雪組『ほんものの魔法使』初日レポ&キャスト感想

 

ご縁がありまして、朝美絢主演『ほんものの魔法使』の

東上公演初日を観劇してきましたー!!

 

 

ありがたや、ありがたや。

今日は初日の感想をファン根性全開で書いていきますよー!!

 

キャスト別さっくり感想

 

まずはアダムを演じた、朝美絢。

東上初主演おめでとうございます!!

そして神奈川県への凱旋公演、本当におめでとうございます!!

 

物悲しげなアコギのメロ、炊かれたスモークに浮かび上がる後ろ姿、

そして振り向いて、ジャン!!

 

う…美しい!!

おもわず拝みました。笑

 

アダムはほんものの魔法使であり、無垢な青年。

でありながら、疎外される異端者としての切なさがよくよく出ていて

ひっじょーーーーーに良かったです。

 

ただの気の良いあんちゃん風に見えて、

どこかへ居なくなってしまいそうな刹那の雰囲気が有る。

以前コメント欄にて「朝美絢の瞳は空の彼方を感じさせる」と頂き、

まさしくその通りだなと膝を打ちました。

 

衣装もどれもこれも似合っていてカッコイイ…。

オペラグラスが手放せなくて困りました。ありがとう、朝美絢。

 

ヒロインを演じたのは野々花ひまり。

この公演に向け、たぶん歌唱力の向上に凄く力を入れたんじゃないかな?

と思うくらい、ビックリするほど歌えていました。

 

可愛らしい衣装を着こなし、少し年齢の割には精神的に幼いヒロインを、

無理なく自然に演じていましたね。

 

話題のモプシー・縣千。

舞台の端でも穴を掘ったりいたずらしてみたり、

小芝居が可愛らしくて面白かったです。

 

得意のダンスはよりダイナミックになり、舞台に華を添えていました。

あと犬の鳴き声の驚くべきクオリティが凄いです。笑

 

今後の課題は芝居ですかね。ソロ芝居は良いんですけれど、

掛け合いになる一方通行なニュアンスになってしまうので、

さらなる成長に期待したいです。

 

主要3役以外だと、まずは愛すみれ、桜路薫、天月翼の、

いわゆる朝美絢と同期の95期トリオ。

 

同期の主演作を支えるべく、

全力全開で舞台に取り組んでいる様が見て取れて、

すごーーーーーく良かったです。

 

2幕ピクニックの場面で、牛の桜路&天月、蜂の愛、

そしてその前に朝美絢という同期の並びを見せてくれたあたり、

キムシン先生の愛情を感じました。

 

上級生で言えば、蜂の場面では楠田恵理子風ヘアーで

一番ノリノリで歌って踊る副組長・千風カレンが印象的でしたね。笑

 

話題の御曹司、華世京くんは、今日は少し緊張してたかなー。

それもそのはず、今まで立っていたバウホールと神奈川芸劇の広さは段違い。

終演後の挨拶でも朝美絢が「広い!!」と言うほどですから、そりゃ緊張するよね。

 

とはいえ、前評判通りの舞台技術と安定感はさすが。

千秋楽までの大成長を期待したいです。

 

若手で言うと、ピーターを演じた壮海はるまが気になりましたかね。

平均身長が低い雪組生の中で驚くほどの高身長、そしてイケメン。

前髪の触り方に小生意気ボーイ感が良く出ていて、今後が気になる若手さんでした。

 

東上公演初日挨拶簡易レポ

 

宝塚における初日というものを初めて観劇したのですが、

やはり独特な高揚感がありますねー。

 

終演後の挨拶もスタオベ含め合計4回、かな?

