【初めての宝塚】各組のカラーを考える 後編

本日は昨日の記事の続きです!!

【初めての宝塚】各組のカラーを考える 前編

 

今日は星組と宙組の組カラーについて

私個人の考えをお伝えしていきます。

 

 

キャラ重視&血統主義な星組

 

■星組スター情報

トップスター:紅ゆずる 88期

トップ娘役:綺咲愛里 96期

二番手スター:礼真琴 95期

男役スター:

・七海ひろき 89期

・天寿光希 91期

・瀬央ゆりあ 95期

・紫藤りゅう 96期

・天華えま 98期

・極美慎 100期

 

超個人的な感想ですが、星組って5組の中で最も「生え抜き」にこだわり、

「自分が星組生である」そして「自分が星組ファンである」

という自意識がものすっごく強い組だなぁと思います。

 

何よりも組子には個性が求められ、

常に「目立つこと」第一主義で

互いを切磋琢磨しあっている、という印象があります。

 

ですが、歴代トップスターを振り返ると、

生え抜きキラキラスター(紅、柚希、稔、湖月もかな?)もいれば

技巧派がゆえに遅咲きとなったタイプ(香寿、安蘭、北翔)もいて、てんでバラバラ。

 

しかしこの流浪の技巧派トップを大きく受け止められたのは

星組の生徒たちがみな自身で輝くすべを身に着けており、

全員でトップを支えながら自分を出すことができたから、とも言えると思います。

 

そんな中、前トップオブトップ・柚希政権時代は、

本人の性格もあって、めちゃくちゃ体育会系でオラオラした組でした。

 

紅ゆずるがトップスターとして立っている今は、

今まで以上にキャラと個性重視な雰囲気が強まっているかな、という印象です。

 

それもそのはず、現在の星組は

七海ひろき以外の路線スター(上にあげた人たち)が全員生え抜き。

星組のDNAがより煮詰まり、色濃くなっている状況です。

 

(他の4組だとトップ・2番手どちらかが組替え経験者)

 

そんなわけで舞台を見ると、

とにかくみんな異様にギラギラしています。笑

 

個性のぶつかり合いが楽しめるので、

ただ綺麗なだけの舞台じゃ物足りない!!という方には非常にオススメです。

 

さらに、現在2番手スターをつとめる礼真琴は

星組らしいギラギラと技巧派のハイブリットスターですが、

そんな彼女が5月から主演として全国ツアーも回ります。

 

次期トップオブトップの呼び声高い彼女の姿を間近で見られるチャンスですので

地方の方はぜひこの機会をお見逃しなく!!

 

【2019年星組公演情報】

1月~3月:宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演『霧深きエルベのほとり』

『ESTRELLAS~星たち~』主演:紅ゆずる

5月:梅劇&東上公演『鎌足~夢のまほろば、大和し美し~』主演:紅ゆずる

5月:全国ツアー公演『アルジェの男』『ESTRELLAS~星たち~』主演:礼真琴

 

現代と古典が交錯する宙組

 

■宙組スター情報

トップスター:真風涼帆 92期

トップ娘役:星風まどか 100期

二番手スター:芹香斗亜 93期

男役スター:

・澄輝さやと 91期

・凛城きら 92期

・蒼羽りく 93期

・愛月ひかる 93期

・桜木みなと 95期

・和希そら 96期

・留依蒔世 97期

・瑠風輝 98期

・鷹翔千空 101期

 

宙組は1998年に創立された最も新しくできた組です。

 

高身長かつシャープな顔立ちのスターが多く、

その厚いコーラスが特徴的、というのが当初の組カラーでした。

 

が、時が経つにつれて、いまだ生え抜きトップスターが生まれず、

毎回外から路線スターを招いて頂点に立たせるがゆえに

「御曹司の墓場」などというネガティブな印象もあるかもしれません。

 

ですが、逆を言えば毎回組替えスターを受け入れていることから

組子たちは比較的温厚でまったりとしていて

他組に比べ退団者が少ない、という事実もあります。

 

そんな中、現在のトップスター・真風涼帆は

シャープで陰のある現代的なトップスター。

 

ぶっちゃけ舞台技術は普通ですが、

謎のオーラで観客全員を納得させてしまう、とても宝塚的なスターです。

 

