退団会見はもはや伝説)
新公主演を経験せず唯一トップに就任した朝海ひかるに、
全5組に出演した経験を持つ水夏希と、
特異なカラーを持つスターたちが続々と就任しました。
とはいえ、この2人はどちらも7作とそこそこの任期を務め、
だからこそ安定した組体制を整え、人気と実力を示してきました。
…が、ここで大いなる激震が起きます。
彩吹真央の退団、夢華あみの無理やりな抜擢、『仮面の男』事件…。
さらには100周年を待たずして音月桂のイレギュラー退団。
様々な事件、もとい自滅行為が続き、
雪組の人気と安定は奈落の底へと一気に落ちていくのでした。
雪組ファンを作ろう大作戦?
そんな雪組の大混乱を平定したのは、
壮一帆&愛加あゆの苦労人コンビ。
この2人の偉大なる功績は、絵麻緒ゆう~音月桂の間に遠ざかっていた
「和物の雪組」を再興したことでしょう。
花組出身でありながら雪組で新公主演を重ね、
出戻り&高学年であるからこそ組子たちからの求心力もバッチリ。
次代に繋ぐためのワンポイントリリーフとして、
その責務をきっちりこなし、爽やかに去っていきました。
その後は
壮一帆 → 早霧せいな → 望海風斗
と、それぞれ芝居&歌唱力を生かしたトップが続々と就任し、
雪組に安定と人気が戻ってきたのは皆さんご存じの通り。
あの100周年前の大混乱が、
遠い過去に過ぎ去ろうとしています。
そんなわけで、今「雪組ファン」を名乗っている人たちが
壮一帆トップ就任以降にファンになった方が多いのは
歴史の流れから見れば当然のことだと言えます。
それを否定しているつもりは全くありません。
むしろ雪組はこれまで「破壊」と「再生」を繰り返し、
ここまでやってきたわけですから。
あの頃の混乱なんて嘘のように、
今の人事は非常に正統的であり、だからこそ組子の実力の安定、
そしてファンへの訴求を発揮できるわけですから
「長年の雪組ファンを作ろう大作戦」を慣行中と言えるのかもしれません。笑
これからの雪組の一抹の不安
そしてこのままいけば、
次代は彩風咲奈&潤花の生抜きコンビがトップに就任することになります。
まさに音月佳&舞羽美海のリベンジを果たすことになるわけですね。
なるほど、雪組はこれからも安定していくことでしょう。
…と思いたいところなのです、が。
歴史を振り返って分かる通り、
雪組はある日突然、意味不明な自滅行為を繰り返し、
まさに組体制と安定を「破壊」することをしてきました。
ペースで言うところの、
だいたい10年に1回くらいのペースで。
このまま行くと、そのタイミングは
望海が6作で退団したとして、
彩風咲奈の普通任期終盤あたりとなります。
…めちゃめちゃ怖くないですか?笑
しかもこれまた彩凪翔&朝美絢という
人事的不安材料があるわけですから、余計に。
ということで生粋の雪組ファンの子孫としては
このまま安定した人事運営を進めて欲しいと願わずにはいられないわけですが、
果たして、歴史は繰り返してしまうのでしょうか?
雪組の今後に注目です。
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コメント
私は早霧さん大劇場4作目が宝塚観劇デビューだったので、雪組の栄枯衰盛?は歴史(「~だったらしい」)としてしか知りません。
初演『エリザベート』~2000年代初めの雪組さんを遡って、
楽しんでおります。
一時、客足が思うようにいかなかったことも聞いています。
仮に「まわる まわるよ 時代はまわる 喜び悲しみ繰り返し」で
あったとしても「今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって 歩き出すよ」だと思って、雪組さんの観劇は続けると思います(笑)
(次期某トップコンビさんのように、壊滅的な歌唱レベルにまで
落ちない限り)
こちらの記事に書いていいのか迷ったのですが…
宝塚は東宝版エリザベートが好きでエリザライビュを観たくらい、それ以降興行として興味がありこのブログはたまに拝見してましたが、なんとなく閉鎖的な感じにライビュも含め観ようと思えずでした。
が、たまたま地元なので観た雪組のショーで、朝美絢さんにハマってしまいそうです。。
彼女はショースターですよね?つい目で追ってしまうというか、動いているとより輝くというか。
ちなみにただ「FNSで話題になった人」だった1幕でも「この人ビジュアルがいいのにちゃんと歌えるんだ」と思ったので、現時点ではお歌は上手いと思いますよ!
