前回の記事において、
宙組への鳳月杏落下傘説という突飛な内容を書きましたが、
もちろん私の本音としては「そのまま続行して欲しい」です。
けど、果たして本当にそれが可能なのかは分かりませんし、
それでも何かしらのテコ入れは必要でしょう。
ってことで本日は、そんな宙組再開について、
現実的かつ真剣に考えていきます。
宙組存続か、否か。
まずは騒動当初から持ち上がっている、
「宙組お取り潰し説」について。
個人的にはノーだと思います。
そもそも宙組、もとい歌劇団の5組化は、
東京大劇場で通年公演を実施することに伴い開設されたもの。
つまり、西・東という2回の劇場公演と、外部公演、
そしてそれぞれの稽古準備、というローテーションを回すには、
劇団に5組存在しないと不可能なのです。
ですから、タカラジェンヌの休養のために6組化することは有り得ても、
それを4組に減らすというのは、今の流れ的に無理筋でしょう。
ですから、有るとしたら、
宙組を潰して(名を変えて)新たな5組目を作って生まれ変わる、というもの。
ついでに組生も全組に渡って大シャッフル。
これだと対外的に新たな一歩というアピールが出来ますが、
その実、タカラジェンヌたちへの負担は想像を絶するでしょうし、
そもそも「見栄え上の解決」でしかなく、
全くもって無意味だと私は思います。
けど「何か問題が起きればとにかく記者会見キボンヌ!!」みたいな
単細胞クレーマー気質の一般大衆には、
溜飲が下がる一つの事象としてお気に召すんでしゃないですかね???
ですが、解決策とはそんな見栄え上の問題ではなく、
つまり組を潰す潰さないという話ではなく、
組の中身の体制にどんなメスを入れるか、だと私は思うのです。
宙組の今後の組体制について
そんな宙組へのメスの一番分かりやすい手法は、
そりゃ芹香斗亜の早期退団でしょうけれど、
それを回避するとしたら、他にどんなことをしなければならないのか。
たぶん一番は…管理責任の追及でしょうね。
すなわち、組Pという誰かも知らない存在の人は当然として、
やはり組長の処分は避けられないかもしれません…。
いや、大好きなんですよ、現組長。
私は『アナスタシア』でやっとその実力に気付いたようなニワカですが、
目立ち過ぎない存在感、脇として最強のビジュアル、確かな実力、
全てを兼ね備えた素晴らしい上級生スターだと思います。
けど、やはりトップも組長もそのまま続行、というのは、
さすがに許容されない気がするんですよね…。
元々副組長のように一旦専科に行き、
ほとぼりが冷めた後にひっそりと退団というのが、
一番無難というか、名誉回復に繋がる終局だと勝手に思っています。
で、万里柚美、高翔みず希、悠真倫と、
専科生の管理職経験者の誰かを新組長として登板。
(美風舞良の宙組戻りも有りなのかしら…?)
一方の現副組長は97期生とまだ若いですから、続投も可でしょう。
そしてやり玉に上げられた娘役2人ですが、
路線娘役は組長パターンで一旦専科、
上級生別格娘役はこの前退団した100期生と同じような去り際が、
一番無難な気がします…。
あとは、路線スターの整理ですよね。
個人的には詰まりの象徴である101期生の鷹翔千空はもちろんのこと、
103期生の亜音有星も外に出してあげた方が良い気がしてきてます。
なんだか立ち位置的に不穏ですし。(小声)
それこそ学年的には雪組なんてピッタリ(同期の夢白もいるし)ですけど、
高身長キラキラという持ち味的には真反対なんだよな…。
結局のところの解決策
そして反対に、外の血(特に娘役)も居れる必要があるわけですけど、
それが自分だとしたら、ぜってー嫌ですよね。←
それこそ、相応の対価がないとやってられません。
って考えると、やっぱりトップの落下傘というのが、
一番綺麗というか理にかなってしまうんですよね。
中堅組をちょこまか入れ替える必要もなく、上からの改革が可能だからです。
果たして宙組の今後がどのようなものになるのか、
静かに見守りたいと思います。
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コメント
いつも興味深く拝見しております。
この件については、ご遺族に誠意を見せてほしいということに加え、まさに「ここまで大きくなった事態の対外的な落とし所はどこなのか」という問題がありますね…。先の大シャッフル案と合わせて色々と考えながら読ませていただきました。
ところで、公演情報が発表されたファイナルファンタジーですが、ゲームを夫がプレイしていたのを隣で見ていましたが、かなり重いシリアスなストーリー(敵味方問わず登場人物がバンバン退場)でして、果たして今の宙組で演じることができるか、要らぬお世話かもしれませんが心配になってしまいました…。どうするんでしょうね、ホント。