人事変動2022春②熾烈な聖乃あすかVS風間柚乃VS瑠風輝

 

少し間が開いてしまいましたが、

最近の宝塚人事について考えようシリーズ第二弾。

 

第一弾は月組の次期4番手候補について書きましたが、

 

今回は今、最も熾烈な番手争いをしている3人、

すなわち聖乃あすかVS風間柚乃VS瑠風輝についてです。

 

【参考:暁千星組替え後の暫定各組体制】

  花組 月組 雪組 星組 宙組
トップ 柚香 月城 彩風 真風
2番手/目 水美 鳳月 朝美 瀬央 芹香
3番手/目 永久輝 風間 和希 桜木
4番手/目 聖乃 極美 瑠風
その他路線 飛龍
帆純
一之瀬
希波
夢奈


礼華
彩海
諏訪
咲城
綺城
天華
碧海
天飛
紫藤
留依
鷹翔
風色
亜音

聖乃あすかVS風間柚乃VS瑠風輝・まとめ

 

この3人をVSで括って論じることに、

いささか違和感を覚えるかもしれません。

 

が、当ブログで定点観測している様々な事象を比較すると、

ここ最近はこの3人が抜かし抜かされをしている事実があります。

 

ってことでまずはざっくりとした年表を書き出してみました。

2018年8月:風間柚乃『エリザベート』で役替わりにて単独階段降り

2019年9月:瑠風輝『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』でバウ単独主演

2019年10月:風間柚乃『I AM FROM AUSTRIA』で舞台写真東西4枚に増加

2019年11月:瑠風輝『El Japón』で舞台写真東西4枚に増加

2020年1月:風間柚乃『歌劇』の正月ポート初掲載

2020年11月:瑠風輝『アナスタシア』で階段降り&ル・サンクから一旦外れる

2021年1月:聖乃あすか『歌劇』の正月ポート初掲載

2021年1月:聖乃あすか『PRINCE OF ROSES』でバウ単独主演

2021年4月:聖乃あすか『アウグストゥス』で舞台写真東西4枚に昇格

2021年6月:瑠風輝『シャーロック・ホームズ』で階段降り&ル・サンク掲載復帰

2021年10月:風間柚乃『LOVE AND ALL THAT JAZZ』でバウ単独主演

2021年11月:聖乃あすか『The Fascination!』で初の単独階段降り

2022年1月:瑠風輝『歌劇』の正月ポート初掲載

2022年2月:瑠風輝『NEVER SAY GOODBYE』で初の単独階段降り

 

…分かり辛いですかね?笑

今度は各スターごとにまとめてみます。

 

【瑠風輝】

2019年9月(研8):バウ単独初主演

2019年11月(研8):舞台写真東西4枚に増加

2022年1月(研10):『歌劇』正月ポート初掲載

2022年2月(研10):初の単独階段降り

 

【聖乃あすか】

2021年1月(研7):『歌劇』正月ポート初掲載

2021年1月(研7):バウ単独主演

2021年4月(研8):舞台写真東西4枚に昇格

2021年11月(研8):初の単独階段降り

 

【風間柚乃】

2018年8月(研5):初の単独階段降り(役替わり)

2019年10月(研6):舞台写真東西4枚に増加

2020年1月(研6):『歌劇』正月ポート初掲載

2021年10月(研8):バウ単独主演

 

もっと分かりやすくまとめると、

バウ単独主演時の学年は、聖乃あすか→瑠風輝→風間柚乃。

歌劇正月ポート掲載順は、風間柚乃→聖乃あすか→瑠風輝。

 

そして階段一人降り学年は風間柚乃→聖乃あすか→瑠風輝なのですが、

風間柚乃は『エリザベート』での役替わり単独降りであり、

今回『FULL SWING!』でエトワール登板をしたことから、

実はいまだ完全なる単独降りを果たしていない、という意外な事実が有ります。

 

御曹司同士の熾烈な路線バトル

 

さて、98期生の瑠風輝は新公主演4回の超御曹司。

当初は同期の暁千星と並んで紹介される機会も多かったですが、

宙組恒例の人事膠着状態により、一時的に足踏みが続きます。

 