そんな彼女を支えるのは、

まさに新トリデンテ体制ともいえる完璧な布陣。

(もちろんトリデンテといえば早霧、咲妃、望海の3名です。)

 

つまり、2番手として組替えでやってきた芹香斗亜と

生え抜き生として暫定3番目スターにまで上り詰めた愛月ひかるの93期コンビ。

 

この2人と真風の3人が同じ舞台に立つと、

「THE・宝塚」ともいうべき神々しいオーラが半端じゃなく、とても見応えがある並びになります。

 

さらになんでもできる相手役・星風まどかが

技術は普通だが圧倒的なオーラを持つトップスターを支える、という構図であり

この姿は非常に古典的な宝塚の姿だと思います。

 

まさに現在の宙組は

古き良き宝塚を現代に蘇らせている組だと言えるのではないでしょうか。

 

しかしながら、この新トリデンテ体制は愛月ひかる専科異動により

この2018年で見納めとなってしまいます。

非常に残念ですね・・・。

 

新体制は博多座・東上公演・専科バウ公演で始まるわけですが、

なんと4月からの大劇場公演はあの人気作『オーシャンズ11』。

 

真風・芹香2人が若手時代にどちらも出演している思い出の作品であり

さらに某有名ご子息の初舞台公演でもあります。

 

超人気&話題公演になるのは間違いなしでしょう!!

ぜひその目でご覧になってみてはいかがでしょうか?

 

【2019年宙組公演情報】

2月:博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』主演:真風涼帆

2月~3月:梅劇&東上公演『群盗-Die Rauber-』主演:芹香斗亜

1月~2月:バウ公演『パパ・アイ・ラブ・ユー』主演:轟悠(専科)

4月~7月:宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演『オーシャンズ11』主演:真風涼帆

 

それぞれ個性が光る組カラー

 

というわけで、私が思う5組の組カラーをまとめてみました。

 

改めて見ると、5つの組カラーはあえてバラされており、

自分の好みにあった組・舞台を選ぶことができるというのが

宝塚の面白い点だなぁと思います。

 

皆さんもご贔屓の組、もしくは気になる組を見つけられそうですか?

 

ここでまとめたのはあくまで私の主観ですので、

皆さんもぜひ公演を見て

「○○の●組」という自分なりの呼称を考えてみるのも楽しいと思います!!

 

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コメント

  1. 和世 より:

    安蘭さんと香寿さんは雪組のイメージが強く(遡って90年代後半~2000年代初めの雪組さんが大好きなので)、後に星組でトップに
    就任されたことは聞いていますが、不思議な感覚が抜けません。

    柚希さんの時期が黄金期だったと、いろんな記事で読みます。
    退団されてからの舞台を拝見しましたが、圧巻のダンスですね。

    来年も雪と宙を中心とした観劇になりそうですが、
    新たな組も開拓しようか迷います。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!
      実は私もそのころの雪が好きだった(幼少期の入り口だった)ので分かります。笑
      当時の柚希さん人気は凄かったですからねー。
      そのころはテレビでだけ見ていたファンなのですが、まさに一強という感じでした。

      いろんな組をご覧になると楽しいですよー!!
      ぜひ開拓してみてくださいね。

  2. 桜かのん より:

    毎回本当に面白く、わかりやすく書いて下さり、楽しみに読ませて頂いています。

    最近劇場に行けない日々なので、(スカステは見ていますが)参考にさせていただきますね(^_-)-☆

    来春初舞台の、超有名人のご子息って?
    と一瞬思いましたが、ご令嬢(笑)は男役さんですものね。
    (脳内変換!)
    本当に楽しみですね。

    • masa 蒼汰 より:

      コメントありがとうございます!!

      そっか、正しくはご令嬢ですよね。笑
      あまりに男役として期待され過ぎていて、勝手に脳内変換されてました。
      これからもぜひよろしくお願い致します!!

  3. masa 蒼汰 より:

    コメントありがとうございます!!
    私は今回のライビュに行けないものですから、とても羨ましいですー。ぜひ楽しんできてくださいね!!

    それは不思議なご縁ですね。
    私は完全なる部外者ですが、やはり近しい方だとなかなか複雑な気持ちになってしまいますよね・・・。

    優しい言葉をかけていただきありがとうございます。
    これからもぜひよろしくお願い致します!!