初心者なので公演チケット取れる気がしませんが、とりあえずDVDなど拝見してみようと思います。
コメントありがとうございます‼
私も朝美さんファンなので、お気持ちよく分かります!!つい目で追ってしまいますよねー。
おっしゃる通り歌唱力もだいぶ向上されていらっしゃいますし、全体的なキラキラオーラがゆえのショースターさんだと私も思います。
DVDを買うと高くつきますので、試しにスカイステージとかに登録してみてはいかがでしょう?番組表は公式HPにありますし、タイミングを見計らってぜひ!!
(なんか回し者みたいですね…笑)
コメントありがとうございます‼
「そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ」ってまさにそうですね。笑
私もそんな気持ちでこれからも応援していこうと思います。
壮さんのことを的確に評価してくださって、有難う✨私は、花組時代の壮さんが大好きで、トップになって嬉しかったけど、2番手時代がイキイキしていて、何となく好きなんですよね。
今も好きですよ。
雪組トップの時は、無理してるように見えましたが、「平定」とは、いいえて妙ですね。
コメントありがとうございます‼
ファンの方にそう言っていただけて嬉しいです。
あの流れでのトップ就任は本当に大変だったと思いますが、雪組だけでなく、宝塚全体の「平定」をしていただけたのですから
本当に凄いなぁと思います。
遅ればせながら、私も壮さんの「平定」表現、まさにぴったりで、壮さんらしく嬉しかったです。
雪時代は次第に音月さんの勢いが増し、大丈夫か?と思いきや、花組移動。それがまさか音月さんの後任で雪に返り咲きとは分からないものです。ちなみに話題はそれますが、朝海さんトップ時代に音月さんの勢いを見ていた者としては、水さんの後は当然音月さんがトップと最初から思っていました。彩吹さんファンには申し訳ないですが、歌唱力あり実力派の彩吹さんは2番目で、水さんを支える役割による異動で、2番手昇格ではなかったんですよね……なので、水さんトップの時点で最初から音月さんをはっきり2番手に位置づければ 良かったんですよね。
コメントありがとうございます‼
たぶん、彩吹さんに関してはおっしゃる通りの流れなんだと思います。
そしてその「誤解しないように最初から期待させないよう人事配置をする」というのがファンとしてはありがたいわけですけれど、
でも同時にスターやファンにとってもモチベーションにはつながらないわけですから、非常に難しいところですよね…と、美弥るりかさんの件でも合わせて思います。
壮さんがウルトラCでトップに立てたように、今後も誰かが同じように悲願のトップに立てるかもしれない。
それが宝塚人事の面白いところですが、全員が全員そうなるわけではないのが悲しいところですね。
初コメント失礼致します。いつも楽しくブログ拝見しております。
雪組の波乱の時代、まさに渦中にいた彩吹真央さんのファンです。
突然の退団発表で荒れに荒れた10年前のことを思い出しました笑 その後の彩吹さんご自身の活躍もあって、今では「まぁいい思い出だね」と笑えますが、当時は劇団の人事手腕のなさに言葉が出ませんでした…。(絶対トップ!ではなくもう少しうまいやり方あっただろう、と…)
そのことを思うと、壮さん&あゆっちをトップコンビに据えて平安を取り戻したのは、今の雪組人気に繋がるとも言える好判断でしたよね。
個人的には生え抜きより組み替えでのし上がっていくスターさんとか、組み替えで巡り合うコンビが好きだったりするので、あまり生え抜き至上主義に走るのはなぁ…と思うところもあるので、全体のバランス見てうまいこと調整なり誘導なりしてほしいですね。
今後もブログ、楽しみにしております!
