雑草魂・カラフルレンジャーズな103期生

 

舞空瞳&潤花のツートップに棚ボタ枠の春乃さくら、

さらに全組に新公主演者を出した花の102期生、

それとは対照的にいまだ有力候補が出ない不遇の104期生。

 

この2つの期についてこれまで話題にしたことはありましたが、

その隙間の103期生って全然取り上げられたことないな???

 

ってことに気付いたので、

今日はそんな103期生にクローズアップして書いていきたいと思います。

 

個性豊かな103期娘役たち

 

103期生の筆頭といえば、

初詣ポスターモデルにして研1から爆推しモードだった夢白あやでしょう。

 

雪組に組替え後も計画的に研鑽を積み、ついにトップ娘役に就任。

モダンで大人っぽい持ち味が武器の、宝塚らしい華やかな娘役です。

 

そんな彼女の次に新公ヒロを取ったのは、月組の白河りりでした。

武器はその歌唱力…だけでなく、芝居もイケる圧強め系で、

月組のスゴツヨ別格枠コースに乗っかり活躍中。

 

また、同じ月組には高身長大人系の羽音みかが、

現在上演中の『応天の門』で新公ヒロを務めており、

この2人が今後どう扱われていくのが気になるポイントです。

 

そして、入団成績次席である星組の瑠璃花夏も新公ヒロ経験者。

小柄ダンサーにして歌も上手くて芝居もイケるという、これまた芸達者な娘役。

残念ながらトップロードではありませんが、

礼真琴率いる「スキルの星組」で重宝されることは間違いないでしょう。

 

新公ヒロ未経験ながら『殉情』でバウWヒロを務めたのが花組の朝葉ことの。

たぶん、オーディションで勝ち取ったんでしょうかね?

それが納得できるだけの芝居力の持ち主であり、

『うたかたの恋』では大人の女性を魅力的に表現していました。

 

さらに別格枠に目を向けて見ると、

「さよなら皆様」選抜に花組代表で選ばれた歌ウマ枠の詩希すみれ、

『蒼穹の昴』新人公演で老婆を演じ切ってみせた芝居上手な雪組の愛羽あやね、

汚れな役でも魅力的に演じてみせる同じく芝居上手な雪組の莉奈くるみ、

一禾あおの双子の姉にして歌に芝居に活躍中の宙組の有愛きい、

あたりが比較的知名度高めな娘役でしょうか?

 

夢白あや以外にザッツ正路線が居ないですけれど、

その分、個性的な面々が集まっている印象です。

 

個性豊かな103期男役たち

 

一方、男役の方を見て見ると、

一番知名度が高いと思われるのは宙組の亜音有星でしょう。

その圧倒的な華やかさは下級生随一であり、

宙組らしい高身長スタイルかつ、今風なチャラ系タヌキ顔スター。

 

宙組期待の新人にして新公主演を2度経験済み。

果たして芹香斗亜お披露目公演で3回目を取るかどうかが注目点です。

 

そんな彼女とツートップとして走る予定「だった」のが花組の希波らいと。

これまた超高身長のキツネ顔スターという、

令和のこの時代には珍しい、クラシカルスタイルの男役です。

 

『花より男子』にてF4抜擢があったものの、

相次ぐ新公中止の影響でプッシュモードが停滞。

『うたかたの恋』で新公リベンジを果たし、

果たしてこれから巻き返せるでしょうか?

 

103期生の新公主演は現時点でこの2人(どちらも文化祭主演経験者)ですが、

そこにリーチをかけているのが月組の瑠皇りあ

 

繊細な芝居力を持ち合わせながら、綺麗な顔立ちと安定した歌唱力が武器という、

まさに月組フェアリー属性スターである彼女。

新人公演では2作連続で本役:風間柚乃を務め足場を固め、

ラスチャンスターまであと一歩、という感じです。

 

その他、別格枠を見てみると、花組は地味ーに海叶あさひをプッシュ中で、

別箱では良い役を取っていったり、

スカステ番組で使われたりしていましたが、『巡礼の年』でまさかの休演。

 

クドめな顔立ちが分かりやすくて結構好きだったのですが、

良い流れがブツ切りになってしまったのが残念…。

 

雪組は小柄歌ウマ枠の聖海由侑と、大柄器用枠の壮海はるまが、

スゴツヨ別格枠として伸び伸びと育成中。

あすカリ(94期)→まのかり(100期)に続く同期コンビになるのでしょうか?

 

星組はウッディ似の紘希柚葉が活躍中。

1期上の天飛華音に2期下の稀惺&大希コンビに推されがちですが、

男役らしい堅実な持ち味で舞台を支えてくれています。

 

103期生はカラフルレンジャーズ

 

103期・104期はコロナの影響をモロに受け、

102期生までに比べるとどうしても知名度が低い…と思っていましたが、

こう書き出してみると、ちゃんと各組ですくすく育っているなという印象です。

 

少ないチャンスを必死にモノにするその姿は、まさしく雑草魂。

その成果なのか、別格枠含め個性豊かな面々が揃っており、

まさにカラフルレンジャーズ(と勝手に命名した)ですね!!

 

そんな103期生も気付けば新公最終学年。

この大切な1年での経験を経て、さらなる飛躍が果たせるよう祈りたいですし、

今後、彼女たちがトップレースにどう絡んでいくのか、今から非常に楽しみです。

 

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コメント

  1. ずんだもち より:

    カラフレンジャーズ 素敵な命名!
    目立つ生徒は少ないけれど、5組見渡すと味のある生徒けっこういますね。
    殉情 は朝葉・帆純チームが美羽・一ノ瀬チームより大人びていて、目を突くに至る心情に説得力がありました。
    星の紘希柚葉 先日のStella Voiceで長の期らしい落ちつきと余裕をもって歌っていたのを思い出しました。
    宙の栞菜ひまり もレンジャーズに加えて欲しいな。 別箱ではわりと役に就いてます。HiGT&LOWでスモーキーの妹分、カプリチョーザは銀橋にて美脚を大披露。全ツ アクアヴィーテでずんちゃんとデュエットダンス。ダンサー系娘役と思います。
    各組とも上級生の退団が相次いでるので、103期が頭角を現すのはこれからですかね?楽しみ!