彩風咲奈率いる雪組新体制に思う【雑記】

 

今日は雑記です。

 

雪組『夢介千両みやげ』が無事、開幕。

宙組からやって来た和希そらが正式に雪組デビューしました!!

ひゃー、おめでとう!!

 

歌にダンスに芝居にと、まさに大活躍の様子で、

今から東京公演が楽しみです。

 

和希そらの組替えにより、彩風咲奈政権が本格的にスタート。

まだスカステで放送された初日映像しか見ていませんが

より彩風咲奈の長所と特色を打ち出した組体制になっているようですね。

 

彩風咲奈と潤花が組まなかったワケ

 

では、彩風咲奈の長所と特色とは何か。

まずはスタイリッシュで洒脱なダンス力でしょう。

 

正路線もダンスが得意なメンバーが集められ、

お披露目公演『Fire Fever!』は、まさに踊り狂う灼熱のダンス地獄。

ここに今回から和希そらが加わったのだから、

それはもう恐ろしいことになりそうです。笑

 

そしてもう1つは、小顔&高身長というスタイルの良さ。

それは2番手と3番手に朝美絢と和希そらという小柄なスターを集め、

かつ相手役に朝月希和という、楚々とした小柄な娘役を迎えたことから、

より明確に打ち出されたように思います。

 

…そう、実は兼ねてから思っていたのですが、

今の組体制って、あえて小型な人を集めていません?

 

今度やって来る咲城けいも169cm(おとめ参照)のようですし、

諏訪さきも縣千も彩風咲奈より背が低いし、

やって来た夢白あやも娘役としては小柄で華奢な方。

 

自分より小さい人が多い中、一人ボーンと大きい人がいると、

まさにトップ様!!という雰囲気が凄すぎて、

「ほー、これが御曹司の風格か」と前作を見た時に感心したのですが、

これが劇団の演出によるものだとすれば、凄いですよね。

 

そして今更ながら、彩風咲奈の相手役として

潤花が選ばれなかった理由が分かった気がします。

たぶん、彼女だと彩風咲奈を喰っちゃうかもしれないな、と。

 

さらに彩凪翔が残留して上級生別格2番手に残っていたとしたら、

彩風咲奈のトップとしてのおおらかな安定感は、

きっと「頼りなさ」に見えてしまって、結果的にノーだっただろうな、とも。

 

よって、彩風咲奈をカッコ良く魅せる、という意味では、

今の組体制がベストでよく考えられてるものだなぁと思うと同時に、

潤花は自身の色が出せる真風涼帆の相手役になれて、

本当に良かったねぇとも思うのでした。

 

和希そらが雪組にやって来たワケ

 

そして和希そらに思うことは、

彼女は雪組に足りないピースを全て埋めるに相応しい人材だな、ということです。

 

まずは、彩風咲奈の長所を生かすダンス力があり、かつ小柄。

正2番手昇格の朝美絢と、御曹司候補の縣千のちょうど中間に降れるスターであり、

雪組に不足している歌ウマ枠を埋める存在であること。

そして、トップ娘役である朝月希和と同期。これが非常に大きい。

 

宝塚において、同期って本当に特別な存在なのだな、

というのはメディアを通じてヒシヒシと感じられますが、

特にトップを支える人材って何かにつけて語られることが多いもの。

 

前任である真彩希帆にも星南のぞみと綾凰華(わざわざ組替えして来た!!)が居て、

この3人でスカステの番組に出たこともありました。

 

普通、トップ娘役は研4~9くらいの在籍期間ですから、

組内にそこそこ同期が居るもの。

しかし朝月希和の場合は既に研12で、雪組96期は妃華ゆきのしかいない状況に。

 

ここに正路線として和希そらがやって来たことで、

朝月希和の心理的負担を減らしつつ、

やって来る和希そらとしても、少しはやりやすいハズでしょう。

 

ついでに圧倒的美貌を持ちながら埋もれがちだった妃華ゆきのも

『夢介千両みやげ』で同期枠で目立つようになったようなので、

96期トリオとして雪組の支えになることは間違いありません。

 