コメントありがとうございます‼
まさか彩吹真央さんファンの方からコメント頂けるなんて嬉しいです!!最近だと『マリーアントワネット』での活躍を拝見しました。
まさに今は「そんなこともあったね」的な感じでしょうけど、当時を思うと…本当に言葉になりません。
今の雪組は生抜きと組替えが上手に生かしあえていて良い体制ですよね。他組が生抜き主義に走っているので余計に…・
今後ともよろしくお願いいたします!!
私のまわりには雪組一筋20年以上がごろごろおりますので、たぶんあなたのおられる環境の問題ではないかと存じます。ちなみに私は雪組一筋15年です。
コメントありがとうございます‼
同じ趣味を分かち合える方が近くにいらっしゃるなんて羨ましいです。そしていろいろあってもずっと応援されてきた皆様の心意気に感服です!!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。^^
私は、杜けあきさん~高嶺ふぶきさんまで、ファンでした。
その後は、まぁ、書いてる通りでファンやめました。
高嶺さん以降、酷かったからです。
絵麻緒ゆうさんは、お子ちゃまの私が観ても雪組カラーではなかったし、何より、お花さんが去った後の雪組は目を覆いたくなる状態。
まぁ、その後はどこの組観ても惹かれなくて暫く遠ざかってましたが、
ですが、今はあの時代が戻ってきた感じがしてます。しかし、また、変な人事しそうで怖いです。
うえじぃ、何かしそうで怖い
コメントありがとうございます‼
高嶺さんはまさかの短期でしたし、あのころのファンもきっと大変だったんだろうなぁと史実を見て思います…。
最近の雪組は本当に安定していますよね。このまま行って欲しいのですが…果たして。
とても興味深い考察で、思わずコメントです。
おささん花からハマり、その後水ゆみファンかつ壮さん大好き、更にだいもんを研一のときから応援していた花雪ファンでした。
更にゆうさんで一旦花から離れた身だったので、正に渦中のときを思い出させられました。
確かに、歴史は繰り返す可能性は高いかもしれませんね…そんなこと言ったら、ますますだいもんのチケ取りづらくなってしまいます~ご勘弁を(>_<)
長らく雪ファンだったお母様から色々お話伺いたいです。
コメントありがとうございます‼
その流れでの花&雪ファンの方だと、色々と楽しそうで羨ましいです。笑
望海さんを研1から応援されてらっしゃるって先見の明が素晴らしい!!きっと今は感動ひとしおですよね。
これからもぜひ一緒に応援してまいりましょう。^^
私は水さんで落ちて(笑)、雪組組替えから5組の中では雪組が好きで一応ファン?かな。観劇はチケットが取れれば5組観劇しています。
水さんがトップの時は、雪組の観劇が多くて(FCに入っていたので)、自然に下級生にも目が行くので、やはり雪組贔屓になりましたね。
確かに水さんが組替えしてから、貴城さんとW2番手状態で、06年には貴城さんの宙組落下傘トップが決まったころから、宝塚人事って…と思うようになり。。
音月さんトップ時代のゴタゴタは、やはり音月さん自身にも影響があったのかな?なんて思いましたね。思ったよりパッとしなかった印象で、あっさり退団してしまったのが残念でした。
次は早霧さんがトップかな、と思ったら壮さんで驚きましたが、確かに雪組の体制が整い、今の人気につながったかな、と思います。
まぁ今は人気がありすぎて、チケット難なのがもどかしいくらいですが(苦笑)
コメントありがとうございます‼
今の雪組の安定は、まさに「自然に下級生にも目が行くがゆえに、より組全体の人気が高まる」という流れになっていますから、
水さん政権中期のような安定感があるように思います。この平和が長く続いて欲しいですけど、チケット難と表裏一体なので難しいですよね。笑