その間、一気にスターの階段を駆け上がったのが風間柚乃。

『エリザベート』『チェ・ゲバラ』『夢限無双』の代役で実力が認められ、

あっという間に月組5番手格に納まります。

 

ところが、肝心のバウ単独主演がなかなか回ってきません。

その理由は、月組は愛希れいか→美弥るりか→珠城りょうと、

退団餞別で上級生に回すという異常事態に巻き込まれたから。

 

その間、これまた一気にスターの階段を駆け上がったの聖乃あすか。

100期生で唯一新公主演3回を果たし、

『はいからさんが通る』で上級生別格チームを一気に引き剥がし、

歌劇掲載→バウ主演→階段一人降り昇格を、2021年の1年間で一気に済ませます。

 

そんなわけで、次世代の顔は100期生の聖乃あすかVS風間柚乃である、

という構図が描かれたその矢先に「忘れられたら困るぜ」

瑠風輝が歌劇掲載→階段一人降りとこの2人に追いつきます。

これはもちろん、和希そらの雪組への組替えにより玉突き昇格が起こったから。

 

これで聖乃あすか、風間柚乃、瑠風輝が各組の4番手で揃った、かと思いきや。

今度は暁千星の星組への組替えにより、

風間柚乃の3番手昇格が見えてきました。

つまりまた、彼女が一歩先に駒を進めることになります。

 

ここで気になるのは、

瑠風輝と聖乃あすかが後に続くのかということ。

 

私は真風涼帆が長くとも任期8作だと思っていたので、

仮に組替えが起きなければ、

瑠風輝の暫定3番手昇格の可能性が有ると思っていましたが、

現時点で退団発表が無い以上、まだ据え置きということになります。

 

そして、聖乃あすかですよ。

仮に彼女が風間柚乃に続いて3番手に昇格するとしたら、

それは組内の誰かが居なくなることを意味するわけです。

 

永久輝せあは花組トップの道筋が立っています。

柚香光も任期6作目が宝塚大劇場のお正月公演ですから、

ここでの退団の可能性は低く、つまり少なくとも1年半以上は居るはず。

と い う こ と は ?

 

…そろそろ組体制に動きが出てくるかもしれないと思う今日この頃です。

 

聖乃あすかと風間柚乃のパワーバランス

 

と、暗に水美舞斗が退団するのでは?という内容を書きましたが、

実は彼女がすぐに退団するなんて思っていません。

 

というのも、聖乃あすかと風間柚乃の序列って、

バウ主演だけは組内事情で先を越されましたが、

階段単独降り、舞台写真増加、歌劇の正月ポート掲載と、

路線スターとしていつも風間柚乃の方が数歩先を歩いてきたんですよね。

 

それに風間柚乃が技術力の高い早熟系ですが、

聖乃あすかは伸びしろがまだまだ有る御曹司系スターですので、

劇団もそこまで焦る気は無いのかな、と。

 

とはいえ劇団の推し的に、次に一歩進むのはたぶん聖乃あすか。

もしかしたら彼女自身の組替えの可能性もありますが…。

果たしてどんな手法で上がるのでしょう。

 

今後の変動やいかに?

 

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コメント

  1. あやこ より:

    はい先生!花組の集合日に紛れて、風間くんがしれっとポスター入りしました!
    この3人、同期の2枚看板+ひたひた追うサイレント御曹司(←ソウタ氏の前身ブログをリフレイン)の構図が「礼・柚香・彩風」を思わせますね。違いといえば、いずれもダンス特化タイプではない点ですが、一歩前を行く『組替え進化形9678トリオ』(和希・永久輝・暁)が、三者三様のオラつきで、ショーを彩るダンサーですし、後続のホープ(縣・彩海・天飛あたり)も、爆踊り対応型(?)ときている。ふむ。うまくできています。
    持ち味も人柄も異なり、それぞれの魅力がある、令和の生え抜きスリー(仮)。すくすく伸び盛りの今、楽しみですね。