また、和希そらがやって来たことで

縣千の育成にも時間的余裕が生まれたでしょうし、

これから彼女の新公をやる若手陣たちには、

新たな風として大きな影響を与えてくれるに違いありません。

 

和希そら自身も、宙組で長く埋もれていた存在から、

一気に花開くことが出来たでしょうし、まさにwin-winな関係。

 

これらの要素を考えるに、和希そらはまさに、

雪組にやって来るべき人材だったと言えるのかな、と思います。

 

劇団の人事ってよく考えらえてるなぁ

 

つくづく、劇団の人事ってよく考えられてるなぁと思うと同時に、

いつから計画しているのだろう?とも思っちゃいますよね。

 

今の雪組の体制が全て計算済みだったとは言い難く、

(優先順位としては星風まどかスライド案件が一番であとは玉突きだと思っているので)

どちらかといえば結果オーライでしかない気もするのですが、笑

とはいえ今の雪組が楽しそうなので、これはこれで良かったと思うことにします。

 

前回の雪組外箱公演が中止となってしまったため、

かれこれ半年近く雪組に触れないことになるので欠乏症になりそう…。

今から東京公演を楽しみに待ちたいと思います。

 

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コメント

  1. 中古参ファン より:

    ぴあの彩風さんインタビュー読まれましたか?

    和希さんがすでに雪組に馴染みすぎているとか、彩風さんと和希2人で踊るシーンがあるとか、本当に東京公演が待ち切れません!

    本当に、劇団の采配により、最適な人事に収まったと期待しています。

  2. あやこ より:

    なるほど!同じ『ダンサー型』でも、コンテンポラリー風の柚香さん、しゃかりき爆踊りの礼さんは、ソロ場面を多用できる為、周囲との身長差が気にならない。礼さんに至っては、あえて隣に高身長を配して(愛月・暁・舞空)「ハイスペック小柄ですが何か?」作戦にも見えますね(褒めてます)。
    彩風さんは、集団で魅せるダンスが得意。シンメトリー配置や、リフトの構成などにおいては、体格のバランスが大切ですし、あえてそうしているのかもしれません。
    余談ですが、宙組の「高身長オリンピアーダ」(紫藤・瑠風・鷹翔・風色・亜音)が肩を組んで鼓舞するシーンが、あまりにも素敵。ここに真風・芹香が加わるので、もはや人体の神秘さえ感じる謎の感動でした。(優希さんはチリチリパーマとおっちょこちょいキャラでカバー)身長や骨格など、個人の努力では変えられない条件については、あまり言及しないようにしているのですが、ただ平伏すしかなかった。涙。
    あの一場面を見て、和希さんの新天地での活躍を願ったのは、私だけではないでしょう。。。

    • orange芋 より:

      あやこさん

      「しゃかりき爆踊り」の言葉とても笑いました。ぴったりだなー、と。礼さんの魅力を伝えるのに使わせてもらいたいです。

  3. ロール より:

    彩風咲奈が潤花に喰われるとありますが、柚香さんや、月城さん、礼さんと潤花さんが組まれても喰わないと思われますか?
    トップスターさんの魅力が違いますし、彩風さん以外のトップスターさんと組まれても何か違うような気がして、特に彩風さんだから喰われるとは思えないような気がするんです。

    • 蒼汰 蒼汰 より:

      なるほどー、ちゃんと考えたことなかったですけど、例えば柚香&礼は自身の個性が強いので、潤花さんと合わないとは思いますけど喰うってことにはならないと思います。まさに食い合わせが悪いってヤツですね。笑
      月城さんは持ち味が真風さんと似てるので、組み合わせたら意外と似合うかもしれません。そしてそれは彩風さんも同様で、組んだら組んだで似合うかもしれませんが、どこかマスオさん風になってしまうような気が…。
      ってことで結論、今の各組トップコンビが一番似合う組み合わせだなって感じですかね。

      • やまやまやまうち より:

        おもしろいことに、見る人によって印象って違うものですね。

        私は彩風さんと潤さんはとてもお似合いだと思っていたので潤さんの組替の時はショックでした…。大きなお二人の舞台映え最高だったな、とか、余韻のあるダンス合っていたな、とか色々思い出してしまいました。
        いま潤さんが宙組でご活躍なのがせめてもの救いです。