20年ほどずっと雪組が贔屓組です。嵌まりたてのころは高嶺ハログバの傷痕も生々しくなかなか受難の時代だったと思います。
当時、それまでの雪担は、タカハナの宙やタータンとうこねったんの星を見ていたのではないかと思います。雪組を求めて。特に星は、従来の星組ファンがオカンムリなほど雪組のようでした。
たーたんのサヨナラ公演バビロンで「吹きすさぶ風に舞い上がる砂はとおい日のそらの幻の雪、手に取れば消えたうたかたの夢月影の蜃気楼」という歌詞を聞いたときは、高嶺さんの騒動をリアルタイムで知らない私ですら思わず涙がこぼれました。折りしも新専科で宝塚人生狂わされたひとが多かったのも相まって…
穏当に順当に人事がなされたらどれだけ平和な雪組が在ったのだろうか、「幻の雪」組はもっともっと良いものだったのだろうか、と。
で、次の彩吹のことは語れません、何を隠そうゆみこファンでした。
本当にもう、「破壊」は金輪際未来永劫こりごりです。
充実期を謳歌するこの時に敢えて雪組の暗部に切り込んで下さったので、思わずコメントしてしまいました。駄文長文お許し下さいませ。
コメントありがとうございます‼
頂いた文章を読んで今更気付いたのですが、確かに当時の星組って完全に雪組モードですね。(今の宙組が星組っぽいと言われる以上に。)
香寿さんのバビロンの歌詞、文字面を見るだけで切なくなります…。
当時を知る方からの生々しいコメントを頂き、非常に勉強になりました。
彩吹さんは今、映像で見ても本当に実力ビジュアルともに素晴らしいスターさんですので、
後追いでありながらも、人事考察で名前を出すたびに「なんでだろう」と思ってしまいます。
どうか今後の雪組はそういった破壊が起きないよう、祈りたいものです。
こんばんは。
私は日向薫さんの頃からの星贔屓なのですが、確かに『生粋の組ファン』の母数は多いです。思うに、星は、他組に比べると、『持ち味がはっきりしている(今風の言葉で言うと〝キャラが濃い〟)タイプ』、悪く言えば『アクが強く、好き嫌いが別れるタイプ』を重用する傾向が強いのではないかと。古い話をすると長くなりすぎるので端折りますが、例えば明日海りおさんの前にトップ・オブ・トップとして宝塚を牽引した、柚希礼音さんもご本人の持ち味がはっきりしていましたし、新トップの礼真琴さんも、『キャラが濃い』タイプです。そういう『キャラの濃さ』『アクの強さ』と波長が合った人間が、代々、星贔屓になっていくのではないでしょうか。OG公演で『あぁ、貴方はまだ現役ですか……?』オーラをバリバリ放っている紫苑ゆう様も星でしたしね……。
コメントありがとうございます‼全文同意です。笑
その内容を記事に書いてしまうと話がそれるので触れませんでしたが、星組ファンの皆さんはその「星組らしさ」を愛していらっしゃるんでしょうし、
そしてその愛好に対して非常に誇りに思ってらっしゃるイメージです。笑
日向薫さんも紫苑ゆうさんも、バリバリですもんね。本当に凄いと思います。
彩風政権終盤に何かありそうで怖いというのは、例えば彩凪&朝美でごちゃごちゃやった挙句結局2人ともトップにはならず(その頃まで彩凪がいるかは不明ですが)あーさを二番手切り、綾凰華ちゃんもさくっと抜かして下級生の超路線が就任…とかそんな感じでしょうか。怖いですねー。
元彩吹さん推しの方と当時のことを話すと、今でもとても辛そうな顔をされますし「嫌な事件だったね…」という感じで空気が暗くなりますね。それなのに美弥さんでまたやりましたからね…美弥さんのことも多くの人のトラウマになったことでしょう。定期的に狂いファンを打ちのめす宝塚人事はもはや災害です。
コメントありがとうございます‼
前半、まさしくそんな流れになりそうで怖いなーと。100期~102期の台頭もありますが、彩風さんからそっちに繋ぐとしたら
少なくとも彩凪&朝美は割を食うわけですから、激しく微妙だなぁと。
