宝塚の次なる黄金世代として話題をさらう105期生ですが、
その一期上の104期生は、まさに不遇の世代。
コロナ禍直撃で路線候補生として名を上げるであろう
研3前後の時代を無為に過ごすハメになり、気付けば研5。
現時点で新公主演0名、ヒロイン経験者3名という渋さです。
新公学年終了まで残り3年弱、
1人でも多く路線スターが輩出されるようにと願いを込めて、
各組から候補生を紹介していきたいと思います。
104期生路線候補生・総当たり戦!!
花組
104期で最も路線に近いのは、花組の天城れいんでしょう。
直近では『元禄バロックロック』新人公演で、本役:聖乃あすかに大抜擢。
本公演では赤穂浪士メンバーに選ばれ、
このままギリ新公枠に入れるかと思いきや、
『巡礼の年』新公は本役:希波らいとで一歩後退と、
なかなか歯がゆい展開を見せています。
華やかかつ可愛らしい見た目で、花組本では104期のセンターを取り、
それが非常によく似合うスター性のある人材と思われますが、
105期の美空真瑠とキャラ被りしているのが気になるところ…。
もう1人、入団直後に『花より男子』にて、
牧野進役に抜擢された青騎司も比較的知名度の高いスターでしょう。
高身長で切れ長な顔立ちは、まさに男役のために生まれたような逸材。
そして見た目からは想像つかない、
本名をもじった「リリーたん」という可愛らしいあだ名も印象的ですが、
成績が入団後から下がり気味で天城れいんとだいぶ差がついています。
やはり流れから見ても、天城れいんの方が固いかなと予想出来ますが、
花組のギリ新公枠に果たして入れるでしょうか?
月組
続いて、月組らしい芝居上手な真弘蓮。
入団成績3番と実に優秀。
『今夜、ロマンス劇場で』新人公演にて本役:風間柚乃に抜擢、
その芝居上手さに度肝を抜かれましたが、
あまりに上手過ぎて『グレート・ギャツビー』新人公演では
本役:光月るうにご登板と、路線系よりも別格系に進みつつあります。
とはいえ、月組は比較的路線候補生をバラし、
各学年から主演者を意図的に出している気配がありますので、
彼女が主演を取る可能性は大いにあると思います。
雪組
まずは路線スターを多く輩出する文化祭経験者から、蒼波黎也。
雪組らしからぬ高身長が目立つスターさんですが、
持ち味的にはだーいぶ別格寄りで、いわゆる反社軍団が似合うタイプ。
フレッシュ感でいえば、『CITY HUNTER』で毎回アドリブを考え話題をさらい、
『ODYSSEY』ではアイドル選抜に選ばれた
絢斗しおんの方に分があるかもしれません。
雪組は101期に縣千、102期に彩海せら、106期に華世京と本命路線がいる中、
104期って学年的に狭間の風除けスターを生むには調度良いと思うのですが、
(その枠で上がったのが彩風咲奈と永久輝せあの狭間に居た月城かなと)
どうも103期の聖海&壮海や105期の紀城にその枠すら取られがち。
果たして主演のチャンスを掴むことが出来るのでしょうか…。
星組
大前提として、星組104期は首席と文化祭主演者が在籍という強力な布陣であり、
かつ103期に強い路線候補生が居ないことからも、
たぶん1人は新公主演者を出すんじゃないかと踏んでいます。
本命はやはり首席入団の碧音斗和。
首席なだけあって歌もダンスも芝居も安定感があり、
別箱でもちょいちょい出番を貰い目立っています。
が、小柄の実力者別格って完全に101期・碧海さりおと被っているし、
なんなら名前も被っているという衝撃…。
しかも大切な時期に怪我休演という不運も重なり、
もしかしたら星組らしい圧系かつ実は文化祭主演者である御剣海に
チャンスが回ってくるかもしれません。
宙組
ラストの宙組は、次席入団の実力者である真白悠希ですが、
