雪組専科祭りの意義・西太后は誰が演じる?【雑記】

 

雪組『蒼穹の昴』の出演者が発表されたわけですが、

なんと驚き、専科から6名もご出演されます。

京三紗
■汝鳥伶
■一樹千尋
■夏美よう
■悠真倫
■凪七瑠海

 

雪組『蒼穹の昴』は専科祭り!!

 

いやー原田諒先生、もとい宝塚歌劇団、

こ り ゃ 本 気 だ ね 。

劇団は彩風咲奈の代表作を作りにかかってきていると読みます。

 

もともと原田先生は外部ウケが非常に良くて、

これまで読売演劇大賞、菊田一夫演劇賞、文化庁芸術祭賞など、

様々な表彰を受けてきました。

 

宝塚歌劇団が誇る小池修一郎に続く若手の発掘が急務な中、

その最先鋒たる上田久美子が外に出て行ってしまった。

よって、劇団から原田先生にかける期待は相当なものでしょう。

 

原田先生は『チェ・ゲバラ』をはじめとする、

重厚な人間ドラマを描くことを得意とする演出家ですから、

『蒼穹の昴』を原作に持ってくるのは、まさしく本気。

 

さらに彩風咲奈は任期3作目となりますし、

そろそろ代表作が欲しいところ。

 

様々な思惑が重なる『蒼穹の昴』ですが、

作風(登場人物の年齢)としても、公演の質を高めるためにも、

専科からたくさん出るかなぁと思っていたら、

まさかの6名、スーパーオールスターズですよ!!

 

出演者の並びを見るだけでワクワクしちゃいますねー。

 

西太后は誰が演じる?

 

で。

気になるのは、西太后を誰が演じるか、ですよ。

 

まず最初に断っておくと、私は原作を敢えて読んでいなくって、

それは宝塚に限らず、三次元化は原作を読まない方が素直に楽しめるからですが、

それでも『蒼穹の昴』の西太后役が、どれだけ重要かは何となく察しています。

 

公演解説にもしっかり名前が載っているし、

ドラマ版のイメージ図では一番デカデカと写っていますからね。

(良かったら検索してみて下さい。)

 

ここからは完全なるmy妄想ですが、

実はキャスト発表前から、

夏美ようさんか京三紗さんが良いなぁと思ってたんです。

 

夏美さんは過去に『エリザベート』でゾフィ役を演じていますが、

闇属性が強い女帝の役、見るだけでちびるくらいすごく似合いそう。笑

 

京さんは見た目はたおやかで光属性なのに、

中身はほんのり闇属性という一番怖いパターンですし、笑

何より西太后の恰好がとてもよく似合うと思います。

 

けど、一番の有力候補は凪七瑠海でしょう。

出番的にも路線級ですし、蘭陵王を演じた彼女の(噂レベルですが)ルーツ的にも、

西太后という役柄は非常に似つかわしい。

しかもわざわざ『心中・恋の大和路』からの雪組連続登板ですからね。

 

組内から選ばれるとしたら、和希そら…は、無いと思います。

つい最近『アナスタシア』で女役をしたばかりですし、

専科祭りしておきながら彼女が登板する意味も無い。

 

あるいは奏乃はると、真那春人といった上級生チームですが、

宙組でいう寿つかさレベルの強さがあるわけでなく、

同じく専科祭りの意義を考えると、無いかなぁという感じ。

 

果たして、主な出演者の配役がどうなるのか、

今から発表が楽しみですね。

 

裏・専科祭りの意義

 

仮に凪七瑠海が西太后を演じたとしたら、

いわゆるフラグがうっすらと立つ気がするのが怖いですね…。

 

スター専科が続々と新たに投入される中、

彼女は扱い的に本専科へ移行しつつある様子ですし、

学年的にも、雪組ばかり出て馴染みつつある感じのところも、

なんだか華形ひかるを彷彿とさせるような…。

 

シシィを演じ、蘭陵王を演じた彼女が、西太后を演じで去る、というのは

ある意味フィナーレとして美しいのかも?