おっしゃる通り、なんで良くない方向になると分かってあんな人事が起きるのか激しく意味不明なのですが、
(2人がトップにならないというのが決定事項だとして、前段階でもう少しやりようがあったはず)
今後もそういうことが起きないとも言えないわけですから…どうか平穏に人事が進んでいくことを祈るばかりです。
私も壮さん時代に初めて宝塚を観て雪組ファンになった口です。
壮さんの事はヒヨコが初めて見たものを親と思い込むような感覚で(笑)、今でもお姿を見ると嬉しくなります。
月城さんや花組の瀬戸さんの芝居や動きに壮さんのDNAを感じる事が多く、宝塚ってこうやって受け継がれていくんだなと思ったりします。
昔の大変な時代を知らないので、雪組は他組から咲妃さん、望海さん、真彩さんと立て続けに実力者を頂いてひとり順風満帆で、申し訳ないなと感じていました(笑)
今は雪組の組子さん1人ひとりが大好きなので、何があっても応援しようという気持ちは変わりませんが、この平和が続く事を切に願っております。
あとお名前が出ていたのですが、夢華あみさんは本当に勿体なかったと思います。私は96期問題もリアルで知らないのでそれは抜きにして、「若き日の歌は忘れじ」の笹舟の影ソロは鳥肌ものでした。可愛さと色気のある顔も好みで、正直トップで見てみたかったです。
でも夢華さんの退団があったからこそ「ちぎみゆ」を雪組で見られたのかもしれず…宝塚の人事はつくづくミステリアスですね。
コメントありがとうございます‼そういう「DNAを感じる瞬間」って本当に素敵ですよね。
今の雪組は組替え生と生抜き組を上手に使っていて、人事が上手に機能していますよね。
時代が生抜きコンビですから、組替え生がどのように生かされていくかも見ものだなぁと思っています。
そして夢華さん、最近も灼熱の彼方を見ましたけど、上手な方でしたよね…。
確かに正統派ヒロイン系ではありませんでしたけど、それこそ上手に生かしていれば舞台を支える貴重なスターになりえたかもしれないのに…。
人事は結局「結果論」なわけですが、彼女が活躍するifも見てみたかったなぁと思わなくもなかったり。本当に不思議です。
雪組って古参のファンから言うと汀夏子さんがおられた組という印象が強いです。汀さんは超、宝塚を男役を愛されていて、楽屋入り出の人柄の良さは有名で、四強時代も一番人気が高かったと聞いたこともあります。(鳳蘭さんの星組が一番集客が少なかったとか。)
最近では星組は熱い組とか、月組は芝居が好きとか、組カラーなるものも良く聞きますが。
汀さんや麻実れいさんがおられた頃の雪組の印象というと
ほんわか、アットホームって感じでした。麻実さんは普段は
ゆるーい方でしたし。あんまりがつがつしたトップスターの方が
いなかったんじゃないでしょうか。(杜けあきさんは元気いっぱいでしたね。)
特に団体芸というか、モブシーンみたいに男役たちがワーワー言ってるみたいなシーンが多かったように思うんですよね、他の組より。
だから、トップ争いっていうのもないっていうか、はい次あなたですよ~って感じが多くて、緊張感がないって感じがしましたけども。
その、次あなたですよ~的な雰囲気の引継ぎが多かった雪組で、彩吹さんがトップにならなかったのは相当な事件だったんでしょう。
ただ長年、トップの変遷を見てきた中で、2番手及び、2番手格で退団されると聞いた時、やはりということは多いですよね。まわりの状況やご自分の立ち位置や力量を見極め、決断されていくのだと思います。それはそれで、りっぱだなと思います。そういうことも含め、美しさ潔さも感じる宝塚は好きですね。辞め時をはかるのって難しいですね。
コメントありがとうございます‼
いわゆるベルばら四天王時代の人気が凄かったらしい、と過去の歴史を学ぶように伝え聞いてはいるのですが、
改めて来歴を聞くと「なるほどなぁ」と思いますね。団体芸的というのは、確かにそうかもしれません。和物とかそういう感じですしね。
