大きな発表が続きますね。
ということで礼真琴&舞空瞳3作目となる
星組本公演の詳細が発表されました!!
【宝塚大劇場/東京宝塚劇場公演】
宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』
■原作:山田 風太郎「柳生忍法帖」(KADOKAWA 角川文庫刊)
■脚本・演出:大野拓史
ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』
■作・演出:岡田敬二
■主演:礼真琴、舞空瞳
スター性を生かした&生かさない公演
芝居は『柳生忍法帖』。
原作を知らない私の第一印象は
…忍者物?
ネットで調べたらそういうわけでなさそうですが、
とりあえず大野氏による『阿弖流為』再びという目算なのでしょう。
礼&舞空の身体能力を十二分に生かした作品が出来上がりそうですね。
そしてレビューは岡田敬二氏による
“ダンディズム”シリーズ第3弾だそう。
「More」を「モア」じゃなくて「モアー」と表現するあたり、
昭和の香りがして良いですね。笑
岡田氏の芸風って礼真琴にはイマイチ合わないと思うのですが
(どちらかと言えば愛月&瀬央の方が任ですよね)
彼女は任期が長いと思われますから
ここらで差し色を入れとくって感じなのでしょう。
スター性を生かした&敢えて生かさない公演の組み合わせ、
今から非常に楽しみですね!!
二本立てが続く劇団の懐事情
さて、関東組としては
これで2021年のラインナップが全て発表されたことになります。
印象的なのは『ロミオとジュリエット』以降、
花、月、宙、雪、星と5組連続で二本立て、
言い換えれば一本物大作を上演しないということでしょう。
もちろん最初から計画されていた可能性もありますが、
一本物は版権の関係も複雑そうですのでコロナの影響で再調整になったり、
自前の脚本家&着まわせる衣装等で予算を低く設定出来る
オリジナル作品で回しているのかなぁと思ったり。
そして二本立てが続くということは、
その反動で次の花が一本物大作の可能性も有り得るわけで、
また一つエリザフラグが立ったのかなぁと邪推する一方で、
期待しすぎるとフラグは折れるものだとも思ったり。
2021年8作品、全て無事千秋楽まで迎えられますように、
そして私も完走出来ますようにと、今から祈ってます。
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コメント
山田風太郎の柳生十兵衛三部作。
私も2018年に博多座で同シリーズ三部作のひとつ『魔界転生』を観るまでは知らなかったのですが、上川隆也さん扮する柳生十兵衛がすごく素敵だったので印象はかなり良いです。
メインキャストも見どころも多く、内容も面白かったのでひと月で5回も観劇してしまいました、、、
ですので、同シリーズが星組で上演と知った昨夜は一人で喜びまくりました笑
4月から博多座、明治座、梅芸で再演するんですよ。
再演も観に行く予定にしていたので、個人的に良いタイミングだなぁと思いました。
制作費は二本立ての方が高いですよ。何しろレビューは一公演で億かかってますし。一番高いのは衣装代なので一本物の方が服の量を減らせてお得です。まあ版権料がさらに高ければ話は別ですが、、。All for oneとかは実は格安なんですよ
コメントありがとうございます。
それもまぁ存じているのですが、今回完全オリジナルでなくわざわざダンディズムシリーズを引っ張ってきたあたり、
何かしらを使い回すのかなぁと思わなかったり。
いつも楽しみに拝読しております。出戻り第三期の古参ヅカファンです。
柳生忍法帖、ですか……
よく言えばお色気系、ハッキリ言えば……(すみれコードに抵触しそうなので自粛します)
タカラヅカ的世界観とはやや違うと思うので、設定は活かして、そしてあぶないエピソードをすっ飛ばしてストーリーを作るのでしょうか。
正直言って、星組トップのお二人に「山田風太郎作品」は、なんだかなぁ。
面白い話ではあるけど、私にとっては「親に隠れて読んだ本」なので、小中学生のファンのお嬢様方がそれを読むところは想像したくないし、ましてそれを琴様、舞空様が演じるなんて……。
原作、キャトルレーブの棚に並ぶんでしょうね……
コメントさせて頂くのは2回目です。コメント欄含めていつも楽しみに拝見しております。
コロナの自粛生活で20年以上ぶりに宝塚熱が再燃しまして、スカステ加入、LIVE配信、ライブビューイング、昨年末月組さんで初観劇を果たしました。
映像ではありますが全組一通り観てそれぞれの良さがありどの組も素敵だし、タイプが異なるトップさんがいて組の特徴が有って、100年以上続く理由がわかる気がします。
これもジェンヌさん一人ひとりの努力の賜物だと感じるので、どなたかを誹謗中傷する声(それも特定のジェンヌさんを愛するが故ほかの方を叩きたくなるのだとは思うのですが)を聞くと悲しい気持ちになります。
最近立て続けに色々発表されましたが、ファンとしては劇団運営の決めた人事を受け入れて応援するしかないです。劇団側もジェンヌさんの事を思いやりつつも劇団経営有りきでしょうし、その時点でのベストな人事を行ってくれていると信じています。
コロナの自粛生活で宝塚が以前よりずっと身近になりました。ライブ配信はずっと続けて欲しいです。
次々と演目が発表されて公演を観られる、その事自体が奇跡ですよね。
すべてのジェンヌさんをはじめ歌劇団関係者の皆様が健康で毎日公演を続けられるよう願って止みません。
私も元気でいなきゃと思えます。
蒼汰様
いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。
少年風味が似合う礼さんに、珠城さんとか真風氏とか愛月氏がハマりそうな「柳生十兵衛」に、「もっと!ダンディズム!」…凄いなあ。
「差し色を入れる」というより、トップになって、これだけの技術を身につけてなお、「お前の『男役の美学、スタイル』は何だ?」を突き詰めさせるためですよ。
画家の猪熊源一郎氏がマティスから「お前の絵は上手すぎる」と言われるくらいの高度な要求ですよ。これを超えたら、本当にすごい男役が見られる。見られるかな?見たいな。
製作費の問題も大きいとは思いますが、それよりもより多くの下級生に役や場面を与えるため、という理由があるのではないかと思います。
二本立てなら演出家の裁量でお芝居、ショーともに沢山の生徒の出番を作る事が可能です。今は下級生は二つのグループに分かれて出演、新人公演も出来ない状況ですから、生徒の皆さんはモチベーションを保つのが大変ですし、劇団としても下級生の育成がストップしている状況です。それを少しでも解消するために二本立てが選択された面もあるのではないかなと。
状況が落ち着き新人公演が再開出来る様になるまでは、特に海外ミュージカルは上演されない様な気もします。
二本立てが続く懐事情、とのことですが、もともと宝塚は二本立てが主流だったのです。それが最近ミュージカル化路線になり、一本立てが増えただけで、本来の姿に戻ったといえます。むしろミュージカルが主軸になるのがある意味イレギュラーというか最近の傾向だったわけで。ミュージカルは役は限られているし、必ずしもトップ体制のシステムに合っているとは言えません。かつてキムシンの作品は多くの生徒をコーラス化させる、と役付きの批判がありましたが、ミュージカルも同じようなもの。
座付きは宝塚の強みでもあり、また過去には座付き作家が生徒を成長させてきたり、脇役も含め、名演名場面を生んできており、それもタカラヅカの歴史。吹雪なくして日向薫のトップもなかったかもしれませんし、トップ目前の天海にあえて難しい役を振って成長を促したこともあります。