たくさんの専科メンバーから見送られる構図も、素敵ですし…。

 

その一方で、最後は男役じゃないんかい?!という気持ちもあるわけで、

果たしてどうなるのでしょう…という一抹の不安を抱えつつ、記事を〆ます。

 

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コメント

  1. こころ夫人 より:

    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    月組、宙組と劇団公式ニュースが続く中、雪組に関する記事をアップしてくださり、とても嬉しいです。
    「蒼穹の昴」。壮大な作品になるのでしょうね、彩風さん、もはや本公演は三作目になるのですね、代表作となりますか…。どの様な状況下でも、粛々と事は運ばれていて、体制は変化してゆくんですね。

    凪七さん。おっしゃる通りフラグなのかと…。
    にしても、西太后役は演じて貰いたい、みてみたい!
    男役を極め続けた方であるなら、なおのこと。

    そこへ、彩風さんが対峙し、朝美さんや和希さん、また下級生が絡んでくると思うと、楽しみでなりません。本年の締めは、雪祭りです!ね!

  2. こんちゃん より:

    蒼汰様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    私は西太后は男役が演じると思っていて、凪七さんの登板が発表されるまでは、縣が西太后説を掲げていたのですが(笑)まあ、縣では若すぎますね。

    和希そらが光緒帝、縣は清朝の内実を取材する海外特派員(兼ストーリーテラー)とかでしょうか。

    役のネームバリュー的には、凪七さん西太后でサヨナラも十分ありえますね。

  3. ちょこぼん より:

    こんばんは。いつも更新を楽しみにしています。

    蒼穹の昴、発表されてからずっと楽しみで、どちらかというとドラマ寄り(後宮シーン多めの印象)になるのではと予想しています。

    彩風さん=梁文秀、朝美さん=春児、光緒帝=和希さんで、朝月さんには玲玲ではなくミセス・チャンがお似合いだと思っています。

    そして何より私も夏美さんの西太后が見たいと思っていましたので「同志!」とテンションが上がってしまいました。どなたが演じられるんでしょうね。発表が待ち遠しいです。

  4. 華芽 より:

    いつも楽しく拝読しています。

    演目が発表されてから、原作小説を読みましたが、率直にとても面白い作品で、ストーリーのどこの部分を切り取るのかが楽しみです。

    凪七さんは西太后がとても似合うだろうと思う反面、クレオパトラの記憶も新しいので男役をしてる姿が見たいですね。
    個人的には、梁文秀の師匠となる楊先生が凪七さんに来ないかなと期待してますが…きっと西太后なんでしょうねぇ。
    前に書かれている方もいますが、日本人記者がストーリーテラーポジションで和希さんか縣くんが演じるのかと思いますが、せっかくの中国物なのでみんなに宮廷服(と、いうのかな?)を着て欲しいと思ってしまいますね。配役発表が待ち遠しいです。

  5. 12がつ より:

    配役予想、楽しいですね!
    ドラマも原作も履修しましたが、主人公たちの周りの主要なメンバーが多少違っています。
    ドラマ版だと歴史的、政治的な関係よりも文秀や光緒帝を取り巻く女性たちがよりフューチャーされているような。
    これだけのメンツが専科から出演と知り、原作寄りなのかなと期待しています。
    夏美ようさんの西太后も素敵だと思いますが、私は李鴻章一択です!
    ドラマ版、原作どちらにしても、西太后はほんとに重要なので、誰が演じるのか…
    楽しみです!

  6. ねこまさ より:

    専科の6人の退団フラグではありませんように…

  7. せち より:

    西太后、気になりますよね。
    カチャが出られるならば、カチャかな…と思いますが。
    京三紗さんで観たいなぁ。
    原田先生の演出で『20世紀号に乗って』では、京三紗さんなかなか重要な役どころされてましたし…あるかなぁ?と思ったりしています。