まぁ結局のところ2番手での退団って、本人がいかに折り合いをつけられるかですもんね。
ファンは結局期待し続けてしまうものですし、辞め時って本当に難しいです。禍根を残さないようにとは思いつつも、結局はそうなってしまいますし…。
こんにちは、蒼汰さん。
ヤンミキ以降、ライトファンとしてごくまれに観劇する程度だったのですが、何とはなしに流していた100周年特番で目にした早霧ルパンのラスト・シーン、背中を向けてバイバイと手を振った後のルパンジャンプを見て、その後ろ姿のあまりのカッコ良さに「このトップさん、何者?!」と大騒ぎして、ちぎみゆ時代の雪組からヅカファンに戻り、美弥さんご卒業で吹けば飛んでく超ライトヅカファン(笑)となりましたが、時々、ブログを拝読しております。
そういうわけで、私はちぎみゆ時代の雪組を楽しんでいたクチなのでタイトルが気になりお邪魔させて頂きました。雪歴史を振り返るにつけ、ちぎみゆ時代は壮・愛加時代があってこそと、私も強く感じております。
常々、今の雪組繁栄の礎を築いて下さったのは、壮さん・愛加コンビなのよ!!とにわか望海さんファンの友人に熱く語っている私の思いを語って下さっていて、嬉しくなってしまいました。
何の番組だったか、壮さんは雪組トップをお受けしたときに「『和の雪組を再興する』ことを自身に課した」とおっしゃってらしたのですが、自分がこのタイミングでトップとなることの意味、責任、そして組子たちに何を残していけるか、ということをとても真摯に考え、取り組まれている姿勢がとても印象的でした。
同時に相手役である愛加さんをとても大切にし、愛加さんも壮さんをひたすらに慕うコンビぶりも、愛に溢れており、それが組全体に平和をもたらしたのだろうなぁと思います。
そして、その姿勢・思いをちゃんと受け継いだ早霧さん、望海さんも素晴らしいですよね。
やはり、スムーズな無理の無いバトンタッチというのは大切なことなのだなぁとつくづく思います。
ちなみに、彩凪さん&朝美さんは不安材料とは思っていません。
壮さん以降の雪組運営をみるにつけ、賢明な人事をなさるだろうと信じています!
(月はもう、諦め。。。)
むしろ、彩風時代となったときに、真那春人、透真かずき、煌羽レオ、久城あすの御庭番衆雪組四天王の去就の方が心配です~~~。
今の雪組は、真ん中だけではなく、こういった中堅スターあってこその繁栄だと思っていますので。。。
長文失礼いたしました。
コメントありがとうございます‼前半まるまる同意です!!
御庭番組がねぇー怖いですよねー欠けてくであろうことが今から想像できて…。泣
ただ別格組はもはや本人たちが納得したか否かが退団のタイミングなので何とも言えないですよね。
果たして彩凪&朝美組はどうなるんでしょうかねー。100~101期の誰かがサクっと抜かすとかもありうるから怖いです。笑
出遅れました。古参雪組ファン、おりま〜す。最初に観たのが麻実れいさんの雪組でした。チラッと他組ファンにもなりましたが暫くして戻りました。笑
観てない時期も有りまして、出戻り2回目です。きっかけは当時のご贔屓の退団ですね〜。一緒に卒業みたいな感覚になりやすいですし。
確かに雪組の歴史は酷かったですね〜。
今から思えば「忠臣蔵」の時は一路真輝以下、海峡ひろき、高嶺ふぶき、轟悠、香寿たつき、和央ようか、安蘭けいが居て凄く豪華でした。
宙組が出来ることにも関係したのかスター専科が出来たり、1作トップ、スターバランスが良くなかったりファンの気持ちを逆撫ですることが多発してちょっと観ていられなくなりましたね。
時代は変わりました。SNSでファンの指示具合がよくわかるので劇団もその辺りを気を付けているように思いますがはてさて?ですね。
コメントありがとうございます‼2回も出戻りなんて逆に愛が深いですね!!