皆さん全体的にハイテンションで面白かったので、

印象的だったものを箇条書きに。

(ここからは便宜上、朝美絢をあーさと書きます。)

 

・千風副組長からの冒頭の挨拶より、

「朝美絢初の東上公演です!!」の一言に、私は感極まりました。(早い)

 

・それを受けて劇中でアダムがやっていたテヘヘポーズを取るあーさ、可愛い。

 

・鎌倉市出身のあーさ、学生時代には一張羅を着て遊びに来ていたとのこと。

その話を聞いた東京都出身の透真かずきに笑われ、

「今、鼻で笑いましたね?」と突然の東京VS神奈川バトルが勃発。

 

・同じ神奈川県出身のジェンヌをご紹介。

愛陽みち(104期)は逗子市出身ということで「こっち(鎌倉)チーム」、

蒼波黎也(104期)は横浜市出身なので「ほんもののハマっ子」、とのこと。

 

・このやり取りの間、思わず笑ってしまう同期の桜路薫が、

必死に笑わないようにしながらヒゲを抑えていて(笑うと取れてしまう)

それが面白かったです。←

 

・横浜の魔法のような大いなる海に見守られて公演出来て幸せです。(ニュアンス)

うーん、良いこと言いますなぁ。

 

・最後の挨拶は、なぜかみんなで「てじなーにゃ!!」。

筆者は世代的に分かるのですが、若い子は知らないのでは…、

てかあーささん、年齢がバレてしまうのでは…と不安になりました。笑

 

なんか他にも色々面白いやり取りがあったハズなんだけどなー。

思い出したら書き足して行こうと思います。←

 

生で見ると印象が変わる作品

 

さてさてこの作品、配信で見た時は「うーん?」という感じだったのですが、

舞台で見ると印象が変わりそこそこ面白かった、

と感じるのは、私が雪組贔屓だからでしょうかね?笑

 

ということで内容についての感想編は、次の機会に。

 

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コメント

  1. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。

    朝美さんの
    初東上公演、神奈川凱旋公演、初日、の観劇。
    なんて素晴らしい、幾重にも羨ましい、ことなんでしょう!
    配信観劇ですら、あの、美しさ、でした。

    感想編、楽しみにしております。

  2. めりり より:

    生で観たら印象が変わったとのことよかったです!
    配信のときの記事でいまいち…というようなことを書かれていて、生で観たら面白いんだよ〜ともどかしくなっていたので嬉しいです。
    舞台は生で観た方が面白いのはどれもそうだと思うのですが、この作品は特にその傾向が強いというか…なんででしょうね?
    カメラで抜かれないところやマイクに入らない音声での芝居の作り込みが効いているのでしょうか…
    その辺りの考察もうかがってみたいです。

    ピーター役の壮海はるまさんよかったですよね!
    甘やかされて育ったでくのぼう感とみごとなやられっぷりが笑

    和やかで楽しい初日挨拶だったようで、蒼汰さんの記事を含めネット上のレポを微笑ましく拝見しております。
    あーさおめでとう!

  3. 夏みかん より:

    KAAT初日、なんと私も行ってました!
    蒼汰さんと同じ空間で朝美さん東上初主演初日を観たなんて感慨深いです。
    私は3階のかなり後ろのかなり端っこの席でしたが、朝美さんのオーラは天井を突き抜けて世界の果てまで届きましたよ!

    やっぱり配信に写らない生の良さ、いろいろ楽しかったですね。
    演出の光が客席にも広がったり、アダムから目を離したくないのにモプシーも面白いし、いろんな人がいろんな事をやっていて目が足りませんでした。

    挨拶では朝美さんが「浜っ子ならぬ自称鎌っ子」と紹介されて、指を輪っかに両手を上向きに突き合わせ目を閉じて一歩前進。何だろう?と思ったら鎌倉大仏のポーズでしたね。神奈川凱旋、力のこもったご挨拶を聞いていて「立派になったなぁ~(親目線?)」と感無量です。

    ところで会場物販でこの公演の舞台写真セット(一人写り)が売られていて朝美さんは7枚組でしたが、外箱公演で7枚ってランキング的にはどんなものでしょう?
    ちなみに縣さんは3枚組でした。
    (もちろん両方とも買いました!)