これまで宙組らしい高身長スターである嵐之真と一騎打ちモードでした。
2人とも『カルト・ワイン』に出演していましたが、
素晴らしい舞台度胸で話題を攫ったのは、やはり真白悠希の方。
そのまま『HiGH&LOW』新人公演で本役:留依蒔世に抜擢され、
良い流れになっています。
真白悠希は芹香斗亜に似たビジュアル、
かつ宙組本によると「宴会女王」だそうで、それはつまり度胸が有るということ。
路線スターとして非常に重要なアドバンテージを持ちますが、
唯一の弱点は身長、宙組で上がるにはあまりに小さすぎる点です。
また宙組には1期上に103期筆頭の亜音有星が居ること、
105期に泉堂&大路と続いていることから、
優希しおんのように惜しい枠になる可能性も有り、とても歯がゆい存在ですね。
104期路線レースの個人的予想
以上、私が考える104期生の中での路線候補生を挙げてみました。
さらにここから、主演をする可能性について予想すると、
◎本命:天城れいん、碧音斗和
〇対抗:真弘蓮、御剣海、真白悠希
▲穴:青騎司、蒼波黎也
×大穴:絢斗しおん
…という感じかなと。
こう見ると雪組と月組が少し穴場で、
それこそ新公目当ての組替えが起きる可能性もありますが、
過去の例、すなわち彩海せらも綾凰華も同期が各組で主演を果たした、
いわゆる路線過多世代であることが理由のため、104期は可能性が薄そう…。
(真白とか月組or雪配属なら主演確実だったと思うんだけどなぁ…。)
直近のいわゆる「不遇の期」について振り返ると、
94期生で新公主演を果たしたのはたった2名、
99期生で新公主演を果たしたのは3名でした。
果たして104期生は何名主演が出来るのか…。
これからの抜擢に期待を寄せるとともに、
104期生の頑張りを応援していきたいと思います!!
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コメント
蒼汰さん
いつも楽しみにブログ拝見しています。
私も104期男役は不遇の期になりそうだと気を揉んでおりました。
蒼汰さんは青騎司くんのお名前を度々出して下さって、大変嬉しく思います。
(私もファンの1人です)
104期新公ヒロイン娘役も全体で3人と少ない印象ですね、
個人的には花組の愛蘭みこちゃん、美里玲菜ちゃんにも活躍して欲しいというか、あれだけ可愛いのに組内同期で2人も抜擢されたら組替えするしかヒロインの芽は無いかな…と、残念に思い続けております。
こちらも本題からは外れますが、宙組105期は「りせなる」が推され始めていますが「聖叶亜」のビジュアルが最強なのになぁ、ともどかしい思い…
宙組は101期以降各学年が今でも渋滞気味…104期から1人新公主演を果たすと更に105期のメンツも分が悪くなると心配しています。
花組104期、宙組105期は特に組替えで分散させてあげてほしいな、と考えてしまいます。
下級生にもお詳しい蒼汰さんのブログ、これからも楽しみにしています。
全組下級生に至るまで網羅されているの、すごいですね。私は贔屓組以外の新公主演していない生徒はなかなか覚えられません。
配役発表すらされず、中止になってしまった新人公演主演に104期はいたのでしょうか?
新人公演も度々中止されてしまうこの頃、別箱は益々重要ですね。観る側にとっても光っている若手を見つけ出す場ですものね。
なので鷹翔バウの振り分けも早く教えて、劇団さん。極美バウの配信お知らせもないけど、ディレイ配信にするのかな。
Oct.様 聖叶亜のこと、わかります!「スヴィッツラハウス」で春乃さくらと初々しく、それゆえ悲劇的なカップルを演じました。“来るのか?聖叶亜”と思っていたのにその後は、ン?アレ? 宙組が“りせなる”で行くのなら他組に養子に出してあげてほしいですね。