忠臣蔵は先日のスカステで初めて見たのですが、いやー凄い。パレードが豪華だしみんな歌がうまい。笑
宙組創設からは不思議人事が続きましたよね。今は評判を気にしてか無難な人事が続いているイメージがあります。(月組除く)
私は壮さん時代からの雪組ファンですので割と新規の方ですが、ひとりっ子政策傾向があるのは混迷期の再来を避けるためなのかな……と思いました。「新公主演したのに影が薄い」とか「とりあえず新公主演振ってみた」というようなことが極端に少ないような気がします。
彩凪さんはかなり穏当に彩風さんに道を譲った感があるのでファンの方々を見ていても荒れなさそうですが、朝美さんの進退は読めませんねえ(笑)。
雪Pの手腕に期待です。
コメントありがとうございます‼
一人っ子政策って、たぶんそれこそ杜けあき時代からバリッバリなイメージなんですよね。笑
逆に轟~水の組替え生トップ時代が、このひとりっ子組が全員出ていく流れになったからこそ、混乱が生まれたかもしれません。
雪Pの手腕に本当に期待したいです。(切実)
私は、音月さんがトップになったロミジュリ東京公演が人生初の宝塚観劇だったので···彩吹さんの事とかは当時···知りませんでした。
雪ロミジュリ以降ずーっと雪組ファンです。今、真那さんを応援しております。
音月さんの頃からずっと彩風さんが新公主演で···その後も月城さん、永久輝さんと一人っ子なのはファン初心者でもわかりました。
なので···今···真那さんファンですが当時から観ていた者として御庭番衆の4人の主演も観てみたかったなぁと。
コメントありがとうございます‼
真那さん、素敵ですよねー!!実は私も真那さん大好きなんです、顔も芝居もさばけたMCも。笑
御庭番衆は本当に惜しいですよね、とはいえ新公主演していないからこそ今の立場にいることを思えば痛しかゆしですが…。
はじめまして、くぅと申します。タカラヅカに関しての知識はほとんどありませんが、歴代ベルバラの舞台が好きなのですが、すべて見たわけでもなく、おすすめがあればすべて教えて頂ければ嬉しいです。
一応オスカル、アンドレ、フェルゼン辺りがメインの舞台に興味があり、もう退団していますが音月桂の現役時代が好きかも知れません。
突然のコメントではありますが、レス頂ければ嬉しいです。
ご存じであればでよいのでよければよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます‼
うーん、私はオススメ作品を提案できる立場にないので難しいかもしれません…。
せっかくお声がけいただいたのにすいません。
祖母、母から続けて3代の雪組ファンです。
このコメントをするべきか、かなり迷いましたが、年々宝塚らしからぬ(ビジネス的には有りなのでしょうが…)酷い人事が改善される事も無くまかり通っている現状に思わず筆を取りました。
『雪組の混迷』を招いた張本人は、轟理事以外の答えが見つかりません。
蒼汰さんのご覧になっていた杜けあき時代、そんなに叫ばれる程「一人っ子政策」「御曹司政策」が行われていたでしょうか?答えは『否』です。
確かに、一路真輝という御曹司はターコさんの時代から別格扱いでしたが、それ以下の下級生はどうでしょうか?