  4. まゆぴょん より:

    蒼汰さん、はじめまして。
    いつも楽しく拝見させていただいております。
    私もあーさファンでして、初日、観て参りました^ ^
    ライブ配信も見られなかったので、やっと皆さんが言っている意味がわかりました(笑)
    小さいお子さん達に人気が出そうな作品ですよね。
    ファミリーミュージカル的な(笑)

    あーさ目当てのはずが、カセキョーくんに目が奪われました…恐ろしい子…
    フィナーレのあーさ1人にスポットが当たった時に思わず泣いてしまいましたが、その後に出てきたあがちんと、カセキョーくんの若さ溢れるフレッシュさが凄い!(笑)

    カテコ、1番最初にノンちゃんからご紹介されて前に進んだ時に大仏ポーズしてました(笑)鎌っ子なので(笑)

    デュエダンを観て、あーさはどんなお嫁さんと組むのかしらと(ひまりちゃんごめん)またまた泣いてしまいました。
    神奈川凱旋を観ることができて本当に嬉しかったです。あと、何回か観る予定ですので、1回1回、物語を楽しめたらいいな、と思います^ ^

  5. コスモスハート より:

    蒼汰様

    見られなかったくせにコメントする。。
    あーさって、一時、ピーターパンみたいと、勝手にイメージしていたことがありました。多分、過去の新人公演の役に引きずられているかもしれないけれど、どこかファンタジーの世界の妖精的な、人間を超えた?美しさ?を感じるからでしょうか?
    こんなこと言うと、何ですが、ポーの一族を再演するとしたら、あーさじゃないか??などと想像してます。

  6. ディート より:

    初コメ失礼します!

    生で観ることができなかったのでレポ有難いです。

    「てじなーにゃ」についてですが、イリュージョン指導を山上兄弟の父親である北見伸さんが担当されているからかなと思いました笑。
    北見さんはオーシャンズ11なんかも指導で入ってます。

    感想編楽しみに待ってます。

  7. ほり より:

    蒼汰さん、いつも楽しく読ませてもらってます☆

    やっぱり、贔屓目線ブログは読んでて非常に楽しい!!!笑
    配信より生の方が良いですよね~☆配信観た時に、舞台の鮮やかさが全く伝わらないなぁと残念に思いましたもの。今回は衣装も鮮やかで素敵だから、そこも伝えたい~

    私、配信より前に生で観劇しましたが、初回に観た時より二回目の方が楽しめました!たぶん初回は過度の『期待』があったかも、、だからちょっと盛り上がりに欠ける内容だったな、、と思っちゃいました。
    二回目は内容分かってるからこそ、ストーリーより『観たい箇所』中心に観劇したら、だいぶ楽しい!!ってなりました。キャスト皆深い芝居だし、衣装可愛いし、朝美さんキラキラだし~

    朝美さん、本当芝居素敵ですよね。深い芝居。歌も感情乗りまくりだし、泣けてきます。キラキラのビジュアルだけじゃない。脚本的にはちょっと物足りない部分ある作品でしたけど、朝美さんの役幅広がると言う意味ではとてもよいお役だったなぁと思います。

  8. 12がつ より:

    観劇されてのご感想、主観が入っている記事はテンションの高さが伝わって読んでいて楽しいですね!
    ファンタジーと侮るなかれ、素敵な作品です。
    キムシン先生の思い入れある作品を想像以上に素敵に仕上げた朝美絢、そして雪組のあたたかいチームワークにも感動です。
    ピクニックの場面での95期並び、私も同じことを思いました。
    女王蜂でノリノリの千風副組長、刺しておいてピーターのママなのも可笑しいです。
    ヒロイン決定のニュースの時は、野々花ひまり?とピンとこなかったけど、ナウオンで実はずっと朝美さんの相手役を羨ましく思っていた、とのこと。
    そんな思いもジェインの想いも重なって伝わってくるようで、得意のダンスでの娘役力の高さに加えて演技も歌も素晴らしく、朝美、野々花いい!と思いました。
    早くもBlu-ray発売の公式エントリに、Amazonでは早速カテゴリ1位になっていて、原作本の一連の騒動同様、またまたこれが朝美絢か!と言わずにおれません。