        もちろん朝月さんと彩風さんもお似合いだと思います。しっとりした大人のカップルという感じでいいですよね。

        彩風さんがオールラウンダーなせいか、ちょっと変わった演目が続いてますがこれからも雪組を応援したいと思います。

        • 蒼汰 蒼汰 より:

          コメントありがとうございます。過去の記事を遡って頂くと分かると思うのですが、私もどちらかと言うと彩風さんと潤花さんはお似合いだと思っていたし就任歓迎派でした。デュエダンとかディズニー感があって素敵でしたよね。
          ただお互いそれぞれがもっと似合う相手役、と言うよりも組体制に収まったのかな、という印象です。仮に彩風潤花で組んでいたら、他の雪組生が霞んじゃいそう…。

  4. せち より:

    朝月希和の就任は、コロナによる休演→半年後ずらしリスケにより華優希の退団が一作早まったことから玉突きで起きた人事でしょうが、安定した娘役の就任っていいな、と感じてます。彩風咲奈とのコンビも似合っていて、ほんと劇団は千里眼があるなと感じてます。
    潤花が予定通り雪組で就任してたらどんな組になってたでしょうねー?
    和希そらが加わった雪組、観劇が楽しみです。

  5. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、拝見しております。
    こんなに自然に、訛りを使えるトップさんも、いるんだなぁと、彩風さんのお芝居に、ほのぼのました。

    宙組千秋楽を観劇後の週末に、雪組初日観劇で、そういえば、和希さんはネバセイにいなかった、こっちにでてるのか、と錯覚を起こす始末。
    そして「夢介~」では、彩海さんの姿はなく、バウ公演で送り出した、と実感。
    時は流れているんですね~。
    希和・和希96同期コンビ、また和希・希良々さんとの同郷コンビ、彩風さんを加えて、中四国出身者の勢いが頼もしいです。
    そして、ミック・アポロン・ダメダメ若旦那、器量良しの朝美さん!
    ずっと待っていた雪組の公演ですので、祖母・姪・友人・私と、「夢介~」に、通っております。
    綾さんの卒業公演でもあるので、皆さん健康で無事、千秋楽をむかえられますように。

  6. コスモスハート より:

    蒼汰様

    ムラの雪組、見てきました〜。
    彩風、和希の二人だけのデュエット?があるのですが、めちゃ絡んで踊るので、身体能力の高い二人だから美しい〜。
    望海体制の時って、望海さんがセンターで歌うと、バックで男役達が踊るのに、2番手以下の男役をセンターに一人配することは、ほとんどなされていなかったと思うのです。
    トップが銀橋に出てきて歌う時も、後ろは路線スターが最前列を二人以上にするというか、配列が、わりと横に広がっていることが多かった。
    しかし、和希そらがセンターで三角の頂点になって、ちょっとだけですが、踊ってました。いやはや、身長の低さも演出上の効果?となり、手前が低く、後ろに高く、美しい隊列となって、彩風さんの後ろで踊る男役集団の動きが、めちゃキレキレで、トップスターを引き立てるのですわ〜というのが私の感じたこと。
    芝居では、まさかの朝美さんが、落ちのある、お笑い担当??夢介と上手く対比されて楽しかった。
    何より縣千の金さんが、かっこよすぎて、これまた驚きポイントでした。
    前半、セリフも多いおかっぴきがいるけど、これ誰?と思ったら、華世京だった〜。
    色々驚く雪組観劇でした。

  7. カフェラテ より:

    いつも楽しみに拝見しています。

    音月桂さんがトップの頃から雪組を見ているのですが、ほかの組に比べて、トップ・二番手・三番手に、170センチ以下の方が多いなあと、以前から思っていました。

    彩風咲奈さんのように、とっても足の長ーいトップさんは、初めてです。あえて、周りに背の高い人を置かないようにしているのでしたら、面白いですね。

    同じく宙組からいらした早霧せいなさんのように、和希そらさんも、雪組に来て輝きが増すのではと期待しています。
    新しい雪組の舞台を、早く見たいなと思っています。