天海の余波から守られ雪組に逃がしてもらった轟。脇もセンターとしても魅せる海峡。この後、ダンスと歌の(後に雪組で芝居を学ぶ)香寿。何より誰より轟と比べられ、いつも1歩秀でていた高嶺。良くも悪くも、この4人が切磋琢磨し中堅をしっかり固めたからこそ、杜・一路時代が磐石になった事は明白です。
そして一路時代。雪組の芝居と歌をしっかり継承した海峡・香寿を組替えし、2番手高嶺、3番手轟と定石に習えば良いものを…『風共』のアシュレ・バトラーの役替わり、『雪之丞』での闇太郎・お初(高嶺女役)、『あかね』での中大兄皇子・天比古と、高嶺に対するおよそ2番手とは思えない粗末な扱い。どれだけの雪組(高嶺ファン)が微妙な思いでそれぞれの作品を受け止めた事か。あの2番手の扱いこそ、雪組崩壊の序曲だったと感じます。
実際、轟にはその役を演じ切る実力は有りませんでした。バトラー・アシュレしかり、お初、中大兄皇子…全ての劇評で認められたのは高嶺でした。後に、一路も「風共で各組2番手の特出があったけれど高嶺ほど、バトラーを掴んでいる役者は居なかった」と語っています。
結局、真実は闇の中ですが高嶺はたった2作で劇団を去ってしまいます。当時はLV等の時間制約も無かった為、13人の退団者を出しました。ただし、この人数は「ユキさんと辞めたい!!!」という生徒を辞めさせない様に高嶺自身が説得して回っての数字ですが…。
高嶺ふぶきは、麻実れいの色気、平みちのおおらかさ、杜けあきの芝居、一路真輝の歌を受け継いだ真の努力を重ねた雪組後継者でした。彼女があと数作トップを務めていれば、不入りだの不人気だの、2会席閉鎖だのの恥ずかしい伝説は残さなかったでしょう。(親子3代の意見の一致)
また、轟理事の元で雪組を名乗りたく無いという下級生もおりました。(ここは雪組では無い…と。)
何故、轟では駄目だったのか?それは、彼女には全く「雪組らしさ」が受け継がれていなかったの一言に尽きます。歌・踊り・芝居全て凡庸。和物となれば…見苦しいすそ捌きに、神経の行き届かない手先、目、頭。要は経験不足だったのです。
そして劇団は雪組の脈々たるDNAを受け継いだ生徒の組替えや、5組化、スター専科等を口実に『轟組』を作って、雪組と尊い伝統を絶ったのです。
想像で書いていると思われても構いませんが、もし…雪組のトップが轟では無かったらと想像してみて下さい。答えは自ずと出てくるはずです。
『雪組組子として何も学ばなかった轟悠』
これが雪組暴落の始まりでしょう。
コメントありがとうございます‼
当時を想像することしかできませんが、高嶺さんがたった2作で退団してしまったのはファンの皆さん的にも衝撃だったのでしょうね。
個人的に若手時代の轟さんって私は嫌いでは無いのですが、生粋の雪組ファンからは受け入れられなかった部分もあるのでしょうねきっと。
個人的に雪組で凱旋門のリフレインをしたのだから、そろそろ一線からお退きになっても良いのではと思わなくもないのですが
レジェンド的には仕方ないのかもしれません。
お久しぶりです。
実はわたしは、初めて好きになったのが杜けやきさんで、白城あやかさんやら、千ほさちさんが退団あたりからなんとなく宝塚自体から離れてしまって、100周年あたりに明日海りおさんを観て出戻りましたが、
結局ちぎみゆから雪組に戻ってきました。
なぞの時代は抜けていますが、
タイムスリップしても雪贔屓だし、
今大好きな朝美絢にしても雪組にきてから気持ちがアップしている気もします。
翻って、
中抜け時代の宝塚作品を観たところ
安蘭けいさんや、花總まりさん、
なんやかんやで理事轟さんなど、
杜さん時代の雪組生スピリットを今の宝塚にみつけて、ムヒムヒしています。
あの時代をカウントにいれなければ、
雪組ファンって言えますかね?
たまに友人に誘われてお茶会に行くことがありますが、雪組生のお茶会はなんだか落ち着く感じがあり、
好きな組ごとにファンの方の雰囲気も違う気がしますねー。
星組ファンの方は
「いわゆる宝塚」みたいなのがお好きな気がしますし、
雪組ファンの方は
「宝塚といえども容赦はしませんよ」みたいな気がします。
そういえば、
杜けあきさんが好きになった中学生の頃、わたしに宝塚を教えてくれた叔母から「かりんちょさんが好きって、なかなか渋いね」って言われました。
ゆえに、雪組❄️
お久しぶりのコメントありがとうございます‼お元気そうで何よりです。
自分が星組で一番最初に興味を持ったのがベルばら2001の時なんですけど、星奈香寿安蘭と雪組DNAであることを最近気づきました。笑
その違いって面白いですよね。けどそこまで明確だからこそ、ファンへの訴求も強いイメージです。
ちなみに管理人masaさんは星贔屓の人なので、色々と意見が対立するのですがそれもまた一興だったりします。
これからも雪組を応援していきたいと思います。