  8. はる より:

    いつも楽しみに拝見しております。

    潤花さんは今の活躍を見ていると宙組で大正解でしたね。
    食い合わせが悪いとは見事な例えでクスッとしてしまいました。
    見た目のバランス、技術の持ち味や性格的なものやキャリアなどあるでしょうから納まるところに上手く納まったなと思いました。

    雪組のお披露目公演は楽しかったし組子が一丸となって頑張ってましたが、芯が足りないような気もしましたので和希さん投入でより面白い作品が作れるようになったのではないかと今から東京公演が楽しみでなりません。
    平日はまだチケットがある日があるようですから観たくてフラフラと新幹線に乗って宝塚に行ってしまわないように気をつけております。(笑)

  9. ぬぅ より:

    お久しぶりです。いつも楽しく拝見してます。

    潤さん、星風さん、和希さんも新天地で活躍されてますね。
    今回雪組大劇場公演を拝見し、
    和希が入り、彩と彩海が抜け、縣がバウ主演し、綾が退団発表をし、
    色々変わったなぁという印象を受けました。
    (書き出してこんな状況が変わっていたのかと再認識w)

    今回の雪組ショーの個人的な印象は、
    彩風をトップスター、朝月をトップ娘役とし、
    堂々の2番手の朝美
    自己紹介代わりに彩風と対で踊る和希
    歌唱修行にだされている縣
    退団の餞別たっぷりの綾
    プロローグ等で男Aに滑り込む諏訪
    扱いは若手というより娘2の夢白
    目立つシーンの増えた野々花
    ってな感じでした。

    2箇所ほど例外もありましたが、プロローグやフィナーレ銀橋の立ち位置が縣>綾になっていて、新時代だなぁと感じました。
    とはいえ、和希>縣は明確なので、和希が来たことで縣の育成時間が確保出きたのは間違いないでしょう。
    あと今回は芝居で役名がつき割とセリフのある華世さんもいますし、新公主演を済ませて咲城さんがやってくる。
    あと夢白さんが雪で娘1になるとすると、同期に新公主演させますかね?どうなんだろ?

    これから雪組がどうなっていくのか、楽しみです。

  10. tommy より:

    身長揃えは面白いですけど、本当に運ですよね(笑)
    和希さんが来たのは95期の朝美さんの下の学年でかつ宙組が渋滞しているからで、瑠風さんが来てしまうと和希さんが宙組4番手、瑠風さんが雪組3番手になってしまうのでありえません。
    咲城さんが小柄で来るなら、彩海さんは雪組にいるべきでは?となりますし。
    正直ダンサー同士は身長差があると踊りづらそうでFFの彩風朝美のダンスは厳しいなと思ったのですが、彩風和希のダンスが良かったのが今回の発見でした。技術でこれだけカバーできるのかと…ぜひ楽しみにご覧になっていただきたいです!

  11. さろこ より:

    こんばんわ。雪組の記事を読んでいたらこちらに辿り着きました。
    ここ十年ほどは雪組を多く観劇しているファンです。

    どなたかもコメントされてますが、昔から雪組は小柄な組です。
    そこで彩風さんが浮かないのは、お顔 がとても小さいのです。
    一般的に背が高くなると身体のパーツも大きくなりますが、彩彩の顔は170以下の人たち並みかそれ以下の小ささです。

    ご卒業された某OGコンサート3人並びのお写真をみたところ、翔くん(彩凪)のお顔もまあ小さい事。

    顔の小さい人(あのふたりが小さすぎるだけで一般的にジェンヌみんな小顔だと思いますが)と並ぶ事で、顔の大きい印象もついてしまう。雪組に来た夢白さん、和希さんもまた小顔で劇団人事はよくできているなと思います。

    逆に礼さんはものすごい小顔の舞空さんが隣にいることで、礼さんが大きく男らしくも見えるなとおもいました。

    潤花さんは宙組にいても背が高いので多分成長期が止まらなかったんではないかなと感じます。おふたりはちえねねを感じるゴージャスなふたりで、本当に劇団の千里眼はすごいと思います。